先日ですが、「都営地下鉄「春」のワンデーパス」を利用して週末小旅行に行って来たので、今回はその時の様子をブログに纏めて見ます。

旅の前にまずは切符の入手です。今回私は新宿駅で入手したのですが、新宿駅には都営線は新宿線と大江戸線が乗り入れてます。都営新宿線の駅の券売機は京王が券売機を管理している関係で、この切符を購入する事が出来ませんが、大江戸線の駅の券売機では問題なく購入出来ました。もし新宿駅で切符購入を考えている人は注意が必要です。
そしてモバイルPasmoで購入する事が出来ると、スマホをタッチして改札を出入り出来ますが、未対応なので切符でこの日は移動となります。

切符は大江戸線の券売機で購入しましたが、切符入手後は新宿線のホームに移動してまずは都営新宿線で最初の目的地まで移動します。

途中の神保町駅で乗り換えで日比谷駅までやって来ました。最初の目的地がJR有楽町駅の目の前で都営線の駅で近い所を検索すると日比谷駅だったという訳です。JRで行けば駅前の目的地に直ぐに行けますが、格安のフリー切符利用なので多少の遠回りは「こういう行き方もあるのか」くらいの感覚で楽しみながら移動したいものです。列車が事故や運休の時に迂回ルートを知っておくのも役に立つかもしれませんしね。

地下鉄の日比谷駅から地下道を歩いてJR有楽町駅にやって来ました。有楽町駅には何度も来ていますが、このような行き方で来たのは初めてかもしれません。都内は少し歩けばJR駅と地下鉄駅に相互で行ける所が多々あるので、このような多少の不便さも、500円の「春のワンデーパス」という強い味方があれば、旅の醍醐味に変わります。

この日最初にやって来たのは、JR有楽町駅から直ぐの「ヒューマントラストシネマ有楽町」です。こちらで久しぶりに映画館で映画を見に来ました。最近はパソコンでストリーミングコンテンツで映画を自宅から見る事が殆どですが、たまには映画館でと思った次第です。
午前の時間帯で上映しているものの中から、映画『カミング・ホーム』を鑑賞しました。一人暮らしの現実や孤独を丁寧に描いた物語は、静かに心に染み渡りました。久しぶりの映画館の椅子、暗闇の中で作品に没入する時間はやはり格別でしたね。

映画が終わって建物から出てJR有楽町駅前に来ると、来た時の朝方とは異なり、お昼前の時間帯という事で多くの人がいました。

JR有楽町駅から乗車する訳には行かないので、再び都営三田線のホームに地下道を通って戻って来ました。

そしてやって来たのは都営三田線の終点・西高島平駅です。普段の行動範囲で全然行く事はないのですが、折角のフリー切符なので端まで行って見たくなりました。

終点なのでこの先はホームがありません。この駅の北側には荒川があり、川を渡れば埼玉県というシチュエーションです。そして乗車した列車は折り返しで海老名行きとなっていました。板橋の端からは想像もつかない遠い街の名前を掲げているのがどこかシュールです。

西高島平駅は建物内にセブンイレブンがありましたが、それ以外は幹線道路が目の前にあり車の交通量がとても多い所にありました。どこへ行くにも信号を渡るというより、道路の上の陸橋を使っていくという感じです。

最初の目的地に向けてGoogle Map見ながら歩きます。基本的に一本道で最初は幹線道路の防音壁の横をずっと歩いていく形で進み、ある程度歩くと緑豊かな赤塚溜池公園の横を進む形になります。

お昼を過ぎていたので、AIにお薦めで教えて貰った、手打ち蕎麦の「ひびき庵」さんで食事としました。予約の法事客がいたのもあり少し店内で待ちましたが、「せいろ(税込990円)」を注文しました。風味豊かで喉ごしの良い、丁寧な仕事が伝わるお蕎麦で、美味しく頂きました。食後にはそば茶も配られ、香ばしく、歩き疲れた体に染み渡りました。とても良いお店でした。

お蕎麦を食べた後は更に先に進んで、「赤塚植物園」に来ました。この辺りになるとなんだかんだで徒歩20分少々は駅から歩いていたと思います。途中で食事もしたのと、歩き易い気候だった事もありぶらりと散策しながらやって来た感じです。

敷地内は23区内とは思えない静寂です。新緑と散りかけの桜が混ざり合う、贅沢な無料スポットです。このような場所が家の近くにあると気分転換に来たくなるだろうなと思いました。行く時期によって違った植物が見れそうですしね。

植物園の見学後は直ぐ近くの乗蓮寺へ。東京大仏があるという事で立ち寄ってみる事にしました。
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本堂は予想より大きくてとても立派でした。そして注目の東京大仏も予想以上に立派な大仏でした。「東京大仏」なるものが板橋にある事をAIに教えて貰うまで全く知らなかったのですが、こんな場所が23区内にあるとは驚きです。住宅街に突如現れる巨大な座像。その圧倒的な存在感と静かな境内に、心がすっと整いましたし、まだまだ知らない場所が沢山あるんだなと思いました。
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乗蓮寺の見学後は西高島平駅に戻りながら、板橋区立美術館に立ち寄りました。こちらは日本最古の区立美術館(建物はリニューアルで非常に綺麗)との事です。当日は「焼絵」の展示をしていて多くのお客さんが管内にいました。焼絵の名前は知っていましたが、纏った形で今まで焼絵を見た記憶が無かったです。一枚一枚見てましたが、光の当たり方や見る角度で表情を変える繊細な表現に目を奪われました。館内は撮影禁止で映像はありません。

