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のんびり秋田旅:大館能代空港から鉄道&温泉の癒し旅

ANA721便で羽田空港から秋田県にある大館能代空港にやって来た続きです。

大館能代空港は道の駅と併設されています。以前に秋田空港からレンタカーを借りて観光した際に、空港を見学した事がありまして来た事はありましたが、飛行機で来たのは初めてです。以前に来た時と変わらない印象でした。

空港からはリムジンバスを利用します。どれくらいの利用があるのかなと思ってみていましたが、私含めて4人でした。飛行機で来た方の大半が車での移動でした。

空港から出発です。以前にレンタカーでドライブした道を通っていて、懐かしく見ていました。

ANAが約15分遅れて到着し、それに合わせてリムジンバスも遅れての出発となりました。予定では鷹巣駅から秋田内陸縦貫鉄道に乗車するつもりでして、定刻でも余り余裕がないスケジュールでした。実際にはそこから遅れての出発でしたので、間に合わないかなと覚悟してましたが、時計を見ると何とか間に合いそうでしたので、鷹ノ巣駅で下車しました。もし完全に秋田内陸縦貫鉄道に間に合わなければ、大館駅まで行ってしまおうと思っていました。ここで私含めて4人のお客さんのうち、3人が降りました。

こちらはJR鷹ノ巣駅です。以前に青春18きっぷで来た事があります。駅前は以前と変わらない様子ではありましたが、たまたまなのか多くの車が止まっていました。

こちらは秋田内陸縦貫鉄道の鷹巣駅です。青春18きっぷでJR駅に来た後に、ここから角館駅までこの路線を既に完乗しています。

今回は「湯けむりクーポン」を利用して阿仁前田温泉駅まで行って温泉に入ろうかなと思います。この「湯けむりクーポン」は鷹巣駅と阿仁前田温泉駅との往復乗車券と入館割引券(50円弾き)が付いて700円となっています。単純に鷹巣駅から阿仁前田温泉駅まで片道が700円なので、とてもお得な切符となっています。

その他に入場券が幾つかの駅で販売していたので記念に購入しました。買える時に購入しないと次にいつ買えるか分からないですしね。

列車が出発する数分前にホームに来る事が出来ました。2両編成ですが後は団体専用との事でした。

乗車するのは急行もりよし号です。以前にこの駅から角館駅まで完乗した時には普通列車でして、この列車に乗車するのは初めてです。急行に乗車という事で乗車券とは別に急行券(160円)が別途必要でした。ギリギリに車内に入りましたが、余裕で座る事が出来ました。

鷹巣駅を出発です。短い秋田内陸縦貫鉄道の列車旅が始まりました。

米代川を渡ります。東京では曇っていましたが、晴れていて逆光気味になっていました。出発時からは想像もつかない展開です。

最初の停車駅は縄文小ヶ田駅です。遅れて空港に到着したので、最初は空港からこの駅まで頑張って歩いて来た方が良いかなと思ってましたが、そこそこ距離があるので無理はせずリムジンバスを利用しました。

次の停車駅は合川駅です。行き違いがあるのかと思ってましたが、何もなくそのまま出発しました。駅の管理を委託しているようで係の方がいらっしゃいました。

駅から離れると人が住んでいる様子がなく、自然が広がる景色が続いていました。沿線人口が少ないのは一目瞭然です。秋田内陸縦貫鉄道は沿線の市町村に支えられて運行していると思いますが、先々どうなるのか本当に不安です。人はずっと車を運転出来る訳ではないと思うので、駅の近くに役所関係とかスーパー、学校等を集約して鉄道の利用を促せないものなんですかね。

次の停車駅は米内沢駅です。ここでも委託された係の人がいました。

米内沢駅を出発して次の停車駅は目的駅の阿仁前田温泉駅です。その途中で阿仁川を見る事が出来ました。この日は穏やかな川の流れに見えました。

その後も内陸らしい景色を見ながら進みます。雪が降ると半端なく積もるのでしょうね、、。

そして阿仁前田温泉駅で下車しました。私の他に地元の方と思われる人が降りて行きました。

中々来ることが無いと思うので、駅前に出てみました。駅舎に温泉保養施設「クウィンス森吉」が併設されていて日帰り温泉が出来ますし、宿泊も出来ます。最初は宿泊も考えたのですが、駅周辺は何も無さそうな気がしたので、日帰り温泉のみにする事にしました。

駅前の道を真っ直ぐ進み、阿仁川をみてみました。とても穏やかに流れていて良い眺めでした。

駅前をブラブラとその後も歩いて、一通り散策した後に、駅ナカにあるクウィンス森吉に戻って来ました。帰りの列車時間を確認して中へ入ります。日帰り温泉入浴は500円ですが、クーポン利用して450円で入る事が出来ました。往復の切符が片道料金で済んで、尚且つ割引で温泉に入る事が出来るので、お得な切符のおかげです。通常通りに支払う前にHP見てお得な切符をチェックしておいて良かったです。

