特急いなほ1号で新潟駅から羽後本荘駅にやって来た続きです。

終点の一つ手前の羽後本荘駅で下車しました。以前にこの路線を通った事はありましたが、この駅に降り立つのは初めてです。私の他に数名降りた人がいて、この駅から乗車するお客さんも数名いました。丁度人が入れ替わった感じです。特急いなほ号が出発した後のホームはとても静かで閑散としていました。暫く電車が来ないので仕方ないですね。

この駅からは由利高原鉄道が走っていますが、その改札口付近に、デジタル駅スタンプがあったので忘れずにゲットしました。このスタンプを貯める為というよりも、旅行をしながら自然に少しずつでも貯めていきたいですね。

この後は由利高原鉄道に乗車します。この鉄道に乗車する為に羽後本荘駅にやって来ました。以前に秋田駅から酒田駅方面へ羽越本線を移動した時に、この鉄道がある事を知って、いつか利用してみたいなと思っていたのでした。

完乗を目指して終点の矢島駅まで往復します。運賃を見ると往復で運賃を購入するより、週末に販売しているフリー切符の方が安いので、駅の改札で購入しました。羽後本荘駅に駅員さんがいて丁寧にご対応して頂きました。

改札が始まりホームに行くと1両の車両が入線していました。数人のお客さんだったので余裕で席を確保することが出来ました。客層を見ると地元の方もいましたが、私のように明らかに観光客という感じの人もいました。

車両はボックスシートで各座席にテーブルがありました。知っている人同士でボックス席に座るのなら良いですが、目の前に知らない人がいるとテーブル使うのに配慮が必要ですが、その心配は不要なお客さんの数でした。

定刻になり羽後本荘駅を出発します。いよいよ由利高原鉄道の列車旅の始まりです。

暫くは国道108号沿いにゆっくり進みます。駅間は比較的短く正に沿線の為の路線という感じですが、お昼の時間帯とはいえ沿線のお客さんが少なくて少し寂しい感じです。地方の路線は少しでも利用しようと一人一人が思って使っていかないと、いつまでもあるとは限りません。地方の現実を早々に見せつけられてしまいました。

途中の子吉駅に到着です。簡易郵便局と一体化されていました。役場とかの公共施設も駅の近くや駅舎と一緒にするなど、コンパクト化して、そこへ勤める人は勿論ですが、利用する人も列車を使っていくなど、促進を行政含めて真剣に考えて欲しいなと、ここに限らず思います。ずっと車が運転出来る訳ではないですからね。

その後は国道108号と分かれながら、高台を走行するようになりとても景色が良かったです。

地方のローカル線らしいのどかな景色を見ながらの列車旅が続きます。お客さんの乗り降りも出発時点からなく淡々と進んでいく感じです。

途中の鮎川駅に到着です。駅は1面1線のホームが続いていました。

途中では後ろから景色を見てみました。国道と別れてからは田畑を淡々と進んでいました。この辺りではまだ家々が見えなくなるような区間はなかった印象ですが、人口が少なそうな感じはずっとしていました。

羽後本荘駅から車内はずっとこんな感じでした。

黒沢駅、曲沢駅と続きます。どの駅も利用者は少ないとは思うのですが、綺麗に維持管理されていて、日本らしいなと感じます。寒さが厳しいので待合室もちゃんと完備されています。冬は凄い積雪の量なのでしょうね。

そして有人駅である前郷駅に到着です。路線的にも丁度半分といった感じです。この駅で降りる人がいて初めてお客さんの動きがありました。ここでは列車同士の衝突を防ぐため、今では珍しいタブレット交換という作業を見る事が出来ました。

前郷駅を出発です。この駅のみ行き違いが出来るようになっていて、羽後本荘行きの列車と同時に出発となりました。羽後本荘行きの列車の方が少しお客さんが乗車しているようでした。

続いて久保田駅に到着です。ホームから少し離れたところに青い建物があり、どうやら待合室のようでした。

人気のない田畑の中を淡々と進みます。乗車しているお客さんが雰囲気的に終点まで行きそうな感じです。

西滝沢駅に到着です。国鉄時代の話だとは思いますが、現在の終点・矢島駅開業前までは終着駅だったようです。

その後は子吉川を見ながらの列車旅となります。遠くから見ても水がとても綺麗で「清流」という感じでした。昔懐かしい感じがするローカル線の光景がありました。

吉沢駅に到着です。周りは田畑に囲まれていて周辺には家がない状態です。昔は違っていたのだと思うのですが、現実を突きつけられているような感じがしました。

この辺りの子吉川の景色もとても良かったです。沿線ではこの辺りの景色が一番良かったと思います。

最後の停車駅・川辺駅も止まって直ぐの出発となりました。

そして終点の矢島駅に到着して、由利高原鉄道を完乗となりました。20キロ以上進んで来ましたが、この駅も由利本荘市でした。つまり由利本荘市内で完結する路線でした。ホームの横には車両基地もありました。Wikiによると5両の車両を保持しているようです。

この駅でもデジタル駅スタンプをゲットしました。スマホで簡単に旅の思い出を残す事が出来るのでいいですよね。

矢島駅は有人駅で、ここに由利高原鉄道の本社もあるようです。駅舎内は観光案内所もありました。

矢島駅の駅舎です。「東北の駅100選」にも選ばれた駅です。とても雰囲気が良かったです。

矢島駅を出て見えるところに「多賀部食堂」という食事処がありました。早朝に新潟駅を出て、何も食べずにここまで来て既にお昼を回っていたので、お腹ペコペコでした。地方だと食事処を探すのに苦労するので、とても助かりました。

