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【乗船記】東京九州フェリーで夜の横須賀から門司へ!快適な船旅の裏で見えた注意点

首都圏と九州を約21時間で結ぶ「東京九州フェリー(横須賀〜新門司)」。夜遅くに横須賀を出港し、翌日の夜には北九州へ到着するという魅力的な航路です。

今回は期間限定で、船内利用4000円分がついたプランを手配して、実際にツーリストA(相部屋カプセル寝台)に乗船し、九州・小倉まで向かった体験をレポートします。素晴らしい景色や快適な設備の魅力だけでなく、実際に乗って分かった点も本音でしっかりとお伝えします。

横須賀中央駅からフェリーターミナルへ:事前買い出しは必須!

旅のスタートは京急の横須賀中央駅。仕事を終えてシャワーと軽い夕食を済ませてから向かいました。夜遅い帰宅時間の快速特急という事もあり、車内は混雑して座れませんでした。

京急横須賀中央駅ホームに停車するイエローハッピートレイン

京急横須賀中央駅で乗車した快速特急をお見送り

深夜発のフェリーに乗る前に絶対済ませておきたいのが「翌朝の朝食や飲み物の買い出し」です。横須賀中央駅近くのディスカウントスーパー「ピカソ(ドン・キホーテ系列)」へ立ち寄りました。

横須賀中央駅近くのピカソで食料品の買い出し

船内での朝食用にパンや飲み物を調達したピカソ横須賀中央店

船内の売店や自動販売機は定価より高めに設定されている上、朝食営業時間が8時から9時に限られます。今回遅れての出発ということもあり、8時からの朝食に合わせて起床となると、睡眠時間が少なくなる恐れもあったので、ここでパンやヨーグルト、ペットボトル飲料などを事前に購入しました。結果的には大正解となりました。

【要注意】フェリーターミナル到着と「旅行会社の案内」への苦言

買い出しを終え、そのまま歩いて横須賀フェリーターミナルへ移動しました。夜の海に白く浮かび上がる真新しい近代的なターミナルに到着です。

夜の横須賀フェリーターミナル外観

夜の横須賀港に佇む横須賀フェリーターミナル

今回利用した旅行会社(代理店)からは出発が天候の影響で遅れるという事でしたが、それでも定刻で出発するのと同じ時間にフェリーターミナルに来るようにとのことでした。理由を聞いても定型的な回答で的を得ません。

横須賀フェリーターミナルの案内モニターと遅延表示

ターミナル内の案内モニター。乗船開始時間の時点で定刻より遅れていた

さらに現地で何か手続きも必要なかったこともあり、結局、閑散とした待合室の硬い椅子で1時間半以上も無駄に待たされる羽目になりました。
定型的な安全マージンを取った案内メールだったのでしょうが、Web発券客の実際の動線に即した現実的な案内をしてほしいところです。乗船開始予定時刻(通常は出港40〜50分前)に合わせて到着するくらいがちょうど 良いでしょう。

いざ乗船!船内設備とツーリストA寝台のリアルな寝心地

そして定刻の出発時間を過ぎてから、ようやく徒歩客の乗船開始のアナウンスが流れ、ボーディングブリッジを通って船内へ向かいます。

ボーディングブリッジからフェリー船内へ乗船

長いボーディングブリッジを渡ってフェリー船内へ

今回プランについていたのは、最もリーズナブルな大部屋カプセル寝台「ツーリストA」です。

東京九州フェリーのツーリストA寝台(カプセルベッド)

プライベート空間が確保されているツーリストAのベッドユニット

上下段が互い違いに入り口を持つカプセルホテルタイプの構造で、プライバシーはしっかり保たれています。寝具も清潔で、個別照明や電源コンセントもあり居住性は悪くありません。
ただし、入り口のロールスクリーンに数センチの隙間があるため、深夜でも外部の光が薄っすら入り込みます。また、壁は薄いため周囲のいびきや荷物の開閉音はどうしても響きそうですが、今回は運良く周辺にはお客さんが居なくてラッキーでした。お客さんの状況は異なるので、どちらにしてもアイマスクと耳栓は必須アイテムと言えます。

