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イタリア車乗りの聖地へ!マラネッロ・フェラーリ博物館巡礼記|F40から最新プロサングエまで

イタリア・モデナにある「エンツォ・フェラーリ博物館」を見学した続きです。

博物館の前からバスに乗車して次はマラネッロにあるフェラーリ博物館へ移動します。このバスは博物館の方で運行しているバスで、直通で移動する事が出来ますが、1日に2本しか無くて本数が限られます。このバスを逃すと歩いては移動出来ないので、公共のバスで行くか、配車アプリで行くかの二択だと思われます。レンタカーを借りても勿論可能ですが、費用も高くなるし、運転で何かあってもという気がします。

バスに乗車して定刻で出発です。このバスに確実に乗車出来るよう事前に予約をしていました。実際は平日という事もあってか、当日でも博物館でバスチケットを購入して乗車は出来そうでしたが、それは結果論でありやはり事前に予約していて良かったなと感じました。

モデナ市内を抜けて自動車専用道路をかなり長い間走行していました。事前に時刻表を見ると30分強の乗車時間だったので、かなり遠いんだなと頭では分かっていましたが、自動車専用道路を使っての時間だったので、距離は結構離れているようです。

その後も一般道に降りて、暫く走行していました。天気もバスが出発していた時は雨が降っていましたが、雨が弱まりマラネッロに近くなるに従って止んでくるような感じになりました。

そしてマラネッロにあるフェラーリ博物館に到着です。エンツォより大きい博物館なので、多くの人がいました。実際に到着すると「遂にやって来たか」と感慨深いものがありました。フェラーリ乗りではありませんが、イタリア車乗りとしては聖地と言っても良いのではないでしょうか。到着時は雨が上がっていました。この日は変わりやすい天候でしたね。

館内に入りました。入口で多くの人がいたのでビビったのですが、事前にチケットを購入していたので、多くの人を横目にサクッと中に入れました。見学時間が帰りのモデナ駅行きのバスが出発する18時迄なので、時計と睨めっこしながらの見学になります。帰りのバスも予約していたのでギリギリまで見学は出来ますが、万が一乗り遅れると、どうやって帰るのか調べていなかったので、常に時間は頭に入れるようにしていました。

フェラーリが1966年から1968年にかけて製造した伝説的なモデル「275 GTB/4」です。1960年代のフェラーリを象徴する一台です。

この車の主な特徴と概要は以下の通りです。

1. 革新的なエンジン(4カムシャフト)

モデル名の末尾にある「/4」は、4つのカムシャフト(DOHC)を備えていることを意味します。

市販車初: フェラーリのロードカーとして初めて、各バンクに2本ずつ、計4本のカムシャフトを持つV12エンジンを採用しました。

スペック: 3.3リッター(3285.7cc)のコロンボV12エンジンを搭載し、最高出力は300馬力、最高速度は260km/h(公称値。資料によっては268km/h)に達します。

2. デザインと外観

イタリアのカロッツェリア「ピニンファリーナ」がデザインを担当し、「スカリエッティ」によって製作されました。

ボンネットの膨らみ: 4カム化によって背が高くなったエンジンを収めるため、ボンネット中央に「バルジ」と呼ばれる細長い膨らみがあるのが、従来の2カムモデル(275 GTB)との外見上の大きな違いです。

美しいフォルム: 長いノーズと短いテール(ロングノーズ・ショートデッキ)が特徴で、現在も「史上最も美しいフェラーリの一つ」と称賛されています。

3. 技術的特徴

トランスアクスル: 走行性能を向上させるため、トランスミッションをリアアクスル(後輪車軸)側に配置する「トランスアクスル方式」を採用しています。

独立懸架: リアサスペンションに独立懸架方式を採用しており、当時の市販車としては非常に高度なメカニズムを備えていました。

4. 希少性と価値

生産台数: わずか約280〜330台ほどしか生産されていません。

時価: その美しさと希少性、歴史的価値から、現在オークションに出品されると数億円から、状態によっては10億円近い価格で取引されることもある究極のコレクターズアイテムです。

