釧路で滞在した続きです。翌日も列車旅が続きますが順次ブログして行こうと思います。
駅前のルートインに宿泊したので釧路駅までは直ぐでした。乗車したい列車の時刻を確認して逆算してホテルをチェックアウトしましたがこのような時には駅前のホテルは凄く楽で有難いなと感じました。
この日のスタートは釧路駅から「快速しれとこ摩周号」に乗車して網走駅まで行きます。コロナ禍前でかなり前ですが以前にこの列車には乗車した事があり雰囲気は何となく覚えているつもりです。久しぶりの乗車なのでどんな景色を今回見れるのか楽しみです。
前回の経験を思い出して少し早めに釧路駅に行って改札を済ませたのですが既に並んでいる人がいて驚きです。以前はこんなに並んでいる人は居ない印象でしたがそれでも数人しか前には居ないので座席は確保出来そうだなと思いながら列車が来るのを待っていました。暫くして列車が入線して来ましたがその時には私の後ろにも結構多くのお客さんが並んで待つような形になりました。勿論観光客が大半でしたね。
座席を無事に確保して取り敢えず先頭の様子を映像に収めました。車両は1両のワンマンでしたが以前の時もそうでしたのでこれで需要的には賄えるのでしょうね。
釧路駅を出発です。約3時間の列車旅がスタートです。今回はどんな旅になるのかなと思いながら景色を見ていました。前回も冬の時期にこの列車に乗車しましたがその時も今回も運良く晴天でした。
釧路駅を過ぎて暫くすると釧路川を渡ります。この後も釧路湿原の中を走行する時にこの釧路川沿いを走行するシーンが出て来ます。
東釧路駅から釧網本線に入り釧路湿原の景色を見ながらの列車旅となります。列車から見える範囲では「湿原」と言う感じをそんなに実感する景色では無いですがまだ旅は始まったばかりです。乗車しているお客さんの大半は観光客と思われ景色を見ていたり撮影したりと言う感じでした。
途中の細岡駅を通過です。冬季は営業してないそうです。この近くにカヌー下りの終点となるポイントがあるようです。正直駅の周りは何も無い感じでしたので廃止されても不思議ではありません。かなり昔はこの駅にも駅員さんが居たとの事なので今となっては信じられません。
途中では釧路川沿いを走行するシーンがありました。暖かい時期にはカヌーで進む事が出来るのでしょうか。冬の時期は人を寄せ付けない極寒の景色です。この辺りの景色を見ると湿原地帯を走行しているんだなと言うのを実感します。
塘路駅に到着です。駅近くに集落があるようですがここで数人のお客さんが降りて行きました。ここで降りて近くに何があるんだろうと思ってしまいました。ここで降りたと言う事は帰りに釧路駅に帰ると予想されるので帰りの列車は大丈夫なのかなとか色々と考えてしまいます。余計なお世話だと思いますがw、、。
塘路駅を出発した際に行き違いの列車が反対のホームに止まってました。そして駅から離れる際に予想外に大型のバスが停車していたのでそれに乗車してどこかに行くんだろうなと思いました。このようなローカル線になると降りた人はどこへ行くんだろうと気になるのは私だけでしょうか、、。
引き続き釧路湿原の中を走行します。北海道らしい一直線の線路が続きます。
車内はこのような感じで良い感じに席が埋まっていました。
途中ではこのような遠くまで見通せるシーンもありました。既にここまででもかなり走行していますが釧路湿原は広いんだなと感じます。
広い釧路湿原もいつかは終わりが来ます。標茶駅に近くなると久しぶりに家々が現れて来ました。それでも病院やスーパーとか生活に必要な施設はあるのかなとか色々と考えてしまいました。釧路まで行くにしてもかなり距離がありそうですしね。
標茶駅に到着です。駅員さんがいらっしゃいました。そしてこの駅では乗り降りがありました。標茶駅周辺はどんな町なのか全く想像出来ませんが将来観光する事が有るのかな、、。
標茶はそれ程大きい町では無いのか標茶駅を出発して暫くすると自然豊かな景色に戻りました。釧路湿原を抜けたので所々では家があったりしていて同じ自然の景色でも釧路湿原の時とは少々異なる感じの景色でした。
途中の磯分内駅です。釧路湿原を抜けたので所々に集落があり集落のある所に駅があると言う感じです。この駅からも乗車されるお客さんがいました。この駅からどこまで行ってどの列車で帰るのかなとか考えてしまいました。本数が少ない路線ですからね。
摩周駅に近くなると再び町の景色となりました。線路が分岐していて昔は貨物の取り扱いもあったようなのでその名残りかと思います。今は分岐している線路は使われている雰囲気は無さそうでしたしね。
摩周駅に到着です。この駅にも駅員さんがいて何とネットの情報ではみどりの窓口もあるようです。この駅でも乗り降りがありました。弟子屈の町役場がこの駅から比較的近くにあるようですが摩周湖が近くにあると言う訳では無さそうです。
撮影出来たのはこの時だけでしたが途中ではエゾシカを多く見ました。ヒグマもエゾシカも何か対策しないと増え過ぎて対応しきれないような気がしますが本当に何も対策なく大丈夫なのか心配です。エゾシカは襲って来る事は無いと思いますが大量のエゾシカを目の当たりにすると流石に怖さを感じます。
美留和駅に到着です。コンテナ型の駅舎は北海道で結構見ます。利用するお客さんは滅多に居なさそうですが雪かきも綺麗にされていてJR北海道の社員さんが見えないところでしっかり維持管理されている事が分かります。線路の保線だけではなく駅の維持管理もこの日は晴れていましたが大変だと思います。
