タイガーエアを利用して、台湾桃園国際空港に早朝に到着した続きです。
コロナ禍前に早朝の時間帯に到着した事が何度かあって、その時は到着時に利用する事が出来るラウンジを利用して、食事しながら休憩をしていた記憶があるのですが、今は到着時に利用する事が出来るラウンジが無さそうなので、直ぐに空港から移動します。
まずは台北駅までMRTで移動します。バスで移動する事も出来て安いのは知っていますが、朝の時間帯に台北へ向かう形になり、道路の混雑が気になったので無難に電車を利用する事にしました。この辺りはMRTでもバスでも何度も台北駅まで行った経験があるので、雰囲気はすっかり分かっています。
通勤時間帯の影響なのか、台北駅まで行く途中駅から多くの地元客が乗車して来ていました。空港から乗車して座れて良かったと思いました。
この日は12月。台北駅に到着すると巨大なクリスマスツリーが飾られていて、年末の雰囲気をひしひしと感じていました。この場所に来た事は何度かありますが、イベントをしているのを見たのは初めてかも知れません。
台北駅からは事前に予約した電車で移動しますが、予約した電車は遅れの考慮も考えて、念の為に余裕を持った時間帯の電車を予約していました。日本出発からこの駅到着までスムーズに来たので、台北駅からの出発時間まで少しあります。その時間を利用して駅近くのお店を探して食事する事にしました。
駅周辺を適当に歩いてお店を探していると、地元民が多く食事しているお店を発見したので、私もこちらで食事する事にしました。台北に限らずですが地元民が多いお店は大抵の場合にハズレは無い印象です。
注文したのは牛肉麺(150TWD)です。思ったより当日は肌寒くて温かい麺類を美味しく頂きました。日本円で670円くらいになりますが、味付けもよく日本人でも食べ易い牛肉麺だなと思いました。美味しく頂いて完食しました。地元民が多いお店はやはり間違いないなと感じましたね。
その後も少し時間があったので駅ナカで飲み物を飲みながらベンチで休憩していて過ごしていました。
この後は11時25分発の新自強号で今回の目的地・花蓮に行きます。花蓮へは桃園国際空港から電車の他に、バスで行く事も出来るようですし、台北市内にある台北松山空港から飛行機でも行けるようです。飛行機は時間が合わなかったのと費用が一番掛かります。バスは安いようでしたが、結構な長時間乗車するのもあり、早朝便で来ていて体を無理したく無いなと思い電車で行く事を選んだ次第です。
今回乗車する新自強号は日本で言うと在来線特急と同じような位置付けです。席が空いていれば勿論当日に切符を購入する事が出来ますが、席が空いているかどうか不安なままよりは、事前にネットで予約出来るのであれば予約してしまった方が気が楽です。
しかし問題は出発時間をどうするかと言う点です。当日に日本から台湾へ来たので、到着が遅れる事も可能性としてはあります。桃園国際空港から台北駅まではMRTを今まで何度も利用しているので時間が読めるのですが、やはり余裕を持った時間を予約すべきだろうと言う事でこの時間の出発となりました。そのおかげで美味しい牛肉麺を食べれたので良かったと思いました。
新自強号がホームに入線して来ました。台北駅は始発では無いですが指定席を確保しているので安心です。
台北駅を出発です。車内は見える範囲では殆どの席が埋まっていて事前にネットで予約して本当に良かったと思いました。台北駅から暫くは地下区間となります。
地上に出て通過する駅と街中の景色を見ながらの電車旅です。この約1ヶ月前に高雄から台北に同じく新自強号に乗車していたので、雰囲気が分かっていた事もあり、気持ち的にも余裕を持って景色を見ていました。乗り心地は日本の在来線特急と同じだと思いました。座席の足元にも余裕がありやはりバスではなく電車で良かったなと思いましたね。
雲が多くスッキリしない天気が続いていました。新自強号と言う事で止まらずに東へ進みながら徐々に家が少なくなり、街中の景色から大自然の景色になりました。台北駅で乗車する前にコンビニでスナックや飲み物を購入していたので、飲み食いしながら景色を見ていました。日本で特急電車に乗車する時の過ごし方と全く同じです。
乗車中に車内から色々な機関車や電車を見ました。新しいものもあれば昔から使っていると思われるものもあり、異国の車両を見るのはとても楽しく、見える度に興味深く見てしまいました。
台湾東部に来ると長閑な景色が続きます。日本のローカル線からの景色と同じように思いました。車内放送や周りの人の会話が日本語ではないだけで、雰囲気は日本での乗車と全く同じです。
そして宜蘭駅に到着です。大抵の新自強号が止まる主要駅ですが、駅の雰囲気はとても長閑な感じで地方の駅の雰囲気を感じました。駅から歩いて行ける範囲で観光出来るスポットはどんなところがあるのでしょうね?雰囲気的にはレンタカーがないと厳しそうな気がします。レンタカーと言えば台北ではバイクが多いのと公共交通機関が便利なので利用する必要はないですが、今回のように地方へ観光する際には、ドライブもチャレンジしてみたいなと言う気がします。バイクも少なそうですし、車の台数も台北ほどでは勿論ないと思います。そんな事を思いながら駅の様子を見ていました。
宜蘭駅を出発して暫くは街中の景色でしたが、それも束の間でまた自然が広がる景色となりました。台湾東部は自然が豊かな土地が多く、ある程度の人が集まるエリアに新自強号が停車するような感じです。その辺りの構図も日本と同じですね。因みに電車は日本統治時代に出来たので、日本と同じ左側通行ですが、車道は戦後に車の発達と共に道路が整備されたので中国本土と同じ右側通行となっています。これくらいの道路で走っている車が少なければレンタカーでドライブしてみたい気がしました。
そして羅東駅に停車です。この駅のホームの作りは宜蘭駅と雰囲気が似ていました。この駅周辺の街もどんな感じなのか気になります。台湾の鉄道駅は日本の駅と同様に綺麗に維持管理されていました。
羅東駅を出発して更に大自然の景色となりました。この辺りの区間では途中で海の景色を反対側で見ることが出来ます。前回高雄から台北に向かった時には良い眺めだったのを覚えていますが、山の景色もなかなか見応えがあるなと思いましたね。このような大自然の景色を走行していても途中では勿論駅があり、どんな人が乗り降りするんだろうと日本のローカル線に乗車した時と同じような事を考えながら景色を見ていました。
そして今回の目的地・花蓮駅に到着です。2時間半を超える電車旅でしたが、飽きる事なく景色を見ていたので、それ程の時間を感じませんでした。羽田から早朝便で台湾入りして、そのままここまで来たので、余り寝てないのですが、なぜか体調的には全く問題なく来ることが出来ました。
下車した花蓮は台湾東部の主要都市であり、私と同じようにこの駅で降りる人が非常に多くいました。色々な路線がこの駅から出ているようで、ホームが数多くあり電車もホームに止まっていました。台北では小雨だったり雲が多い天気でしたが、花蓮では日差しが少し出ていました。
改札を出た時の様子です。多くの人がベンチで電車を待っていましたが、それでも台北駅よりは人が少なくのんびりした雰囲気です。
花蓮駅の東口の様子です。とても立派と言うかカッコよいデザインでもっとローカルな雰囲気を醸し出す駅舎なのかなと思っていたので、とても驚きましたね。
今回はこの駅を起点に観光しましたが、その様子は順次この後に記載したいと思います。ここまでの様子は動画にもしてますので合わせてご覧下さい。