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渋川の秘密基地ホテルから東京へ!話題の卵かけ麺(TKM)と「のぼうの城」忍城を行く寄り道ひとり旅

群馬県渋川市にあるコンテナ型のホテルで一夜を過ごした翌朝。そのまま真っ直ぐ東京へ帰るのも少しもったいない気がして、上越線と高崎線の沿線で気になっていたスポットに寄り道しながら帰ることにしました。

今回の寄り道旅の主な目的地は、埼玉県熊谷市で話題沸騰の「TKM(卵かけ麺)」、そして映画『のぼうの城』の舞台としても有名な行田市の「忍城」とご当地グルメ。普段は通過してしまいがちな街にふらりと降り立ち、地域の魅力や美味しいものに出会う、のんびりとした1泊2日・帰路の小旅行記をお届けします!

コンテナホテルの朝!軽めの朝食を済ませて渋川駅を出発

朝食は、ホテルの宿泊サービスとして付いている冷凍食品。フロントでチェックイン時に貰った引換券を渡して、幾つかある種類の中から選んで部屋の電子レンジで温めるスタイルです。今回は具だくさんの焼きうどんをチョイスしました。

ホテルの朝食サービスでいただいた冷凍焼きうどん

ホテルのサービスでいただいた冷凍食品の焼きうどん

ボリューム満点というわけではありませんが、前夜に買っておいたヨーグルトやお菓子の残りをつまみつつ、手軽に朝のエネルギーをチャージ。途中ですれ違った宿泊客を見渡すと、気ままな男性の一人旅の方が多い印象でした。

秘密基地のような雰囲気が漂う「HOTEL R9 The Yard 渋川」をチェックアウトして出発

宿泊したのは、スタイリッシュな黒いコンテナが整然と並ぶ「HOTEL R9 The Yard 渋川」。コンテナ客室が、どこか大人の秘密基地のようなワクワクする宿泊体験が楽しめました。身支度を整えてチェックアウトし、徒歩で渋川駅へ向かいます。空は落ち着いた曇り空ですが、雨の心配はなさそうです。

瓦屋根とモダンなガラス庇が調和した渋川駅前

朝の渋川駅。和モダンな駅舎から本日の寄り道旅がスタート

上越線・高崎線を乗り継いで埼玉県・熊谷駅へ

渋川駅からはJR上越線の普通電車(211系)に乗車。高崎駅へと向かいます。

渋川駅ホームに停車中のJR上越線211系普通電車

渋川駅にやって来た湘南色の上越線211系

高崎駅に到着後、高崎線の湘南新宿ライン・上野東京ライン方面行き電車へとスムーズに乗り継ぎます。

高崎駅ホームに入線する高崎線の電車

熊谷駅で下車

ガタゴトと揺られること約40分、11時過ぎに埼玉県北部の中心都市・熊谷駅に到着しました。これまで電車で通過したことは何度もありましたが、改札の外へ降り立つのは今回が初めてです。

熊谷駅北口の駅舎とバスターミナル

初めて下車した熊谷駅の北口ロータリー

熊谷「ゴールデンタイガー」で行列!元祖TKM(卵かけ麺)を初体験

熊谷駅で途中下車した最大の目的は、「TKM(卵かけ麺)」の発祥店、「ゴールデンタイガー」を訪れることでした。

駅からお店に向かって歩いている最中は人通りもまばらで閑散とした印象でしたが、店舗の前に到着して思わずびっくり。お店の前にはすでに長蛇の列ができており、「集まるところにはしっかり人が集まっているんだな」と実感しました。

ゴールデンタイガーの店舗前に行列する人々

この写真は食事し終えてからの様子

システムとしては、まず店内の券売機で食券を購入してから列に並ぶスタイルです。下調べなしでの初訪問だったため、一番ベーシックな「TKM」を選択。トッピングは「レモン」または「カツオ節」から選べる仕組みで、今回はさっぱりとレモンを選びました。

ゴールデンタイガーのTKM食券(11:22発券)

発券したTKMの食券(11:22)。レモンかカツオを選べます

結局、列に並んでから着席して食べるまでに25分ほど待ちました。ただ、並んでいる最中に店員さんが事前に注文内容やトッピングを確認してくれており、着席後はできるだけ待たせないように工夫されている親切なオペレーションが好印象でした。

そしていよいよ、念願のTKMとご対面!

