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インド・デリー最終日|静かな穴場観光と本場カレーで締めくくる旅

インド旅行の続きです。今回は最終日に約半日観光した様子をブログしたいと思います。

最終日の朝食はホテルのビュッフェにしました。少し割高だなと思っていたのと、滞在中朝食を食べれる日がない事もあり、予約時は朝食なしにしました。最終日は費用を払えば利用出来るとの事でしたので、そのようにした次第です。ホテルから出る事なく人が少ない中でゆっくり食べれるのでメリットはあるなと思いましたが、街中の現地人がいくようなお店と比べると割高に感じると思います。毎回ずっとホテルのビュッフェではなく、気分に応じてという形が連泊の時は良いのかもしれません。

最終日は急いで出発するような事も無いので、静かなスペースでゆっくり食事をして過ごしていました。

最終日なのでホテルをチェックアウトです。しかしフライトが夜出発なので昼間の半日は観光する事にしました。従って最低限の荷物だけにして他はホテルに預けての出発です。

この日も電車で移動すべく最寄駅に向かいましたが、埃っぽくてゴミが散らかっているような所を歩いても慣れてきてしまっていました(笑)。牛を見た時には最初はドン引きしたものですが、ここはこういうものと割り切れるようになっていました。

何度か利用している駅からこの日もスタートです。この日も切符を購入する際にちゃんとお釣りを渡さないで、ピンハネしていました。鉄道会社が平然とするような文化に驚きです。言っても返さないくらいなので、駅の従業員は本当に腐りきっている印象です。この日はお釣りを返さない事を前提で極力細かいギリギリのお金を出すようにしましたが、それでも普通にお釣りが返って来ないのは、金額の大小に関係なく、気分が悪くなる一方でした。駅の従業員と、どの駅前にもいるしつこいオートリキシャの声かけの2点があるだけで、他が良くても心象が悪くなっていました。

一度電車に乗車してしまえば、慣れてきたのかこの日も迷う事なく目的の駅に来る事が出来ました。しかし出口が複数ある時には慎重になりました。場所によっては全然違う方向に行く事になってしまうし、信号があまり無いので戻りたいところへ行けない事も考えられます。この時も出口を十分確認してから改札を出ました。

Google Map見ながら駅から15分前後を歩きます。駅前はオートリキシャのしつこい勧誘がありますが、それさえ無視し続けて駅から少し離れると静かに歩く事が出来ます。注意点は目的地が道路の左か右かを最初から意識しないと、なかなか道路を横断出来る場所がないので結構大変です。

やって来たのは、サフダルジャン廟です。18世紀のムガル建築様式の霊廟でして、デリーの中心部にあります。この日は約半日の観光の後に空港に行く必要があるので、近場での観光と決めていてこちらに来たのでした。入口横にQRコードがあったのでネットでチケットを購入しました。当然のように外国人価格となっています。

入って直ぐの中央にサフダルジャン廟が見えました。想像以上に大きい建物です。早朝の時間帯だったせいか、観光客が殆どいなくて、まさかまさかの貸切状態のような感じでした。前日に世界遺産の廟に行きましたが、大混雑の中でゆっくり見れないような感じも正直ありましたが、それに比べたらこちらの方が良いですよね。街の中心近い場所なので、到着前はどの程度人がいるのかなと思ってたので、嬉しい誤算です。

建物内の墓廟もゆっくり見学しました。とても静かな中で見て回っていたのですが、遠くで声がしてきました。

サフダルジャン廟の上から入口方向を見ると、子供達が大挙して見学に来ました。日本で言う社会科見学のような感じでしょうか?まさかまさかの展開です。

サフダルジャン廟の周りが一気に騒がしくなって子供達の歓声が聞こえるような感じになりました。年齢層が日本で言うと小学生から中学生くらいのような子供達でした。外国人観光客は私一人で、その他は子供たちと言う感じです。静かなうちに観光出来て良かったです。帰りの出口ではバスが数台停車していたので、バスで来ていたようでした。

子供達から避けるような形で建物の壁沿いを散策兼ねて歩いてみました。車の騒音も和らいでいて朝の静かな中で過ごせる場所です。

ここでも説明の看板がある場所では、ChatGPTで説明をして貰って理解をした上で見学したので、内容が分かって良い感じで見れました。もう個人的には観光方法や検索方法も、Google検索から完全に変わっています。世の中便利になりましたね。

サフダルジャン廟での観光を終えて次の目的地まで歩きます。目と鼻の先の距離なので、サフダルジャン廟とセットで考えていました。

やって来たのは「ロディ・ガーデン」です。こちらは「公園」「遺構」「市民の憩い」を同時に体験できるデリー随一のオアシスです。15〜16世紀の王墓を巡りながら散策出来る広大な都市公園となっています。嬉しいことにこちらは無料で入る事が出来ます。

