岩手県宮古市にある宮古駅周辺で約半日過ごした続きです。
早朝から浄土ヶ浜に行って散策してホテルに戻って9時前にJR宮古駅にやって来ました。朝からかなり動いていますが中々宮古まで来る事は出来ないのとこの後の都合で忙しない朝になりました。
この後は宮古駅からJR山田線・快速リアスで盛岡駅まで行きます!9時19分発の列車で行くのですがそれを逃すと次の列車は殆ど夕方の4時まで列車が無いのでどうしてもこの列車に乗車する必要があります。前述のように中々宮古には来れないので浄土ヶ浜にも行きたいので早朝から忙しく動いていたのでした。それにしてもこの本数の少なさは凄いw、、。しかも始発と最終は途中駅までなので盛岡駅まで行くのは1日に4本しかありません。なんかこうなるといつ廃止になっても不思議では無いような感じすらします。
列車の本数が少ないのでお客さんが殆ど居ないと思いきや多くの人が並んでいて本当に驚きました。普段からこんな感じなのかたまたまなのかは分かりませんが分からないものです。
改札が始まり順番にホームに入ります。多くの人が並んでいたので盛岡駅まで2時間20分強の時間中はずっと立って行く事を覚悟しましたが2両編成でしたので運よく2両目に座席を無事に確保する事が出来ました。正直ホッとしましたね。私の後ろにもお客さんが並んでいましたが丁度良い感じで座席が埋まる感じになりました。
座席を確保した後に改めて出発前の様子を撮影しました。ワンマンだと思ってましたが車掌さんもいました。加えて運転手さんも車掌さんも女性でして女性の方が増えて来たなと思いましたね。
定刻になり盛岡駅に向けて出発です。JR山田線は勿論初めての乗車です。
暫くは宮古市内の町並みを見ながらの列車旅です。小高い場所を走行していたので良い感じで車窓からの景色を見ていました。
最初の停車駅はお隣の千徳駅です。この辺りはまだ普通に宮古市内の町中でした。この駅からお客さんも乗車して来ました。この駅からですと地元客でしょうけど宮古駅で並んだ多くのお客さんは観光客っぽい人が多いように見えましたが実際はどうなのかな、、。2両目に乗車しましたが終点の盛岡駅以外はドアが開かない車両なので殆どのお客さんが盛岡駅までの乗車と思われます。
千徳駅を出発して暫くすると家が無くなり閉伊川の景色を見ながらの列車旅です。遠くに山が見えますがこれからあの山々を抜けて盛岡へ向かいます。
快速なので途中の駅を通過します。ただでさえ本数が少ないJR山田線ですが更に快速で通過となるとこれらの通過駅は実質的に殆ど利用者が居ないのではと思ってしまいます。
列車が進むにつれてどんどん山深い景色になってきます。並行する道路では走行する車の方がスピードが速く列車はゆっくり進んでいるので抜かされ放題と言う感じでしたw。列車はスピードを一定にして安全確認しながら進んでいるように感じました。険しい所を走行しているのでスピードを調整しながら運行しているのでしょうね。
快速リアスの時刻表をアプリで見て見ましたが途中では1時間20分以上走行しっぱなしの区間があります。運転手さんは本当に大変です。途中で行き違い等で止まる所があるのかなと思ってましたが結局1時間20分ずっと走行していました。快速列車でこんなに長い時間運転し続けている区間って他にあるのでしょうか?停車駅と時刻を見ると宮古駅と盛岡駅からそれぞれ数駅停車して途中はずっと飛ばす感じのようです。
川を左に右にと縫うように進みます。予想はしてましたが険しい区間を通り盛岡を目指します。
次の停車駅は茂市駅です。今まで人が住めるような場所が無かったですが快速が止まる駅周辺には町が形成されていました。ここまで山々が続いていたので普段の買い物とかはどの辺でしているのかなと言うのが気になります。病院とか色々と日々の生活はどんな感じなのかなと思いながら景色を見ていました。
茂市駅を過ぎて直ぐに家が無くなりました。相変わらず閉伊川と道路を並行して進みます。カーブが続く区間では線路を見通す事が出来ましたが日々の点検等も大変だろうなと険しい区間を見ながら思います。これだけ険しい区間が続くと災害で不通になる区間があればどうなるのかと心配にもなります。
次の停車駅である陸中川井駅に到着です。ずっと家が無い区間が続いていましたが陸中川井駅に到着する間際には町が出て来るので不思議です。ここもかなり奥深い場所だと思うので冬は雪深い場所だと思いますがどんな生活を送っているのか気になります。宮古駅から40分近く走行してこの駅まで来ましたがまだ宮古市なので宮古市の広さに驚きます。行政も大変だろうなと言う感じです。そして前述したようにこの駅を出ると約1時間20分強を走行し続ける区間となります。自家用車でも同じ時間ずっと集中して運転し続ける為には体調管理も重要だと思いますが列車も同じなのでしょうね。
宮古駅から人の移動がなく思い思いに皆さん車内で過ごされていました。地元の人なら帰りも乗車する訳なのでやはり観光客の利用が多いのでしょうかね?!