船内散策と大浴場:タオルレンタルの落とし穴

荷物を置いた後、出港前に船内を探索してみました。売店には九州や神奈川のお土産、お菓子、おつまみ、オリジナルグッズが豊富に並んでいます。

東京九州フェリーの船内売店・ショップ

お土産やおつまみが充実している船内ショップ

ロビーや通路沿いには海を眺めながら過ごせるカウンター席やフリースペースが充実しており、長時間の航海でも窮屈さを感じさせない工夫が凝らされています。

船内のプロムナード・窓側カウンター席

窓の外の夜景を楽しめるプロムナードのカウンター席

そして東京九州フェリー最大の目玉とも言えるのが、露天風呂とサウナを備えた大浴場です。

露天風呂・サウナ付き展望大浴場の暖簾

船上とは思えない本格的な設備の大浴場入口

ここで2つ目の苦言となってしまいますが、旅行プランに付いていた「船内利用クーポン」を使おうとしたところ、タオルのレンタル代金にはクーポンが利用できないと断られてしまいました。結局現金で支払うことになりましたが、船内での支払いルールが少々不親切に感じました。この手のお得な旅行プランは見にくいところでちょこちょこと制限あるなという印象です。
自宅出る時にシャワーを浴びていたので、レンタルタオルだけ先に購入して入手し、施設をチェックして朝起床後に入ることにします。

真夜中の出港と快適な睡眠

船内の見学を一通り終えてからデッキに出て深夜の出港風景を眺めました。定刻より約45分遅れの24:30過ぎ、巨大な船体が静かに岸壁を離れていきます。

深夜の横須賀港を出港する東京九州フェリーの航跡

岸壁を離れ、白波を立てて夜の海へと滑り出す

横須賀の夜景を見ながら夜風を浴びてすっかりリフレッシュしたところで自席の寝台に戻り、心地よいエンジンの重低音に揺られながら眠りにつきました。寝るまでの間に太平洋に出たと思うのですが、揺れを凄く感じました。館内放送では最大4メートルの波ということで揺れが予想されるとのことでしたが、寝ているとは言え変な感覚でした。酔い止めを飲んでいたこともあり直ぐに寝付けませんでしたが一旦寝ると朝までぐっすり寝ることができました。

朝の太平洋と持ち込み朝食

翌朝、8時半くらいに目を覚ましてカーテンを開けると、窓の外には青い太平洋が広がっていました。

海を眺めながら食べる持ち込みの朝食セット

ピカソで購入したパンとヨーグルトで海を眺めながらの爽やかな朝食

昨晩ピカソで買っておいたパンとヨーグルト、カルピスを取り出し、窓際のフリースペースで海を眺めながら朝食。朝のレストラン営業時間に間に合うように起床出来なかったので、朝は好きなタイミングで気兼ねなく食べられる持ち込みスタイルは大正解で した。

Googleマップで確認した和歌山県串本・潮岬沖の現在地

スマホのGPSで現在地を確認。本州最南端・和歌山県の潮岬沖を航行中

スマートフォンで現在地を確認すると、ちょうど和歌山県の串本・潮岬沖を航行中でした。沿岸から適度に離れた外洋を、時速約50km(28ノット前後)というフェリーとしてはかなりの高速で西へ突き進んでいきます。

快晴のオープンデッキと船内ランチのコスパ検証

前日までの強い雨と風とはうってかわって、この日の午前中は日差しが心地よく、唯一外に出れる後方のオープンデッキにて外の空気を吸いました。この日は船の横のデッキは風の為という事で外に出られないようになっていました。

青空が広がる昼のオープンデッキとヘリポート

青空と白い船体のコントラストが美しいオープンデッキ

青空と水平線に囲まれた開放感は、長距離フェリーならではの贅沢な時間です。デッキで景色見ながら目を覚ますことが出来たので、大浴場に入って寛ぐことにしました。

大浴場に入った時に大きな汽笛が鳴って何事かと思いきや、横須賀へ行く東京九州フェリーとすれ違うタイミングでした。自分の目には焼き付けたのですが、動画にそのタイミングを残せなくて少々残念です。

大浴場から出て、館内でクールダウンをしたらお昼時になりました。提供時間は12時から13時までの一時間です。お昼は船内レストランでクーポン利用していただくことにしました。注文したのは「特製イカ丼」です。

船内レストランの昼食・特製イカ丼

船内レストランでいただいた「特製イカ丼」

新鮮なイカに錦糸卵と海苔が添えられており、味自体は美味しかったのですが、価格設定はいわゆる「観光地・船上価格」でボリュームに対してやや割高感は否めません。船内レストランの雰囲気を味わうイベントとして割り切るならアリですが、コスパ重視派なら売店や持ち込みを組み合わせるのが賢明かもしれません。私はクーポンが付随しているプランで利用したので中で食事した次第です。

