先日ですがコロナ禍以降初めてサッカーのJリーグを見に行って来たのでその様子をブログしようと思います。
と言う事でやって来たのは東京の新宿から西の八王子・高尾・橋本までを結ぶ京王線の飛田給駅です。普段は普通電車しか停車しない飛田給駅ですがサッカー開催日は特急も臨時停車して京王線も後押ししてくれています。サッカーに限らず集客が見込まれるイベントによっては特急を停車させているようです。この駅で降りたのは初めてですが改札口から駅前のロータリーに至るまでホームのFC東京一色でした。普段からなのか試合の開催日に合わせてなのかは分かりませんが恐らく普段からなのでしょうね。ここに来るまでの電車内で多くの観戦者らしき人がいて「自分もこれからサッカーを見に行くんだな」と言う気分になりましたが駅を降りて更にそれを実感しました。
多くの人が歩いて行く方向へ流れに従って進みます。東京都調布市にあるスタジアムなので観客用の駐車場は無いと思いますし京王線の駅から歩いて数分なのでバスも勿論全く必要なく非常にアクセス抜群です。勿論京王線の本数も多くあり困る事はありません。
甲州街道(国道20号)を渡ると味の素スタジアムが見えて来ました。
そしてFC東京のホームスタジアムである味の素スタジアムに到着です。とても大きいのは勿論ですが建物のデザインがカッコよく思いました。簡単な持ち物検査を通過して事前に用意したチケットをスキャンして貰ってスタジアム内に入ります。
チケットを見て自分のシートがある入口を見つけここからスタジアムへ入ります。分かりやすく案内されていてとても助かります。
試合開始約30分前に自分の席に着席しました。既にサポーターの方を中心に盛り上がっており選手はウォーミングアップをしていました。アウェー側を見ると一角だけが解放されていてそこに今回の相手であるサガン鳥栖のサポーターがギッシリ集まっていました。全員ではなくても九州からここまで応援に来ている人もいるかと思いますがサッカーにかける情熱は凄いですね。移動費用も現実的には掛かっていると思いますが人それぞれでお金の使い方があり何かに熱中していると言うのは仕事のオンオフでもメリハリがつくと思うので良い事だと思います。勿論他人に迷惑を掛けるような事はダメですが。
因みに鳥栖にはかなり昔に駅前で一泊した事があり駅横にスタジアムがある事も知ってますし入口まで見に行った事もあります。鳥栖市は正直大都市と言う感じでは無いのですが福岡から熊本若しくは佐賀へ行く分岐となる要衝の場所でもあります。そんな小さな市にJリーグ一部のチームがあるとなれば地元の人も応援に熱が入るだろうなと思います。それに比べると東京をホームとするFC東京は勿論大勢のファンがいると思いますが日本の首都東京は人や娯楽が多くどうしても東京の街全体でサッカーを応援と言う所までは正直いきません。これはサッカーに限らず野球でも同じですが、、。何を隠そう長く東京に住んでいる私もFC東京の試合を見るのは今回が初めてで余りサッカーに興味を普段からある訳ではありません、、。
東京に住んでますけど小さな地方都市である鳥栖に行った事が有る身としてはどっちが勝っても良いかなと言う感じでも有ります。
そして試合開始前に選手紹介です。アウェーのサガン鳥栖は一画面でメンバーを読み上げて紹介するとてもシンプルな感じでした。
それに対してホームのFC東京は控えメンバーまで一人一人紹介していてスタジアムの雰囲気を盛り上げていました。私が今回のメンバーで知っていたのはFC東京の長友選手のみで他は大変失礼ながら知りませんでした。サッカー初心者ですいません、、。
いよいよキックオフです。どっちが勝っても良いと思ってますが一方的な展開にだけはなって欲しくないなと思いながら観戦していました。
前半19分にアウェーのサガン鳥栖が先制点です。先制点ですが余り喜んではおらずなぜかなと思っていると反対側の線審がオフサイドの判定をしていたようです。
ゴールを挙げましたがオフサイドの可能性がありVAR判定となりました。初めてVAR判定の瞬間を見ました。選手はその間は淡々と休んでいたり選手間同士でここまでの事などを話しているようでした。選手として見れば待つしかなくその間は休む事もそうですが無駄な時間は無いと言う事かと思います。そして審判団もそのままいてどうやら別の場所で別の人がビデオを確認して判定しているようです。直ぐに結果が出るのかなと思っていたのですが思ったより判定に時間が掛かっていました。それくらい微妙な所だったのでしょうし、選手もギリギリのところで戦っているんだと思います。
長い時間経過してオフサイド判定が覆ってオフサイド無し、つまりサガン鳥栖のゴールと正式に認められました。ホームのFC東京が先制される苦しい展開です。私の横は解放されていないエリアでその先にサガン鳥栖のサポーターが陣取るアウェー席が見易かったのですが盛り上がっていましたね。逆に遠くに見えるホームのFC東京サポーターは静まり返ってました。
