ラオスの首都・ヴィエンチャン観光の続きです。前日は近場を歩いて観光しましたが、この日は少し遠い場所へ観光します。
この日のヴィエンチャンも快晴と言う感じでした。行った時期は1月ですが暑くなりそうな予感です。それにしても車や人も余り写ってなく、首都とは思えない雰囲気です。
前日と同じでホテルのビュッフェで朝食です。ホットミールも提供されていて、前日食べてないものも食べてみました。日本人の好みにあっているのではと思いました。周りを見る限り日本人は居なさそうでしたが、、。
食事終わってコーヒー飲んで食休み中に、この後に利用するバスについてAIに聞いてみました。検索しても時刻表が見つけられなかったので、暇潰しも兼ねていましたが、30分間隔で運行するとの事なので、それならとその時間に合わせて身支度して部屋を出る事にしました。
AIの言う事がどこまで合っているのか、楽しみながら部屋を出ました。最悪1時間バス待ちだったとしても、ホテルとバスターミナルは歩いて数分の距離なので、部屋で待っていれば良いと言う余裕がありました。
バスターミナルには歩いて3分も掛からないような場所にありました。日本からホテルを予約した時には全く位置関係を意識して無かったのですが、偶然とはいえ運が良かったです。首都のバスターミナルと言う事で喧騒とした雰囲気があるかと思いきや、とてもひっそりとしてのんびりした雰囲気です。
ターミナル内は幾つものバスが停まっていましたが、お目当ての14番のバスを見つけたので乗車します。日本からの中古バスのようです。第二の余生をラオスで過ごしていると言う感じでしょうか。かなり年季が入っていますが、それでも使われるのは、それだけ古くても信頼性があるのでしょうね。
出発時間は毎時丁度と30分とAIではなっていましたが、AIの言う事は正解だったようです。出発直前には多くのお客さんが乗車して来ました。バスは空いているのかなと予想していたので、混雑には意外な感じがしました。
運賃はAIでは8000KIPでしたが、実際は18000KIPでした。昔の情報から回答したのでしょうかね。それでも日本円で120円程度なのでとても格安です。配車アプリを使っても行けると思いましたが、14番のバスに乗車すればそのまま目的地に行けるようなので、運行本数もある程度あるのであればバスを利用しない手はありません。
暫くすると街中から郊外に出ました。ずっとバスは止まらずに進んでいて、降りる人が居なければ当然そうなのですが、日本とは違いバス停の放送なり案内が全く無いので、降りたい時にはどうするのかなと思って、誰か降りるのを待ってましたが淡々とバスは進み続けていました。
途中でお店や建物が急に広がる場所になり、そこでバスにいる多くのお客さんが降りて行きました。Google Mapでどこにいるのかチェックすると、タイとの国境にある友好橋に到着しているようです。つまり乗車したお客さんの大半はタイへ行く人のようでした。その割には大きなカバンを持っておらず、旅行者風の感じでも無かったので、タイ人が国に戻るのか、ラオス人がタイに行って直ぐに戻るのかは分かりませんが、頻繁に行き来する用がある方々のようです。
私としてはいつか、友好橋を渡って国境越えをしたいなと降りる人を見ながら思いました。川を渡って国境を越えたと言う意味ではシンガポールとマレーシアで日帰りで行き来した経験があり、雰囲気は分かっているつもりではあります。
友好橋を過ぎてからは一気に車内が空きました。残った人を見ると観光客風の人が多かったので、私と同じ目的地なんだろうなと思いました。
その後暫くは国境を流れるメコン川を見ながらのバス旅です。バスの窓が汚れていて手前にピントが合ってしまいました、、。いつも気をつけようと思って少し窓から離したり近付けたりしているのですが、中々解消出来ません。
バスターミナルを出て1時間弱で目的地に到着となりました。景色を見ながら過ごしていると思ったより時間を感じませんでした。ラオス郊外の景色がどんな感じなのか私なりに関心があり、興味があったからだと思います。
やって来たのはブッダパークです。ビエンチャン郊外のユニークな公園で仏像が多数展示されています。こちらは1958年に作られたそうでして、神話に登場する動物や怪物をベースに彫像が作られていてとてもユニークな観光スポットとして知られています。
こちらも外国人と現地人では入場料が違っていましたが、それでも日本円で400円程度なので助かります。
中に入ると敷地は決して広大と言う感じではないのですが、所狭しと色々とユニークな彫像がありました。これだけの仏像をよく作って集めたなと感心します。それぞれどのような意味があるのか、周りに説明が記載されているのかチェックしたのですが、見当たりませんでした。見過ごしてしまったのでしょうかね、、。
数多くあっても同じのが全くなく、どんな意味なり、願いなり、思いが込められているのか、一見ふざけているように見えなくもないですが、思いを知りたいとは思ったものの、シンプルにユニークな像を見ているだけでも、かなり楽しい場所です。
