ZIPAIRでシンガポールにやって来た続きです。
宿泊しているホテルを早朝に出て朝食を食べに行きます。カプセルホテルと言う言い方で良いのか分かりませんが、ドミトリーのようなホテルなので勿論朝食は何もありません。それにしても需要が多いのか、シンガポールのホテルは高いですね。ホテルで部屋を確保しようとすると高額になるので、以前来た時もですがこのような少しでも安い場所を選んで宿泊しました。
早朝の一通りが少ない道をGoogle Map見ながら目的地まで歩きます。海外の街を歩くと色々な気づきを得る事が出来るので電車やバス等の公共交通機関での移動とは違う楽しさが有るのかなと思います。
やって来たヤクンカヤトースト(Ya Kun Kaya Toast)は、シンガポール発祥の老舗カフェチェーンでして伝統的なシンガポールの軽食や飲み物が人気です。先客はいるだろうとは思ってましたが、早朝から並ぶ程とは予想外でした。出来立てをイートインしようと思ったのですが、諦めてテイクアウトしてホテル内の共有スペースで食事する事にしました。ここまで来る時には余り人が歩いて無かったので、驚きです。
カヤトーストは、ココナッツミルク、卵、砂糖、パンダンリーフで作られる甘いカヤジャムがトーストに塗られています。これが独特の風味を生み出していてバターを挟んで提供されていました。半熟卵も美味しかったです。シンガポール独特な濃くて甘いコーヒーと一緒に頂きながら朝食としました。
その後は改めて身支度してホテルを出発です。この日は終日歩き回って観光する予定です。
最初の目的地を検索すると電車よりバスの方が効率良さそうでしたのでバスで移動しました。Google Mapはバスの時刻も出してくれますし、乗車もシンガポールの場合にはクレジットカードをタッチして乗車出来るのでとてもハードルは低いと思います。
アプリで示されたバス停を降りて暫くすると、マリーナ・ベイ・サンズが目の前に現れました。初めて見た訳では無いですが、やはりこれを見るとシンガポールに来たんだなと実感します。
マーライオン目指して海沿いを歩きます。この辺りはどこを見ても眺めが良いので歩いていて気持ち良いところです。
そしてマーライオンにやって来ました。やはり観光客は多かったですね。当然のように日本語も聞こえました。人をかき分けるような形で色々な角度からマーライオンを見て楽しんでいました。
マーライオンを後にして次の目的地に向けて歩きます。アプリをチェックすると少し歩けば到着しそうです。
次にやって来たのはビクトリア・シアター・アンド・コンサートホールです。向かって左側がシアターで右側がコンサートホールのようです。何度か改装されているようですがレトロな欧州風の建物は格式を感じるとても立派なものでした。コンサートや映画をしてなかったので入口を少し入った程度ですが、中もとても綺麗で格式高い建築でした。
ビクトリア・シアター・アンド・コンサートホールを後にして次の目的地に向けて歩きます。バスや電車を利用する距離では無さそうなので、ゆっくりマイペースで歩きます。
この辺りは色々な建物が密集しているエリアで歩いていて左右を見るとシンガポールならではの景色を見る事が出来ました。
次にやって来たのが、フォート・カニング・パークです。標高50メートル程の丘ですが過去の要塞跡地でして今は公園として整備されています。
階段を上がって上に行くととても綺麗に敷地内は整備されていました。この辺りまで来ると車の音も気にならなくなり静かに散策する事が出来ます。
敷地内を歩いていると大砲がありました。以前に要塞があったと言う事でその時にはこのような形で対峙していたと言う事かと思います。かなり高い位置にあるので市街地戦だと上から相手を見下ろせる形になりそうです。
敷地内に遺産ギャラリーがありました。こちらも格式を感じる建物でとても雰囲気があります。
ギャラリーは無料と言う事でしたのでこちらから中に入って見学してみる事にしました。この日は曇っていましたがとても暑くて蒸した日でした。中に入って少しでも涼しもうと言う魂胆も少しありましたw。
最初は涼しむ程度で軽く流して見学しようと思ったのですが、第二次世界大戦の日本軍との戦いの展示がされていてじっくり見てしまいました。この当時は英国がシンガポールを支配していましたが、英国が日本に降伏する事を決定したのがこの場所のようです。予想外の展示に思わず長居して見てしまいました。公園内を散策している時にはとても長閑で緑綺麗な公園だと思ってましたが、その昔は全然姿を変えた場所だったんだなと展示を見て実感しました。
最後にフォート・カニング・ツリー・トンネルを見て見ました。下から見ると天井から木々が生えている様子がとても綺麗に見えました。今はとても綺麗なトンネルになっていますが戦時中は違う目的だったのでしょうね。
その後はすぐ近くの国立美術館にやって来ました。入館料は10ドルで中の撮影は出来ませんが、シンガポールの過去から現在を展示していてどれも見所はありましたが、やはり日本人としては第二次世界大戦の展示を特に見てしまいました。
国立博物館を後にして次は電車で移動します。電車もクレジットカードのタッチで乗車出来るのでとてもハードルが低いと思います。電車・バスと上手く使い分けて効率よく観光する事が出来ます。
