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ヴィエンチャンを歩く:歴史と文化に触れるラオス首都1日観光記

中国東方航空でラオスの首都・ヴィエンチャンに到着した続きです。

ヴィエンチャンの朝です。見えている川はメコン川で、川の向こうはタイになります。見える範囲で橋が無いので、国境沿いの川なんだなと言うのが分かります。川幅は余り無いように見えていて、少し泳げば行き来出来そうな雰囲気すらします。警備の人が一定の間隔でいるのかどうか気になります。

首都のヴィエンチャンですが、これだけ見ていると首都とは思えない街の雰囲気です。

食事付きのプランだったので、ホテルで朝食です。ビュッフェ形式で色々と食べてみましたが、日本人でも美味しく食べられる味付けでありお米でした。これなら現地での食事もそんなに困らないかなとも感じながら朝のひと時を過ごしました。

前日の夜遅くにヴィエンチャン入りしたので、この日は遅めに出発して、市内をゆっくり余裕を持ったスケジュールで観光します。

最初の目的地まで歩いて向かいます。街を実際に歩き始めても喧騒とした雰囲気はなく、車やバイクも多くはないですし、歩いている人はもっと少なかったです。どこかの国のローカルな街に来た雰囲気すらします。

最初にやって来たのは、パトゥーサイです。ビエンチャンのダウンタウンにある戦争記念碑で、1957 年から 1968 年にかけて建てられたものです。フランスからの独立闘争で戦った人々に捧げられて作られたとの事です。海外では独立を記念したこのような記念碑をよく見ます。やはり他国の支配から自分たちの国になる瞬間な訳であり、日本人では想像もつかない嬉しい瞬間なのでしょうね。

記念碑の上に行けるようなので、行ってみますが現地の人と外国人では費用が異なります。海外では当たり前の処置であり、日本も早く観光地の費用を分けるべきだと思います。建物の維持がどこからお金が出ているのかを考えると、自然な処置で日本が変だと感じます。

建物内も色々な展示がありました。建物が出来た歴史を見るとこの記念碑がどうして作られたのかが実感でき、とても良い展示物だったと思います。

上から見た一枚です。中央に真っ直ぐ伸びている道路を見ると、独立を記念して建てられた建物らしい雰囲気がします。写真の左上に見える高層ビルが宿泊しているホテルで、あの場所からここまで歩いて来ました。

横を見ると白くて大きな建物があり、調べてみると首相官邸との事でした。見えている範囲では建物の周囲に警備の人が居ないようでして、それだけ治安的に安心な場所と言う事なのでしょうか。暫くは周囲の景色を見ながら佇んでいました。全体的に見える範囲では高いビルは少なく、静かな街なのかなと言う印象です。

記念碑の裏側は広場となっていました。ヴィエンチャンの観光スポットと言う事もあり、ここには朝から多くの観光客がいました。

広場内にはカフェがあったので、ここで休憩しました。この日はゆったりめのスケジュールで組んでいたので、初めて行く土地では次にいつどこでカフェがあるか分からないので早めの休憩が吉だと思います。記念碑を見ながら次に行く場所へのルートもチェックしていました。

次の目的地まで配車アプリでタクシー移動すると数分で到着してしまうので、その距離ならという事で歩いてみました。途中ではトヨタのディーラーがあり、現地でも多くの日本車をみました。ラオスでも日本製品が多くあるのは日本人として嬉しいですね。

ルート的には一本道でしたので、迷う事はなく淡々と目の前の道路を歩くだけなのですが、やはりこの辺りでも閑散としていましたね。歩く人も走っている車も少なかったです。喧騒とした街の雰囲気も東南アジアらしいですが、のんびりした街の様子を見るのもいいものですね。通り沿いにはコンビニやカフェも余り無かったので、広場のカフェで休んでいて良かったと思いました。

次にやって来たのが、タートルアンです。地元の人々に親しまれる寺院で、願掛けに訪れる人が多い場所です。ここでも外国人観光客向けの入場料が異なっていましたが、遠路遥々来ていることもあり、ケチらず費用を払って見学する事にしました。

寺院は黄金でとても絢爛豪華という感じです。どこかで同じような景色を見たなと思っていたのですが、バンコクで見た寺院と雰囲気が似ているのかなと思いました。タイとの国境が近いので、その辺りの影響もあるのでしょうか。日を遮るものがないので、周りを取り囲むようにある仏像を見ながら、体調に気を使って見学していました。

寺院では地元の人が中に入りきれないくらい集まって祈りを捧げてました。中はどうなっているのか見学しようかと思ったのですが、邪魔になるので退散しました。それにしても各国でこのような光景をよく見ますが、熱心な信者が多いんだなと思います。この辺りは生まれ育った環境の中で、生活の一部として当たり前なのでしょうね。

少し離れた場所では寝釈迦仏を見ました。これもバンコクで見ていました。雰囲気はバンコクそのものの雰囲気ですが、観光客が少ないのでここではゆっくり見学する事が出来ます。バンコクでは寺院の中で全体を写す事が出来ませんでしたが、ここでは屋外で引いて全体を見ることが出来ます。

