旅行

バンコクで体験する非日常!水上マーケットとムエタイ観戦の旅

タイのチェンマイからバンコクへ移動して宿泊した続きです。

ホテルから出発です。前夜チェックイン前はスコールのような雨でしたがこの日の朝は快晴でした。

まずは最寄りのビクトリーモニュメント駅からBTSを乗り継いでBTSのBang Wa駅まで移動します。最初の目的地へは最寄駅が無くGrabで行く必要がある事が分かりました。ホテル前からGrabで勿論楽に行けるのですが、やはりGrabの利用する区間を少しでも減らして費用を抑えたいと言うのが本音です。BTSを乗るのも良い経験になりますので、ネットで検索して少しでも目的地に近いBang Wa駅まで移動する事にしました。

Bang Wa駅は高架で降りると下は幹線道路になっていました。Grabで呼んで待ち合わせするには少しでも分かり易い方が良いのかなと思いまして、近くにあったセブンイレブン前でGrabタクシーを呼ぶ事にしました。何かあってもセブンイレブンの前にいる事を伝えれば何とかなる可能性があると思った為です。

無事にGrabタクシーに乗車して目的地に向かいます。MRTやBTSの最寄駅が無いので予想はしてましたが徐々に郊外の風景になって行きました。

そしてやって来たのがクローンラットマヨム水上マーケットです。バンコクの北西部にある水上マーケットでして、観光客が観光客が大挙して行く水上マーケットはバンコクから遠いのですが、こちらは観光客もいますが主に地元の方の利用が多いとされるマーケットです。このマーケットに到着する前は車で混雑していてノロノロ運転となりましたが、Grabだと料金は決まっているので、気にせずゆっくり到着するのを車内で待っていました。

マーケット前に来ると地元の方の車が多く駐車場に吸い込まれて行きました。確かに地元の方が多いようですが、見渡す限り観光客と思われる人も結構いましたので既に観光客にも知られている水上マーケットと言えるのかも知れません。

午前中に到着しましたが既に多くのお客さんがいました。マーケットなだけに朝から出足は早いようです。

朝食を食べてから来たのでまだ余りお腹が空いてない事もあり、最初にお目当てのボートツアーに参加してみる事にしました。約1時間のツアーで100バーツと言う事で日本円で400円と言う感じでしょうか。とても安くて気軽に参加する事が出来ます。チケットを購入して乗り場の列に並びました。

因みにマーケット内は基本的に現金のみです。このようなローカルマーケットでは仕方ないと思うのですが、それとは切り離して今回の旅行でコンビニでもある程度の金額でないとクレジットカードを使う事が出来ずにいて、意外とタイでは現金を使いました。バンコク全体ではキャッシュレスには少しまだ道半ばと言う印象でした。

順番が来ていよいよ出発です。列に並んで来た船に順番に乗船して行って乗り切れなかったら次の船と言う感じでした。従って乗船する場所はその時次第です。

少し進むとマーケットから出て、地元の方がいるエリアになります。景色も地元の方の生活感を感じるようになって来ました。

水路は色々と張り巡らされていてどこをどう進むとどこへ行くのか、道路と同じように詳しくないと迷子になりそうです。予想より水路は広がっていそうで、確かにこれなら1時間のツアーというのも直ぐに分かるような気がしました。水路が複雑に入り組んでも、勿論船主さんは熟知されていると思いますが、この辺りは車で道路を覚えるのと同じような感覚なのかも知れません。水路の脇には歩ける通路もあり地元の方が恐らく船以外でも場所によっては歩いて移動されるのかなと思われます。

地元の方の家々を見ながらのツアーです。小さいボートを各家に備えていたり、郵便受けを見たりしたので地元の方も船で行き来するのは勿論、郵便も船で届けられているように見えました。この辺りなら良いのですが、車で遠くへ出かけたい時には別に車道があって自家用車を持っていたりするのかどうか、船からは分かりません。

地元の風景を見ながらのツアーが続きます。天気が良く暑いくらいでしたが、船で進んでいくと心地よい風が当たり気持ち良い時間でした。

途中では別のマーケットで20分の休憩がありました。この辺りでは既に、どこのマーケットで先程からどの程度離れているのか全然分からなくなっていました。

最初に行ったクローンラットマヨム水上マーケットよりも更に地元向けのローカルな雰囲気がするマーケットでした。明らかにここでは船で休憩した人を除いて大半が地元の方でした。規模もこじんまりとしていて、値段も安くて宿泊先から近ければ通ってしまいたくなる水上マーケットです。