こちらの八角形の廟は1444年頃に建てられたとの事です。散策していくとこのような王墓を見る事が出来ます。広大な公園の中にこのような遺跡が自然と調和しています。無料ではありますが、施設内はとても綺麗に維持管理されていますし、ここも敷地内に入ると車の騒音も気にならなくなるので、都会の中とは思えないオアシスのような場所です。

こちらは「バラ・グンバド」と呼ばれる1490年頃に建築されたとされる墓廟ではありますが、中にはお墓のようなものは無いので、別の目的で使われていたという説もあるようです。「バラ・グンバド」は「大きなドーム」との事でして、実際に大きな建物でした。

こちらはその「バラ・グンバド」の向かいにあるのが、「シン・グンバド」です。意味は「ガラスのドーム」との事です。こちらは王族や高官の墓所とされていて、中を見学しても先程とは違い、墓所だったんだろうなと思わせる様子を見ました。

敷地内の端の方には壁で囲まれた場所がありました。庭園とは思えないくらいこのような遺構が沢山あります。

どこから入るのかなと思って入口を探してようやく見つけました。人がいなくて不安でしたが、門が開いていたので中に入って良さそうなので入って見ます。

壁に囲まれた中央付近に「シカンダル・ロディ廟」がありました。こちらは1517年から18年にかけて作られたとされる、ロディ朝2代目シカンダル・ロディの四周囲壁型墓との事です。

因みに「ロディ(Lodhi または Lodi)」ですが、インド北部を支配した「ロディ朝(Lodhi dynasty)」のことを指すそうです。支配時期は1451年から1526年とされています。バールール・ロディが創始者で、デリーを支配したとされていて、次のシカンダル・ロディが文化・都市建設に力を入れ、アグラを発展させたとされています。そしてそのシカンダル・ロディの墓がこちらという訳です。こちらは建物内は入れないようになっていました。

遺構ばかり紹介して来ましたが、公園でもあるので池や遊べそうな広いスペースも多くありました。歩いて見て回るだけでも結構な時間が掛かりましたが、ゆっくり見て回れたので来て良かったです。この日に訪れたサフダルジャン廟もそうですが、セットで静かに観光したい人にはオススメのスポットだと思います。中心部なのでアクセスしやすいのもあります。

この日は空港に行って帰国する必要があるので、ホテルに戻る時間から逆算して観光していました。ロディ・ガーデンをゆっくり見ていて良い時間帯になりましたので、来た道を戻ってホテルに帰ることにしました。

帰りもUberを使う事なく、電車で来たルートを戻って難なくホテル最寄駅に到着出来ました。時間帯的にも少し早めなので、慣れない海外では早めの行動の方が良いと思っています。

ホテルに戻る前にデリーでの最後の食事をする為にレストランを探します。お店はあってもある程度綺麗さがやはり無いと、外国人としては入りずらいので、それも踏まえてお店を探す事にします。

良さそうなお店を無事に発見したので、こちらで少し遅めのランチとします。

前日の夜にカレーを食べていて、カレーはそれで最後にしようと思ったのですが、この時もやっぱりカレーを選んでしまいました。やはり本場のカレーを食べておこうと思った為です。しかし前日はナンとアイスコーヒーを選びましたが、今回はご飯とラッシーにしました。インドでのご飯はどうなのかと思って注文したのですが、予想外に普通に美味しく食べる事が出来ました。もっと違和感を日本人的には感じるのかなと思ったのですが、気にする必要は無さそうで、このまま日本で提供しても受け入れられるチキンカレーとご飯でした。ラッシーも美味しかったです。因みにご飯は小サイズにしたのですが、大正解でした。とても「小」とは思えない量で、「小」でもなんとかギリギリ食べ切れた感じでした。海外あるあるですが、サイズで迷った時には小さめにした方が安全だと思います。

インド・デリーに滞在中に何度かカレーを食べましたが、いずれもスプーンが付いていました。特に初回カレーを注文した時には手で食べるようなら、スプーンをお願いしようかと身構えていたのですが、そのような事はなかったです。インドは広いので地域やお店によって違うのでしょうかね?!

美味しく遅めのランチを済ませた後は、カバンを受け取りにホテルに戻って来ました。時間も少し早めに到着出来たので、最終日は近場の観光で良かったなと思いました。

この後はカバンを受け取って空港へ行って、日本へ帰国しますが、その様子は次回で。ここまでの様子を動画にしていますので合わせてご覧下さい。

 

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