2024年に発表されたフェラーリの最新フラッグシップモデル「フェラーリ 12Cilindri(ドーディチ・チリンドリ)」です。モデル名の「12Cilindri」はイタリア語で「12気筒」を意味し、フェラーリの魂とも言えるV12エンジンへの敬意が込められています。

この革新的な最新モデルについて、主な特徴をまとめました。

1. 伝統と革新の融合(デザイン)

一目でわかる通り、1960年代後半の名車「365 GTB/4(通称デイトナ)」を彷彿とさせるフロントフェイスが特徴です。

フロントマスク: 左右のヘッドライトを繋ぐ黒い帯状のデザインは、まさにデイトナへのオマージュです。

空力性能: クラシカルな造形に見えますが、リアには時速60kmから300kmの間で機能する可動式フラップ(アクティブ・エアロダイナミクス)が備わっており、最新の空力技術が詰め込まれています。

2. 究極の自然吸気V12エンジン

電気モーターによるアシストを受けない、純粋な自然吸気(NA)の6.5リッターV12エンジンをフロントに搭載しています。

スペック: 最高出力は830cv(819馬力)を発揮し、レブリミットは驚異の9,500rpmに達します。

パフォーマンス: 0-100km/h加速はわずか2.9秒、最高速度は340km/h以上という圧倒的な性能を誇ります。

3. 先進のシャシーと制御

先代モデルにあたる「812スーパーファスト」からさらに進化を遂げています。

4輪独立操舵: 「バーチャル・ショートホイールベース 3.0」と呼ばれる4輪操舵システムを搭載し、巨体ながら驚くほど俊敏なハンドリングを実現しています。

最新トランスミッション: F1由来の技術を用いた8速デュアルクラッチ・トランスミッション(DCT)を採用し、電光石火のシフトチェンジを可能にしています。

4. 展示の背景

この車両は、マラネッロのフェラーリ博物館で開催されている「フェラーリ・トゥデイ(Today's Ferrari)」といった最新ラインナップを紹介するエリアに展示されています。背後にある白い車体パーツのオブジェは、現代のフェラーリがどのように構成されているかを示す展示の一部です。

エンジンの展示やパネル展示もあります。車のデザインもさることながら、エンジンも性能は勿論ですが、カッコいいですよね。音もいいですし。

2022年に発表されたフェラーリ史上初の4ドア・4シーターモデル、「フェラーリ プロサングエ(Ferrari Purosangue)」です。車名の「プロサングエ」はイタリア語で「サラブレッド(純血)」を意味し、4ドアという実用性を備えつつも、中身は紛れもなく純粋なフェラーリであることを象徴しています。フェラーリの4ドアを初めて見ました。

この革新的なモデルの概要をまとめました。

1. 伝統のV12エンジンを継承

SUVのようなスタイルでありながら、フェラーリはあえてダウンサイジングや電動化を選ばず、魂ともいえる6.5リッター自然吸気V12エンジンをフロントミッドに搭載しました。

圧倒的なパワー: 最高出力は725cv(715馬力)、レブリミットは8,250rpmという超高回転型エンジンです。

パフォーマンス: 0-100km/h加速はわずか3.3秒、最高速度は310km/h以上と、スーパースポーツカーに匹敵する性能を誇ります。

2. 革新的な「ウェルカムドア」

最大の特徴の一つが、「ウェルカムドア」と呼ばれるリアドアの設計です。

リアヒンジ方式: 後ろのドアが後方に向かって開く「観音開き」を採用しています。これにより、ホイールベースを極端に長くすることなく、後席へのスムーズな乗り降りを可能にしました。

