モンゴルツアーの続きです。遊牧民の家を見た後は更に奥へ進んで観光を続けます。

更に道路を奥へ進みます。どこまで道路はあるんだろうと思いながら見ていました。途中では牛に待たされるような事もありました。のんびりした光景です。牛は結構道中で見ましたね。先程の話だと遊牧民の方にとっては貴重な収入源になるからだとは思うのですが、それにしても囲いがなく、文字通り放牧されているような感じに見えました。

途中から砂利道に入って暫く進むと遠くに次の目的地が見えて来ました。既に国立公園内に入っているようです。また牛が道路を横切ろうとしていますが、こんな光景ばかりでした。

やって来たのは「タートルロック」と言う観光スポットです。「タートル=亀」のように岩が見えると言う事でその名前がついて、観光名所になったようです。実際に少し離れた場所から見ると確かに亀のように見えました。逆に近くまで行くと巨大な岩という感じになるので、お土産屋さんがある少し離れた場所から見ていました。
観光中に路線バスを見ました。ガイドさんに質問したところタートルロックまではバスで行けるとの事でした。ウランバートル中心地から郊外までバスで行って、郊外から市内を出るバスに乗車するような感じらしいです。実際運行本数も不明ですし、タートルロックだけ来てもと言う感じもするので、やはり実質的にはツアー(車)で観光客は来るしかないとは思いました。万が一ここでバスに乗車出来ず帰れなかったら詰んでしまいますしね。観光客も多かったですが、まず間違いなく車だと思います。
タートルロックの後ろに白い屋根をした遊牧民の家が見えますが、ここまでのドライブ中に、あのような感じで至る所で家を見ました。

ソフトクリームを近くで売っていたので購入して、タートルロックを見ながら休憩していました。この日はとても天気が良かったのですが暑かったです。もっとも日本のような酷暑というのではなく、サラッという感じではありました。

お土産屋さんがありました。日本語も書いてあったので日本人も多く来るのでしょうね。ウランバートル中心部より安いのかどうかは分かりませんが、なぜかガイドさんが色々と買い物をしていました。

タートルロックを見た後はそのまま未舗装の道を進みます。最後の観光スポットは近いとの事でした。未舗装の道を結構走行していましたが、雨が降って道がぬかるんでいたら、ガイドさんの普通車で行けるのかなと思ってしまうくらい、未舗装だけではなく凸凹していました。

道も広くはなかったのですが、目の前に観光バスが走っていてビックリです。モンゴルの方はマナーが良い人が多く、譲り合って進んでいました。街中でも横断歩道渡ろうとした際に、一時停止してくれる人が大半でした。

目的地の駐車場に車を置いて歩いて行きます。この先に何があるんだろうという感じです。ガイドさんは淡々と歩いて進んでいました。

こちらが入口のようです。ツアー代金に含まれているので、ここで支払う事はありませんでした。仮に支払ったとしても大した金額では無いですね。

中に入って直ぐの場所で遠くに「アリヤバル寺」が見えました。ガイドさんが説明してくれましたが、あそこへ行って観光すると言うのが最後の観光のようです。ガイドさんは車で待機しているので、指定の時間までは自由行動との事でした。それにしても険しい山の中腹の凄い場所にお寺があるので、観光スポットになっているんでしょうね。

右側に未舗装の道があり、ショートカットして行けるようですが、観光客は是非左の舗装された所を通って行って欲しいと言う事でしたので、素直に従ってマイペースで歩き始めます。

歩き疲れて休憩兼ねて後ろを振り向くと、素晴らしい景色を見ることが出来ました。ゴールのアリヤバル寺に到着したらもっと良い景色が見れそうです。

途中では木で出来た吊り橋もありました。多くの人が吊り橋を同時に渡ると大丈夫なのかなと言うくらい、かなり揺れる橋だったので高所恐怖症の人は下を見ないで、そそくさと進む方が良さそうな感じでした。

最後の難関がこの階段です。ここまで結構歩いて来ていましたが、最後のもう一踏ん張りと言う感じです。

やっとの思いで、アリヤバル寺に到着です。チベット仏教の僧侶や信者が瞑想を行う場所として、19世紀に最初に建設されたとされていますが、現在の寺院は20世紀後半~21世紀に再建されたものです。美しい渓谷と奇岩に囲まれた静かな場所で、瞑想と心の癒しを目的に建てられました。そしてここに来るまでには、長い階段や吊り橋を渡る必要がありましたが、これが心を整えるための「修行」の一部とされているとのことです。