20分しかなかったので、「ブアロイ」 と呼ばれるタイの伝統的なデザートを食べてみました。ブアロイ はココナッツミルクの甘いスープに浮かべたモチモチした団子が特徴のスイーツで、とても甘くて美味しい暑い日にぴったりな一品でした。お値段は20バーツと格安でしたが、美味しく食べれて良い経験になりました。

約20分の休憩後に再び出発です。出発して直ぐにボートを多くみましたが、商売されている方のなのか、お客さんとしてのボートなのかは分かりませんがモーターが付いてないのが大半なので、いずれにしても地元の方がここまで来たのだと思います。正に水上で行き来して生活しているんだなと言うのを察する事が出来ます。

他にも途中では地元の方の家の前にボートが停泊してました。水路は当たり前ですが地元の方の生活の為であり、観光用としてそこを使って通して頂いている感じです。

途中では船がすれ違うのも困難な所を通っていました。水路にも一方通行とかルールがあるのでしょうかね?!

途中の休憩を挟んで結果的には1時間半近くのクルーズでした。観光地化されてないローカルな景色はとても良かったです。地元の方の生活の様子も垣間見れましたし、慣れているのかこちらに手を振って下さる人が多くいました。とても良いクルーズでしたので是非こちらに来たら試してみる事をお勧めします。お値段もリーズナブルですしね。

その後は少しお腹が空いたので、マーケット内を歩き回って目に付いたものを食べながら休憩しました。こちらはサーモンで良い味付けしていて日本人でも美味しく食べれる味でした。日本人についてですが、殆ど気が付かなかったです。少なくても日本語が聞こえるような事はたまたまかも知れませんが無かったです。

こちらはデザート。暑かったので甘いものを食べたくなり食べましたが意外と嵩張ってお腹いっぱいになりました。

こちらのお肉も美味しそうで思わず購入してしまったのですが、大正解でした。味付け、柔らかさ、肉の旨み等、どれをとっても色々な意味で食べ易く美味しかったです。現地のマーケットで好みなのを選んで食べながらマーケット内を歩くのはとても楽しいですね。それで値段も格安なのでいう事なしです。

その後も人混みの中をかき分けるようにしながら散策していました。危険性は全く感じませんがスリ等はやはり油断しないほうが良いと思うので私はバックパックを前に抱えながら自分なりの対策は一応しておきました。用心するに越したことはないですからね。

その後は小さい橋を渡って反対側に来てみました。反対側から先程まで散策していたマーケットを見ていたのですが、建物等を見ても現地っぽい素朴な感じで、派手な観光地っぽいような事は全くありません。それが魅力なのかなと思います。やはり観光地化されているところよりも地元っぽいような場所の方がその土地の様子を感じ取れて良いですよね。

そのままずっと先まで歩いて見ましたが、水路が4方向に分岐する所まで来ました。この辺りは既に地元の方の生活圏のようでしたので、よそ者が深入りしないように配慮が必要です。一通り見たので戻って、水上マーケットの観光を終える事にしました。

正直行く前はどの程度なのかなと思ってましたが、行って良かったです。マーケット自体も地元の方が多くて格安に料理も食べれてそして何より雰囲気が良いです。更にクルーズも体験する事が出来て、色々とこの辺りの様子を見て感じる事が出来ました。なかなか日本では経験出来ないような水上マーケットだと思います。バンコクへ行った際には是非足を運んでみて欲しいスポットです。

クローンラットマヨム水上マーケットでの観光を終えて、目の前にバス停があり数人並んでいました。バス停を見るとMRTの駅に行くようでしたので帰りはバスに乗車する事にしました。最初はGrabで帰ろうと思ってましたが、目の前の道はとても混雑していてGrab呼ぶのも時間がかかりそうでしたし、目の前にタクシーはいましたが、最寄の駅が分からず適当にMRTの駅と言うわけにも行かないので、バスにしたのは消去法的な感じでもありました。

