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(乗車記)三陸鉄道 盛駅 → 宮古駅 ・ 豪華列車で三陸の景色を堪能!

岩手県大船渡市にある盛駅近くで食事して駅周辺を散策した続きです。

と言う事でBRTで盛駅まで来ましたがこの後は三陸鉄道に乗車して宮古駅まで向かいます。

盛駅は始発ですが以前の経験では一両なので座れない事は無いと思いつつ、海側の方に座りたかったので少し早めにホームに行きましたが問題無く思うような座席を確保する事が出来そうです。

予想外に変わった列車が入線して来ました。ホームに入る際に車内を見ると凄い豪華な感じのボックスシートになっていて予想外の展開です。多くのお客さんが降りてBRT側のホームに行って並ぶようになりました。盛駅で降りる人は居ない事はないですが少ないようでした。

なかなか到着した列車のドアが開かないので何故かなと思いながらホームで待っていると車庫に停車していた通常の車両が入線して連結しました。一両編成のみかと思ってましたが二両編成で宮古駅へ向かうようです。ホームには一両でも賄える程度のお客さんでしたが宮古までの途中で例えば釜石で混雑するのでしょうか?或いは車両を一緒に宮古駅まで運びたいのか意図は分かりませんが色々と予想外の事が起きています。

列車へは後から入線して来た普通の列車から中へ入る形となりました。進行方向で言うと一両目から車内に入り折角なので二両目となった豪華車両の方まで歩いて海側を無事に確保して座る事が出来ました。テーブルもあるので事前に知っていたらお弁当やお菓子を購入して車内で食べても良かったですね。加えてこんな良い車両なら有料の列車で走らせる事も出来そうですが運賃だけで宮古駅まで乗車する事が出来たのは運が良かったです。

定刻になり宮古駅に向けて盛駅を出発です。

車内放送ではこちらの二両目は終点までドアが開かないと言う事で一両目よりは少ないお客さんでした。一両目はもう少しお客さんが居たようです。

最初はBRTと並行して走行しますがその内に左に曲がってBRTのJR大船渡線とお別れです。BRTと並走してくれないかなと思いましたが少し前に気仙沼駅に向けて出発してしまいました。

盛川を渡る際に遠くに太平洋をチラ見する事が出来ました。更にその奥は陸地になっていてこの辺り特有の入り組んだリアス式海岸になっている事が分かります。

この区間は以前に乗車した事がありましてその時も思いましたが三陸鉄道は非常にトンネルが多い路線です。入り組んだ険しい海沿いを進む事もありトンネルを抜けて海沿いに来たり海から少し離れた所を走行したりとしながら北上します。

陸前赤崎駅に到着ですが二両目はホームからはみ出した状態で止まっていました。二両目はずっと扉が開かないで車両への出入りはワンマンと言う事もあり先頭のドアだけなので問題ないと言えば問題無いのですが不思議な感じです。

陸前赤崎駅を出発する際に注意して見ていましたが二両編成をホームに収める事が出来そうな長さがありました。それでも敢えてはみ出た形で停まったのは一両編成と同じ場所に止まって運行しているのかなと思いました。お客さんの乗車する場所も一両分とは言えずれますしね。

トンネル区間が長いとトンネルを出た後窓ガラスが曇るような事がこの先何度も有りました。トンネル内は涼しいのでしょうね。

この先混雑して来るのか分かりませんが空いている時に後ろに行って流れる車窓を少し見ていました。ワンマンなので気兼ねなく後ろで景色を見る事が出来ます。

次の綾里駅を出発です。この駅でもホームは長いのですが後ろの車両はホームからはみ出して停まってました。

最後部の景色を見た後に座席に戻ると時折三陸海岸を見る事が出来ました。入り組んでいる様子はこの辺りならではです。

次の停車駅は恋し浜駅です。以前もですがこの駅は片面のホームで列車の入れ違いが出来るような駅では無いのですが今回もここで数分停車しましたのでホームに降りて見学しました。ホームに降りる際には二両目から一両目の先頭のドアから出入りする必要があり面倒と言えば面倒ですがワンマンで運行しているので仕方ないですね。