そして前半30分にはサガン鳥栖がPKを得てこれを冷静に決めてなんとアウェーのサガン鳥栖が2-0とリードする展開となりました。これは正直意外でしたね。それでもサガン鳥栖の攻めている時間が素人目にも長くて勢いがあるなと言う感じでもありました。ちょっとこのままでは一方的な展開になるなと言う予感しかありませんでした。
サガン鳥栖のサポーターは盛り上がってましたね。サッカーの2-0って前半戦の最中とはいえ結構な差ですからね。
ホームのFC東京としては前半に何とか1点でも返しておきたいところです。スタジアム全体としては余り盛り上がらない中でFC東京の選手がなんとか点を取ろうと攻めていきます。
しかしそのまま互いに点が入らず前半はホームのFC東京から見て0-2のスコアで終了となりました。ハーフタイム中もFC東京のサポーターがいるスタンド前でパフォーマンスが行われていたりと観客を飽きさせないような工夫がされていました。それにしてもこの展開は予想しておらず意外な展開でもありました。
そしてサイドが変わって後半の開始です。2点ビハインドのFC東京は選手交代して来るのかなと思って見ていたら両チームそのまま選手が出場していました。後半ですがFC東京の攻める展開が最初から続きます。ホームで2点追う立場なので攻めるしかないですから必死です。早い段階でまずは得点しないと望みが絶たれてしまいます。
そして後半の9分と早い時間帯でホームのFC東京が1点を返す事に成功しました。これだけ早い時間帯で得点を挙げればまだ時間があるので全然分からなくなって来ます。FC東京サポーターも行けると思ったのか更に応援に熱が入って来ているようにも思えました。
1点取った後もFC東京の攻める時間帯が多くなり前半戦とは明らかに攻守逆転と言う感じでした。ハーフタイム以降で何が変わってこうも流れが変わったのかと言う感じです。FC東京が押す展開が続いた後半14分に再びFC東京のゴールが決まり遂に2-2と同点に追いついてしまいました。FC東京サポーターのボルテージが上がる一方です。
この辺りから選手交代が両チームで激しく行われるようになって行きました。お互いにフレッシュな選手を入れて何とか次の1点を入れようと両チーム共に必死の展開が続きます。後半の時間が過ぎて行くと足を吊る選手も増えて来て死力を尽くしている様子も伺えます。どちらも頑張って欲しいなと思いながらジリジリする展開を見ていました。
途中では観客数の発表がありまして20303人との事でした。来る前は1万人は超えるだろうとは思っていましたがアウェーのチームが正直有名なビッグチームと言う訳では決して無いのでどのくらいのお客さんが来るのか想像付かなかったのですが2万人を超えるとは予想外でした。
そして同点のまま引き分けかなと思っていた後半の43分に遂に均衡が破られてホームのFC東京がゴールを挙げました。ゴールを挙げたのは途中出場した33番俵積田晃太選手でして監督の采配がズバリ的中した格好となりました。ゴールを挙げてからサポーターの前に行ってガッツポーズをした時にはスタジアムの盛り上がりが最高潮になった瞬間でもありました。
とは言えアディショナルタイム(ロスタイム)が6分と表示されましてまだ時間があります。逆転されたサガン鳥栖も更に選手を入れ替えて最後まで諦めずに必死に攻め続けています。試合が終わるのがまだかまだかと私の周りにいたFC東京ファン?!は好き勝手に色々と言っていましたがそれも日頃のストレスを発散する意味合いもあるのでしょうから暴言等で無ければ良いのかなとも思います。
そして主審がホイッスルを鳴らしてFC東京が前半0-2から3-2の逆転勝ちでゲームが終わりました。サッカーに深い興味が無くてもゲームとしてとても盛り上がる展開で私も予想以上に楽しむ事が出来ました。大袈裟に言えばドラマ見たいな試合展開だったと思います。
最後は選手が並んで観客にお礼をして選手同士も握手して終わりました。勝っても負けてもこう言うのは気持ち良いものですね。近くに見えたアウェーのサガン鳥栖サポーターは非常に悔しかったかと思いますし、対照的にホームのFC東京サポーターは大盛り上がりでプロスポーツの勝ち負けの残酷さをサポーター見ても感じました。負けた方が非常に悔しい負け方だったと思いますし勝った方は非常に嬉しい勝ち方だったと思います。
と言う事でコロナ禍以降で初めてJリーグを見に行ったのですが予想以上の試合展開でサッカーに深い興味がない私でも非常に面白かったしとても良い気分転換にもなりました。サッカーの面白さを垣間見た気がします。また機会を見つけて来て見ようと思います。
こちらの様子は動画にもしてますので合わせてご覧下さい。