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【ドーハ観光1日目】スーク・ワキーフから2大ミュージアム巡り!昼と夜で全く違う街の顔

マレーシア航空でカタール・ドーハにやって来た続きです。

朝起きて部屋から景色を見ると快晴です。蒸し暑くなりそうです。右に目を移すとドーハ湾が見えていました。

ホテルは素泊まりなので、朝食を調達する為にホテル近くのお店を探しました。歩いて数分のところにあるこちらのカフェでサンドウィッチをテイクアウトしました。数分歩いただけで汗だくになりました、、。

地元のお店でとても安かったです。色々なサンドウィッチがありましたが、無難にチキンサンドウィッチを注文しました。5QAR(カタール・リヤル)だったので日本円で約200円でした。小さいお店でしたので現金を用意していたのですが、普通にクレジットカードのタッチ決済が出来ました。

ホテルに戻って部屋で食べてみたのですが、日本でみる「サンドウィッチ」とは全然違う姿形をしていましたが、普通に美味しかったです。何よりとても食べ易いのが良かったです。そして思ったより具がギッシリ入っていて一つでも食べ応えがありました。たまたまですが良いお店に出会えました。

部屋で食事して身支度した後は、ホテルから出て観光開始です。深夜に到着したばかりだったので実質初日のこの日は近場を観光する事に決めていました。早速最初の目的地に向けて歩きます。少し歩いただけで早くも汗が止まらない感じになりました。予想していましたので日本から水筒を持参して来ましたが大正解だと思いました。少しでも長く冷たいまま水分補給出来るのは、とても大きいです。ペットボトル購入して持ち歩くと直ぐに温くなるのは明らかな気候でした。

最初にやって来たのは、スーク・ワキーフです。スーク・ワキーフは、カタールの首都ドーハの中心部に位置する、活気あふれる伝統的な市場(スーク)です。ドーハを訪れるなら来てみたい、人気の観光名所です。

この名前はアラビア語で「立っている市場」を意味し、かつて商人が立ったまま商品を売っていたことに由来すると言われています。100年以上続く古い市場を修復・再現したもので、古き良きアラビアの雰囲気と現代的な観光地の魅力が融合しています

伝統的な建築が並び、細い路地が迷路のように入り組んでいます。散策するだけで、まるで物語の世界に入り込んだかのような気分を味わえます。美しい絨毯、パシュミナのストール、伝統衣装、香水瓶など見学しながら、カタールの伝統的な文化を垣間見る事が出来ました。

異国情緒を感じながら散策していましたが、いかんせん暑いので、バニラスムージーを飲みながらゆっくりみてまわりました。訪問時期は5月のゴールデンウィークですが、この時期でこれだけ暑いと8月とかはどうなるのかなと思ってしまいました。一応暑さを考慮してこの時期に来たのですが、それでも予想以上の暑さでした。

スーク・ワキーフの見学後は地下鉄で移動します。駅に入ると涼しくてホッとしましたね。

一日乗車券は6QARでした。一区間しか使わないのに間違って一日乗車券を購入してしまいました、、。券売機でもクレジットカードが普通に使えました。駅はとても綺麗で、調べてみるとメトロは2022年のサッカーW杯を見据えて2019年に出来たようです。

実際にメトロに乗車しましたが、車内も本当に綺麗で快適でした。そして乗車後に気がついたのですが、このメトロは無人で運用されていて、凄く進んでいるなと思いました。日本でもワンマン運転が地方だけではなく、首都圏でも出始めていますが、人が介在しないような運行は徐々に進んでいくのでしょうね。

お隣のナショナルミュージアム駅にやって来ました。駅名にある国立博物館を見学する為です。

案内のある出口から駅を出ると遠くにユニークな建物が見えました。恐らくあれだなと直感しました。

案内に沿って歩くとやはり予想した建物へ進む形となりました。

そして国立博物館に到着です。駅から歩く人は少なかったのですが、博物館に到着すると多くの人がいました。他の観光客はタクシーか、地元の人はバスか自家用車で来ているような感じです。

独創的な建物が周りを取り囲むようにあり、どこが入口なのか分からなかったのですが、人が行く方の建物へ進んだら無事に入口に着きました。人の流れが無ければ、全く分からなかったです。特に並ぶこともなく、入場料(50QAR)を払って中へ入ります。