甫嶺駅を過ぎて三陸駅に来ました。トンネルを通ったり海から遠い所を走行したり海に近い所を走行したりとバラエティに富んだ景色を見る事が出来ます。

三陸駅を過ぎても内陸部を走行したり海が見える場所を通ったりと続きます。そして反対側を見ると高速道路が遠くに見えました。地方のローカル線では大抵の場合が並行して高速道路がありますね。車社会なので仕方ないのかも知れませんがいつまでも人は車を運転する事が出来ません。人口減も見えているので駅を中心にコンパクトシティ化を進めるべきではと思うのですがそんな考えは間違っているのかな、、。

次の吉浜駅に到着です。大船渡市の出張所があるようで駅の建物は大きかったです。上手く沿線自治体と連携して末長く三陸鉄道を運行して欲しいと思います。

吉浜駅を出発して暫くすると吉浜湾の絶景スポットを通ります。その際には観光客用に速度を落としてゆっくり景色を堪能する事が出来ました。景色を見ている人もいれば無関心な人もいてそれだけで地元客か観光客なのか直ぐに分かりますw。

そして次の唐丹駅では列車の行き違いがありました。それにしても少し離れた場所で列車を見ると派手ですねw。行き違いの列車は一両編成でした。

唐丹駅から先はトンネル区間が非常に長くて平田駅に到着直前にトンネルを出ましたがここでも窓が曇ってしまいました。

平田駅を出発しても暫くは曇ったままでした。

釜石駅に近くなるとイオンを始めとした商業施設も多く見えて来てこの辺りでは大きい町なんだなと感じます。前回この辺りに来た時には釜石で宿泊したので懐かしいなと思いながらこの辺りの景色を見ていました。

そして釜石駅に到着です。釜石駅で結構お客さんが乗車して来るのかなと思ったのですが二両目に乗車したお客さんも少し降りて行きましたが乗車してくるお客さんはいなく逆に二両目は空いた状態で宮古駅へ向かう事となりました。空いている車両でゆっくり引き続き列車旅が出来そうですが三陸鉄道の事を考えると折角の二両編成なのでもう少し乗車して来て欲しいなとも思うと複雑な気分でした。

釜石駅を出発して直ぐに転車台を見る事が出来ました。以前はJR釜石線で観光用としてSLが走ってましたがそれも既に終了したと聞いてます。再びこの転車台が利用される時が来るのか分かりませんが地域と共に鉄道も維持して町と共に未来を繋いで欲しいなと思います。

両石駅に到着です。一駅進んだだけで釜石駅とは異なりローカルな雰囲気になりました。

次の鵜住居駅に到着です。この辺りも津波の被害があったのかなと景色を見ていて容易に分かります。家が増えているようですが復興に向けて頑張って欲しいなと心底感じます。

鵜住居駅を出発すると遠くにラグビーの復興スタジアムを遠くに見る事が出来ました。今は年に何試合あるのか分かりませんが復興の象徴としてラグビーで町を盛り上げて欲しいですね。それにしても試合がある時には多くは車で観戦に来ると思いますが三陸鉄道で来るお客さんが多いと二両編成で賄えるのか謎です。

少し先に堤防があり草原が続いている景色が見えました。この辺りがどうなっていたのか容易に想像する事が出来るので辛いですね。

次の大槌駅に到着です。この辺りのシンボルのひょうたん島(蓬莱島)をイメージして作られた屋根が特徴の駅舎らしいですが乗車しているので見れないのが残念でした。

その後は少しずつ内陸へ進み家が密集する区間を走行します。この辺りは見た感じ昔からそのままの状態で町が形成されているように見えました。海に近い所とそうではない所で明暗がはっきり別れていました。

吉里吉里駅に到着です。井上ひさしの小説「吉里吉里人」で有名になった所との事で、近くには吉里吉里海岸があります。「キリキリ」はアイヌ語で白い砂浜を意味していて砂浜を歩くと「キリキリ」と鳴ることからも合わせて地名が付いたようです。駅名一つとっても深いですね。

