山形県鶴岡市にある鶴岡駅から羽越本線の普通列車を利用して酒田駅に移動して来た続きです。
この後は半日まではいかないですが酒田市内を観光して周ります。
酒田駅到着後は向かいの商業ビルで自転車をレンタルします。観光用の周遊バスがあるようですが効率的に見てまわるには雨が降って無ければ自転車の方が遥かに効率的です。しかも有難い事に無料でレンタルさせて頂きました。
自転車で最初に移動して来たのは酒田港にあるこちらの市場です。お目当てのお店で食事しようと思って来たのですが、、、
並んで待っている人が大勢いて断念しました。まだ10時前でここまで来るのに殆ど人とすれ違う事なく来たので確実に入って食事する事が出来ると予想してましたが甘かったです。港の駐車場には多くの車が停まっていてどこからともなく大勢の人が集まってました。本当に地方は人がいないようで集まる所には人が集まると言うのを思い知らされました。全くここに来るまではそんな感じは皆無でしたけどね、、。
酒田港を見ながら少しこの後どうするか考えてました。手前の船は酒田市の北西40キロ前後にある飛島へ行く船のようです。同じ酒田市のようですがどんな所なのでしょうか。まだまだ行った事がない未知の離島が沢山あります。
酒田港の別の建物内に食事するお店が集まっていてその中の一軒、こちらの「イカ恋食堂」さんで食事する事にします。
迷ったのですがこちらの「イカ恋三味重」の食券を購入しました。
そして出て来たのがこちらです。コリコリとした食感が良くて途中から味変を兼ねて肝醤油も付けて見ましたがイカの旨味が増して良かったと思いました。ご飯と一緒に食べ易いように小さめに切られていたのでそのまますんなり食べる事が出来たのも良かったのではと感じました。美味しかったです&ご馳走様でした!
食事後は自転車で酒田と言えばやはり山居倉庫は外せないかなと言う事で移動して来て見ました。自転車だとそれ程時間が掛からずに移動して来る事が出来ます。
観光用で見た写真と雰囲気が違うなと思っていたらそれは逆側でした。後で分かります。建物の前後は資料館や観光用になってましたが中央付近はそのまま残っているようで中には入れずと言う状態になってました。
車や列車が無い時代は川で船を使って輸送していたとの事ですがこのような船で山居倉庫で保管する米を運んでいたようです。そうして酒田が発展してきた象徴として山居倉庫が今も観光用で残ってます。
観光写真で見る光景は反対側でした。「ここからの角度なのか、、、」と思いながら見てました。
中央付近には神社がありましたのでお参りをしておきました。
端から端まで歩いて見ました。横にある欅の木は風や日差しから倉庫に保管している米を守る為に当時植えられていたようです。先人の知恵ですね。
一部の倉庫の中は物販や展示が観光用にされてました。
酒田と言えばラーメンですね。この後食べに行く事にしてますので楽しみです。寒い地域なので毎日でも食べられそうなシンプルで温かいラーメンが求められるのでしょうね。
そして酒田と言えばやはり「おしん」でしょうね。広いスペースを使って展示がされてました。この辺りでの苦労が伝わって来ましたね。
山居倉庫の見学を終えて次の目的地に自転車で移動する際に市役所近くの商店街に来ました。デパートがありましたが閉館されてしまったようでとても寂しい雰囲気の感じになってました。これが地方の現実なのでしょうね。このような様子を見るとやはり寂しく感じます。
そのまま自転車で来たのが日和山公園です。高台にあるので少し最後は疲れましたが何とか辿り着きました。
まずは公園の前にある日枝神社を参拝しました。とても重厚な神社で厳かな気持ちになりました。
そして公園内を歩いて見ますがまずはどこに何があるのかを大まかに把握して歩くコースをイメージして敷地内に入ります。
常夜灯付近にある展望台から最初に行った酒田港付近を見て見ました。そのまま右に目を向けると遠くには日本海を臨む事が出来ました。この辺りから風が少しずつ出て来て冷え込んで来ましたし、雲も出て暗くなって来たので雨が心配になって来ました。
その次には六角灯台に来ました。昔使っていた灯台を移築してここに保存されているようです。レトロ感を感じる灯台ですが中に入れずでした。仕方ないですね。
