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(乗車記)秘密基地感満載!サンライズ瀬戸 東京 → 高松

2022年の6月ですがかなり以前から乗車して見たいなと思っていたサンライズ瀬戸・出雲に乗車して見ました。今回はその時のブログをしようと思います。

今となっては貴重な寝台特急ですが長年乗車したいと思いつつ個人的にはハードルがありました。何と言ってもチケットの手配です。ネットで昔は予約出来ない状態でしたので窓口に行くしかなく窓口に行って取れなかったら時間の無駄かなと言う事でその為にみどりの窓口へ行く事はしませんでした。

そのうち「ノビノビ座席」が確か記憶が正しければネットで予約出来るようになりましたが、長時間乗車するので個室寝台で利用したいなと思いながら乗車する事はありませんでした。ノビノビ座席なら長くても岡山までかなと思いますがどうなのでしょうか。これもまたいつか経験して見たいなとは思いますが、、。

そしてコロナ禍になって個室寝台もいつの間にか検索して予約出来るようになったので利用して見ようと考えた次第です。座席は指定出来ないようなので残念ですが、、。

サンライズ瀬戸・出雲に乗車すると決めたのは良いのですが次はどこで利用するかです。決めたもう一つの要素としてJALの有効期限が切れるマイルを使おうと思ってたのでどちらかの区間はサンライズ。その反対はJALと言うイメージです。

初めてサンライズ瀬戸・出雲を利用するので車内販売も無い事から時間が長過ぎても最後の方はその時間を車内で持て余すかも、、、と言う気がして来たのでサンライズ瀬戸号の方を利用する事に決めて、高松の朝は多くの讃岐うどんのお店がオープンしているのを知っていたので行きにサンライズ瀬戸、帰りはJALの特典航空券と言う感じで工程を組んで見ました。

インターネット予約の受け取りは手続きする券売機に注意するようにネットとかで書かれていたのですが、東京駅に行って色々と試せばどれかで発券出来るだろう的な感覚で発券を試みましたがこちらの券売機ではNGでした。

切符売り場とは少し離れたこちらの券売機で無事に予約していた切符を発券する事が出来ました。取り敢えず発券出来て一安心です。早速出発するホームに向かいます。

シャワーカードに並ぶ人々です。私はシャワー浴びてから来たので必須と言う訳では無かったのですが、経験出来るのなら試して見ようかなと思いまして一応並んで見ました。それにしてもこれだけ並んでいると仮に買えたとしてもまともな時間に利用出来るのかなと思ってしまいます。

シャワーカードは私の5人くらい先で売り切れとなりました。人がシャワーを浴びたい時間って似たような感じだと思うので結果的には買えなくて良かったのかなと負け惜しみではなく思ってます。特に時間の短い瀬戸号の方ですからね。逆に出雲号の場合には岡山で分岐した後も長い時間出雲に向けて走行するので利用する時間は有るのかも知れませんが、瀬戸号は岡山で分岐後は暫くすると瀬戸大橋を渡りますし、渡り終えると高松に到着するまで結構時間も短いですしね。

この日は琴平までの延長運転日でした。私は高松で降りてから色々と観光しながら琴平には行く事になりますが、サンライズ号では高松で下車します。

一号車の個室が割り当てられてたので乗車前に先頭まで行って見て見ました。鉄道ファンだと思いますが利用者以外の人も結構いましたね。将来は分かりませんがまだ廃止されると言う訳でも無いのに利用しない人が写真を撮りにくると言うのは熱烈なファンと言う事なのでしょう。

そして指定された個室に入りました。一階でした。ネットでの予約はあくまでもこの列車の個室を利用する事を予約した感じでして実際の場所はどのタイミングで決まるのでしょうか?発券した順番となると出発直前に発券したので一号車の一階と言うのも分かるような気がしました。私が予約した時にはかなり空いている寝台の数は有りましたしね。

一号車の一階なので見送りのお客さんはこのような感じで見えて何だか変な感じでしたw。

そして東京駅を出発します。これだけの多くの人達が見送っているとまるで廃止直前かと勘違いするくらいでして実際は臨時列車でもなく毎日運行しているのでこの日が特別と言う訳では無いのですが世の中には色々な人が居るんだなと思います。

寝台列車を利用するのはいつ以来なのか忘れましたが、普段見慣れているはずの東京の夜の景色も違った感じに見えます。朝や昼間に飛行機や新幹線等で旅先に出るのとは全く異なる旅のスタート感覚です。停車する駅の数が多いのでこれから遠くへ行くんだと言う旅情を自然と感じますし、なかなか今では味わえない雰囲気を感じました。

最初の停車駅は横浜駅です。気持ちが高揚していたのか、結構アッと言う間に到着した感じがしました。

横浜を出発すると次の停車駅は熱海です。東海道線と並行して時には追い抜きながら西へ進みます。なんだか東京から現実逃避した旅のようですw。

高揚感もあったのでなかなか眠れないだろうなと思いながら持参したアイマスクをして目を閉じているといつの間にか寝てしまってました。普段はこの時間には寝てなくて、しかも久しぶりの寝台なので事前の予想ではなかなか眠れない事を想定してたのですが、意外と私は柔軟なのかなと自分でも苦笑いです。