4人乗りの快適性: 車内は独立したバケットシートが4座用意されており、大人4人が長距離を快適に移動できる空間が確保されています。

3. 最新の足回り技術

背の高いボディでフェラーリらしい鋭いハンドリングを実現するため、世界初となる「フェラーリ・アクティブ・サスペンション」を導入しました。

電子制御: 48Vモーターを使用したアクチュエーターが、コーナリング時の車体の傾き(ロール)を瞬時に制御し、スポーツカーのような安定した姿勢を保ちます。

4. フェラーリとしての位置づけ

市場では「フェラーリ初のSUV」と評されることが多いですが、フェラーリ自身はこの車をSUVとは呼ばず、あくまで「新しいコンセプトのスポーツカー」と定義しています。

実用性: フェラーリ史上最大となる473リットルのトランク容量を備え、日常使いやスキーなどのアクティビティにも対応できる万能性を手に入れました。

2013年に発表された「フェラーリ 458 スペチアーレ(458 Speciale)」です。「458 イタリア」をベースに走行性能を極限まで高めたハイパフォーマンスモデルであり、フェラーリのV8ミッドシップ車として最後のアドバンスド自然吸気エンジン搭載車(V8スペチアーレ・シリーズ)となった記念碑的な一台です。

この車の主な特徴と概要は以下の通りです。

1. 究極の自然吸気V8エンジン

フェラーリ史上、最もパワフルな自然吸気V8エンジン(F136 F)を搭載しています。

スペック: 4.5リッターのV8エンジンから、最高出力605馬力(605 cv)を9,000rpmという超高回転で発生させます。

比出力: 1リットルあたりの出力は135馬力に達し、当時の自然吸気エンジンとしては世界最高レベルの効率を誇りました。

2. 革新的な車両制御と空力

「スペチアーレ(特別)」の名に相応しく、当時の最新技術が惜しみなく投入されています。

サイドスリップ・アングル・コントロール(SSC): 限界走行時でも車をコントロールしやすくする世界初の電子制御システムを導入し、プロのようなドリフト走行を可能にしました。

アクティブ・エアロダイナミクス: フロントとリアに可動フラップを装備。フェラーリのロードカー史上最高水準の空力効率(1.5)を実現し、走行状況に応じてダウンフォースを最適化します。

3. 圧倒的なパフォーマンス

軽量化(458イタリア比で約90kg減)と出力向上の相乗効果により、驚異的な速さを誇ります。

加速・最高速: 0-100km/h加速はわずか3.0秒、最高速度は325km/h以上に達します。

サーキット性能: フェラーリのテストコース「フィオラーノ」でのラップタイムは1分23秒5で、これは当時の伝説的モデル「エンツォ・フェラーリ」を上回る速さでした。

4. デザインと象徴的なストライプ

外観: 機能性を追求した鋭いフロントバンパーやリアディフューザーが特徴です。

NARTストライプ: 写真の個体にも施されているセンターストライプは、かつてアメリカでフェラーリを走らせた名門チーム「NART(North American Racing Team)」へのオマージュとして非常に人気の高いオプションです。

この458スペチアーレを最後に、後継の488シリーズからはターボエンジンへ移行したため、この「NAエンジンの咆哮」を愛するファンにとっては現在でも特別な価値を持つ一台となっています。

2025年に発表されたばかりの世界にたった一台しか存在しないワンオフモデル、「フェラーリ SC40」です。この車両は、フェラーリの「スペシャル・プロジェクト」部門が、一人の熱狂的なコレクターのために、最新技術を用いて伝説の名車「F40」を現代に再解釈(オマージュ)して製作した究極のカスタムカーです。