温泉ですが人は少なくゆっくり出来ました。時には貸し切り状態だった事もありました。施設的には内湯が大小の2つで大きい方は循環式でした。露天風呂が無いのは残念でしたが将来は復活するのかな、、。北秋田市が所有しているようでその予算次第なのでしょうか。外のヒンヤリした空気の中で温泉に入ってみたかったので、露天風呂が有ればとは正直思いました。

夕方近くになるにつれて、思ったより現役世代の人も来ていました。それでも施設の広さに対してはゆったり入れる状態でしたので、マッタリする事が出来ました。たまにはこのように何もしないでのんびり過ごすのも良いなと感じます。

帰りの列車に合わせて施設を出て、鷹巣行きの普通列車に乗車します。ホームに待っているのは私だけでした。列車に乗車すると5人お客さんがいましたが、いずれも地元客のようでした。鷹巣駅までの間で、下車するお客さんも乗車してくるお客さんもいましたが、それでも5名以上にはなりませんでした。温泉から出て体がポカポカでゆっくり車内で休んでいました。

そして鷹巣駅に到着です。お得な切符で温泉利用する事が出来て良かったです。列車の時間さえ合えば是非このお得なきっぷで阿仁前田温泉へ寛ぎに行ってみて下さい。

秋田内陸縦貫鉄道の鷹巣駅からJRの鷹ノ巣駅に移動して、青森行きの普通電車に乗車します。

そして下車したのが大館駅です。反対のホームにはJR花輪線の列車が停車していました。以前盛岡駅からこの大館駅まで完乗した様子をご興味あれば是非ご覧下さい。トップページから検索して頂ければ直ぐに見つかると思います。

大館駅はとても綺麗な駅舎でした。駅舎内には小さいながらもコンビニがあり、待合スペースも広くありました。快適な待合スペースがあると列車待つのも大分違いますよね。

この日は大館で宿泊します。ホテルにチェックインする前に事前にリサーチしたお店まで歩きます。車社会と言う事もあり、歩いている人は殆ど見かけませんでした。

途中では「御成座」と言うレトロな映画館を見ました。地方で映画館を営業して商売的には大丈夫なのかなと、思ってしまい、映画を見てお金を使おうと思いましたが、既に最後の映画が始まっていて後から入りにくい部分があったので、翌日に行ってみる事にしました。

その後も事前に調べていたお店まで歩きます。予約したホテルとは逆方向でしたが、歩いて行ける範囲で選べるお店も限られるので、予定通り歩き進みます。

そしてやって来たのが「島田屋」さんです。選ぶほどお店が多くあるわけでも無いので、正直営業していてまずはホッとしました。かつ重がオススメのようでした。

店内に入ると多くのお客さんがいましたが、無事に座ることが出来ました。定食も美味しそうで少し考えてしまいましたが、「かつ重(並)とかけうどん(小)」のセットメニューを注文しました。お値段は税込1000円となっています。

そして出て来たのがこちらです。お店自慢のかつ重はツヤツヤしていて見た目が良いですね。小サイズのうどんと小さなサラダがついていました。

実際に食べてみるとボリューム感が十分で、味付けも良くてとても美味しかったと思いました。カツは食べ易くカットされているのも嬉しいですね。普段利用し易いセットメニューで定期的に食べたくなる優しい定食でした。日常利用し易くお客さんが多く来るのもわかる気がしました。この普通さが良いのでしょうね。ご馳走様でした。

食事後は予約したルートインにやって来ました。駅から少し離れているので、大半のお客さんは車で来るのかなと思われる場所にありました。

サクッとチェックインを済ませ部屋に入りました。どこのルートインでもお馴染みのレイアウトで落ち着きますね(笑)。

冷蔵庫も机もありこの辺りのレイアウトもどのルートインでも同じです。パソコンをするのに十分な机の広さと椅子です。ホテルによっては机が狭かったり、椅子に背もたれがなかったりすると窮屈になりますが、そのような事はルートインでは無いです。

洗面・風呂はこんな感じです。一階に大浴場があり部屋のお風呂は使いませんでした。「大浴場」と言う程広くは無いですが、大浴場利用中にお客さんが少なかったので快適に利用する事が出来ました。

ネット速度も十分です。ルートインで不満を持った事は余り記憶になく、ルートインならネットが快適に利用する事が出来るだろうと言う安心感がありますし、実際に快適に利用することが出来ました。

お昼に東京を出発して詰め込み過ぎない小旅行となりましたが、たまにはこう言うのも良いかなと思いました。旅行に行くとどうしてもあれもこれもと欲張ってしまい行程がキツくなりがちですが、ゆっくりと現地で過ごすような旅も良いものだなと感じます。

ここまでの様子を動画にしてますのでご覧下さい。

 

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