川湯温泉駅に到着です。温泉街は駅から少し離れているようですが早朝や夜間を除けばバスもあるようです。午後到着の列車では降りて温泉街へ行くお客さんもいるんですかね。どんな温泉街なのか気になります。
川湯温泉駅を出発して暫くは山深い箇所を通っているので雪が多く残っている中を走行します。同じ北海道でも走行するエリアによって急に天気や雪の状況が変わって来ます。
緑駅に到着です。この辺りでは山深い箇所を抜けて来てはいますがまだホームには多くの雪が残っていました。釧路駅から数駅の雪の状況とは全然違いますね。
山深い箇所を抜けて雪は多く残っていますが平地の景色になりました。山が遠くに見えるようになっていてもうこの辺りから先は山深い箇所はありません。
札弦(さっつる)駅に到着です。駅周辺は集落になってました。振り仮名が無いと私には漢字が読めませんでしたw。どの駅でも歩き易いように整備されていて頭が下がります。
運転手さんに邪魔にならないよう先頭へ行って景色を見てみました。相変わらずの一直線の線路がどこまでも続いているようでした。愛車で運転する際に一直線の単調な道路が続くと私なんかは集中力が途切れがちになってしまいます。JR北海道の運転手さんは大変だろうなと感じます。エゾシカも急に飛び出して来たりするでしょうし吹雪だと景色が見にくかったりすると思います。
清里町駅に到着です。清里町の中心に近いようでして少し遠くにはなりますが多くの家があるようでした。
清里町駅を出発して右側を見ると遠くに斜里岳を見る事が出来ました。
中斜里駅に到着です。乗車して来るお客さんは居ませんでしたがこの辺りも集落がありました。
中斜里駅を出発して暫くするともっと奥に別の大きな山が見えました。恐らく羅臼岳ではないかと思われます。羅臼岳だとすると随分遠くまで見通せるんだなと思いました。月並みですが何もかも広いです。
知床斜里駅に近くなると釧路に近い町並みと言っては言い過ぎかも知れませんが今までが今までだったので凄く大きい町の景色に見えました。
そして最後の主要駅と言って良い知床斜里駅に到着です。斜里町の中心駅で駅員さんもいますしみどりの窓口もあります。ここで降りるお客さんが思ったより居ました。途中のローカル駅から乗車したお客さんはここで降りたのかも知れません。乗車して来るお客さんも勿論居ました。
知床斜里駅を出発して暫くすると右側にオホーツク海を見る事が出来ました。前回乗車した際にも思いましたがオホーツク海を見ると少し感動しましたね。ここまで来ると釧網本線の列車旅もいよいよラストスパートって言う感じになります。
止別駅に到着です。レトロな駅舎が雰囲気良いですね。「えきばじゃ」と言うラーメン喫茶のお店が駅事務所跡に入っているようです。どんなお店なのでしょうね。本数が多くあればホームを見ながらお店で何か食事して列車が来たら乗車するなんて言うような事をして見たいですが現実的には次の列車まで数時間も居る訳には行かないので難しいですね。効率良い利用の仕方があるのでしょうか、、。
次の停車駅は浜小清水駅です。コンクリートで随分立派な駅だなと思ってたら道の駅が併設されているようです。その職員さんでしょうかホームで列車には目もくれず雪像を作っていました。
浜小清水駅を出発して暫くすると左側遠くに濤沸湖を見る事が出来ました。遠くから見る限り凍ってそうでして寒さが厳しいんだろうなと言うのが容易に予想出来ます。トラックが走行しているのが見えましたが北海道だと雪もそうですし距離も長いので集中力の持続性が求められそうです。この道路はかなり以前に女満別空港を起点に知床半島をドライブした際に通りましたが観光気分でドライブしていても集中力の維持に結構苦労したのを覚えています。
原生花園駅を通過です。この駅は4月末から10月末までの営業で文字通り原生花園への最寄駅です。逆に言えば民家が近くにある訳では無いので地元客の利用もなくシーズンに合わせての営業となっているようです。
北浜駅に到着です。この駅から釧路市内になります。ホームにはギャラリーがいました。それもそのはずで目の前はオホーツク海なのでさぞかし良い写真が撮れたのではと思います。私も撮影してましたが極力写らないようにしていました。それにしてもこの駅も雰囲気が良かったです。
北浜駅を出発しても暫くはオホーツク海沿いを走行します。この辺りも北海道らしい眺めでいつまでも見られそうです。
藻琴駅、鱒浦駅と進みます。この辺りでもオホーツク海沿い若しくはオホーツク海に近い所を走行します。どちらも網走市内ですが北海道らしいローカルな駅舎の駅が続きます。
鱒浦駅を出発して暫くはオホーツク海沿いを走行しますが最後の停車駅・桂台駅に近くなるとオホーツク海から離れて少し内陸側を走行するようになります。
最後の停車駅・桂台駅に到着です。この辺りになると中心街に比較的近いようです。
桂台駅を出発するとマンションやビルも見えて来ていよいよ網走駅なんだなと実感します。釧路と町の雰囲気は似ているのかなと景色を見て思いました。
そして終点・網走駅に到着です。釧路駅と比較すると雪が多く残っていました。約3時間の列車旅ですが途中駅で長く停車する事がなく淡々と釧網本線を進んでいましたが釧路湿原、斜里岳、そしてなんと言ってもオホーツク海沿いの景色も良くて飽きる事は無かったです。途中の駅も北海道らしい駅が見れて非常に良い列車旅をする事が出来ました。やはり北海道の列車旅は良いですね。是非ご興味ある方は利用して見て「北海道」を感じて頂きたいですね。
この後の様子は次回で。ここまでの様子は動画にしてますので合わせてご覧下さい。