主な特徴とスペックは以下の通りです。

1. F40へのオマージュ

モデル名の「SC40」は、1987年に登場した「F40」への敬意を表しており、デザインの随所にそのエッセンスが散りばめられています。

外観デザイン: F40を象徴する巨大な一体型リアウイングや、角張ったライン、機能的な冷却ダクトなどが現代的な造形で再現されています。

デザイン担当: フラヴィオ・マンゾーニ率いる「フェラーリ・スタイリング・センター」がデザインを手がけました。

2. ベース車両とパワートレイン

最新のミッドシップ・スポーツカー「296 GTB」のシャシーとエンジンをベースに開発されています。

エンジン: 3.0リッター(2992cc)の120度V型6気筒ツインターボエンジンを搭載。

ハイブリッドシステム: 電気モーターを組み合わせたプラグインハイブリッド(PHEV)で、エンジン単体で663馬力、システム合計で830馬力(830 CV)という圧倒的な出力を発揮します。

3. 圧倒的なパフォーマンス

解説板に記載されている通り、最新のV6ハイブリッド技術により驚異的な性能を誇ります。

最高速度: 330km/h以上。

加速性能: 0-100km/h加速はわずか2.9秒で駆け抜けます。

最新ギアボックス: 8速のF1デュアルクラッチ・トランスミッションを採用しています。

4. 展示の希少性

この車は「ワンオフ(世界に1台)」であるため、通常はオーナーのガレージに収められており、一般の目に触れることは滅多にありません。発表直後のこの時期にマラネッロの博物館で展示されているのは、非常に貴重な機会といえます。

フェラーリの歴史の中で最も象徴的で、世界中に熱狂的なファンを持つスーパーカー、「フェラーリ F40」です。1987年にフェラーリ創業40周年を記念して発表されたこの車は、創設者エンツォ・フェラーリがその生涯の最後に送り出した「最高傑作」として知られています。

1. エンツォ・フェラーリ最後の監修モデル

F40は、1988年に亡くなったエンツォ・フェラーリが、自ら発表に立ち会い、その完成を見届けた最後のモデルとなりました。「そのままレースに出られるような、純粋な市販車」という彼の哲学が、最も過激な形で具現化されています。

2. 世界初の「200マイル」の壁を突破

当時の市販車として初めて、最高速度200mph(約322km/h)の壁を突破した伝説の持ち主です。

エンジン: 2.9リッター V8ツインターボエンジンを搭載。

スペック: 最高出力478馬力を発揮し、車重はわずか約1,100kgという圧倒的なパワー・ウェイト・レシオを誇ります。

加速性能: 0-100km/h加速はわずか4.1秒。現代の基準で見ても一級品のパフォーマンスです。

3. 「スパルタン」を極めた設計

速さを追求するために、快適装備や飾りはすべて削ぎ落とされています。

軽量素材: 当時最先端だったカーボンファイバーやケブラー、アルミニウムを多用。

ストイックな内装: パワーステアリングも、ブレーキのサーボ(補助装置)もありません。ドアノブの代わりにワイヤーを引いて開ける仕様や、エアコンさえ当初は想定されていなかった(後にオプション設定)ほど、走ることに特化した造りになっています。

F40の後ろに見える「DI FIORANO」という展示は、フェラーリの専用テストコース「フィオラノ」での開発の歴史を紹介するコーナーです。この場所でF40も幾度となくテストされ、磨き上げられました。

そしてそのフィオラノサーキットについての展示です。F1マシンが年々タイムを更新していって早くなっているのがわかります。コースの紹介も行われていました。フェラーリのF1ドライバーがテスト走行するこのサーキットは、フェラーリ博物館から徒歩圏内にあります。帰りのバスがあるので今回行く事が出来ませんでした。行こうと一時は思ったのですが、帰りが不透明だったので安全をとりました。

フェラーリと言えばF1は切っても切り離せません。過去のF1マシンやエンジン、そしてF1チャンピオンになったF1ドライバーの展示がありました。F1展示のエリアはやはり多くの人の関心を集めていましたね。私も2000年台前半まではF1を見ていたので、このエリアはやはり見入ってしまいましたね。

