自転車で千葉県銚子市を観光した続きです。
レンタルした自転車を返却して銚子駅に戻って来ました。青春18きっぷで東京からはるばる来ましてかなり時間が掛かりました。このまま東京に戻っても家に到着する頃にはかなり良い時間になりそうですが銚子へ観光しに来たからにはやはり利用して見たいのが銚子電鉄です。
と言う事で銚子電鉄を利用する旨を伝えてJRの改札口から銚子電鉄のホームに来ました。銚子電鉄の銚子駅は駅員さんは居ない事に加えて券売機も見た限りどこにも無いので車内で切符を購入するようです。列車が来るまで取り敢えず待つ事にします。
折り返しの列車が入線して来ました。大勢のお客さんが乗車していて驚きました。夏の時期と言う事もあるかとは思いますがコロナ禍前に何度か乗車した時のイメージとは異なっていました。コロナ禍前までは空いていた印象があるので銚子電鉄の営業努力も多分にあるのかなと思います。
多くのお客さんが下車した後に乗車します。午後を大分過ぎてからの出発でしたのでさぞかし空いているかなと思ってましたが混雑までは行かなくても事前の予想より多くのお客さんがいました。観光客ばかりと言うのが少々気になりましたがそれでもお客さんが入っているのは良い事です。加えて地元の方が毎日利用するような感じになると将来安泰だと思うのですが今はどうなのかな、、。
100周年と言う事でおめでとうございます!6.4kmの短い路線がこれだけ続くのは驚異的です。地元の方々と共に末長く銚子電鉄を盛り上げて欲しいです。観光だと一過性の可能性もあるので長期的な視点で言えば地元の方の協力が必要だと思いますしね。
銚子駅を出発して暫くするとヤマサ醤油工場と思われる場所を見ながらゆっくり進みます。コロナ禍前は線路を挟んで反対側にある工場の見学をした事もありました。今は予約制と言う事のようですが是非見学して見て欲しいですね。
ゆっくりとした速度で進みましたがそれでも時間を掛けずに最初の停車駅は仲ノ町駅です。駅名表示より愛称(広告?!)の表示が大きいのにはビックリですが短い路線なので駅名が分からない事は無いのかなw。駅員さんがいる駅でホームには見学者もいました。
ゆっくりとした速度のまま銚子市内の住宅街を走行します。全長6.4キロなのでこれでも充分だと思います。住宅街の狭い所を走行しますしね。
続いて観音駅です。この駅にも駅員さんがいました。自転車で圓福寺に行きましたが最寄り駅がこちらになります。昔にこの駅から行った事もありました。結構この駅で観光客が降りて行きました。
観音駅を過ぎた後に車掌さんが来たので一日乗車券を購入しました。車内放送は自動放送でしたが車掌さんが乗車していて切符を売っていました。銚子駅と外川駅を単純に往復するだけですが片道350円でしたので1日乗車券と同じ金額です。同じ金額なら一日乗車券の方が記念になるかなと思いましてそれを購入しました。
続いて本銚子駅です。愛称が上り調子、本調子と言う事で紹介されてました。無人駅ですが以前はこの辺りが町の中心だった事もあったようです。芸能人がリフォームしたとの事で人気のようです。リフォームした様子を見学したと思われるお客さんがこの駅から乗車のシーンもありました。
銚子電鉄から海は見えませんが遠くまで見通せる景色が途中にあり海に近くなって来たのかなと感じさせるシーンもありました。
次の停車駅は笠上黒生駅です。こちらも有人駅でありこの駅で唯一列車の行き違いが出来る駅でもあります。とても味わいのある木造駅で駅舎の中がどうなっているのかなと思うと途中下車して見学して見たくもなりましたが駅から出発する際に凝視して済ませましたw。
銚子駅から遠くになるに従って田畑が広がる景色が増えて来ました。自転車で銚子駅から犬吠埼方面へ行った時と同じ印象です。
車内放送が終える前に次の西海鹿島駅に到着です。ゆっくり進んでいたにも関わらず駅間がここも短いのでアッと言う間です。こんな場所にあるのかと言う感じの無人駅です。ここでは乗り降りは無かったです。
景色の先は太平洋なのかなと思いながら開けた景色を見ていました。恐らく先程までは景色の先の海沿いを自転車で行ってたのかなと思います。自転車で事前にこの辺りを行った後でしたので景色の見方もその時とオーバーラップしながら見ていました。
