ボゴール植物園、ジャカルタ大聖堂の観光をした翌日でインドネシア・ジャカルタ観光の最終日です。
ジャカルタ最終日です。滞在中はずっと天気が良くて熱中症になりそうなくらいでした。
最終日もホテルのビュッフェで朝食です。お客さんが多かったですがこの日も日本語が聞こえるような事はありませんでした。と言うかジャカルタ旅行中に日本人を殆ど見なかったような気がします。広義に言えば東アジアの人が余り居なかった印象です。
前日までは郊外に観光してましたが最終日は夕方に空港へ移動するので近場を観光します。まずは最寄りのバス停から最初の目的地に移動します。
バスの移動にもすっかり慣れました。乗車したバスの終点まで移動します。
終点のバス停から降りると景観の良い場所に出ました。静かでとても雰囲気が良かったです。
そこから数分歩いてやって来たのが、ファタヒラ広場です。オランダ植民地時代の建物が多く残るコタ地区の旧市街地の中心的な場所にある広場です。この辺りの建物はどれもその当時の面影が残る建物ばかりで歴史を感じます。ここには多くの観光客のみならず地元の方も多く居ました。
暫くは広場周辺を散策しました。その一角にはインドネシア銀行博物館があり見学しようと思いましたがお休みでした。この辺りの施設も昔のままなのでしょうね。とても趣がありました。
そのままの流れでジャカルタ・コタ駅にやって来ました。この駅はジャカルタ都市圏をカバーする多くの路線が発着する主要な駅です。
駅舎内に入ると多くのお客さんがいました。オランダの建築家が1929年に作って開業した駅で、アールデコ様式が取り入れられています。とてもモダンなデザインと伝統的な要素を融合していて魅力的な駅舎となってます。
ジャカルタ・コタ駅の7番ホームから電車に乗車して次の目的地へ移動します。8番線から11番線は昨日訪問したボゴールへ行く路線となってました。本数が多いと思ってましたが、始発駅となるこの駅のホームも多かったです。
7番線のホームで電車を待っている時に気がついたのですが、電車のドアとホームの高さが違うので階段のような形で調整されていました。日本の中古車両をかなり使っていますが、それまでの電車はもっとドアの位置が低かったという事でしょうね。前日ボゴールへ行く時に利用した駅は1993年に日本の援助で駅が高架になり、その際に同じ高さになったと思われますが、ジャカルタ・コタ駅は昔からの駅なのでそのままにしつつ、電車に合わせて階段を設けているのかと思います。ホームを作り直すとかなりの工事になりそうですしね。
折り返しの電車が来ましたので乗車します。この電車も日本の中古車両でしょうか?!見たことあるような無いような、、。そしてこの電車も車両編成が長かったです。
ジャカルタ・コタ駅を出発すると幾つかの線路が分岐して行きました。どの路線も電化されていました。
日本と余り変わらないような気が一瞬しましたが、右側通行の反対側の線路に人が歩いていたりと、日本だと安全確認で電車が止まりそうな状況が普通にありました。
場所によっては線路脇に家がありました。日本だと柵がありそうな状況ですが、インドネシアでは普通にこのような光景を見ました。
途中駅の様子を見て見ましたが、多くのお客さんがいました。電車やバス等の公共交通機関の利用が多くされている印象です。
そして目的の駅であるアンチョール駅にやって来ました。駅降りて目の前が車の交通量が多い道路でして小さい駅のように思えましたが、多くのお客さんがこの駅で下車して行きました。
Google Mapで目的地までのルートを確認して駅から歩きます。駅降りた半分くらいの人は同じ目的地のようでした。途中では車の交通量が多いにも関わらず、信号のない箇所もありGoogle Mapで示された時間より多く時間が掛かりました。
やって来たのはテーマパークにもなっているアンチョール公園です。敷地内に入るのに車も歩いて行く人も有料となってました。
敷地内に全体を示すような地図が見つからず、まずは海に出て見ました。この辺りはジャカルタ湾になるようです。日差しが厚くて熱中症になりそうなぐらいでしたが、海からの風がとても心地良かったです。暫くは海の見える所で日陰を見つけて飲み物飲んで休憩しました。
敷地内を奥に進むと景観の良い場所となりました。海の向こう側には家々がありどうやらリゾート地のようでした。
更に奥に進むとゴンドラが見えました。上からならどのような構造にこのエリアがなっているのか分かり易いのでチケットを購入してゴンドラに乗ってみる事にしました。