1950年代のスポーツカーレースで大活躍した名車、「フェラーリ 750 モンツァ(Ferrari 750 Monza)」です。

1954年に発表され、その名の通りイタリアのモンツァ・サーキットでのデビュー戦で1位・2位を独占するという華々しい幕開けを飾ったモデルです。

この車の主な特徴と歴史的背景をまとめました。

1. 「モンツァ」の名を冠した勝利の象徴

1954年のモンツァ・グランプリでの圧倒的な勝利を記念して「モンツァ」と名付けられました。

デビュー戦の快挙: ウンベルト・マグリオーリとフロイラン・ゴンザレスのドライブにより、デビュー戦でいきなり優勝を果たし、その性能の高さを世界に知らしめました。

スポーツカー選手権: その後も多くのレースで勝利を重ね、1954年の世界スポーツカー選手権においてフェラーリがタイトルを獲得する原動力となりました。

2. パワフルな直列4気筒エンジン

フェラーリといえばV12エンジンのイメージが強いですが、この時代はアウレリオ・ランプレディが設計した直列4気筒エンジンも非常に強力でした。

スペック: 3.0リッター(2999.62cc)の直列4気筒DOHCエンジンを搭載しています。

出力: 最高出力は250馬力(250 cv) / 6000rpmを発揮し、最高速度は264km/hに達しました。

特徴: V12に比べて軽量でトルクフルな4気筒エンジンは、テクニカルなコースでその真価を発揮しました。

3. スカリエッティによる機能的な美

ボディデザインは、後にフェラーリの黄金期を支えることになるスカリエッティが担当しました。

バルケッタ・スタイル: 「小さな舟」を意味するバルケッタと呼ばれるオープンボディで、低いボンネットと流れるようなフェンダーラインが特徴です。

デザインの源流: このデザインは、後に登場する伝説的な「250 テスタロッサ」などのスタイリングにも大きな影響を与えました。

車体に大きく描かれた「8」のゼッケンが、当時の激しいレースの情景を彷彿とさせます。

後半にはエンツォ・フェラーリのオフィスの展示もありました。机や椅子はかなり年季があり実物なのでしょうかね?

1947年に誕生した「フェラーリ 125 S(125 Sport)」です。この車は、エンツォ・フェラーリが自らの名を冠して製造した「フェラーリ第1号車」という、極めて重要な歴史的価値を持つモデルです。

解説板の内容に基づき、その概要をまとめました。

1. フェラーリの原点

1947年、モデナで誕生したこの車が、現在まで続くフェラーリの壮大な歴史の幕を開けました。

初のフェラーリ: エンツォ・フェラーリが自社製エンジンを搭載し、自らの名で送り出した最初の記念すべき1台です。

デビュー戦: 1947年5月にピアチェンツァ・サーキットでレースデビューを果たしました。解説板には、その2週間後にカラカラ浴場周辺で行われたローマ・グランプリで、フランコ・コルテーゼの運転により初勝利を挙げたことが記されています。

2. ジョアッキーノ・コロンボ設計のV12

フェラーリの象徴である「V12エンジン」も、この125 Sから始まりました。

エンジン形式: 天才技術者ジョアッキーノ・コロンボが設計した、1.5リッター(1496.77cc)の60度V型12気筒エンジンを搭載しています。

スペック: 最高出力は118馬力(118 hp) / 6800rpmを発揮します。

名前の由来: 「125」という数字は、シリンダー1つあたりの排気量(1496cc ÷ 12気筒 ≒ 125cc)に由来しています。

3. 展示の希少性

125 Sは当時わずか2台しか製造されず、現存するこの車両は当時の仕様を忠実に再現した、あるいは修復された非常に貴重な個体としてマラネッロの博物館に展示されています。

レースの歴史も展示されていました。数多くの歴史を見るとやはりフェラーリにはレースは欠かせないんだなと感じます。プロストが1990年に地元のフランスGPでフェラーリ100勝目を達成したのは、記憶に残っています。懐かしいなと思いながら見ていました。

