今回は武蔵野線から乗り換えなく大宮駅へ行ける電車に初めて乗車してとても便利だったのでご紹介しようと思います。知っている人は今更感があるとは思いますが、、。
武蔵浦和駅にやって来ました。通常と言う言い方で良いと思いますが武蔵野線でこの駅まで来て大宮駅へ行くとなると埼京線に乗り換えて大宮駅まで行く必要があります。或いはお隣の南浦和駅で京浜東北線に乗り換えて大宮駅へ行く事も出来ますが、いずれにしても乗り換えが必要で尚且つ利用者が多い路線で乗り換えのお客さんも多くて時間が掛かります。勿論接続する電車が直ぐに来るとは限らないので待ち時間がある場合もあります。
1日に3本のみですが武蔵野線の千葉県方面から大宮駅へ直通で走行する「しもうさ号」と言う電車を運行していてこの日は偶然にタイミングがあって乗車する機会が出来ました。
ホームで電車を待っている間に気が付いたのですが武蔵野線が2023年4月で50周年と言うポスターを見ました。もうそんなに月日が経過しているのかと言う感じです。昔は田畑が沿線に広がり中央線車両のお古を使っていて明らかに他の通勤路線とのポジショニングが一つ下の様な雰囲気を否が応でも感じてたのが正直な所ですが今は沿線に家が多くなり駅近くにモールが出来たりして明らかに昔とは雰囲気が異なり発展して来たと思います。更にこれからどんな発展をして行くのか注目して行きたい路線です。
そんな昔の印象を思い出しながらホームで待っていると「しもうさ号」がやって来ました。「しもうさ」号と命名されていても車両は通常の武蔵野線と同じです。別途料金が必要な訳ではなく普通の武蔵野線内の各駅に停車する通勤電車です。「大宮行き」と単にしても良さそうですが名前を付けて誤って武蔵野線に乗車したいお客さんが大宮に行かないようにしているのでしょうかね。
武蔵浦和駅を出発して埼京線や新幹線の高架を過ぎると直ぐに武蔵野線から離れて左に西浦和支線に入り走行します。
暫くは下に武蔵野線の線路を見ながら走行しますが暫くすると線路を上から跨ぐ様な感じで右に折れて進み大宮駅に向かいます。
そして西浦和駅付近で分岐した大宮支線と合流するタイミングで埼京線の中浦和駅と横を走る新幹線の高架を潜ってトンネルに入ります。
かなり前に「むさしの号」についてブログしましたが、むさしの号は中央線の八王子駅から出発して国立駅まで進み国立駅から武蔵野線に入って武蔵野線内を走行し西浦和駅付近で大宮支線に入り大宮駅に向かいます。西浦和駅付近からの大宮支線と武蔵浦和駅からここまでは完全な立体交差の三角区間でありとてもユニークな場所です。
中浦和駅の高架を潜って暫くすると長いトンネル区間となります。
トンネル区間を出て来るとイメージは埼京線の線路と合流しそうな雰囲気もありますが実際には東北線の線路と合流します。京浜東北線で言うと北浦和駅と与野駅間に出ます。
偶然ですが回送電車の国鉄185系とすれ違いました。定期列車での利用は無いと認識してますがそれでも今尚現役で頑張っているんだなと思いましたね。
京浜東北線の与野駅とさいたま新都心駅を見ながら大宮駅を目指します。武蔵野線で南浦和駅で乗り換えて京浜東北線を利用し大宮駅まで勿論行けますがその場合にはこれらの駅に勿論停車して大宮駅に行きますが、この電車は乗り換えの手間が無く京浜東北線の駅を横目に快調に進むので気分的にも大宮駅までのアクセスが早く感じます。
大宮操車場付近から線路を徐々に切り替えて大宮駅の11番線ホームを目指します。
そして大宮駅の11番線に到着です。駅表示を見ましたが行き先は浦和しかなく「武蔵浦和」は流石にありませんでしたw。
実際にこの区間を初めて利用したのですが今まで南浦和駅や武蔵浦和駅で乗り換えて大宮駅まで行っていた時と比較すると圧倒的に楽ですね。朝夕の3本しかこの区間は運行されてませんが今後増えたり減ったりとなるのでしょうかね。私は普段から大宮へ頻繁に行く訳では無いのでこの電車の存在を知りつつ乗車する事が出来なかったのですがとても良い経験になり、そして予想通り便利な電車だなと乗車して改めて感じました。是非利用する事があれば乗車して見て下さい。