中国の深圳航空を利用して、カタール・ドーハのハマド国際空港から、中国・深圳宝安国際空港に到着した続きです。今回は日本へ帰国した時の様子をブログで纏めたいと思います。
ドーハを前日の夜に出発して、8時前に到着となりました。深夜便ですが、少しは寝れたようで体調は悪くは無かったです。
深圳が最終目的地ではないので、中国には入国せずトランスファーします。日本までのチケットをドーハで受け取っているのでそのまま進みます。どの程度トランスファーする人がいるのかと思っていたのですが、数人という感じで少なかったです。
そのおかげもあって、サクッと出発の制限エリア内に来る事が出来ました。中国の空港では上海、北京とトランスファーした経験がありますが、どこもスムーズにトランスファー出来ていますが、私の運が良いだけなのか、通常運転なのかはなんとも言えませんが、少なくても次のフライトには余裕で時間が余るくらいスムーズに進みました。
この空港には初めて来たので、端から端まで歩いて見ました。当日は雨模様の天気でしたが、光が入りやすい建物のデザインになっていて、明るく開放感を感じる空港です。お店も色々あるので、困る事は無いと思いました。
空港内を一通り見学した後は、深圳航空のラウンジで時間を過ごす事にします。ANAのSFCを持っているので、問題なくラウンジに入る事が出来ました。
ラウンジはパソコン作業がしにくいテーブルと椅子でしたが、椅子の座り心地は良かったです。寝てしまわないようにと思いましたね(笑)。WiFiのサービスがありインターネットアクセスが可能ですが、Google系のサービスが一切使えないのは本当に困りますね、、。Googleアカウントで登録している、他のサービスも一切利用出来ないので、どうしてもの場合にはスマホのデータ通信側のネットワークを使うようにしました。Googleへのアクセス制限って中国はずっと行うつもりなのでしょうか?!時代錯誤のような気がするのですが、中国の一般人はどのように思っているのか、多数派の意見を興味本位で知りたいところです。
朝食として食べ易そうなホットミール(麺類)を注文して美味しく食事しました。
ラウンジ内にシャワーがある事に気がついたので、受付にお願いして利用させて頂きました。前日ドーハのホテルをチェックアウトして、汗だくになって観光してそのままカタールからここまで、日が変わって来ていた状態だったので、体がべとべとした感じでしたが、シャワーを利用する事が出来て非常にスッキリ&リセット出来ました。タオルも完備されているので、手ぶらで利用出来たのは本当に有り難かったです。しかも無料で利用する事が出来ました。
シャワー利用後はスッキリしたせいか、お腹も少し減って来たので、搭乗開始時間まで少し食事しながらスマホ見て過ごしていました。
搭乗開始時間近くになり搭乗口に移動します。旅の最後は深圳航空ZH651便で成田国際空港に行きます!
搭乗開始となりました。優先搭乗が無い感じで並ぶのが早いもの順と言う感じで改札が始まりました。中国から出発だとそんなものなのかと思いながら並んで私も改札しました。
普通にそのまま機内に入るかと思いきや、長い通路を歩くと地上に出てバスが待っていました。ここでビジネスクラスやステータスを持っている乗客用のバスと、そうでは無い一般のバスとで別れていて、私は優先搭乗のバスに導かれて乗車となりました。
バスが出発して広い深圳宝安国際空港の敷地内を随分長い時間走っていました。途中では見慣れない中国系の航空会社の飛行機が幾つかあり興味津々で空港内の飛行機を見ていました。
そして利用する飛行機の前に到着して、機内の準備が終わるまで少し待ちました。暫くするとエコノミー客を乗せた大型のバスも後ろに到着していました。
当然のように優先搭乗客が利用しているマイクロバスのドアが開き、先に優先搭乗となりました。優先搭乗の乗客が完全に機内に入るまで大型バスの方はドアが開かず、ちゃんと区分けをしていました。ある意味バス利用でここまでちゃんと優先搭乗出来たのは、いつ以来だろうと思いました。以前に海外のどこかの航空会社で違うバスを利用した記憶があるのですが、いずれにしてもレアなケースです。日本の航空会社もこのようなサービスを行ってくれないかなと思ってしまいましたね。