注文したのは焼肉弁当(850円)です。焼肉定食(1000円)があり、何が違うのかを伺うと盛り付けが弁当で一つなのか、別々なのかと言う違いのようでして、それなら安い方が良いかなと思い注文しました。タレもしっかりついている焼肉はご飯がとても進み美味しかったです。
お昼時という事もあり、お客さんも多くいて賑わっていました。駅から直ぐですが、恐らく由利高原鉄道を利用して来たのは私だけだと思います。観光客も来やすいと思うので是非矢島駅に来た際には立ち寄ってみて欲しいですね。お会計はフリー切符を提示して50円引きとなり800円となりました。

食事後は少し歩いて龍泉寺にやって来ました。食事を待っている間に次の列車出発までの間で行ける、オススメの観光地をAIで聞いて来た次第です。一部修復中でしたが参拝には問題なく、手を合わせてお参りをして駅に戻りました。

矢島駅に戻ると多くのお客さんがいてビックリです。日本人ツアー客でした。私はツアーで観光しようとは全く思わないのですが、これから更に年齢を重ねると考えが変わるのでしょうか。そもそもツアーでこの辺りのどこを行っていたのか気になりました。帰りの列車内は座れるのか心配になりましたが、由利高原鉄道にとってはツアー客は重要な収入源だと思うので、個人客は我慢するしかないですね。

帰りの列車は2両編成でツアー客は後ろの車両、一般客は前の車両と分かれていたので、余裕で席に座る事が出来て一安心です。ホームには見送りの人がいたのでツアーで寄った先の担当の方々なのでしょうね。

ツアー客がいたので、ツアー客の車両も個人客が乗車している車両も観光列車になりました。帰りは違う車両に乗車する事が出来て良かったです。

出発して暫くすると、この先から別のツアー客が乗車してくると、アテンダントさんから説明がありました。ボックス席に座っていると知らない人に囲まれるので、外の景色が見やすい座席に移る事にしました。二組のツアー客が乗車してくるとは全くの想定外です。この沿線でツアーで観光する場所があるんだなと思いました。

吉沢駅、西滝沢駅と進みます。どうやら有人駅である前郷駅から団体客が乗り込んで来そうです。それまでは静かな観光列車でローカル線旅を楽しみます。

運命の前郷駅に到着するとやはり団体客が大勢ホームに待っていました。由利高原鉄道にとっては貴重なツアー客なので個人客は終点の羽後本荘駅まで我慢と言った感じでしょうか。
ビックリしたのが、お客さんは韓国人ツアー客でした。韓国からこの辺りまでツアーで来るとは驚きです。事前に調べて無かったので韓国からツアー客が来るような観光場所があるのかなと言う感じでして、どこへ行って観光を楽しんだのか気になりました。加えてここに来ると言うことはどこの空港から日本に入国したのかも気になります。近いのは秋田空港ですが、韓国との定期国際線は無さそうなので、色々と気になることだらけでした。

韓国人が大多数の車内でいきなり、なぜだかアウェー感を感じましたが、余り気にしないようにして沿線の景色を楽しむようにしました。上の写真は子吉川の様子です。

途中駅から乗車するお客さんは居なさそうで淡々と進んでいました。ローカル駅の様子を韓国人も興味深そうに写真を撮っていたりしていました。由利高原鉄道に乗車しに来るまでは観光ツアーは全くの想定外でしたが、外国人ツアー客はもっと想定外でした。

アテンダントさんがツアー客向けに色々と紹介をしていました。韓国語の文字付きで写真を見せる時もあり、韓国からツアー客が以前から来ているんだなと言うのが伺えます。

そのまま進み羽越本線の線路と合流しました。間も無く羽後本荘駅となります。

そして無事に羽後本荘駅に戻って来ました。行きと帰りで車両も車内の雰囲気も全く違う形になりましたが、今振り返ると良い経験が出来たのかなと思います。今回乗車出来て本当によかったです。

何か私も少し貢献しようと思いまして、開業40周年の記念入場券を思い出兼ねて購入しました。由利高原鉄道には是非この先50周年、60周年と沿線と共に続いて行って欲しいです。

羽後本荘駅から次の電車まで時間があるので、食べログで評判が高いお店へ行って食事してみる事にしました。羽後本荘駅から歩き始めると観光客を乗せたツアーバスが出発間近となっていました。これからどこへ行くのかとても気になりました。

お店の営業時間をアプリで確認して歩いて行ったのですが、店主がうどんを打てないと言うことでお休みでした。店主に早く元気になって頂きたいですね。仕方ないので途中で見たマックスバリュに寄ってみる事にしました。駅前にこのまま戻ってもコンビニが無さそうだったのもあります。

この日は暑かったので、アイスとジュースを購入してクールダウンしました。とてもリフレッシュ出来ましたね。

次の電車の時間に合わせて羽後本荘駅に戻って来ました。この後はこの日の宿泊地へ移動しますが、その様子は次回で。
由利高原鉄道に乗車した様子は動画にしていますので、合わせてご覧下さい。