板橋区立美術館の前は赤塚溜池公園です。公園には池があり釣りをしている人がいました。都内の公園で釣りをする人を見るとはここに来るまで思わなかったです。何が釣れるのでしょうかね、、。都内の公園で何も考えず釣りをして時間を過ごす事が出来るなんて、私も悩みや何かあった時にそうしたいものだと思いましたね(笑)。

一通りの見学を終えて西高島平駅に戻って来ました。上の写真は行き止まりの線路を外側から見た所です。端っこに来たんだなと改めて感じる光景です。

戻って来たのは夕方の4時前後です。ウィークエンドという事もあり、始発駅から乗車する人は少なかったです。端まで来ると都営地下鉄も閑散としているんだなと思いました。平日の通勤時の状況は恐らく全然違うものと思います。

このまま帰るのは勿体無いので、数駅乗車して蓮根駅で下車しました。この駅に降りるのは初めてです。

駅の東口から数分歩いて「紀の国湯」さんに来ました。家の近くに銭湯は無いので全然来ていなかったのですが、沿線で癒しスポットを探していた際に見つけました。他にも大きなスーパー銭湯のような施設もありましたが、混雑を回避してこちらに来た次第です。
入浴料は550円で、サウナが別料金で500円となっていました。長く居られるかどうかも分からないので入浴だけにしました。超久しぶりの銭湯ですが、ここは外が見えるわけでは無いものの、露天風呂もあり施設が充実していました。お客さんもいましたが、大混雑とまではいかないくらいだったので、人が少ない所を狙ってお湯に浸かっていました。懐かしのケロリン桶、固定式のシャワーも久しぶりに見ました。水風呂とぬるめの露天風呂のローテーションで足を伸ばしてゆっくり寛ぐことが出来ました。家の近くにこのような施設があると定期的に通いたくなります。近くの住民が羨ましいと思いましたね。

風呂上がりには休憩スペースで飲み物飲んでクールダウンです。広めの休憩スペースがあるのも良かったです。

銭湯から出たらすっかり夜になっていました。今の時代に銭湯を経営するのは大変だと思いますが、末長く営業し続けて欲しいです。地元客が多く出入りしているのを見ましたので、この先も大丈夫だと信じています。

夜の7時過ぎていたので帰る事も考えましたが、最後に食事して締めたいものです。蓮根駅から再び乗車して寄り道する事にします。

お隣の志村三丁目駅で下車しました。この駅で降りるのも初めてです。蓮根駅と同様に駅前は狭い道路に地元密着のお店が並んでいました。西高島平駅とは全然雰囲気が異なります。

駅から数分歩いて、町中華の「丸福」さんにやって来ました。こちらもAIにお薦めされて来たのですが、正直随分と地味めなお店をAIは勧めたなと思いました。お店の周りは閑静な住宅街となっています。中に入ると決して広いとは言えない店内に、地元客と思われる先客が数組いましたが、カウンター席に座る事が出来ました。AIにオススメのメニューを聞くとチャーハン(600円)& 餃子(450円)との事だったのでそれを素直に注文しました。
ご主人が調理から接客まで全て行っているお店で、注文した後に中華鍋を振る音を聞きながら待つ時間は、何とも言えず良い空間です。最近中華鍋を振る音を聞く事が少なくなったかもと思ってしまいましたね。このお店は中がコンパクトなのと、厨房前のカウンター席だったので待っている間、何だか懐かしい感じがしました。

出来立てのチャーハンと餃子が同時に出て来ました。これも嬉しかったですね。チェーン店だとバラバラで出来た順番で来るパターンが多いですが、下手をするとどちらかをある程度食べ終えた時に他のが出てくるような時もあります。こういう料理以前に提供の仕方についても「これこれ」と思ってしまいました。
実際に食べても、チャーハンと餃子は期待を裏切らない、実直で深い味わいでした。こういう昔ながらの町中華も家の近くには余りなく料理も店の雰囲気もとても良かったです。そして何よりご主人の対応も気持ち良いもので、AIに勧められて来ただけですがとても良かったです。最後に良い締めができたと感じました。
今回の小旅行は、決して派手な観光地ではないですが、映画に浸り、自然、大仏、美術等に触れ、お湯で癒され、町中華で締めるという、ワンデーパス一枚で、東京の「端っこ」の豊かさを存分に味わえた、至福の日曜日となりました。
このワンデーパスは定期的に販売されるものなので、このような小旅行をしてまだ知らない東京を体験して見たいですね。
今回の様子を動画にしていますので、、合わせてご覧下さい。