中はこのような感じでとても綺麗な寺院でした。僧侶、信者の方が毎日ここまで来て、維持管理しているのが一目でわかります。折角来たので手を合わせてお祈りして、中の様子を拝見させて頂きました。

そこからの景色です。ここもテレルジ国立公園内で壮大な景色を見ることが出来ました。雲はあったものの天気が良かったので、とても良いものを見させて貰いました。ここまで来るのに結構疲れましたが、報われた瞬間です。なかなかこのような景色が見れる寺院はないと思います。暫く休憩兼ねて何も考えず目に焼き付けておくようにしました。
この後は指定の時間までにゆっくり敷地内を散策しながら、ガイドさんの車がある駐車場まで戻りました。

一通りの観光が終わり、この後はホテルに戻るだけです。暫くは国立公園内の砂利道を進みます。乾いている道でしたが、ぬかるんでいると大変だなという感じでした。

帰りも色々な場所で遊牧民の家を見ました。集団で助け合って生活しているのでしょうね。

所々では集落と言っていい場所もありました。買い物や病院、学校などは無さそうな住宅の数なので、ウランバートルまで必要に応じて行って対応しているのでしょうか。バスもよく見たので、このような場所へ走らせて公共交通機関でも行き来出来るようにしているのかもしれません。この辺りもですが冬は雪でどんな景色になるんだろうと言う感じです。

その後も淡々とウランバートルを目指して車は進みます。見る景色がとても雄大でスケールが日本とは違う感じでした。

川の近くでは車が止まっていることもあり、ガイドさんに聞くと、ウランバートルの人々は川沿いでキャンプをして楽しんでいるとの事でした。

気がつかなかっただけかもしれませんが、途中でコンビニ「CU (Convenience You)」はたまに見たのですが、ガソリンスタンドは中心部近くに戻るまで無かったような気がしました。どこかには流石にあるとは思うのですが、ガソリンもどうしているのかなと言うのも気になりました。後は道は一本道でしたが、日本でいう道の駅のような休憩場所は無かった感じです。コーヒーショップとかコンビニがごくたまにあるだけでした。トイレはアリヤバル寺から出る前に済ませたので、問題なかったのですが、途中で予定外の事が発生するとどうなるのかなというのも気になりました。

山を越える際の時は特に未舗装の砂利道となっていました。バスもどこへ行くのか分かりませんが、結構見ましたが、バス停のようなものは気がつかなかったので、どうやって乗り降りしているのかとか、時刻表はとか色々と気になることばかりでした。

延々と続きそうな道を淡々とウランバートルに向けて進んで行きました。

街の中心部に入って行こうかというタイミングで検問所?!のようなポイントもありました。最初は料金所かなと思ったのですが、警察官しかいなくてお金のやり取り等は無かったです。ここから少しずつ街中になって来た感じでした。

日本の国道に相当しそうな幹線道路になり、道が良くなって暫くはここを進んでウランバートルを目指します。それでもまだまだ人が多く住んでいるエリアという感じでは無かったです。

そして遠くに高層マンションが見えるようになり、ようやくウランバートルの街並みになって来ました。改めて思ったのは、日本の東京とは比較にならない一極集中ぶりです。少し調べてみると、日本より国土は4倍ありますが、人口は340万人。その約半数がウランバートルに住んでいるという世界でも有数の一極集中ぶりです。今回郊外に出てガイドさんに車で見て回りましたが、ウランバートル中心部での高層マンションの多さとは裏腹に、一歩郊外に出ると極端に家がなく、国立公園の観光エリアまでそれが続いていました。

そしてモンゴルの東横インまで送って頂いて、今回のツアーが終了となりました。ガイドさんにはお疲れ様でしたと言いたいですね。
今回のツアーですが、観光した場所どこも良かったのですが、それと同じくらい道中の景色がとてもモンゴルしか観られないであろう景色ばかりで、その点でも印象に残りました。色々な意味でモンゴルらしさ満載のツアーだったと思います。現地ツアーを是非探して経験してみて欲しいですね。
今回の様子は動画にもしていますので、合わせてご覧下さい。