館内は、カタールの「過去・現在・未来」をテーマにした壮大な物語を体験できるよう構成されています。展示ルートは凄く長く、時代を追って巡るように設計されています。

始まりは自然史でカタールの土地がどのように形成されたか、動植物の生態などを、化石の展示や巨大な映像インスタレーションで紹介します。
カタールの真珠採りや遊牧民(ベドウィン)の暮らしなど、石油が発見される以前のカタールの人々の生活様式を、実際の道具や再現されたテントなどと共に学ぶことができます。その他にも石油・天然ガスの発見から近代国家へと発展していく様子を、歴史的な資料と共に見れたり出来るのですが、それも単に展示品を並べるだけでなく、壁一面に広がるプロジェクションマッピングや音響効果を駆使した「没入型(イマーシブ)展示」が特徴です。まるでその時代にタイムスリップしたかのような感覚で、カタールの歴史を体感できました。見せ方が工夫されていてとても良かったです。とても多くの展示があるので、時間に余裕を持って見学しに来て欲しいですね。

国立博物館を後にして次の目的地まで歩いて移動します。最初は近いからUberを使うまでも無いなと思っていたのですが、あまりの暑さで結構体力を消耗してしまいました。すれ違う人もまばらで歩く人が居ないんだなと今更ながら思いました。

汗だくになりながら次にやって来たのが、イスラム美術館です。独創的な建物はドーハの湾(コーニッシュ)に突き出すように造成された人工島の上に建てられています。これにより、周囲の建物から独立した、象徴的な存在感を放っています。

敷地内から穏やかなドーハ湾の様子を見る事が出来ました。暑過ぎたので海に飛び込みたい気分でしたね(笑)。向かい側に高層ビル群が立ち並んでいました。滞在中にあの辺りも行けたら行ってみたいなと感じました。

入場料は約2000円でした。外観と同様に中も凄く独特なデザインになっていて、巨大な窓からも、ドーハの近代的なビル群を一望でき、過去(イスラーム美術)と現代(高層ビル群)の対比が非常に美しい景色となっていました。

館内には、7世紀から19世紀にかけて、スペインから中国に至るまで広大なイスラム世界で制作された、最高峰の美術品や工芸品を見ることが出来ます。コレクションの範囲も陶器、ガラス、金属製品、織物、宝飾品、そして非常に貴重な手書きのコーラン(クルアーン)の写本など、多岐にわたります。館内は広くゆったりと展示されているので、一つ一つをじっくり見れます。見学する前は入場料は高いなと正直思いましたが、実際に館内を見学すると納得の展示内容となっていました。

イスラム美術館を後にして街を歩きます。暑いのは変わらずですが、街はとても綺麗で暑さを除けばとても歩き易かったです。来る前は正直こんな綺麗な街だとは思っていなかったです。

バテる前にコーヒーブレイクです。朝食のサンドウィッチが日本とは違っていたので、ハンバーガーとコーヒーを注文してどんなのが出てくるのかと思っていたのですが、今回は普通でした。食欲がある訳では無かったのですが、多少でも食べないとやばいかなと思ったので、小さめのハンバーガーでしたが、この時はこれで十分でした。日本円で800円くらいとなっていました。

喫茶店で休みながら次どうするかを考えた挙句、一旦ホテルに戻って夜になるまで休む事にしました。この日はホテルから近い所を観光していたので、喫茶店からも少し歩けばホテルという位置関係だったのもあります。

夜になり街に出てみました。昼間は歩いている人が少なかったのですが、明らかに夜は多くの人が歩いていました。昼間は皆さんどこで何をしているのかという感じの変わりようです。多くの人が歩いているように、夜になると格段に歩き易かったです。

至る所でライトアップされていて、中東らしい景色をあちこちで見る事が出来ました。

そのままの流れでドーハ湾が見える場所まで歩いてみました。高層ビル群がライトアップされていて、距離感は違いますが、香港のような景色を見る事が出来ました。とても幻想的な景色で休憩しながら少しここで佇んでいました。

そして戻りながら、午前中に見学したスーク・ワキーフに再び来てみました。午前中は閑散としていた通りも、夜は多くの人がいてレストランも賑わっていました。私もどこか入ろうかなと一瞬思ったのですが、昼間ほどでは無いにしても夜とはいえ暑いですし、少しこの辺りは観光地価格になっているのかなと感じたので、ホテル近くのスーパーで少し買い物をして部屋に戻り、実質初日の観光を終える事にしました。

初日は体力回復兼ねて近場で過ごしましたが、街の雰囲気も分かったので、個人的にはとても良い1日となりました。

という事でこの日の様子を動画にもしていますので、合わせてご覧下さい。

 

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