ゴンドラからまず見えたのはとても大きいウォータースライダーでした。敷地内はこのような遊園施設もあるようでした。
ゴンドラはジャカルタ湾に向かって更に進みます。
そのまま進むと海水浴場のようなエリアもあり地元民が遊ぶ姿が見えました。ここまで歩くとかなり距離があるのでゴンドラを利用してサクッと上から見れて良かったと感じました。この辺りでゆっくり海水浴するのも良さそうですね。
終点まで行って降りる事も出来ましたが、折り返しこのまま乗車する事も出来たのでそのまま乗車して戻る事にしました。
帰りもジャカルタ湾の景色を見ながらで眺めがとても良かったです。ゴンドラ内は暑いのかなと思いましたが、窓が空いていて海からの風が心地良かったです。この辺りまで歩くとなると暑い中大変だったので手軽にゴンドラから景色を見れて個人的には十分でした。
ゴンドラでの見学を終えて戻る事にしましたが、その途中でスターバックスがあったので休憩しました。暑かったので食欲は余り無かったのですが冷たいものを飲みながらパンを食べて簡単に昼食としました。暑いと食欲より冷たい飲み物ですねw。
アンチョール公園を後にしてアンチョール駅まで戻ります。若い人を中心に意外と歩いて駅まで行く人がいました。15分以上は歩きますが電車利用すれば格安に済みますしね。
無事にアンチョール駅まで戻って来ました。偶然ですが駅について暫くすると電車がやって来たので殆ど待ちなしで済みました。
一旦ジャカルタ・コタ駅に戻って来ました。その後は前日と同様にボゴールへ行く電車に乗り換えしました。
そして前日に下車したジュアンダ駅で下車しました。改めてみるとジャカルタ・コタ駅のようにホームと電車のドアとは段差が余りないので、ジャカルタ・コタ駅であったような階段がホームにはありません。この駅が新しい事がそこからも分かります。
そして前日に続いて改めてイスティクラル・モスクにやって来ました。前日夜に来ましたが中を見学出来ずにいたのでジャカルタ観光の最後に来た次第です。
近くにいた人にツアーの集合場所を聞いて来ました。丁度15時からのツアーに参加出来そうです。今までは日本人を殆ど見る事が無かったのですが、ここで初めて日本人を見ました。現地の方も連れでいたのでガイドさんに連れられて来たように見えました。簡単な受付をして始まるまで待ちます。因みにツアーは無料で参加する事が出来ました。
そしてツアーが始まりモスクの中を見学する事が出来ました。敷地内に12万人の信者を最大で収容する事が出来ると言う事で建物内はとても大きいのはもちろんですが、とても煌びやかで豪華でした。東南アジア最大のモスクだけはあります。昼間でも信者の方が祈りを捧げに来ていました。白い線がありますが、イベントの際には多くの信者が来てその線を目安に並んで祈りを捧げるようです。
ガイドさんは分かり易く説明していました。撮影して良いタイミングも明確に指示して言ってくれたので良かったです。
説明ではこの白いマス目に信者一人ずつ座って祈りを捧げるようです。イベントの際には全て埋まると言う事なので凄いですね。そして前夜見たジャカルタ大聖堂も後方に見えました。イスラム教とカトリックでこれ程の規模の施設が道路隔てて隣り合わせにあるのは世界でも珍しいとの事でして、多民族国家のインドネシアでは様々な宗教を尊重しているからとの事でした。イベント時は双方で協力して交通整理するなど協力しあっていて「決して(Never)ケンカせず尊重しあっている」と言うガイドさんの「Never」と言う時の強調した言い方が印象に残りました。宗教の信仰は自由であるべきなので、世界中でこうあって欲しいですよね。
モスク見学した後に前夜に行ったジャカルタ大聖堂も改めて見学したくなり道路を渡って立ち寄って見ました。前夜はミサで開放されていましたが、この時は観光用で入口で衝立がありこれ以上先には行けませんでした。信者が行くべきだと思うとこれが通常時は自然なのでしょうね。
前夜はゆっくり歩いてホテルまで戻りましたが、この時はバスを乗り継いでホテル近くのバス停までサクッと移動して来ました。最初はバスに乗車出来ず苦労しましたが、すっかり地元民に混じって乗車する事が出来るようになっていました。
観光を終えて預けた荷物を受け取りにホテルに戻りました。予定よりは少し早めの時間に戻りましたが何があるか分からないので、遅めよりは良いかなと。と言う事でこの後は荷物を受け取って帰国の途につきますが、その様子は次回で。
ここまでの様子は動画にしてますので合わせてご覧下さい。