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新庄から米沢へ:雪景色の車窓と米沢牛に癒される山形の旅路

陸羽東線が不通の為に代行バスで、鳴子温泉駅から新庄駅までやって来た続きです。

代行バスで新庄駅までやって来ました。1時間45分程の路線バス旅でしたが、色々な景色が見れたのとローカル線の現実を見た感じがして、時間が経つのが早く感じました。とは言え路線バスでトイレは無いので、乗車前に済ませておいた方が良いと思います。鳴子温泉駅からここまでずっと乗車していたのは、私のような観光客のみでした。平日では無いのでなんとも言えませんが、バスの運転手さんの問題が無ければ、バスの方がコスト的にも柔軟性でも良いと感じます。通った道も国道がメインで路面状態も良かったです。国道なので国が道路に何かあっても対応出来ますし、JRは民間企業なので儲けがなければ単独での復旧は難しいのではと思います。色々と乗車中は考えてしまいましたね。

この後は新庄駅から山形新幹線に乗車して、山形県内を南下します。東京行きでずっと乗車すれば帰れますが、この電車では東京に帰りません。

新庄駅を出発です。山形駅からお客さんが増えるだろうなと思っていましたが、予想より新庄駅から乗車するお客さんがいました。この駅から乗車すると言う事は地元のお客さんの利用も一定数あるのでしょうね。

とは言え乗車した車両には半分はいなくて静かな車内でした。

代行バス乗車時は雲が多い天気でしたが、新幹線利用時には日差しが出て来ました。同じ山形県内でも変わりやすい天気のようです。とは言え雪が降らなくて一安心と言ったところです。

途中では小国川を渡ります。凍ってはいなくて穏やかな川の流れで良い景色でしたね。新幹線とはいえ在来線区間を走行するのでこのような景色を見ることが出来ます。フル規格の新幹線では見ることの出来ない光景です。

最初の停車駅は大石田駅です。駅周辺は街中になっていてこの辺りではある程度のお客さんがいそうな雰囲気です。山形駅から新庄駅までの区間は山形県が推し進めて出来たようなので、ある程度の大きさの駅は需要喚起の為に停車するのでしょうね。

大石田駅を過ぎると東北らしい景色を見ながらの新幹線旅です。ここから暫くはずっと山を見る形になります。この辺りでは雪が多く残っていました。景色を遮るものも少ないし、新幹線とはいえ速度も早くは無いので、ゆっくり景色を追う事が出来ます。

次の停車駅は村山駅です。雪に覆われた田畑が続いていましたが、村山駅到着前になるとかなりの街中になりました。この辺りも人口が多そうに見えました。新幹線が停車する駅は立派に整備されている印象です。

在来線を通るので当たり前ですが踏切を通過します。このような状況を見れるのも山形新幹線ならではです。踏切で新幹線が通り過ぎるのを見てみたい気もします。

次の停車駅は、さくらんぼ東根駅です。この辺りは東根市ですが、さくらんぼの収穫が日本一と言う事からこのような駅名になっているようです。地元の首長がこのような駅名をお願いしたのかも知れませんが、個人的にはシンプルな駅名の方が好きです。この辺りは人によって考え方も変わるのかと思います。車内から見ただけですが、駅舎の建物が立派な感じに見えました。色々と費用をかけて、山形新幹線の対応をしているんだなと感じます。

次の停車駅は天童です。この駅には以前に数時間ですが来た事があります。天童といえば個人的には「将棋の街」というイメージしかありません。将棋駒の大半は天童市で作られているようです。この辺りではお客さんが多くホームにいましたが、恐らくこの先の山形駅が目的と思われ、次の普通電車を待っているようでした。まぁ当然ですよね。

そして山形駅に到着です。乗車した車両ではこの駅に到着するまでは殆ど人の動きが無かったのですが、この駅で降りるお客さんがいて、それ以上に乗車してくるお客さんがいました。日差しがあるせいか新庄駅にいた時よりも暖かそうな印象を受けました。

山形駅を出発すると田畑に雪が殆ど残ってない状態になりました。同じ山形県内でも新庄駅から出発した時に見た景色と明らかに違っていました。心なしか遠くを見ると山に残っている雪の量も違っているように見えます。そして途中では須川を見ながら少しだけ並行して走行していました。山形駅を出発して暫くするとこのような長閑な景色に変わります。

乗車した新幹線は、かみのやま温泉駅を通過しましたが、暫くするとポツンと高層マンションが見えて来ました。スカイタワー41です。この辺りのある意味景色の見どころと言って良いくらい、田舎の中で突如と高層マンションが立つ様子はとても不思議な感じがします。住んでいる人は遮るものが周りにないので、さぞかし景色が良いのでしょうね。このような景色を見る度にどんな人が住んでいるのか気になります。

