米坂線の代行バスで今泉駅から坂町駅までやって来た続きです。
新潟県の坂町駅に初めてやって来ました。特急停車駅ですが、駅前にコンビニ等がある訳ではなく、駅前は人も少なく閑散としていました。この駅に到着する前に幹線道路を通って来ましたが、その通り沿いには多くの商業施設がありましたので、役割が変わって来ているのは明らかです。
この後は寄り道して新潟グルメを食べながら東京へ帰ります。特急いなほ8号でまずは新潟駅まで行きます。
時刻表を見ると新潟駅まで約40分といった感じでした。坂町駅は途中駅ですが座れない事は無いだろうと思い自由席車両に入ったのですが、予想外に窓側の席に座る事が出来ました。通路側に座れればと思っていましたが、運が良かったです。
最初の停車駅は中条駅です。この駅でも前側の自由席車両付近にはお客さんが待っていました。この駅からでも普通電車だと新潟までは時間が掛かるので、特急の需要が一定数ありそうです。
駅間はとても景色が良かったです。山が連なる景色が遠くに見えました。あの山のどこかを超えて山形県から来たのかなとか思いながら景色を見ていました。
新発田駅に到着する前に加治川を渡ります。この川を超えて急に住宅街になり新発田駅になります。
新発田駅に到着です。この駅では多くのお客さんがホームにいましたが、どうやらその多くはこの後の普通電車を利用するようでした。新発田駅まで来ると普通電車でも新潟までは35分くらいなので、特急である必要は必ずしもないでしょうね。加えてこの駅からは普通電車の本数も増えています。
坂町駅から羽越本線を通って来ましたが、新発田駅を出発すると、特急いなほ号は白身線に入り、新津方面へ行く羽越本線と別れて右へ進みます。
白新線に入ると田畑が見えるようになりました。それ以前は雪に覆われている感じではありましたので、暖かさが異なるのでしょうか。1月末の新潟でここまで雪が無いのかとある意味驚きました。
最後の停車駅は豊栄駅です。この駅のホームにもお客さんはいましたが、皆さん特急を見送っていました。まぁ新潟駅まで近いので当然でしょうね。
新潟駅に近くなると阿賀野川を渡ります。河口が近いので川幅がとても広かったです。この川を渡るといよいよ新潟駅です。
新潟駅に近くなると車両基地が見えて、沿線はすっかり都会的な景色になって来ました。この辺りから新潟駅の新幹線ホームの横に到着するので高架を走行するようになります。
そして新潟駅に到着です。とても快適な特急電車旅でした。この前にバス代行や非電化のローカル線に乗車していたので尚更快適に感じたのかもしれません。
特急いなほ号の横が新幹線ホームで改札を通れば新幹線に乗車して東京に帰れますが、この日は早朝に米沢のホテルで朝食を食べてから昼食を食べる事が出来なかったので、新潟の名物を食べる為に、一旦駅を出ました。
やって来たのは新潟駅から歩いて直ぐの「とんかつ政ちゃん 新潟駅前店」さんです。新潟名物のタレかつ丼を食べにやって来ました。以前に別の店で食べた事はありますが、こちらに来たのは初めてです。時間が食事時の時間からずれていたので待つ事なく直ぐに席に座る事が出来ました。店内は混雑していましたけどね。
注文したのは「二枚かつ丼セット」です。奥には「のっぺ」と呼ばれる、新潟の郷土料理がついていました。こういう名物を小鉢で出してくれるのは旅行している時には嬉しいですよね。「のっぺ」はお正月や冠婚葬祭などの行事の際によく食べられる煮物料理です。
タレかつは味付けもよくて、何より柔らかい食感がとても良いですね。小鉢やのっぺもあってセットメニューとして色々と食べられるのも嬉しいです。この他にアイスも付いていて食後に持ってきて頂きました。お値段は1380円でしたがとても満足感が高く食べ終える事が出来ました。やはりその土地の名物を美味しく食べることが出来るのは、旅行冥利につきます。
食事後は新潟駅の新幹線ホームに戻って東京行きの新幹線に乗車します。この電車で東京に帰る訳では無いので自由席にしましたが、出発間近にホームに来たので通路側の席になりましたが、座ることは出来ました。自由席車内は混雑していましたけどね。
新潟駅を出発してから最初の停車駅である燕三条駅で降りました。この駅で降りるのは初めてです。このまま東京まで帰っても時間が早くて折角新潟にいるのに勿体無いかなと思いまして、ここから別の新潟名物を食べに行く事にしました。