ゴールデンタイガーの元祖TKM(卵かけ麺)レモントッピング

芸術的な麺線の上に輝く濃厚な生卵!元祖TKM(レモン添え)

器の中には、丁寧に整えられた美しい麺線と、中央に鎮座する鮮やかな濃いオレンジ色の生卵、そしてカットレモンのみ。「Simple is Best」を極めたような具なしの潔さに驚かされます。

丼の底にある特製出汁タレと卵、そして極太麺をしっかりと底からかき混ぜて啜ってみると、麺のモチモチとしたコシが抜群!出汁の上品な旨味と濃厚な卵が太麺にねっとりと絡みつき、シンプルながら確かな美味しさが口いっぱいに広がります。途中でレモンをキュッと搾ると爽やかな酸味が加わり、最後まで一気に啜り終えてしまいました。

並んでまで食べる価値があるかと問われると、確かにこの独特のコシと風味にはリピーターを生む強い中毒性があると感じます。今度訪れる機会があれば、具材付きのトッピングメニューもぜひ試してみたいところです。

秩父鉄道とコミュニティバスで行田の「忍城」へショートトリップ

美味しいTKMでお腹を満たした後は、熊谷駅へ戻って次の目的地である行田市の「忍城(おしじょう)」を目指します。

熊谷駅から忍城へのアクセスをGoogle Mapで調べたところ、秩父鉄道に乗り、熊谷駅のお隣の駅で下車してコミュニティバスに乗り継ぐルートが案内されました。本数は決して多くありませんが、うまく接続する便を見つけてくれたGoogle Mapのナビゲーションに感心しながら、秩父鉄道の改札へと向かいます。

秩父鉄道熊谷駅の駅名標

秩父鉄道の熊谷駅ホーム(駅ナンバリングCR09)

ホームで待っていると、元都営地下鉄三田線のレトロなステンレス車両(秩父鉄道5000系)が入線してきました。地方私鉄ならではの旅情が感じられます。

秩父鉄道のホームに入線する羽生行き普通電車

秩父鉄道の羽生行き普通電車に乗車

熊谷駅から1駅、広々とした田園地帯に佇む「ソシオ流通センター駅」で下車します。

ソシオ流通センター駅を出発する電車を見送る

ソシオ流通センター駅に到着。静かなホームで見送ります

駅前ロータリーで暫く待っていると、Google Mapの通り接続するコミュニティバス(朝日自動車運行)がやって来ました。

ソシオ流通センター駅前に停車中のコミュニティバス

ソシオ流通センター駅前からコミュニティバスに乗車

本数が少ない路線バスですが、タイミングさえ合えば非常に快適。一度バスに乗り込んでしまえば、乗り換えなしで忍城のすぐ目の前まで連れて行ってくれました。

映画『のぼうの城』の舞台!忍城御三階櫓と行田市郷土博物館を見学

もっと静かで閑散とした観光地を勝手に想像していたのですが、バスを降りると家族連れや歴史ファンなど、想像以上に多くの来訪者で賑わっていました。

まずはお城の外観を見学。お堀の水面に美しい緑と白壁が映える「忍城御三階櫓」は、小ぶりながら非常に凛とした風格を漂わせています。

水堀と石垣の上にそびえ立つ忍城御三階櫓

水堀の上に堂々とそびえる忍城の御三階櫓

忍城は戦国時代、豊臣秀吉の小田原征伐に伴い、石田三成が率いる大軍による水攻めを受けながらも最後まで落城しなかった「浮き城」として名高い名城です。続いて、御三階櫓に直結している「行田市郷土博物館」へ。入館料は大人200円と非常に良心的な設定です。

行田市郷土博物館のエントランス

忍城に隣接する「行田市郷土博物館」の入口

館内の歴史展示室は撮影禁止のため写真はありませんが、石田三成の水攻めの詳細な布陣図や資料はもちろん、古代から近世、そして日本遺産にも認定された行田の足袋産業の歴史に至るまで、多岐にわたる展示がわかりやすく解説されていました。