更に南下すると再び雪が多く残っているエリアとなりました。トンネルをこの辺りで通過した印象はなく、平地をずっと進んでいるように見えましたが、急に雪の状況が違って来ました。同じ県内でも地域によって違うことを実感します。

更に進むと赤湯駅が近くなり、高台を走行するようになるのですが、そこから見る南陽市の街並みの景色がとても綺麗でした。こう見るとこの辺りも人口が多いエリアのようです。

米沢駅に近くなると羽黒川を渡ります。この川を越えると再び街中になり米沢駅に入って行きます。

そして米沢駅にて下車しました。次の停車駅は福島駅なのでここまでが新幹線駅で言うと山形県内になります。新庄駅から1時間20分程の時間をかけて山形県内を南下して来ましたが、地域毎に雪の量も異なり、自然豊かな景色もあれば街中の景色もあり、そして踏切を通過したりと在来線ならではの新幹線旅を楽しむことが出来ました。在来線なので速度は出ていませんが、それでも約80分もの時間をかけて県内を新幹線で移動するので、山形県は広いんだなと言うのも感じました。

米沢駅の駅前ロータリーと駅舎の様子です。何度かこの駅には来た事がありますが、昔から駅や駅前の雰囲気は変わってないなと言う印象です。到着した時には夕方の時間帯で夕食には若干早い感じもしましたが、混雑する前に食事する事にしました。鳴子温泉駅で食事してから代行バスと新幹線に乗車しただけなのですが、それでもなぜかお腹は空きます(笑)。

米沢と言えば月並みですが、やはり米沢牛を食べてみたいものです。米沢駅から数分歩いて事前にリサーチしていた「米沢牛 牛鍋おおき」さんにやって来ました。リサーチ通りに営業していて良かったです。

東京に住んでいると、そう何度も米沢に来る事は出来ません。折角旅行で来たのでここはケチるところではないと思い、奮発して「極上牛鍋定食(4000円)」をタブレットから注文しました。地方の食事処なのでタブレットで注文とは予想外でしたが、タブレットの前で何を注文しようか、何度も行ったり来たりしてしまいましたね(笑)。

こちらが実際に出てきた定食です。火が通ってない状態で運ばれて固形燃料に火をつけて出来上がるまで待ってから頂きます。待っている間が凄く長く感じました。米沢牛はとても柔らかくて旨味があり美味しかったです。味付けも濃くなく鍋に入っている野菜も良かったです。食べながら一人でニヤニヤしてしまいました。旅行中にケチらず良かったです。大満足な夕食となりました。

食事は駅の西口でしたが、食事後は東口に移動して予約したホテルまで少し歩きます。その前にマックスバリュで飲料やデザートを購入してからホテルに向かいます。ホテルへの道は一本道なので迷う事は無いのですが、少し距離はありました。

予約したのは、安定のホテルルートインです。駅から少し距離はありますが、大浴場があるのでこちらに決めました。なぜ駅から離れた場所にルートインがあるのかと思ったら、すぐ近くにNECの工場があるようです。歩いている人は殆どいませんでしたが、駐車場には車が多くあったので基本的には車で向かうホテルなのかも知れません。

どこに行っても同じようなレイアウトであり設備なのは、何だか安心感というか信頼感もあります。ベッドの頭付近の上部には充電しながらスマホが置けそうなのが良いですね。そして手の届く範囲で冷暖房のスイッチにもギリギリ手を伸ばせば操作出来ますし、目覚ましもありで「わかっているな」と言う感じがします。

机もパソコン作業するのに充分なスペースを確保してくれています。別の某チェーン系のホテルでは椅子に座るとすぐ後ろにベットがあるので座るのに多少窮屈な時を感じるものですが、ルートインはその点でもバッチリです。

地味に嬉しいのはACアダプターが二つ使えると言う事です。前日に古川のホテルに宿泊した際にはコンセントの間が狭過ぎてアダプターを一つしか利用出来なかったのですが、ルートインはその辺りも地味ですが考えられていて非常に好感が持てます。

洗面、トイレ、風呂も充分です。大浴場を利用するので部屋の風呂は結局利用しませんでした。トイレはウォシュレットも当然のように装備されています。

インターネット速度も全く問題無かったです。アプリでの結果もそうですが、実際に利用中も遅かったり切れるような事はなく快適にインターネットを利用する事が出来、翌日の行程を確認していたりしました。

部屋に少しいた後は大浴場へ行ってゆっくりしていました。駅から少し歩いてもやはり大浴場がホテル内にあると言うだけで、選んで良かったと思います。たまたまかも知れませんが、大浴場にお客さんが少なかったので快適に過ごせました。

部屋に戻って購入した飲み物やデザートを頂きながら翌日に向けてゆっくりネットして過ごして夜が更けていきました。翌日の様子は次回で。ここまでの様子を動画にしていますので合わせてご覧下さい。

 

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