その後は1/2のスケールで展示されている仙石船に来ました。コロナ対策だと思うのですが中に入れずでした。このようなオープンで混雑するような感じでも無い場所でいつまで形骸的な「コロナ対策」をするのでしょうかね?2023年は形骸的なものから徐々に廃止して元に少しでも戻って欲しいと切に思います。
思ったよりこちらの公園は見所があって良い散策が出来ました。寒かったですがそれはこのエリアに来た時からある程度覚悟していたので問題無いです。地元の人にとっては良い散歩コースだと思います。寒い中家族連れが実際にいました。
次の目的地に行く途中で酒田市役所を見ました。非常に綺麗で立派な建物でした。休日でしたがなぜか駐車場には車が多く停まってました。
お昼を過ぎていよいよ酒田ラーメンを食べに事前に調べていたお店に到着です。到着したのは「三日月軒 東中の口店(みかづきけん)」さんです。この近くの別のラーメン店で並んでたのでどうかなと思ってたら運良く並んで無かったので中に入ったところ、満席で少し待たされましたが直ぐにお客さんが出て入る事が出来ました。しかしその後お客さんがどんどん来たので来るのが10分遅ければかなり待つ所でした。運が良かったようです。
メニューが色々とあって非常に迷ったのですが醤油味の「ふわとろワンタンメン(普通)」にしました。お値段は850円です。とても良い匂いがしていたので、店内で待っているだけでお腹が空いて来ましたw。
実際に出て来たのがこちらです。ワンタンは確かに超極薄でスルッと入ってしまう感じで人によって好みが別れそうですが私は食べ易くてこれはこれでアリだと思いました。肝心のラーメンですが懐かしい昔ながらのシンプルなラーメンなので日常的に老若男女食べ易いラーメンになっているなと思いました。実際色々な客層でしたが寒い町でシンプルなこの手のラーメンが食べたくなるのが分かるような気がしました。美味しかったです。食べ終わった後は外で待っているお客さんもいましたのでそそくさとお会計を済ませて店を出ました。ご馳走様でした。
食事後は自転車を返却しに酒田駅まで戻って来ました。不安な天候でしたがなんとか雨にならずにここまで過ごせて良かったです。自転車を返却後は事前に調べていたバスに乗車して最後の目的地に移動します。
このバスは酒田市内の観光場所を周遊するバスでして自転車で行った酒田港、山居倉庫、日和山公園等を周りながら進むバスです。雨が降っていれば自転車をレンタルする代わりに使う事を考えてましたが、本数が少ないのでどうしても効率良く観光すると言う点では自転車の方が機動力があります。
山居倉庫を過ぎて暫くすると最上川を渡ります。もう日本海が直ぐと言う河口なので川幅が広かったです。
そのままバスに乗り続けて降りたのがこちらの「土門拳記念館前」です。酒田での観光の最後にこちらに来ました。レンタルした自転車で来れなくはないですが、ここを見学した後は空港に向かいたかったので酒田駅まで一旦戻って自転車を返却した次第です。
まずは記念館に行く前に飯森山の山頂まで登って景色を見て見ました。見晴らしが良いと言う感じでは正直無かったですが庄内平野の様子を見下ろす事が出来ました。
そのまま公園内を流れで歩いて酒田での最後の目的地「土門拳記念館」に来ました。かなり昔ですが写真展を見て凄い写真だなと思った事があって酒田に来る事があれば是非来て見たいなとかなり昔から思ってたのでした。それがようやく実現したと言う訳です。
建物に入る前にモダンな外観を外から色々な角度で見てしまいました。記念館に相応しい素晴らしい建物です。
700円の入館料を払って中で作品をじっくり見させて頂きました。フラッシュや複写等で無ければ撮影は可能な様子だったので遠まきに記念で記録させて頂きました。以前に見た作品もそうじゃない作品も見応えがあってバスの時間を確認した上でそれまでの間ゆっくり見させて頂きました。
かなり以前から来たいと思って来たのですが実際にとても良い作品の数々を見る事が出来たのでここに来れて本当に良かったと思いました。とても良い写真を数多く見れるので是非酒田へ行った時には立ち寄って欲しい記念館です。
バスの時間が近くなり記念館から外に出ると雨が降ってました。この後は空港バスに乗車して東京に戻りますがその様子は次回で。
酒田での観光は短い時間で次々と見て回りましたが酒田の魅力を垣間見る事が出来ました。とても良い街でしたね。
一連の様子は動画にもしてますので合わせてご覧下さい。