山形新幹線で新庄駅から米沢駅まで移動し、米沢市内のホテルに宿泊した続きです。2泊3日旅行の最終日でこの日は東京に帰りますが、順次その様子をブログします。
ルートインは朝食が付いています。朝起きて大浴場でサッパリしてから食事を頂きました。特に山形名物と言うようなものは無かった印象ですが、ビュッフェスタイルで色々なものを食べる事が出来て美味しく頂きました。この日は少し遅めのチェックアウトになるので時間的にも余裕があり、大浴場からの食事で随分とゆっくりした朝を過ごしました。
米沢駅から出発する列車の時間から逆算してホテルをチェックアウトです。インターネットも快適に使えて、大浴場もあり朝食も付いていて、「安定のルートイン」と言う感じでした。駅から少々歩くくらいで言う事ないですね。
なぜ駅から遠い所にホテルが有るのかなと思っていたのですが、米沢駅に向かう途中にNECの工場が見えました。恐らく仕事で出張したビジネスマンを対象にしているのでしょうね。私のように観光客で米沢駅から歩いて利用する人は恐らく少なそうですが、それでも前述のように満足感は高かったです。
道的には真っ直ぐ歩けば駅まで着くので迷う事はありません。前夜は気が付かなかったのですが、東京や仙台に向かうバスが東口から出ているようです。どの程度需要があるのでしょうか気になります。特に東京や新宿ならお店が沢山あるのでともかく、米沢駅に早朝に到着してどのように過ごす事が出来るのかなと言う気がします。
米沢駅から山形新幹線を利用するとそのまま勿論東京に帰れますが、この日は遠回りして東京に戻ります。と言う事でまずは米坂線に乗車します!米坂線は山形県にあるこの米沢駅と、新潟県にある坂町駅とを結んでいますが、災害の影響で今は米沢駅・今泉駅間のみ列車で運行している状況となっています。従ってまずは10時29分発の今泉行きに乗車して終点の今泉駅まで行きます。
少し早めにホームへ行くと既に2両編成のディーゼル列車が入線していました。予想はしていましたが余裕で座席確保する事が出来ました。
今回の時刻表はこんな感じです。全区間山形県内で、約30分の列車旅となります。
定刻に米沢駅を出発です。ガラガラでしたが出発直前に新幹線がやって来て、そこから少し乗車するお客さんがいました。2両編成で恐らく15人前後のお客さんだと思います。
列車は暫くすると並行していた奥羽本線(山形線)の線路と分かれて右へ進みます。雲が多く今にも雪が降り出しそうで、この先どうなるのかなと思いながら景色を見ていました。
米沢駅を出発して次の駅に着く前に、進行方向左側は既に田畑が雪に覆われた景色になりましたが、右側は住宅街の景色になっていて線路を挟んでガラッと景色が違う状況になっていました。
最初の停車駅は南米沢駅です。以前にこの駅から米沢駅までは乗車経験があり、駅の変わらない様子に懐かしさを感じて見ていました。
進行方向左側は大半がこのような自然豊かな景色が広がっていました。見えている山々を超えると福島県になるのでしょうか?!
次の停車駅は西米沢駅です。米沢駅・南米沢駅・西米沢駅と南と西が続いていて変な印象を受けますが、Google Mapで見ると米沢市内を囲むような形で進んでいるので、南と西が続いている形となっています。南米沢駅と西米沢駅では少しお客さんの乗り降りがありました。
2両目に乗車していて車内は空いていたので、後方の景色を見て見ました。北海道程ではなくても長い直線が続く場所もありました。それにしても非電化区間だと遮るものが無いので、景色もよく見えますね。
次の停車駅は成島駅です。ここまでは1面1線の駅が続いていました。駅の待合室は随分と昔ながらの風情を感じます。駅周辺はかなり辺鄙な感じに見えていましたが、この駅までが米沢市内となります。ホームは列車が止まらないような場所も含めて、雪が綺麗に除去されていて、決してお客さんが多くはないと思われますが、維持管理がしっかりされているのが見てとれます。
車内は地元風のお客さんもいましたが、どちらかと言えば観光客風のお客さんの方が多いような気がしました。もっとも前述したように前の車両含めても15人前後の少ないお客さんではあります。
次の停車駅は中郡駅です。この駅も1面1線でした。行き違いを頻繁にするような本数が多い路線ではないので、維持管理を考えるとホームは少ない方が良いのは明らかです。
相変わらず進行方向の左側は田畑が雪に覆われた景色が続きます。?冬の東北地方らしい景色となっていますが、雪が降らないで欲しいなと思いながら景色を見ていました。
羽前小松駅に到着です。列車が行き違う事は無かったですが、この駅では初めて2面2線の駅となりました。小さいながらも綺麗な駅で調べてみると2014年に改築されたようです。駅の周りは住宅街になっていましたが、乗り降りするお客さんは少なかったです。
次の停車駅は犬川駅です。この駅周辺も住宅街となっているようですが、人の気配は全く感じませんでした。
米沢駅出発時から比べると車内は少し空いていました。イメージ的には15人前後の乗車が10人前後のお客さんになった感じでしょうか。乗り降りは僅かにありましたが、降りる人が若干多く、少しだけトータルではお客さんが少なくなっていたと言うイメージです。
進行方向左側の車窓は最後まで雪景色が広がるような感じで終始していました。右側がたまに住宅街が出て来たなと思ったら停車駅に近くなっていたような感じで、やはり沿線全体で人が少ないのかなと思いました。
そして終点の今泉駅に到着です。約30分の米坂線の列車旅でしたが、僅かなお客さんの中で、米沢駅からここまで乗車するお客さんが一番多かった印象です。それも私のような観光客風でした。各駅周辺にはそれなりに家はありそうな印象ですが、正直地元客には見放されているのかなと言う感じです。
因みに10人前後降りたお客さんの大半は、お隣の山形鉄道のホームへ移動して行きました。赤湯駅方面なのか、荒砥駅方面なのか、どこへ行くんだろうと余計なお世話ながら思ってしまいました。
米坂線自体はこの先、新潟県の坂町駅まで続いていますが、自然災害の影響で不通となっており、代行バスでの運行となっています。少なくてもここまでの印象を踏まえると、列車である必要があるのかなと言う印象です。この先の不通区間も民間会社であるJR東日本単独での修復はあり得ないのではと思います。色々と地方ローカル線の現実を見た印象です。
今泉駅では山形鉄道フラワー長井線と接続しています。暫くして赤湯駅へ向かう列車がやって来ました。以前に乗車した事があり、その様子はブログしていますので宜しければご覧下さい。
今泉駅の駅舎です。初めてこの駅で降りました。駅の周りは当然のようにコンビニ等のお店はなく、人の気配もなく閑散としていました。
JRと山形鉄道が交わる駅で、行った時には営業してませんでしたが、みどりの窓口がありました。窓口は無くても全く問題無さそうな雰囲気しか感じませんが、JRもお客さんが少ないのに対応しているんだなと思います。次の出発まで少しここで待ってからとなりますが、この後の様子は次回で。
ここまでの様子を動画にしていますので合わせてご覧下さい。