ラオス・ヴィエンチャンでの観光を終えた続きです。この後は日本へ帰国しますが今回はその時の様子をブログしたいと思います。
観光を終えてホテルに戻り、預けたバックパックを持ってこれからまずは空港に向かいます。ランドマーク ヴィエンチャン ライフセンターはとても過ごし易くて良かったです。上層階と言う事もあり虫も気にならず、アメニティも外国のホテルにしては揃っていました。ネットがもう少し安定していれば文句の付けようが無かったのですが、ホテルのキャパ的な問題なのか、そもそもヴィエンチャンでのネット事情がそれ程安定しないのかは定かでは無いので、何とも言えません。
まずは空港まで行きますが、時間に余裕があるので配車アプリを使わずにバスで行って見る事にしました。ホテルからバスセンターまでは歩いて数分と言う事もあり、安く行けるであろうと言う思惑もありました。事前にバスの時刻は調べていたので、後はバスセンターにあるどのバスに乗車すれば良いのかを探します。
こちらのマイクロバスのようなのが空港へ行くバスでした。行き先にAIRPORT LINEと記載があり間違いなさそうですが、もっと大きなバスだと思っていたので予想外の大きさでした。首都の空港へ行くバスなのですが、このサイズで賄えるほどの需要だと言う事なのでしょうね。日本からの援助されたバスなのか、日本の国旗もバスにはありました。
バスセンターから出発した際には私含めて二人の乗車だけでした。確かにこのサイズで賄えるんだなと言う感じです。途中から数人乗車して来ましたが、それでも5人は居ませんでした。ヴィエンチャンの街ともこれでお別れなんだなと思いながら、流れていく景色を見ていました。国内外どこでもそうですが旅先から帰る時は寂しいものです。
30分前後の乗車でワットタイ国際空港に到着です。何度も言うようですが首都の空港とは思えないくらいのんびりした雰囲気です。
チェックインカウンターがまだオープンでは無いので、コンパクトな空港を見学しました。ラオスに来た時も空港を見学したのですが、ずっと椅子に座って待っていても勿体無い気がしたので、改めて見学したのですが、国際線、国内線ともに直近でこの空港を離発着するフライトが無い事もあり、制限エリアへ行く入口はどちらも閉まっていました。フライトも多くは無いですし、幾つか就航している航空会社のカウンターも閉まっていて中休みという感じです。
帰りはベトナムのLCCのベトジェットエアを利用します。ベトナムのホーチミンでトランスファーして日本へ帰国します。行きは上海経由でしたがそれと比べると、一旦南に行ってから日本へ行くので、少しルート的には遠いかも知れませんが、単純にリーズナブルな価格でチケットが取れたのでこちらを利用します。ちなみにこのブログを執筆している2025年5月現在で、ラオスへ日本から直行便を出している航空会社はありません。
今回利用するベトジェットエアは以前から知っていましたが、利用するのは初めてです。LCCなので優先カウンター等は無いので、少し早めに並んで、ホーチミンまでのフライトと、ホーチミンから成田までのフライトのチケットを発券して貰いましたので、ベトナムには入国する必要なくそのままトランジットします。
出国して制限エリア内に来ました。空港の椅子にはUSBや電源があるところが当たり前になっていますが、この空港には全くありませんでした。壁際にコンセントがありそこを勝手に使っている人はいましたが、それすら限られた数しかないので、この日朝からずっと観光していた私にとっては充電出来なかったのは少々残念ではありました。
しかも電源が厳しい時に限って、出発は30分遅れとなりあまりスマホを利用しないようにして、シンプルに席で搭乗時間になるのを待っていました。ラウンジは一つありましたが、正直外から見ただけで、びっくりするくらい簡易的な感じでして無理に利用しなくても良いのかなと思いました。
時間になり機内に入ります。LCCなので有料の座席指定はしませんでしたが、3列+3列の中央列となってしまいました。国際線とはいえこの区間は短い時間なので良いと言えば良いのですが、左右にお客さんもしっかりいたので、やはり窓側か通路側の方だと嬉しいのが正直なところです。
偶然ですが、私の横の人が日本人女性でした。声をかけませんでしたが、日本のパスポートを持っていたのを見て分かったのですが、ヴィエンチャンで殆ど日本人を見なかったので、どんな目的で来たのか少々気にはなりました。
約30分遅れでヴィエンチャンから離陸です。窓側席では無いので正確では無いかも知れませんが、大都会のような煌びやかな街の灯りがあるという感じでは無さそうでした。ヴィエンチャンはとても長閑な街で有名な観光場所があるという訳では決して無いのですが、とても良い街でしたね。日本人と言うより観光客自体が少ない印象で街を歩いていても慌ただしさが無いのが良かったです。人も良いし余程の暗い夜道で無ければ怖さも感じる事はありませんでした。物価的にもリーズナブルだったのも嬉しいポイントです。
LCCなので機内サービスは有償です。時間的にも長くは無いので購入する人は殆どいませんでしたが、数名飲み物か食べ物を購入している人がいたようです。
ベトナムのホーチミンまで約2時間のフライトです。機内が明るくなっていた時間はとても短かく、着陸態勢に入ってシートベルト着用サインが出ると再び真っ暗に機内がなりました。航空会社によって夜間飛行の際には暗くなったり明るいままだったりしますが、ベトジェットエアは着陸のかなり前から照明を落としていました。
そしてホーチミンのタンソンニャット国際空港に着陸して最初の区間を終えました。
予想外にホーチミンでは沖止めでした。前と後ろから分かれて飛行機から降りる形をとっていました。タラップから降りて近くで見る飛行機はやはり迫力がありますね。