少し待ってバスがやって来ました。立っている人が見えて「ゲッ」と言う感じでしたが、ここで降りる観光客でした。

バスに乗車して無事に座る事が出来ました。バスはどこをどう行くのか分かってませんが、Google Map見てMRTの駅が近く慣れば降りようかなと思ってましたし、他の方も観光客の雰囲気でしたので流れで分かるかなと比較的楽観視してました。

MRTのバン・クーン・ノン駅に辿り着きました。MRTの駅にさえ来れば後は何とかなります。乗車したバスは循環バスのようでして、降りる時に費用を聞いたら無料との事でした。従って逆算的な言い方になりますが、この駅まで来て、このバスに乗車するのが一番楽にかつ安く行けるようです。

バン・クーン・ノン駅からMRTを乗り継いてナショナルスタジアム駅にやって来ました。

ナショナルスタジアムに来たのは先程と同様に極力近くまで電車で行ってそこからGrabに乗車する為です。駅から少し離れた場所でGrabを呼んで無事に乗車する事が出来ました。

やって来たのはラチャダムヌン・スタジアムです。タイの国技であるムエタイを見てみたくて、事前にネットでチケットを購入していました。このスタジアムも「最寄駅」と言う程の近い駅は無いので、Grabを少しでも短距離で使う為にナショナルスタジアム駅までMRTで移動した次第です。

1945年に建設された国立ボクシングスタジアムで、世界的に有名なボクシングスタジアムのひとつとされています。ある意味聖地と言う感じですね。日本では後楽園ホールと言う感じかな?!

中に入ると思ったよりコンパクトでどこに座っても見易いような座席レイアウトになっていました。私は指定されたエリアに座りましたが、予想外にとても近くて嬉しい誤算と言う感じです。しかし購入したチケットで指定されたエリアは椅子がなくコンクリートに座るような感じでして、途中からお尻や腰が少々痛くなりましたw。

夕方の6時になって興行が始まり対戦カードが発表されてからの第一試合開始となりました。選手は体が絞られていてとても精悍でしたが、この日の試合に出ていた選手の年齢は下は15歳から上でも25歳までととても若い選手達でした。

気がつくといつの間にか観客で一杯になっていました。観光客も結構いましたが地元のタイ人も多くいました。

ダウンシーンも何度かあり近くで見ていたので迫力がありました。パンチやキックの音も観客の声援がありましたが、声援の合間によく聞こえていまして若い選手達が日々鍛錬して練習している様子が伝わってくるので、どちらの選手も頑張って欲しいなと思いながらずっと試合を見ていました。

途中ではリングアナウンサーのパフォーマンスもあり、Tシャツかタオルの観客席への投げ込みをして場を盛り上げていました。試合で見せるのは勿論、それ以外の演出でも飽きさせないような興行となっていました。

9時頃だったと記憶してますが全試合が終わりました。ムエタイを見たのは初めてでしたがとても良い経験になりました。チケットも事前にネットで購入する事が出来るので是非バンコクでの夜をムエタイ観戦で過ごしてみて欲しいですね。

帰りもGrabを利用します。前述のように最寄駅と言えるような歩いて行ける駅が近くにないので多くの人がGrabを利用していました。勿論現地の方は目の前のタクシーで交渉して乗車して行きましたが、観光客はGrabの方が安心です。

多くの人がGrabでタクシーを呼んでいたので少し待ちましたが無事に私もGrabタクシーと合流する事が出来、この後は宿泊しているホテルまで戻りました。

お腹が空いていたのでホテル前で降りた後は周辺を歩いてお店を見つけて食事する事にしました。このような地元民が利用するお店で格安に現地の方が食べているメニューを食べるのが旅の醍醐味なのかなと思っていて、見つけたら利用するようにしています。

夜遅くと言うこともあり、軽く麺類とコーヒーを注文して美味しく頂きました。日本人でもクセがなく美味しく食べられる一杯でした。アイスコーヒーも程々の甘さで良かったです。二つ合わせて85バーツと格安なのも嬉しいですね。

と言う事で朝から外出して夜遅くに戻って来て、この日のバンコクでの観光を終えました。行った箇所は少ないのですが、どちらもとても良くて無理のない行程で無事に楽しむ事が出来て良かったです。充実した1日を過ごす事が出来ました。翌日以降の様子は次回で。

ここまでの様子は動画でもご覧下さい。

 

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