途中では家がある所もありましたが大半は家の無い自然の中を走行していました。
通過する駅も途中では幾つか見る事が出来ましたが利用者がいるのかなと思うような場所に駅がありました。
木々に囲まれた所をゆっくり走行します。よくこの場所に線路を通すなと景色見ながら感じます。
途中では廃止になった駅と思われる所も通過しました。ホームも長かったので昔はJR山田線ももっと多くの列車が走行していたのかなと広いホーム跡を見ながら思いました。
ずっと走行し続けていますが人が生活出来るような区間は殆どなく山深い場所を走行します。途中ではトンネルや洞門もありました。冬は雪深くなるのかなと思いますしその中で止まらず運転し続ける事が出来るのかなと余計な心配をしてしまいます。本数が少ないと線路に雪が溜まる時間が長くなる訳ですしね。
約1時間20分過ぎて次の停車駅である上米内駅に到着です。この駅は盛岡市のようです。宮古市もそうですが合併で地方の市は広くなっているのかと思われます。
上米内駅を出発して少しずつではありますが家が見えてきてそして町中に入る感じになって来ました。山深い感じも無くなってようやく次の停車駅に近くなって来ているようです。
続いて山岸駅に停車です。この辺りは各駅に停車と言う感じになっています。家が多いので利用客も居そうな感じがしましたが実際にこの駅から乗車するお客さんがいました。とは言え絶対的な本数が少ないので帰りの電車に合わせるのも大変だろうなとも感じました。
この辺りはすっかり町中です。踏切も普通にあって盛岡駅に近くなっているんだなと思っていると上盛岡駅に到着しました。今までが駅間の長い区間でしたがこの辺りは数分で次の駅と言う感じです。この駅からもお客さんを乗せていよいよ次が終点の盛岡駅です。
都会っぽい景色になってスピードを落として進み新幹線の高架を通り過ぎると盛岡駅はもう直ぐです。
そして盛岡駅に到着です。JR山田線を完乗する事が出来ました。約2時間20分の乗車でしたがこの快速リアスは盛岡駅と宮古駅の拠点間を結ぶ役割で両駅の近くは停車する駅がありますが途中は大胆に通過して運行する列車でした。これだけ本数が少ないと将来どうなるのかなと言う不安があります。沿線の方は利用出来る時には積極的に利用して沿線の人々と共にJR山田線も運行し続けて欲しいなと思いました。
盛岡駅にはお昼前に到着しました。次の予定まで少し時間があるので冷麺を食べに駅ビル内にある「大同苑 盛岡フェザン店」さんに来ました。並ぶようなら次の予定もあり他で食べようと思いましたが運良く直ぐに入る事が出来ました。少し後なら並んで待つような感じになったのでタイミング良かったです。
やっぱり盛岡に来たからには冷麺を食べたいなと思いまして盛岡冷麺を注文しました。駅ビル内で1000円で食事する事が出来るのは嬉しいですね。
そして実際に出て来たのがこちらです。弾力のある麺とフルーティーなスープが相まってとても美味しく食事する事が出来ました。やっぱり盛岡で冷麺を食べると達成感を感じますねw。食事中に並んでいる人が増えて来ましたので食べ終えるとお会計をしてそそくさとお店を後にしました。
盛岡駅に来たのは久しぶりです。駅前は余り変わっている印象はなく懐かしい気がしましたね。この後の様子はまた次回で。
JR山田線を乗車した時の様子は動画にしてますので合わせてご覧頂き乗車した気になって下さいw。