台湾桃園国際空港から電車を乗り継いで花蓮駅にやって来た続きです。
花蓮駅です。こちらは東口でしてとてもスタイリッシュなデザインとなっています。反対の西口に行ってみたのですが、西口はローカル感が漂う駅舎でして東と西では駅の雰囲気が全然違っていました。今回は宿泊するホテルもこれから行く観光場所もこちら側です。
路線バスが発達してないのか、調べきれてないのか分かりませんが、見つけることが出来なかったので、Google Map見ながら歩いて行きます。距離はありますが歩けないことはないと言う感じなのと、この時は12月でしたが歩き易い気候だったのもあって、それ程歩くのに苦にはなってませんでした。
途中でマクドナルドがあったので、おやつの時間帯だった事もあり少し休憩しました。マクドナルドはどこでも一定の品質と同じようなメニューで出てくるので、安心感があると思います。加えて注文は機械で出来るので、どこへ行ってもその国の言葉を喋る必要がありませんし、画面見ながらなので細かいオプション等も確認して注文する事が出来ます。
マクドナルドで休憩後に再び目的地に向けて歩きます。途中では日本統治時代に刑務所だったと言う場所を見る事が出来ました。今は一部が残っていて残りの部分も含めて自由広場として市民の憩いの場になっています。
そして途中で立ち寄ったのがこちらのお店。葱油餅が美味しいと言う事で立ち寄ってみました。青い小型のトラックを用いて出来立てを提供してくれていますが、この少し先に黄色のトラックで同じように営業しているお店がありました。人の動きを見ているとハシゴしている人もいましたが、私はそれ程お腹が空いてなかったので、手前にあったこちらのお店で一つ購入してみました。
出来立てを提供してくれるので手で持っていると熱くて持ち替えながら美味しく食べました。これはスナック代わりでパクパク食べられますね。とても美味しいです。お店前で他の人と同じように食べてましたが、バイクで現地の人が来て食べては去って行くような感じでひっきりなしにお客さんが来てました。値段が安いのでパッと立ち寄って食べたくなる気持ちは良くわかります。
その後も目的地に向けて歩きます。台北と比べて明らかに車やバイクの台数が少なく、のんびりした街です。忙しない感じがないというか、、。台北は雑踏とした感じがあってそれはそれで良いのですが、同じ台湾でも街の様子は全然違います。
やって来たのは花蓮鉄道文化園区です。この辺りは以前花蓮駅があったところのようです。既にこの辺りは海に近い場所なのですが、物を輸送する際に昔は車ではなく列車なのでこの辺りが色々と都合良い場所だったようです。
敷地内を散策してみましたが、SLの転車台と思われるところやSLと貨物車がありましたが、昔の駅を再現していると言うよりは文化施設として敷地内は整備されていました。今の花蓮駅からかなり歩いてここまで来ましたが、昔は随分と鉄道が主役だったんだなと思います。
そこから更に海に向かって進むと東大門夜市に入る形になりました。夕方前なのでまだ閉まっていましたが、花蓮の夜市はここが一番大きいようなので夜になって出直す事にします。
更に進むと段々と海が近くなって来ました。雰囲気的にもそして進んでいく側からも風を少し受けるような形になりもう間も無くとなりました。
そして展望台から海を眺めることが出来ました。かなり歩いて来たのでここで休憩兼ねて景色をみながら佇んでいました。歩いて来た側を振り返ると花蓮の街並みとその奥には山が見えました。改めて見ると花蓮の街は台北とは異なり高層ビルが殆ど無くて、ローカルな雰囲気でしたね。
折角なので海沿いまで出てみました。やはり海を目の前にすると気持ちが良いですね。この日は羽田空港で深夜泊して早朝便で台湾にやって来てここまで来ていて疲れていましたが、それも吹き飛びましたね。なぜ人は海を前にすると気分が良くなるのでしょうか。台湾に何度も来た事がありますが、このような海の景色を見たのは初めてだと思います。
街中に戻って再び市内を歩きます。山を正面に見ながらとなり、どの方向へ向かって歩いているのかとてもわかり易いと思いました。
次にやって来たのが、花蓮文化創意産業園区です。この辺りは以前倉庫だったところでそれを店舗やイベントスペースにリノベーションしている観光スポットです。日本でも赤レンガ倉庫がありますが、雰囲気的にはそれと同じような印象です。
この日は平日と言う事もあってか閑散としていて、地元民の方が散策しているだけと言った感じでした。日本の赤レンガ倉庫のような若者向けに流行を発信するような場所とは異なるようです。この辺りも日本統治時代は重要な場所だったのでしょうね。
花蓮文化創意産業園区の裏側にコーヒーショップがあったのでここで夜市が始まる時間まで少し休憩する事にしました。ChaGPTに聞くと台湾では有名なコーヒーショップとの事です。言われると確かに台北でも見た記憶があったなと思いましたね。