海岸から離れたり見えたりと景色を変えながら北上します。

浪板海岸駅に到着です。文字通り近くに波板海岸がありサーファーが集まる海岸のようです。サーフィンはした事無いですが上手く出来るようになると気持ち良いのでしょうね。

本州最東端の駅・岩手船越駅で行き違いがありました。ホームを注意深く見てましたが本州最東端をアピールするようなオブジェ等は無かったように見えて勿体無いなと感じましたが何かあったのかな、、。

続いて織笠駅に到着です。周辺の家と共に大震災前の場所から移動してこの場所になったようです。事情を知ると色々と考えさせられます。

この辺りではずっと津波の被害の影響が大きかったのかなと思う景色が続いていました。

そして主要駅の一つと言って良い陸中山田駅に到着です。公共施設が併設されていて建物は大きかったです。この駅では少しお客さんが乗車して来ました。

陸前山田駅を出て暫くは多くの家がありスーパー等の商業施設も幾つか見る事も出来ました。

再び海から離れて田園地帯を今度は走行します。三陸鉄道は海沿いの景色が良い所をずっと走行するようなイメージで最初はいましたが実際はそうではなく色々な景色を車窓から見る事が出来ます。

豊間根駅に到着です。この駅前にも家々がありましたし自転車もあったので駅まで来て三陸鉄道を利用するお客さんも居そうです。

その後は国道と並走する区間がありましたが自動車にバンバン抜かされてました。この辺りだと信号も少なそうですし速度も出そうなので仕方ないですね。

払川駅に到着です。車内放送では「新たな希望」として駅が紹介されていましたが元々はこの駅は無く大震災後にこの周辺に多く家が移動して建てられた事から2019年に駅が新設されたそうです。それを踏まえて「新たな希望」でしてそんな背景を聞くと文字通り「新たな希望」に向けて月並みですが頑張って欲しいなと強く思います。

続いて津軽石駅です。「鮭の町」として車内放送されていましたが、たくさんの鮭が遡上する津軽石川が近くあるそうです。

こちらがその津軽石川でして今まで川の景色を見ていなかったので少し新鮮な景色に見えました。

堤防も暫くして見えました。この先が宮古湾なのかなと思います。この辺りでは車が少し詰まっていて多くの車をごぼう抜きしてましたw。宮古駅に近くなり車の台数が増えて来ているようです。

続いて八木沢・宮古短大駅に到着です。この駅も2019年に新設された駅で文字通り宮古短大が近くにあるようです。平日の朝とかは通学のお客さんで多いのでしょうね。

次の磯鶏駅に近くなると家が増えて明らかに雰囲気が違って来てました。

そして磯鶏駅に到着です。駅の近くに宮古市民文化会館があり、以前に宮古と北海道の室蘭を結ぶフェリーがあった時はフェリー乗り場の最寄り駅だったとの事です。

磯鶏駅を出ると次は宮古駅です。最後までトンネルが多かったです。

トンネルを抜けて暫くすると宮古駅が近くなり家々や商業施設が見えるようになりました。やはり主要駅で町も大きいので今までとは雰囲気が異なります。

そして終点の宮古駅に到着です。最後までなぜ二両編成で運行したのか分かりませんでしたがお客さんが分散したので快適に私自身は乗車して車窓からの景色を見る事が出来ました。

改札へ向かう為に階段を渡る時に釜石へ向かう列車を見送りました。普通の列車ではありますが二両編成になっていました。

三陸鉄道の宮古駅です。当然のように有人駅でした。

こちらはJR側の宮古駅です。JRは山田線しか通ってなくその山田線も本数が非常に少ないのですがみどりの窓口もありました。

宮古駅前ロータリーの様子です。すっかり夕方の時間帯になってしまいました。この日は東京から移動し続けてここまで来ましたがこの後の様子は次回で。

ここまでの様子は動画にもしてますので合わせてご覧下さい。

 

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