1968年に発表された伝説的なモデル「フェラーリ 365 GTB/4 デイトナ コンペティツィオーネ(Daytona Competizione)」です。1960年代後半から70年代前半にかけて、モータースポーツ界、特に耐久レースで圧倒的な強さを誇ったGTカーの傑作です。

1. 「デイトナ」という愛称

正式名称は「365 GTB/4」ですが、一般的には「デイトナ」という愛称で広く知られています。

由来: 1967年のデイトナ24時間レースで、フェラーリが1位から3位までを独占(1-2-3フィニッシュ)した歴史的勝利を記念して、メディアやファンからそう呼ばれるようになりました。

2. 競技用モデル「コンペティツィオーネ」

写真の個体は、市販のデイトナをベースにレース参戦用に特別に製作された車両です。

限定生産: 1971年から1973年の間に、5台ずつ3つのシリーズ、合計15台(および試作車)のみが製作されました。

軽量化と強化: ボディパネルをアルミやプラスチックに変更して徹底的な軽量化を図り、エンジンもレース用にチューニングされています。

3. スペック(解説板の数値)

年式: 1968年(市販モデル発表年)

エンジン: 4.4リッター(4390.3cc)の60度V型12気筒エンジンを搭載。

最高出力: 430馬力(430 CV) / 7500rpm。

最高速度: 280km/h。

トランスミッション: 5速(+後退)。

4. 輝かしい戦績

デイトナ・コンペティツィオーネは、特にル・マン24時間レースでその強さを発揮しました。

ル・マンでの3連覇: 1972年から1974年にかけて、3年連続でGTクラス優勝を飾るという偉業を成し遂げています。

万能な性能: 高速サーキットだけでなく、耐久性と信頼性が求められる24時間レースにおいても、V12エンジンのパワーとバランスの良さが勝利の鍵となりました。

この水色のボディに「MARCHAL」などのロゴが入ったカラーリングは、当時のフランスのレースチーム「シャルル・ポッツィ」などを彷彿とさせる、非常に有名なレーシング・リバリー(カラーリング)です。

展示後半には歴代のF1マシンの模型が並んでいました。模型とはいえF1マシンが並んでいるのを見ると凄いなと思います。悪くいうつもりは決してないのですが、日本のメーカーのように参戦したり撤退したりを繰り返しているのとは対照的に、レースに情熱をずっと注ぎ続けているのがとても凄いです。ブランドを作るって色々あるとは思うのですが、フェラーリとレースが切ってもきれない関係であるのは、長年の積み重ねだと感じます。日本は自動車大国のはずですが、自動車文化という意味では劣っているのが残念です。

アトラクションもあり、シュミレーターで体験出来るようになっていました。ゲームセンターと同じようなものですが、実際のF1コースの映像を見ながら遊ぶような感じです。申し込みの人が多かったのと、時間的な余裕が無かったので見るだけになりました。

F1のピットも再現されていました。タイヤ交換は一つの見所ですよね。鈴鹿サーキットに何度かF1を見に行きましたが、ホームスタンドの席は取れなかったので、生でタイヤ交換の様子を見た事がありません。目の前で有償でも良いので再現してくれるのなら、お金を払ってみたいくらいに思いました。

帰りのバスの時間を見ながら、大体予定通りの時間で見学を終えました。見終えて外に出た時にはまた雨が降っていました。本当にこの日は天気の移り変わりが早かったです。

マラネッロにあるフェラーリ博物館ですが、やはり見学しに行って良かったと思いました。フェラーリは購入出来るわけではないですが、イタリア車乗りとしては、やはりいつまでも憧れの存在です。今回イタリアに来たのも、アルファロメオ博物館とモデナとマラネッロにあるフェラーリ博物館を見学するのが目的でした。その意味では目的を達することが出来て良かったと思いました。少しでも興味があれば、是非フェラーリ博物館には見学してみて欲しいですね。車好きなら絶対満足すると思います。