午後のクルージングと足摺岬沖の絶景

昼食後も穏やかなクルージングが続きます。午後になると日差しが傾き、海面がキラキラと黄金色に輝き始めました。

午後の光を浴びるオープンデッキからの大海原

どこまでも続く水平線。穏やかな午後の航海

進行方向右方面の陸地に目を凝らすと、四国・高知県の足摺岬付近の山影がうっすらと見えてきました。

洋上から遠望する高知県・足摺岬付近の陸地

遠くに見える四国・足摺岬付近の海岸線

四国が過ぎようとすると、いよいよ九州が近づいてきた実感が湧いてきます。

船内レストランでの夕食と新門司港到着

日没前、再び船内レストランへ向かい、夕食として定番の「オリジナルカレー」を注文しました。夕食提供時間は18時から19時です。クーポンを利用する為に、サラダをつけてクーポンを使い切ることが出来ました。

そして何よりここで夕食を食べないと、新門司に到着が定時でも夜9時であり、遅れての出発なので到着に関してももっと深夜時間帯になります。そうなると食事することもままならないのでここで食べて正解でした。

船内レストランの夕食・オリジナルカレーとサラダ

夕食にいただいたオリジナルカレーセット

サラダとスープが付いたシンプルなカレーですが、コクがあって安定の美味しさでした。昼の特製イカ丼に比べると満足度は高めです。

そして結局定刻の21:00から一時間半程遅れて22:30分に到着となりました。新門司のフェリーターミナル周辺には何もお店が無さそうでした、正に陸の孤島という感じの場所にありました。

連絡バスで小倉駅へ、カプセルホテル「グリーンランド小倉」で宿泊

下船後、ターミナル前から出ている西鉄バスの連絡バス(小倉駅・門司駅行き)に乗車します。徒歩乗船客には嬉しい無料シャトルバスです。

新門司港フェリーターミナル前の連絡バス(西鉄バス)

新門司港から小倉駅へ向かう無料のフェリー連絡バス

バスに揺られること約30分、小倉駅新幹線口に到着しました。夜の11時20分過ぎでした。

夜の小倉駅新幹線口バス停に到着した連絡バス

夜の小倉駅新幹線口に無事到着

この日の宿は、小倉駅南口からすぐの場所にある老舗男性専用カプセルホテル「サウナ&カプセルホテル グリーンランド小倉」を予約していました。たまたまですが、小倉駅から徒歩圏内で予約して良かったです。仮に博多駅近くで予約していたら移動もどうなっていたのかわかりません。

加えて今回は寝るだけになりそうだなと思い、カプセルホテルを予約したのですが結果的にこれも大正解でした。サクッと大浴場に入って寝るだけで良いのでそのような目的にはピッタリです。

サウナ&カプセルホテル グリーンランド小倉の外観看板

小倉駅南口近くの「グリーンランド小倉」

サクッと大浴場に入って疲れた身体を癒した後は、静かなカプセルユニットでぐっすりと眠ることができました。

グリーンランド小倉のカプセルユニット室内

グリーンランド小倉のカプセル寝台。駅近でコスパ抜群の宿でした

まとめ:東京九州フェリーに乗って感じた教訓とアドバイス

東京九州フェリーは、高速性・設備の綺麗さ・大浴場&サウナの快適さなど、総合的には非常に完成度の高い素晴らしいクルーズ体験でした。ただし、初めて乗船する方は以下の点にぜひ気をつけてください。

  • 朝食・夜食・飲み物は事前購入が基本: 横須賀中央駅周辺(ピカソなど)で調達しておくことでコスパと快適度が劇的に上がります。
  • マイタオルの持参を推奨: 手ぶらでも大丈夫ですが、使い慣れたフェイスタオル・バスタオルを持って行きましょう。
  • 耳栓とアイマスクは必須: ツーリストAは遮光性と防音性に限界があるため、快適な快眠のために持参をお忘れなく。

▼ 今回の乗船の様子はYouTube動画でも詳しく公開しています!
船内の詳しい設備や波の音、オープンデッキのパノラマ映像など、臨場感たっぷりの動画をぜひ合わせてご覧ください!

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