この時は優先搭乗の乗客でエコノミー席に行ったのは私だけで、他はビジネスクラス利用者だったので、スターアライアンスゴールドを持っているお客さんが少ないのかなと感じました。日本だとANAのSFCを持っている人は多い印象ですが、やはり海外ではステータス持ちは多くは無いんだろうなと思います。振り返るとラウンジも大混雑という感じでは無かったですしね。
機内に入りました。使用機材はB737-800となっていました。
中型機なので3列+3列のシート配列です。ペットボトルの水が各席に提供されていました。機内は乾燥しやすいので喉を潤せる水があるのは嬉しいサービスですね。国際線ですが個人ディスプレイはありませんでしたが、足元に電源はあったのでバッテリー容量を気にせずスマホ使って過ごす事は出来ました。
そして私の座席にはブランケットが置いてありました。周りの座席には無かったので、これもステータス保持者へのサービスなのかなと思いました。海外の航空会社の機内では寒いくらいの時もあるので、ブランケットの提供はとても有難いと思いました。バス利用からここまで、何気にしっかりステータス保持者向けに分けてサービスを実施してくれていて、失礼ながら中国の航空会社では無いようなサービスぶりです。
ここまで順調に来ていたのですが、なかなか飛行機が動き出しません。理由は分かりませんが、管制塔からの指示待ちという事でした。飛行機が動き出さないと地上サービスの方がずっと雨の中で待っている感じだったので、可哀想だなと思いながら見ていました。約1時間過ぎて飛行機がプッシュバックして動き出した時には、お疲れ様と声をかけてあげたくなりましたね。
私はというと、横の中央席にお客さんがいなくて空いていたので、少しだけ余裕を持ちながらスマホを見てじっと待っていました。中国のお客さんが大半な感じでしたが、CAさんに文句言ったり、騒ぐような人もいなくて、皆さんじっと動く時を待っていて、マナーの良い方々だと思いました。
そして深圳宝安国際空港を離陸しました。なぜか離陸シーンを撮影出来ていなくてショックでした。それでも途中から深圳上空の様子を雲の合間から見ることが出来ました。コロナ禍前ですが、香港を起点に中国に入国して深圳に行った事があるのですが、改めて大都会な街なんだなと思いました。晴れていればもっと眺めが良かったとは思うのですが、天気ばかりは仕方ないですね。
暫くしたら雲の中に入り、そのまま上昇を続けて雲の上になり安定飛行に入りました。
安定飛行に入り、機内食が配られました。ビーフかポークでポークを選択して、普通に最後まで美味しく食べることが出来ました。ここでも味について酷評するようなレベルでは全くなかったです。イメージ先行で中国の航空会社=機内食が不味いと思っている人は、考えを改めた方が良いと思います。今回量的には多くは無いですが、私的には既にラウンジで食事をしていたのでこれで充分でした。
今回のルートを共用のディスプレイで見ていると、大まかですが上海、福岡、大阪付近を通る感じのようですが、途中は殆ど地上の景色を見れるような事はありませんでした。残念ですが富士山も然りです。
高度が落ちて太平洋側から日本列島に入ると地上の景色がしっかり見れるようになりました。どの辺りかは分かりませんでしたが、茨城県から千葉県付近を飛んでいるのかと思いました。違っているかもしれませんが、少なくても房総半島という感じはしませんでした。そして海外から帰国した際に日本列島を見るとなんとなくですが、ホッとするのは私だけでしょうか。
そして日が完全に落ちる前に成田国際空港に着陸となりました。ドーハからの長いフライトが無事に終わった瞬間です。正直少しホッとしましたね。
深圳航空を利用して乗り継いで来ましたが、期待値が低かったのを差し引いても、全体的にとても好印象な形で利用を終えました。色々とサービスが行き届いている感じがあちこちでして、中国の航空会社の印象が変わりましたね。本音はドーハからカタール航空やJALで直行便で帰国出来れば、もっと違うのかもしれませんが、やはりチケットがとても高いのが実情です。今回価格差に負けて安くチケットが取れた、深圳航空を利用して、その分の時間をかけて帰国となったのですが、結果的には良かったと思いました。
深圳のラウンジでシャワーを浴びてスッキリしていたせいか、この後も体調に問題なく家まで無事に帰って、人生初の中東旅を終える形になりました。色々と個人的には実りの多い旅となりました。またそのような経験が出来ればと思います。
今回の様子を動画にもしていますので、合わせてご覧下さい。