ラオス・ヴィエンチャン観光の続きです。いよいよ最終日です。
最終日も快晴です。滞在中は天候に恵まれて運が良かったです。昼間は暑いくらいでしたが夜は涼しいくらいまで気温が下がり、温暖差はありましたが何とか最後まで体調を崩す事なく過ごせました。
最終日もホテルのビュッフェで朝食です。同じメニューもありましたが、少しずつ違うメニューを提供してくれていて、滞在中は良い朝食を食べる事が出来ました。声を聞く限りでは日本人含む外国人宿泊客が少なさそうな感じでした。しかし日本人の私でも癖はなく食べ易いメニューだったと思います。
ホテルのフロントに荷物を預けて身軽に最終日は出発です。この日は夕方に空港に行くのでそれまでが観光時間です。
まずは配車アプリでタクシーを手配して、最初の目的地まで移動です。LOCAと言うアプリを新たに入れる必要はありますが、費用の交渉をする必要なく目的地まで行ってクレジットカードで引き落とされるので、やはり配車アプリの利用はとても楽です。加えてドライバーにもよるとは思いますが、必ずしも英語が出来る人ばかりでは無いので、尚更日本で事前にインストールして準備しておきたいアプリです。
やって来たのが、ラオス国立博物館です。前夜に観光候補地をAIで聞いて提案されたので来て見た次第です。国立なだけあってとても豪華で大きい建物です。しかし見学するお客さんが全く居ないのには驚きました。ある程度のお客さんがいて出入りがあるのだろうなと思っていたのですが、これだけ人がいないと来てはいけない場所に来たような雰囲気さえします。
国立博物館らしく、色々な言語のパンフレットがありました。30000KIPを支払って中に入ります。
館内は動画は不可で写真はOKでした。館内の展示スペースはとても狭く、照明も少し暗めになっていて、説明もあまり無くて、正直ガッカリと言う感じでした。これを国立と名乗って良いのかと言う展示内容でして、前夜にAIで提案されましたが、これはAIにハメられたと言う感じです(笑)。お客さんが全く居なくて、むしろ私が受付に来て少し驚かれたようなくらいだったので、その程度の博物館なのかもしれません。
行く時に見学に結構時間を使うかなと心配したくらいでしたが、全くの杞憂に終わりました。予定よりも大幅に早く撤収となりました。ホテルからここまで来たタクシー代を返して欲しいくらいの、チープな内容でした。行って見なければ分からない訳であり、何事も経験と思うようにしないといけません。
タクシーでメコン川近くの、ワット・オントゥと言う寺院に来ました。ビエンチャンの市内にある静かな仏教寺院で、美しい仏像と穏やかな雰囲気が特徴の場所です。規模は大きくはないので、敷地内をサクッと見学してヴィエンチャンの歴史や文化に触れました。
最初の博物館見学を大幅に早く終えてしまったので、当初の予定にはなかったのですが、メコン川を見に行って見ます。この辺りは寺院があるせいなのか、とても静かなエリアです。家も西欧風の建物が多かったりして、とても雰囲気が違っていました。
歩いていると、ワット・チャンと言う別の寺院もありました。この辺りは寺院の建物や敷地内は勿論、歩いて移動した道も含めてエリア一帯がとても綺麗な街でした。東南アジアの国はゴミが落ちているような街があったりしますが、ヴィエンチャンは予想より街が綺麗な印象です。
そのままの流れでナイトマーケットの時に来た、メコン川沿いの遊園地の場所までやって来ました。夜の喧騒が夢のような感じで昼間はヒッソリしていました。遠くにメコン川を見ながら暫く休憩です。休憩中にざっと見た限りでは、警備の人が国境沿いに居るような雰囲気がなく、橋が全くないので国境沿いなのかなとは思うものの、それ以外は橋の向こうもラオスではと思ってしまうくらい、長閑な光景でした。
ある程度の時間を過ごしたので、ランチ時間にちょうど良い感じになって来ました。前夜に調べていたお店までゆっくり歩いて向かいます。たまに観光客風の人が歩いているのを見ましたが、歩いている人は少なかったです。歩いているとトゥクトゥクのドライバーともすれ違いますが、強烈な客引きもないのが嬉しいですね。勿論ひったくりとかはあるかもしれないので、油断はしませんが、それでも滞在中に不安な感じや嫌な雰囲気になるような事は無かったです。とても過ごし易い街がヴィエンチャンです。
やって来たのが、「Khop Chai Deu」と言うラオス料理のお店です。客層を見て驚いたのが大半が観光客でした。どこにこんな観光客がいたのかと思うくらい、このお店に集まっていました。そして遠くで、今回の旅行で初めて日本語が聞こえました。4人組の人が少し奥に座って食事していて、声が聞こえて来ました。
ヴィエンチャンで最後の食事となる為に、少し多めに注文してゆっくり食事する事にしました。チャーハン、マッシュルームスープ、ソーセージ、オレンジジュースを美味しく頂きました。ラオス料理と言う事で検索して見つけたのですが、どれも日本人の口に合うと思いました。癖もないので食べ易い印象です。思ったより個々のメニューが結構な量がありましたが、それでもゆっくり食べる時間があったので問題なく食べ切る事が出来ました。少し失敗したのは、日が当たる席に座ってしまったので、途中から暑かったことくらいかな。
食事後はホテルに向かって街中をゆっくり歩きます。公園に立ち寄ったり通りを歩いていても、どこかのんびりした雰囲気は最後まで変わりませんでした。大都会にありがちな喧騒的な雰囲気が殆どなかったです。騒々しいエリアもどこかにはあるとは思うのですが、、。関連するかはわかりませんが、人も良さそうな人ばかりで、レストラン、ホテルフロント、モールで接した人々は皆感じが良かったです。
途中では唐突に黒塔(タート・ダム)がありました。歴史的な黒塔との事でして、2012年から15年にかけて整備されて今の形になったようです。見学していると、どこからともなく手を合わせる人や、供物をした人が来たりしていて、今でも信仰されているんだなと感じました。
最初の博物館が残念な感じで、早く終わってしまった為に、残りの時間をヴィエンチャンで緩く散策した感じになってしまいましたが、それでもヴィエンチャンのゆったりした街の様子を十分感じる事が出来ました。滞在中に居心地よく感じたのは、喧騒とした感じがなく緩い感じがあったからなのだと思います。人も食べ物も雰囲気も良かったです。
と言うことで、この後はホテルに預けた荷物を受け取って、帰国となりますが、この後の様子は次回で。ここまでの様子を動画にしてますので合わせてご覧下さい。