北上線に乗車して北上駅から横手駅までやって来た続きです。
北上駅を10時前に出て、途中ではほっとゆだ駅で温泉に入って寛いでいたので午後の3時になっていました。感覚的には乗車の半数以上が北上駅から横手駅まで乗車している感じでした。2024年に100周年を迎えた北上線ですが、今は運行本数が少なくなってしまいました。ほっとゆだ駅を除く途中駅で乗り降りする人が少なかったので、途中駅がどうなるのか不安ではありますが、これからも沿線と共に歴史を繋げて欲しいと思いました。
横手駅で降りたのは2度目です。コロナ禍前に来た時には秋田駅から普通電車で来ていました。駅舎は以前と変わらない感じでしたが、駅前に立派な商業ビルが建っていて以前と変わっている印象を受けました。
折角横手まで来ているのであれば、そのまま乗り換えて通過せず名物の横手やきそば食べておきたいところです。駅から歩ける範囲にお店は多くあるのですが15時台に営業しているお店が限られていて、まずはそのお店まで歩いて向かいます。地方ではネットの情報で営業しているとなっていてもお休みだった事を多々経験していて、歩きながら営業していて欲しいなと思っていました。
駅から10分弱だったと思いますがお目当ての「やや」さんに到着です。入口の「営業中」にとても安堵しました。
店内に入ると観光客と地元客の先客がいました。空いている席に座りましたがメニューがなくキョロキョロしていると「焼きそばのみです」との事でしたので一つお願いをしました。
そして出て来たのがこちらです。お値段は700円でしたが小鉢が付いていました。目玉焼きと福神漬けがあるのが横手やきそばですね。キャベツの千切りがあるのは初めての気がしましたが焼きそばと一緒には無いので、好みに応じて麺と混ぜて食べる感じなのでしょうか。とても美味しそうな見た目です。
実際に食べてみるともちもちした食感の麺はとても美味しいですね。福神漬けがアクセントになっていて目玉焼きやキャベツと共にサクッと頂きました。小鉢も美味しくこれで700円はコスパ的にも素晴らしいですね。やはり横手に来て横手やきそばを食べる事が出来てとても良かったです。15時台と言う中途半端な時間帯に営業してくれて感謝です。
そのまま横手駅に戻るのではなく横手川を渡って遠くに見える横手城に行って見ます。前回もお店は違ってましたが横手やきそばを食べた後に見学しに行っていて今回も同じように行動しました。
横手公園入口までは何となく道順を覚えていました。そこから横手城まで山道を登って行きます。以前もこんな道だったなと思いながらマイペースで登って行きました。
横手城がある横手公園に到着するとイベントがあったようで多くの人がいました。山道を歩いている最中に人とすれ違う事が無かったのでやはりここには基本的に車で来るのかなと思いました。勿論イベントで荷物があったのでその関係もあるのかと思いますが、見学している人も多くいたのでやはり車なのでしょう。前回来た時には夕方で誰もいませんでしたので今回も居ても数人かなと思ってたので意外でした。
横手城前に到着です。以前は時間が遅く入れなかったのですが今回は時間を確認して再びここに来た次第です。入場料が100円と旅行者に優しいのが有り難かったです。入場料をお支払いして天守に行くまでに城内の展示を見学して天守に向かいました。
横手城の天守から見た景色です。予想以上に綺麗で見入ってしまいました。横手川とその向こうには横手市内の景色がバッチリ見えていました。そして遠くには鳥海山も見えていました。昔もこんな景色を城主は見ていたのでしょうね。山道を登って来ていたので景色見ながら少しここで休憩していました。城内に入って天守に来れて良かったです。
横手城の見学後は来た道を戻ります。下りの方が膝に負担が掛かったりするので上りより疲れはしませんが注意しながら山道を下って行きました。
そして再び橋を渡って横手川を超えて横手駅方面に進みます。横手城からこの辺りまでは殆ど歩いている人を見なかったです。
横手駅に戻る前に折角なのでもう一軒のお店で横手やきそばを食べて帰る事にしました。前回も食事したお店は異なりますがこんな感じで過ごしていまして今回も横手城まで歩いて景色を見つつ、少しでもお腹を減らす事も目的としてました。そして実際に2件目に来たのが「へのかっぱ」さんです。前回来てないお店で横手駅から少しでも近いお店で検索して来た次第です。
店内に入ると地元のお客さんがいました。ややさんの時も思いましたが地元の方も横手やきそばをやはり食べるんだなと。地方によっては観光客向けで名物を作ろう&流行らせようとする向きはありますが、横手やきそばに関しては地元の方も食べるし、それがしっかり横手の名物になっていると言う印象です。
ここでも横手やきそばを注文しました。お値段は600円となってました。目玉焼きと福神漬けがあるのは同じでしたが千切りのキャベツはありません。逆に一般的な焼きそばと同様にキャベツは麺と一緒に焼かれて入っていました。千切りのキャベツはややさん独自のアレンジなのでしょうね。横手城に行って帰って来たので少し時間が空いたとはいえ、横手やきそばの梯子をして食べ飽きるかなと思いましたが、そんな事は気にならないくらい美味しく食事する事が出来ました。今回2件のお店に行きましたが改めて振り返ると違いが多くあり、一言で「横手やきそば」と言っても色々とお店によって違いがあるので、横手に行った際には色々なお店で横手やきそばを食べ比べて見て欲しいですね。
横手やきそばを2軒で食べて横手城からの良い眺めを見て、短時間でしたが良い時間を過ごせました。この後は東京に戻るだけです。横手駅に戻った後は秋田行きの普通電車に乗車します。
横手駅を出発です。ロングシートの車両でして夕方の時間帯でしたがウィークエンドと言う事もあり通勤・通学客は不在で比較的空いていました。
夕焼けの景色を見ながらの移動です。座っている前にお客さんが居なかったので良い雰囲気の景色が見れて良かったです。
20分足らずの乗車で途中の大曲駅で下車しました。この駅から乗車するお客さんはそこそこ居ましたが、降りるお客さんは少なかったです。
大曲駅から秋田新幹線に乗車して東京に戻ります。
秋田新幹線の大曲駅ホームは行き止まりになってます。これはスイッチバックする為でして秋田駅から大曲駅まで来て進行方向を変えて盛岡方面へ進みます。
秋田新幹線がゆっくりホームに入線して来ました。ホームにはそこそこのお客さんが待っていました。横手やきそばをハシゴして食べたのでお腹いっぱいでした。飲み物だけ買って車内に入ります。
大曲駅を出発です。お客さんはそれ程多くはなく静かな車内となっていました。座席はスイッチバックして東京に向けて進むので進行方向になっていました。逆に言うと秋田駅から大曲駅までは逆方向の座席向きとなります。
車内販売がありましたので途中では、カチカチで有名なアイスを食べて帰京となり今回の一泊二日の旅を終えました。
今回は東北新幹線に乗車しながら食べ歩きして、北上駅から北上線に乗車し、途中では駅横の天然温泉・ほっとゆだで寛いで横手駅まで乗車して北上線を完乗しました。そのまま直ぐに帰るのではなく横手やきそばや横手城からの景色も見れて、駆け足での旅行でしたが色々な経験をする事が出来てとても充実していました。また旅に出て色々な発見を得たいです。
今回の様子は動画にしてますので合わせてご覧下さい。