新幹線改札を抜けると鳥居がありました。弥彦神社をPRする目的で作られたようです。まだ行った事が無いのでいつか弥彦神社には行ってみたいものです。
弥彦神社に行く訳ではありませんが、弥彦線に乗車します。勿論弥彦線も初めての乗車ですが、この路線は電化されているようで2両編成の電車がやって来ました。
燕三条駅を出発して暫くすると信濃川を渡りました。1月の時期ですがやはりこの辺りでも雪は多少残っている程度で、意外な感じではありました。
そしてお隣の北三条駅で下車しました。電化だったのは意外でしたが、この駅が高架だったのにも驚きました。周りを見ると普通に住宅街なので人口が多いエリアなんですね。もっと閑散としたような場所なのかと思っていたので意外でしたね。
Google Mapの案内で歩いていると、立派な建物があり何かと思ってみると、三条市歴史民族産業資料館となっていました。新潟名物を食べる為に来たので一旦は通過して、後で時間があれば寄り道する形にします。
細い道を案内に沿って歩いていると、この辺りにはお寺が多くありました。古い昔ながらの建屋もあり歴史を感じるエリアです。1月とは思えないような歩きやすさで駅から少し歩くのですが、全く苦にはならない気候でした。
やって来たのは「大黒亭 松屋小路店」さんです。駅から10分は掛からず来ることが出来ました。そして地方あるあるなのですが、ネットで営業時間でも実際に行ってみると閉まっていたという経験が多々あります。燕三条駅で新幹線を途中下車して来たので、お休みだったらどうしようと思いながら歩いて来たのですが、営業中の表示を見て本当にホッとしました。
ここで食べてみたかったのは、三条カレーラーメンです。お値段は760円でした。これも新潟の名物で新潟駅で名物を検索している際に、カレーラーメンの情報を見つけて、東京へ帰るのも早過ぎる時間帯だったので、寄ってみたという流れになります。
実際に食べてみると、辛さは程々で和風な感じに思えました。とろみがあるのでほそ麺とカレーが絡んで美味しく食べられます。具材はチャーシューと玉ねぎですが量もありました。辛さはあまり感じないので淡々と食べ続ける事が出来ました。食べ終える頃には体が温まったのも良かったです。
カレーラーメンを食べる為にここまで来たのですが、美味しく食べれて来て良かったです。
食事後は駅に戻る前に三条市歴史民族産業資料館に立ち寄ってみました。無料だったのと電車が来る時間まで間があったので時間潰しも兼ねて来たのですが、三条市の歴史が昔から順番に並べられていて、とても見応えがありました。
北三条駅に戻って弥彦線に乗車します。お隣の燕三条駅に戻るつもりでしたが、その電車が来るのは少し先なので、先に来た電車に乗車して長岡駅を目指す事にしました。検索すると多少早い新幹線に乗車する事が出来そうです。
お隣の弥彦線の終点・東三条駅に到着です。ここから信越本線に乗り換えて長岡駅を目指します。
長岡駅に到着した時には日が暮れていました。ここから上越新幹線に乗り換えて東京に帰ります。
今はスマホから、えきねっとで指定席を予約する事が出来ます。長岡行きの普通電車に乗車中に、スマホで指定席を確保する事が出来たので、乗り換え時間にそれ程の時間は無かったのですが、余裕を持って新幹線に乗車する事が出来ました。便利な世の中になりましたね。
指定席を予約した際に残り数席しか空きがなく、空いている通路側を予約しました。長岡駅から乗車した際に、車内は大混雑しているのかと思っていたらガラガラでした。おかしいなと思っていたら、この先の越後湯沢駅で大勢のスキー客が乗車してきて満席になりました。冬に上越新幹線に乗車するとそうなるんだと勉強しましたので、この先、冬に乗車する際には頭に入れておこうと思います。
こうして二泊三日の小旅行が終わりました。陸羽東線や米坂線の完乗を主目的に行程を組んだのですが、やはりバス代行も含めて地方路線の現実を知った旅となりました。旅行中は東北新幹線で途中下車して名物を食べる事が出来ましたし、米沢牛や新潟名物も食べることも出来ました。旅行中は天候にも恵まれて無事に予定通り移動出来て、充実した旅が出来ました。また旅に出て色々と感じたいと思います。
今回の様子は動画にしていますので合わせてご覧下さい。