200円という入館料が格安に感じられるほど見応えたっぷり。見学の最後には御三階櫓の最上階(展望室)へ上がり、周囲の街並みを一望しました。

忍城御三階櫓の最上階から見渡す行田市街地のパノラマ

御三階櫓の展望フロアから見下ろす行田の街並み

かつて一面の水浸しとなった広大な大地に思いを馳せながら眺める街並みは格別でした。

行田名物「かねつき堂」でボリューム満点のふらい焼きそばを食す

忍城の見学を終えた後は、行田のご当地名物を味わうため、お城から数分歩いた場所にある老舗「かねつき堂」へ向かいました。

行田名物フライとゼリーフライのかねつき堂店舗外観

行田名物が味わえる人気店「かねつき堂」の外観

行田名物といえば「ゼリーフライ(おからとジャガイモを揚げたもの)」が有名ですが、お店のおすすめメニューとして大きく掲げられていた「ふらい焼きそば卵入り」が気になり、小サイズを注文してみました。

かねつき堂のふらい焼きそば卵入り(小サイズ)

これで小サイズ!?驚きのボリュームを誇る「ふらい焼きそば卵入り」

運ばれてきてまず驚いたのがそのサイズ感。小サイズとは思えないほどのビッグボリュームです!お好み焼きクレープのようなもちもちの「フライ」生地で、ソース焼きそばと半熟卵を包み込んで焼き上げられています。

お味は素朴でどこか懐かしい下町の味。正直なところ飛び抜けて強烈な個性があるわけではありませんが、親しみやすいソース味ともちもち生地の組み合わせで食べ進められます。店内を見回すと、観光客はかき氷や名物のゼリーフライを頼んでいる方が多く、逆に私と同じ「ふらい焼きそば」を食べている人が見当たらなかったのは少し面白かったです(笑)。

レトロな持田駅から普通列車グリーン車でゆったり東京へ

食後は帰りのバスがちょうど良い時間になかったため、腹ごなしを兼ねて秩父鉄道の「持田(もちだ)駅」まで徒歩で移動することにしました。

持田駅へと続く線路沿いの長閑な一本道

線路沿いののどかな道を歩いて持田駅を目指します

15分ほど歩いて辿り着いた持田駅は、熊谷駅からわずか2駅とは思えないほどひっそりとしていて、まるで昭和の時代で時間が止まったかのような風情ある木造駅舎でした。

昭和レトロな佇まいを残す秩父鉄道持田駅

ひっそりとした佇まいで迎えてくれたレトロな持田駅

無人の改札を抜けてホームで待っていると、やってきたのはアニメのキャラクターが全面に描かれた華やかなラッピング電車(秩父鉄道7500系)!静かな田舎の駅舎とのギャップに思わず笑みがこぼれます。

持田駅ホームに入線するアニメラッピング電車

持田駅のホームにやってきたフルラッピング電車

電車に揺られて熊谷駅へと戻ります。ホームの反対側にはラグビーワールドカップ仕様の車両も停車していました。

熊谷駅ホームに並ぶ秩父鉄道のラッピング車両

熊谷駅に到着。秩父鉄道のバラエティ豊かな車両たち

熊谷駅からはJR高崎線の普通列車へ。旅の締めくくりとして普通列車グリーン券を購入し、2階建てグリーン車のシートに身を委ねました。

熊谷駅ホームに入線するJR高崎線の普通列車

熊谷駅から東京へ向かうJR高崎線の列車が入線

JR普通列車2階建てグリーン車の車内から眺める駅ホーム

グリーン車のゆったりとしたシートで車窓を眺めながら東京へ

グリーン車の静かな空間で流れる車窓を眺めながら、充実した1泊2日の旅の余韻に浸りつつ東京へと戻りました。

まとめ:普段降りない駅に途中下車する「寄り道旅」の魅力

目的地へ直行直帰する旅も効率的で良いものですが、移動の合間に普段立ち寄らない駅へふらりと降り立ち、その土地ならではの食や歴史に触れてみる寄り道旅には、計画通りにいかない面白さや予想外の発見が詰まっています。熊谷の絶品TKM、そして難攻不落を誇った行田の忍城。東京近郊からの日帰りや帰路の寄り道コースとしておすすめできるルートです。週末のお出かけの参考にぜひいかがでしょうか?

【旅の模様を動画でチェック!】

今回の群馬・渋川から熊谷・行田を経由して東京へと戻る寄り道旅の全貌は、YouTube動画でも詳しく公開しています!
電車の車窓風景、TKMのシズル感や忍城の迫力など、写真や文章だけでは伝えきれない臨場感をぜひ映像でお楽しみください。

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