宿泊するホテルは花蓮駅から近い場所に予約していて、東大門夜市は海に近い場所であり、このコーヒーショップは丁度中間地点のような場所です。ホテルまで戻るとまたかなりの距離を夜市まで歩かないと行けないので、ホテルに戻ってチェックインする前に先にここで休憩して夜市を見た方が効率が良いのです。
店の周りにバイクが取り囲んでいるのは台湾ならではですね。台湾では自転車を利用している人を余り見ません。逆に日本だと街中によってはバイクだと止める場所に苦労して、店をバイクで取り囲むような状況は殆どありません。もう少し街中でここまでとは言いませんが、バイクが止め易いと私も利用したいなと思うのですが、なかなか踏ん切りがつきません。加えて日本だと台湾とは異なり冬は寒いでしょうしね。
オススメを同じくChatGPTに聞いたところ、ライスバーガーとの事でしたので、カフェラテと一緒に注文しました。ペンでメニューにチェックして注文するスタイルです。
そして受け取ったのがこちら。ライスバーガーは小腹を満たすのに十分過ぎる美味しさでした。店内は若い人が多くて台湾で人気のチェーン店なんだなと実感しましたね。パソコンをしている人が多かったせいか、座った場所の問題なのかは不明ですが、WiFiが不安定だったのは残念でしたが、時間を潰すには丁度良いカフェでした。
夜市が開始されている時間帯になったので、再び東大門夜市に向けて歩きます。途中では昔使ったと思われる線路が残っていました。人を運ぶのもそうですが、海からの物資を輸送する為に、見学した昔の花蓮駅からこの線路を経て台湾全土に運んでいたのでしょうね。
再び東大門夜市前に到着です。ライトアップされていてお客さんも散策していました。先程見た時とは全く異なり入口付近にはバイクや車が多く停まっていました。
到着した当初はお客さんが少ないなと思ってたのですが、時間が経つにつれて人が増えて来ました。それでも台北の夜市とは異なり歩き易く、呼び込み等も無いのでゆっくり見学する事が出来るのが良い点です。
台湾の定番夜市スナックのサツマイモボールを食べてみました。現地の人が並んでいるのをみて、間違いないんだろうなと思い私も並んで購入しました。外はカリッと中はモチモチした食感でスナックのように気軽に食べれます。値段も安いですしね。こういうシンプルなものがとても美味しいです。
次に食べたのは、棺材板(コフィンブレッド)です。厚切りの食パンの中身をくり抜いて、トーストまたは揚げて箱型にし、その中にシチュー風の具材や炒め物などを入れた料理です。私は黒胡椒牛肉を選んでみました。見た目のインパクトもあるし、サクサクのパンに、熱々の具材がたっぷり入っていて食べごたえが抜群でした。もうこれで完全にお腹いっぱいになってしまいました。
東大門夜市を後にしてホテルに向かいます。帰りはバス利用のつもりでしたが、道路工事の影響か何かでバスのルートが変わっていたのか運休だったのかは分かりませんが、バス停で待っていてもバスが来なかったので、結局歩いて向かう事になりました。涼しいから良いのですがこの日は結構歩きましたね。
そして花蓮駅近くの予約したホテルに漸く到着となりました。チェックインもスムーズに済みました。カウンターのスタッフは英語が可能なようでしたが、それ以外では殆ど英語は不可能でスマホのアプリで翻訳したのを見せたりして、花蓮市内ではやりくりしていました。欧米系の人も余り見る事もなく、そもそも観光客が余りいないように見受けられました。
部屋のベッドはこんな感じです。ベッドの大きさは充分です。延長の電源コードが伸びていたのは助かりましたが、コンセントの間隔が狭過ぎてACアダプターを差し込むとお隣のコンセントが塞がれてしまうのが困りました。日本もそうですが、ACアダプターの大きさを考慮した延長コードが当たり前になると良いなと思います。
机の広さも充分です。パソコンを旅行中に持参していますがこれだけあると作業し易いので助かります。
トイレ・洗面・シャワーです。トイレは台湾の場合にペーパーを流すのはNGですが、便器にその注意が明記されていました。ウォシュレットは付いてません。シャワーの水圧は問題なかったです。アメニティーは殆どありません。歯ブラシ、スリッパ、クシ、髭剃り等は一階のフロント横で販売していた。逆にお菓子やアイス、コーヒーが一階で無料で振舞われていました。
ネットの速度はこんな結果でした。途中で途切れ途切れになる事が多々あり安定しないなと言う印象です。
かなり体は疲れていたので、翌日のチェックをそこそこにして少しでも早く寝るようにしました。羽田空港での深夜泊から始まった長い1日がこうして終わりました。
この時の様子を動画にしてますので合わせてご覧下さい。