翌朝起きた時には三宮・神戸の手前付近でした。熱海の手前から寝ていたとすると随分グッスリ寝ていた事になります。海を見つつ途中では明石海峡大橋も見えたりしたのでとても良い感じでした。

そして姫路駅に到着です。岡山駅到着前に放送と思ってたので意外でしたが案内を聞くとこの時点で20分前後遅延していたようです。米原付近でサンライズの前を走る貨物列車が鹿と接触したのが原因らしいのですが、車掌によるとその時に車内放送をしたようですが私は全く気が付かずに寝てましたw。列車が遅れているので乗り継ぎの説明する為に車内放送をしたようです。

姫路を過ぎ県境に近くなってくると家が徐々に少なくなります。この日は運が良かったのは西へ行けば行く程天気が良くなっている事です。これは有難いですね。

もしシャワーカードを購入する事が出来れば岡山到着前に利用かなとイメージしてましたが、同じような事を考える人もいそうなので使えていたのかどうか、、。

そして岡山駅に近くなって来ると、岡山駅到着前の長い長い車内放送が始まります。在来線でも何度か聞いた事が有りますが岡山駅からは色々な列車が色々な場所に向けて出ているのでいつも説明が長いです。今回思ったのはサンライズは高松や出雲市に行く目的のお客さんだけではなく、乗り継ぎ目的のお客さんも恐らく結構いるのかなと。岡山から乗り継ぐ為にサンライズ利用ならノビノビ座席でも良さそうな気がします。それにしてもこれだけ長い岡山駅の説明をする必要があるのかなと思います。最初の方の説明は忘れているので、シンプルに「駅のホームで確認して下さい」だとダメなのでしょうかね。

そして約30分近い遅れで岡山駅に到着です。出雲市へ急ぐお客さんはやくも号を利用するようにと言うアナウンスがありましたが、サンライズ利用するお客さんだとサンライズで行く事が主目的だと思うので基本はそのまま乗車するのかなと思いますが、ただでさえ長い乗車時間に遅延分も加わるのでやはり私は高松にしておいて良かったのかなと言うのが率直な感想です。高松に到着後は讃岐うどんを食べようと思ってたので飲み物以外持ち込みもしてませんでした。一応ホーム中程に売店はありましたけどね。

岡山駅で切り離しがありますが私は一号車と言う事もあり見に行くのが大変なのでそのまま個室にいました。

切り離し後は先にサンライズ瀬戸の方が出発します。岡山駅付近は見慣れない車両があってどこでどう使われているのか自分にとって謎だらけです。

岡山駅に次は児島駅に到着です。本州最後の駅でしてここでJR四国の乗務員さんと交代です。いよいよお待ちかねの瀬戸大橋です。

一階の個室だったのでどの程度見れるのか不安がありましたが思ったより良く見えてとても良かったです。在来線でも通って景色を見た事が有りますが、サンライズの場合には自分だけの個室で瀬戸大橋から瀬戸内海を望む事が出来ると言うのはなんとも贅沢な旅では無いでしょうか。少しスピードを落として走行してくれないかなと心の中では思いながら穏やかな朝の瀬戸内海を見てました。とても良いものを見させて頂きました。

瀬戸大橋を渡って暫くすると坂出駅に到着です。この次は高松駅です。食べる物を持ち込まない場合にはやはり事前の予想通り丁度良い距離感に感じます。出雲の方なら確実に事前に食べ物を持ち込んでから乗車すると思います。

朝起きてから山陽本線の景色をぼんやりと見過ぎていて最後になって車内探索をしてなかった事に気が付きました。トイレは凄く清潔でしたしラウンジはこじんまりとしてますが開放的で良いですね。WiFiと電源有ればブログでも寝台列車に揺られながら書くのも良さそうですねw。

と言う事で約30分遅れで高松駅に到着です。高松駅で結構多くのお客さんが降りて来ました。マニアの人だけではなく思ったより女性のお客さんも多かったのも印象的です。

さて感想ですが、とても楽しかったの一言です。勿論初めて利用したからと言うのもあるとは思いますが車内はとても快適で揺れもそんなに感じず良く眠れましたし、他の寝台の方の音とかも全然気になりませんでした。一階の寝台でしたが勿論二階の方が景色は良いのでしょうけどそんなに絶望的な感じはしません。瀬戸内海の景色も見れましたしね。むしろ一階と言う事で車両下側からの音とかはどうかと思ったのですがそれも全く気になりません。乗車する号車によっても異なるとは思います。加えて進行方向左側の個室でしたので列車のすれ違う側とは逆です。その点でも寝られないと言うような事も無かったです。全体を通して色々な形でまた利用をして見たいなと改めて思いましたね。やはりとても面白い列車で色々な利用方法が考えられそうです。

と言う事でこの後は香川県を観光して周りますがその様子を順次ブログしようと思います。

サンライズでの様子は動画にしてますのでご覧下さい。

 

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