近くにアイスを売っている露天があったので購入して木の下でクールダウンです。風があったのでまだ良かったのですが、風が遮られる場所になると本当に暑かったです。

続けて近くのお店で飲み物を飲みたくて休憩です。お腹が空いてはいなかったので、フライドチキンを一つだけにしてコーラで喉を潤して、涼しい室内で休憩です。

ここから次の目的地まではかなり歩くので、配車アプリでタクシーを呼びました。そしてタクシーが来る時間直前にお店を出て移動する事にしました。

LOCAと言う配車アプリも前日に空港からホテルまで使っていたので迷う事なく手配でき、直ぐに来てくれました。UberやGrabはラオスでは対応してないので、ラオスに行く際には事前にLOCAをセットアップしておく事をお勧めします。

ずっと車の中から街の様子を見ていたのですが、地方都市のようなのんびりした感じでした。

次にやって来たのが、ワット・シームアンです。こちらも地元の人々に親しまれる寺院で、願掛けに訪れる人が多いお寺です。

今の建物は20世紀に出来たお寺ですが、1500年代からの歴史あるお寺となっています。ここも地元の方の信仰が強いのか多くの人がいて、正直観光客はお呼びではないような雰囲気すら漂っていました。ここは無料で入れるので、敷地内の様々な建物を見学して次の場所に移動する事にしました。

次の目的地までそれ程遠くはないので、歩いて向かいます。車の通る道から中に入るとこのような景色になり、のんびりした街の様子がここでも伝わってきます。

次にやって来たのが、コープビジターセンターです。不発弾やラオスの近代史について学べる施設と言う事で来て見ました。

狭い展示スペースではありますが、内容はかなりインパクトがあり強く印象に残りました。ベトナム戦争の影響でここラオスでも米軍から多くの爆弾が投下されたようで、その不発弾が今でもあちこちにあるようです。悲惨な状況を見ると戦争の怖さを改めて感じさせられます。

展示の内容はChatGPTで確認する事が出来ます。以前はGoogle翻訳で画面を映しながらと言う感じで行っていましたが、今は写真を撮ってアップして指示をするだけで簡単に概要が分かるので、便利な世の中になったものです。長い英文を見る時にはこの方が楽に時間をかけずに分かるので、最近ではAIの力も借りて観光しています。

全体的に来て良かった場所だと思いました。ヴィエンチャンに来た際には今回来た中ではこの場所を一番に推したい観光スポットです。

少し歩けば宿泊しているホテルまで行けそうでしたので、時間があることもありゆっくり歩いてホテルに向かいます。

ホテルの建物が見えて来た手前にはモールがありましたので、立ち寄ってみる事にしました。

涼しい建物内に入ると急に食欲が出て来てお腹が空いたので、モール内のお店でチキンライスを頂きました。チキンライスだとシンガポールでも食べたような、、、と思っていたのですが、こちらのHawkerCHANと言うお店を食後に調べたら、やはりシンガポール発のお店でした。シンガポールでこのお店ではないですが、チキンライスを食べた時と同じような味付けだった印象なので、ラオスの人向けに味を何か変えているような感じではないような印象です。勿論日本人の私にも美味しく食べる事が出来ました。

部屋に戻る前にモール内にスーパーがあったので、飲料水を買いに行きましたが、お寿司や飲料水、お菓子など多くの日本語が書かれた商品がありました。値札を見なければ日本のお店ではないかという雰囲気すらありました。ラオスの人にはお寿司や日本のお菓子、飲料水がうけているのであれば嬉しいですね。

飲料水を購入して一旦はホテルに戻りました。

夕方のメコン川の景色が良かったです。旅行していると1日が経過するのがアッと言う間だなと感じます。それでも街を歩き回ってヴィエンチャンの雰囲気が分かって充実した観光が出来たのかなと思います。

部屋で休憩して夜になりホテルを出ます。途中では立派な建物があり、調べてみるとフランス大使館でした。夜に街を歩きましたが、やはり夜でも歩いている人が少なかったので、昼間の印象から不安な感じはしませんでしたが、油断をしないよう極力車が走っている明るい道を歩いて、目的地に向かいます。

メコン川沿いに来ると大きな銅像がありました。アヌウォン王像との事ですが、昔にこのヴィエンチャンを治めていた国王として地元民から知られている方だそうです。少し見ていると地元の方が手を合わせていたり、お供物をしていたりと実際に知られた人なんだなと言うのを実感しました。

メコン川沿いに歩くと遠くにライトアップされた場所があり、あの辺りが目的地のようです。どこからともなくこの辺りまで来ると歩いている人が増えて来ました。

ナイトマーケットに到着です。規模感やどんな店があるのか分からないので、普通に進んでみる事にします。夜は気温が下がっていましたが、それでも寒いと言う感じではなかったです。

ナイトマーケットと言う事で、格安に食事が出来る屋台のようなお店が多くあるのかなと思って来たのですが、実際は服や雑貨が格安で売っているお店が大半で、観光客にとってはそれほどの魅力ある場所では無かったです。そのせいか外国人の私を見ても呼び込まれるような事が全くありませんでした。

川沿いでは小さな遊園地があり子供が遊ぶ場所が提供されていました。勿論観光客にはここで遊ぶような場所ではなく、この辺りは屋台の雰囲気を歩きながら感じるような一帯のようでした。観光客は無理にここに来なくても良さそうですが、ナイトマーケットの雰囲気を楽しみたい人は来てみて下さい。

ナイトマーケットの散策が終わり、この後は部屋に戻って翌日の行程を確認してから早めに就寝して翌日に備えるようにしていました。

翌日の様子は次回で。この日の様子を動画にしてますので合わせてご覧下さい。

 

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