Bencoolen駅からChinatown駅へここから移動します。乗り換えなしの二駅なので迷う事はありません。
そしてチャイナタウンにやって来ました。コロナ禍前に来た時にはチャイナタウンの近くに宿泊していてこの辺りを散策していました。なんだか懐かしい気がしていましたね。
お腹が空いていたのでチャイナタウン・コンプレックスに来ました。シンガポールのあちこちにあるホーカーセンターの中で最大級とされている所です。
多くのお店がありどこで何を食べようか迷いましたが、チキンライスの文字を見て「そう言えばシンガポールに来てまだ食べてないなと」思い、ここで食べる事にしました。ホーカーは格安で食べれるのが良いですね。そして安いにも関わらずとても美味しいのでホーカーはお勧めです。地元の人も含めて多くの人が中にいましたが、これだけ気軽に美味しく食べれると人が集まるのも納得です。
その後は飲み物も飲んで歩き疲れた体を癒していました。暑いシンガポールでは色々と冷たくて美味しい飲み物があってどれを頼んでも大きなハズレはないですね。
チャイナタウン・コンプレックスを後にしてその後は目の前にある仏牙寺龍華院を見学しました。熱心にお祈りをしている人がいたので邪魔にならないよう中を見学しました。煌びやかで豪華な装飾で目がチカチカしそうです。
続いて道路を渡って直ぐのマックスウェル・フード・センターにやって来ました。前回シンガポールに来た時にはホテルがこの近くだったので、ここで朝・晩と食事をしていた箇所で懐かしく感じました。雰囲気は全然以前と変わってません。
こちらにも相変わらず多くのお客さんがいました。中は以前の印象より明るく綺麗になっている気がしました。
ここではチキンライスが有名でいつも並んでいます。私も前回はここで並んで美味しく食べていたので今回はパスして先程のチャイナタウン・コンプレックスで食事した次第です。正直チキンライスに大きな違いがあるのかと言われると私にはそこまでの大差は無いのかなと思うのですが、、。皆さん各自でご判断して下さい。
ここではデザートを食べました。色が同じで見えにくいですがナタデココが入ったデザートで体が冷えて生き返るようでした。このようなデザートもホーカーでは格安で食べる事が出来ます。街中のレストランではどうしても高くついてしまいますが、あちこちにあるホーカーを利用する事で安くて美味しい食事をする事が出来るのでお勧めです。
その後はマックスウェル駅から4駅先のオーチャード駅まで移動します。ここも乗り換えなしなので分かり易いですね。
シンガポールのMRT車内は飲食禁止なので気をつけて下さい。特に飲み物は日本の感覚だと飲んでしまいそうです。
オーチャード駅で降りて、オーチャード・ロードにやって来ました。道路の両横に色々なお店が並ぶ通りでして、日本だと銀座に近いようなイメージでしょうか。多くの人が通りを歩いていました。シンガポールだと購買意欲が高い人が多そうですね。
それを狙ってだと思いますが、伊勢丹をはじめ、高島屋、ユニクロ、スシロー、ノジマ等の日本のお店を多く見ました。アップルストアーもこの通り沿いにあってとても大きい空間に多くの人がいました。
途中で小高い場所に公園があり飲み物を購入してここでゆっくりしていました。朝からずっとスッキリしない天気でしたが、この辺りになると日が出て来ました。
オーチャード・ロードを戻りながら適当にビルに入ってモールのような中を見学しているとエニータイムフィットネスがあったので会員な事もありスタッフさんに言って中を見学しました。カラフルな感じはしましたが、器具や雰囲気は基本的に変わらない感じでした。他国の施設を見ると自分も頑張ろうと改めて思いましたね。
再び外を出ると日が暮れて来ました。それと共に人も多くなって来た感じでした。
ホテルに戻る前に立ち寄ったのがバシャ(BACHA)コーヒです。シンガポールのお土産で紹介されていましてシンガポール発祥と思いきやモロッコ発祥のコーヒーブランドです。このブログを執筆している今現在は日本未上陸のブランドですが2025年に来るそうです。一足早くここで体験する事が出来ました。
コーヒーは何を選べば良いのか分からないくらい数多くの種類があり、多すぎて逆に選択に困るほどです。クロワッサンと共に優雅な一時を過ごしました。お店の雰囲気も良くてブランド戦略がハマっているのでしょうね。お値段はコーヒーとクロワッサンとで日本円で2613円と結構しましたが、それでもお客さんは本当に多かったです。
バシャコーヒーを美味しく頂いた後はMRTを乗り継いでホテルに戻り、この日の観光を終えました。
行った事がある場所もありましたが、全体的に色々な意味で観光がしやいのがシンガポールで日本人にも人気なのだと思います。お金の面では色々と高いので観光しやすいとは言えませんが、円安はシンガポールだけではないので、それは他国でも同じですね。
この日の観光では現金を使わなくて済んだのも有り難かったです。万が一の為に空港で現金を日本円から両替して持っていましたが、気休め程度と言う感じです。公共交通機関でもクレジットカードをタッチして利用出来るので、移動も難しさは感じないと思います。色々と効率よく見て回れるのがシンガポール観光なのかなと思います。
と言う事でここまでの様子は動画にしてますので合わせてご覧下さい。