流れで奥まで行くと、メコン川が見えました。この向こうはタイで泳いでも行けそうですし、小舟が川縁にあったのでそれを使えば簡単に行けそうな距離感です。見える範囲では監視の人もいなさそうです。タイとラオスは緊張関係にある訳ではなく、友好国だと思うのでこんなものなのかも知れません。暫くはメコン川を見ながら休憩していました。
メコン川から敷地内を戻りながら残りの像も見学しました。街灯も無さそうなので夜に行ったら、さぞかし怖いでしょうね。敷地内は維持管理がきちんとされていて、見学した時も像の維持管理をしていて、その継続があるから素敵な場所になっているのでしょうね。
帰る前にアイスと飲み物休憩して敷地を後にしました。この日メインの観光地としてこちらに来てみましたが、来た良かったと思いました。この雰囲気は中々他では味わえないと思います。ヴィエンチャンへ行った際には少し足を伸ばして是非行ってみて下さい。
AIによると帰りのバスも毎時丁度と30分と言う回答でした。建物の前のバス停に来ましたが、バスの時刻表がなくいつ来るのか全く情報がない状態です。取り敢えずAIを信じて13時にバスが来ると思って、待っていましたが実際に来たのは13時30分でした。40分近く待ってしまいましたが、取り敢えずバスターミナルに帰れそうで一安心です。
帰りのバスも行きと同じような感じでした。友好橋までは空いていて、友好橋から混雑すると言うパターンでした。国境を超えてタイに行って直ぐに戻って来るのが良ければ友好橋で降りて見ようかなとも少し思いましたが、準備や下調べもろくにせず、予想外の事が起きてもと少し思ったので、大人しく予定通りにバスターミナルに戻る事にしました。
帰りは友好橋で少し停車していた事もあり、1時間強掛かっての到着となりました。予定外の事があれば配車アプリでタクシーを手配しようかと思いましたが、そのようなバックアップ手段を利用する事なく格安で往復出来て良かったです。タイから国境を超えて来たと思われるお客さんも乗車していました。列車で国境越えも出来そうですし、もっと格安にバスを乗り継いでも国境越えが出来そうなので、タイも既に何度か行った事もあり、ラオスを行き来してみたくなりましたね。
バスターミナルに到着したのは3時前なので、一旦はバスターミナルから、宿泊しているホテルを通り越して前日に行ったモールに行って食事しました。写真見て美味しそうだなと思うものを注文したのですが、想像通りの味で美味しく頂きました。
ホテルに戻るのは早そうなので、近場で観光出来そうな場所を探して歩いて行ってみる事にしました。
やって来たのは、ワット・ホーパケオです。お寺ですが、博物館とも記載されていて多くの仏像があるからそうなるのでしょうか。入場料は30000KIPでした。敷地内も建物もとても綺麗で気持ち良い場所です。
建物内は撮影禁止で映像はないですが、外側に仏像が多くあるように、中にも数多くの仏像がありました。色々な仏像は見応えがありましたが、説明があるのが少なくて一部は並べておいてあるような感じにも見えました。もう少し見所のなる仏像だけでも説明があると良いかもとも思いましたね。
敷地はこんな感じです。広くはないのですが上から見ても、とても綺麗に維持管理されているのが分かります。振り返るとラオスの寺院は綺麗なところばかりでした。
ワット・ホーパケオから直ぐのワット・シーサケットに続いてやって来ました。こちらも入口には博物館と記載されていました。
こちらも入場料は30000KIPで寺院の建物内は撮影禁止と同じような感じでした。それでもこちらは6000〜7000もの仏像がある場所で、実際に全ては恐らく見切れていませんが、圧倒的な数がありました。こちらもですが、仏像や建物のみならず敷地内も綺麗で、どこの寺院へ行っても観光客が心安らぐ観光スポットとなっています。
2箇所の寺院を見学した後は、再び食事したモールに戻って喫茶店に入りました。ラオスのコーヒーを飲んで見たかった為です。アイスコーヒーしか選択肢がなく、どんなコーヒーが出て来るのかと思っていましたが、コーヒーと言うよりカフェラテのような見た目と味のものが来ました。一瞬私の伝え方が悪く違うのを店員さんが出したのかなと思って、レシートを見たのですが、注文したものだったので、ラオスのコーヒーがこのような感じのもののようです。私は甘党なので美味しく飲めたのですが、ベトナムやタイとも違うラオスのコーヒーでした。「コーヒー」と言う名前でも、国や地域で色々と違うのでそれを受け入れて楽しみたいものです。
と言う事でこの日もあっと言う間に1日が終わりました。色々と探せば決して派手さや知名度がなくても、見るところがあるのがヴィエンチャンです。大枠で予定通りに行動する事が出来て良かったですし、そして何よりバス移動だったのであまりお金を掛けずに観光出来たのも良かったです。
近くのスーパーでお菓子や飲み物を購入してこの後は部屋で翌日のプランを考えながらまったり過ごしていました。決して観光場所に来たからって無理に、夜遅くまでぎっしり詰めて観光する必要はないのかなと思っていて、その意味ではゆっくり夜を過ごせて良かったと思いましたね。
この日の様子を動画にしてますので、合わせてご覧下さい。