こちらの空港にはコロナ禍前に来ていて、ホーチミンを観光していました。他の飛行機も到着したのかイミグレーションには多くの人が並んでいましたが、それを横目に国際線の乗り継ぎカウンターへ移動します。
国際線の乗り継ぎは難しい事はなく、空いてもいましたのでサクッと制限エリア内に来る事が出来ました。成田への飛行機の搭乗口を確認して出発時間も変更なさそうなのを確認しました。搭乗口までの場所を確認しておくと何かと安心です。
搭乗口を確認した後は、時間までラウンジで休憩です。ラオスからの帰りのフライトのチケットをTrip.comで予約したのですが、Trip.comで無料でラウンジ招待をしてくれたので、そのラウンジに入ったのですが、このラウンジは宗教上の理由で食べ物がそれに合わせての提供なので正直日本人にとっては余り良くはなかった感じでした。ラウンジに来た他の理由としては、スマホやカメラの充電をしたかったのですが、電源もある所が限られていたので、その点でも厳しかったです。結局座っている所には電源はなく、壁際の空いている所で充電出来ましたが、座っている席と遠いので、スマホが使えず手持ち無沙汰になりました。ラウンジは充電設備を充実させて欲しいのですが、そんな思いがあるのは私だけでしょうか?しかも今回はLCC利用なので機内にも電源はありませんので、空港滞在中が充電出来るチャンスなので尚更です。
ラオス・ヴィエンチャンからの到着時と同様に成田へ行く飛行機も沖止めでタラップから機内に入る事になりました。LCCで徹底したコスト削減と言う事なんだろうと思いますが、私は機内に入る時にはこの方が大歓迎という感じです。この飛行機も前と後ろにタラップがあり、近い方から機内に入るという形になりました。
LCCなので今回も事前に座席指定はしませんでした。機内に入る前にチケットを見ると窓側で良かったと思ってたのですが、私の席は最後尾の窓がない窓側席となっていました。景色は見れないですが深夜便なので逆に外からの明かりに悩まされる事がないので、機内で少しでも寝ると言う意味では良かったのかもと思った次第です。
でも今回はたまたまですが、深夜便で利用する際にはLCCでも起こされないよう窓側の席を有償で確保した方が良いのかもなと感じた事もありました。今後も利用すると思うのでまたじっくり考えたいと思っています。
使用機材はA321 ACF LRとなっていました。まずACFは「Airbus Cabin Flex」の略で、2018年以降に導入された機種で、機内のキャビン構成を変更して、最大収容乗客数を増やした機種とのことです。最後のLRは「ロングレンジ」の略で、航続距離が延長されたモデルです。
他の座席に人がどんどん入っている中で、私の横はいつ来るんだろうと思っていたのですが、結局来なかったです。予想外の嬉しい誤算という感じで足を斜めではありますが伸ばす事が出来ました。横に人がいるのと居ないのでは全然気持ちの面で違うのでラッキーでしたね。但しガッカリした点もあって最後尾なので気兼ねなく座席を倒せると思ってましたが、座席はリクライニングしないシートでした。これは最後尾だからというより恐らく全ての席でそうなんだろうと思います。
日本行きなので機内では日本語が多く聞こえましたが、乗客的には日本人は少数派という印象でした。
そして機内照明が落とされて、ホーチミンから成田に向けて離陸となりました。飛行時間は5時間40分となっていました。その間に少しでも寝れればと言う感じでしょうか。
ホーチミンは一度来た事がありますが、とても良い所だったのでまた観光で行ってみたいです。離陸時に景色が見えないのは残念ではありますが、外からの光が入って来ないので、寝やすさはあるかなと照明が落とされた際に感じました。
LCCで機内サービスは有償で恐らく深夜便と言う事もあり利用する人は少ないと思われますが、シートベルト着用サインが消えて安定飛行に入り一旦は機内が明るくなりました。早く暗くなって欲しいと思いながら、アイマスクをして少しでも早く寝るようにしました。機内サービスが実質無いので起こされる事もないのが、LCCの良いところで深夜便での利用にピッタリなのではといつも思います。ラウンジで事前に食事を済ませる事が出来れば尚更です。
気が付くとシートベルト着用サインが点灯して最終着陸態勢に入ると言う時に起きました。放送が無ければもう少し寝れていたのかもと思うくらい、意識が全く無かったので寝れていたような感じでした。足を伸ばす事が出来たのが寝れた要因なのかもしれません。勿論機内サービスが無いのでCAさんに声掛けされる事も無かったので、LCCのデメリットとされる点がメリットになった瞬間だと感じました。とはいえ機内での話なので、家で寝るのとは起きた時のスッキリ感は全然違いますが、それでも成田空港から自宅に帰るには十分な体力回復が出来ました。
そして成田空港に着陸となりました。時間も思ったより感じずにいたので、そう言う意味では良いフライトだったのかなと思います。是非深夜便のLCCを利用してみて欲しいですね。FSCだと寝ていても機内サービスの為に声を掛けられる事がありますが、それが無いと分かっているだけでも気分が違います。
と言う事でベトジェットエアを乗り継いで、ラオスのヴィエンチャンから無事に帰国しました。初めてこの航空会社を利用しましたが、ヴィエンチャンからのフライトは遅れたものの、問題なく成田行きのフライトの乗り継ぐ事が出来ました。費用も抑えて移動する事が出来て、最後は横に人が来なかったと言うおまけも付いた事もあり、総じて満足な帰国旅でした。
ラオスのヴィエンチャンへは直行便が無いので、日本から決して行きやすいとは言えませんが、のんびりしたとても良いところでしたので、是非一度行ってみて欲しいですね。正直地味な印象ではありますが、観光客も少なく現地での雰囲気を味わうのに良い街です。物価的にも過ごしやすいと思いますしね。
今回の様子は動画にもしてますので合わせてご覧下さい。