続いて海鹿島駅に到着です。関東地方での最東端の無人駅です。周りは住宅街のようでしたのでウィークエンドの観光客が多い時間帯では乗り降りがありませんでした。平日だと雰囲気が違うのかも知れませんね。
海鹿島駅を出発して暫くすると里山のような景色が見えました。この辺りも長閑な雰囲気の景色となってました。
そして君ヶ浜駅に到着です。屋根は無さそうですが南国風の駅でした。建物と言う建物がなくプラットフォームだけの無人駅でした。駅名の君ヶ浜に行くのに最寄駅ですが10分弱歩くようです。今回の私のように自転車でも銚子電鉄でも好きな方で行かれては思います。
君ヶ浜駅を過ぎて暫くすると灯台がチラッと見えて高い建物も見えるようになりました。
そして犬吠駅に到着です。この駅では多くのお客さんが降りて行ったのは予想してましたが乗車するお客さんも結構いたのには驚きました。次は終点の外川駅ですがひと区間だけでも乗車して外川駅を見ようとしているのでしょうね。自転車で行った犬吠埼へは10分強この駅から歩くはずで以前は歩いて行った事もありました。降りたお客さんは犬吠埼を目指すのだと思いますが直ぐ近くにある訳では無いのでそのつもりで予定を組んで下さい。
犬吠駅を出発して外川駅までは少し家があるエリアでしたがひまわり畑が途中で見えるなどの長閑な景色が最後まで続いていました。
そして外川駅に到着です。全長6.4キロの路線をゆっくり走行してそこそこの時間を要してここまで来ました。
何駅なのか駅名の表示が違うので外国人がいたら分かるのかなと思いながらホームを見ていました。乗車してくれて「ありがとう」と言う意味合いかと思いますが最後まで良い雰囲気のまま片道の乗車を終えました。
直ぐの折り返しで銚子駅に戻りますが時間が少しあるので外川駅を出て見ました。数時間前には自転車で来ましたのでこの日2度目の外川駅です。
改札も再び見学させて頂き折り返しの列車に乗車します。降りたお客さんは外川の町を見学しに行ったのか帰りの車内はここからは空いていました。しかし夕方の時間帯と言う事もあり犬吠駅を始めとして次々とお客さんが乗車して車内が混雑して行きました。
そして銚子駅に戻って来ました。コロナ禍以前に乗車して以来の久し振りでしたがお客さんが多くて観光列車化したようにも見えました。車内放送も萌え萌え感がありましたねw。
東京に戻る前に電車を一本遅らせて駅前の喫茶店「待合室」さんで休憩する事にしました。普通電車で銚子駅から乗り継ぐと休憩するタイミングも難しいですし何より長い時間の乗車となります。それなら先に休憩して一気に普通電車を乗り継いで青春18きっぷで帰ろうかなと考えた次第です。
メニューを見ると昔ながらの純喫茶のようにドリンクと軽食と言うラインナップになってましたのでアイスコーヒーとトーストを注文しました。
お店の雰囲気は最近では少なくなった純喫茶そのものでしてとても良い雰囲気です。途中では地元客が入って来てましたが地域の方の憩いの場にもなってそうな雰囲気でもありました。こんな雰囲気の喫茶店ってもう少なくなりましたよね。お店の名前「待合室」そのもので次の電車時間までゆっくりする事にします。
厚めのトーストは柔らかい生地で美味しくコーヒーは酸味が強くはなくとても飲み易いアイスコーヒーでした。マクドナルドも少し先にあるのでコスパ重視であればそこでの休憩も出来ますが折角銚子まで来て普段と同じお店で休憩は面白みが無いですし何より静かな喫茶店で休憩すると落ち着きます。是非銚子駅での時間調整に利用して見て下さい。
電車の時間になりましたので銚子駅に戻ります。駅から近いのと切符を購入する必要が無いので丁度良い時間にお店を出ました。銚子駅は始発なので電車に座る事が出来ないと言う事も考えにくいですしね。
そして予定通り千葉行きの普通電車に乗車して今回の日帰り銚子旅を終えました。
青春18きっぷで銚子に来たのは以前にもありましたが自転車での観光は今回が初めてでした。夏の暑い時期でしたが太平洋からの風の影響なのか思ったより過ごし易く熱中症の心配はなく観光する事が出来ました。銚子電鉄から犬吠埼を始めとする観光地は駅からそこそこ歩くので効率良く観光地を回るには自転車はアリだと思いました。魅力的な場所がコンパクトに纏まっているので自転車でも銚子電鉄でも好きな方で銚子の観光を楽しんで下さい。
今回銚子電鉄を乗車した様子は動画にもしてますので合わせてご覧下さい。