帰りも30分前後の乗車です。座れなかったら疲れるなと思い、少し早めにバスに行って座席を確保しました。結果的には早めにバスに戻って大正解でした。バスは専用バスなので途中の乗り降りはありません。出発時に座れないとそのままモデナ駅まで行く事になるので、余計な体力を使う事になります。海外のバスの運転は結構荒いですしね。

モデナ駅に無事戻って来ました。駅到着時にはまた雨が止んでいました。ライトアップされた駅舎がとても雰囲気ありました。

昼間ホテルに荷物を預けた際に、ホテル周辺に食事する場所が無さそうだったので、駅で食事する場所を検索して先にお店に行く事にしました。モデナ駅が街の中心から少し離れているのか、駅周辺では歩いている人が少なかったです。

Google Mapを頼りにお店に到着です。テイクアウトがメインなのか、イートインスペースは狭かったですが、お客さんが少なかったので店内で飲食出来そうです。イタリアに来てパン系の食事が大半だったので、日本食では無くても別の食事をしたくて中華のお店を見つけて来た次第です。

焼きそばのような中華を注文して美味しく食事しました。イタリアに来て初めて全く違う食事をする事が出来たので、とても美味しく感じました。貝が沢山入っていて具沢山なのも良かったです。モデナでもパン系のお店がやはり大半でした。今後この手の食事をするのも難しいのかなと思いましたね。

ホテルに向かう途中に見つけたスーパーに立ち寄りました。部屋で飲食をする為と異国のスーパーの見学です。

異国のスーパーを見学するのは結構面白いです。何が売っているのかというのを見るだけでもお国柄が出ますし、日本との価格差もチェックするとやっぱり高いなと思うのですが、その中でもたまにリーズナブルなものもあったりします。売っている量も違います。買い物かごがとても大きくて少し購入するだけの私には、ちょっと困りました。

購入する前に迷ったり、想像通りなのかどうかをチェックするのに、AIを使っていました。当然ですがパッケージがイタリア語だったので購入して想像と違っていたら嫌だなと思い、都度確認していました。AIを使う事で便利になったなと感じます。

イタリアらしいなと思ったのは広大なワイン売り場でしょうか。専門店でもなく普通のスーパーで多種多様なワインを売っていました。料理で使うとか、そのまま飲むとか目的にもよって違うのは分かりますが、これだけの中で拘ってワイン選びをするのでしょうね。他にはチーズ売り場も広かったです。

スーパーでお買い物して、ようやくホテルに戻って来ました。重い荷物を事前に預けていたので比較的身軽だったとはいえ、この日は早朝にミラノから移動してずっと観光していましたが、フェラーリ博物館を見学した達成感があったのか、思ったより疲れてはいませんでした。気持ちも高揚していたのかもしれません。

部屋はポップな感じで広さは十分でした。スーツケースを開ける場所もあるので使い勝手が良い部屋でした。

洗面、トイレ、シャワーも使い勝手に問題なかったです。海外のホテルでは珍しく歯ブラシがついていましたが、洗面にはコップが無かったので飲用のコップを使いました。二つコップがあったので、もう一つはスーパーで購入した飲み物用です。シャワーの水圧も問題なく、トイレと仕切りがちゃんとあったので、水はねする事もなく利用する事ができました。

インターネット速度も通常利用する分には全く問題なく快適に利用出来ました。

部屋で購入したおつまみを食べながら、この日の振り返りと明日の予定確認をしながら部屋で過ごしました。今のところは順調ですが、この先どこで予定外のことが起こるかは分からないので、ある程度の準備をするようにはしていました。

目処がついたら、翌日に備えて就寝してこの日を終えました。今回の様子を動画にしていますので、合わせてご覧下さい。

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