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(旅行記)JR常磐線・双葉駅周辺の散策・日本人なら一度は訪問して感じて欲しい!(東日本大震災・原子力災害伝承館、なみえ焼そば)

福島県双葉郡富岡町を観光した続きです。

お世話になった富岡町のホテルを電車の時間に合わせてチェックアウトします。人も少なく食事プランが無かったので近くのローソンで前日に買い物して朝食を済ませました。コンビニも人が少ないせいか24時間営業では無かったです。簡単に人が戻って来ると言う訳でも無さそうで現実的な厳しさを至る所で感じました。

ホテルから富岡駅まで少し距離はありますが交通手段が無いので歩きます。ガソリンスタンドが廃墟となってましたが東日本大震災と関係があるのかな、、、と思いながら見てました。

この日はとても暑い日でしたが淡々と歩き続けて予定した時間に富岡駅に到着です。駅に来るまでかなりの距離を歩いたのですが殆ど人を見る事が有りませんでした。家は駅までの道中で多くありましたが全ての家に今現在も住んでいるのかなと言う感じすらします。

いわき駅方面に戻るのではなくもう少し北上します。最初は戻る予定でしたがもう少し先の地域を観光して見たくなった為ですが前日に時刻表をネットで確認すると本数の少なさに愕然とします。8時30分だと早過ぎなので消去法的に10時過ぎの電車に乗車する為に逆算してホテルをチェックアウトして歩いて富岡駅まで来たのでした。青春18きっぷでは特急乗車は出来ないので万が一この電車を逃すと次は殆ど3時間後なので観光どころでは無くなってしまいます。

お目当ての電車が来ました。乗車は私だけでしたので本数が少ないのもやむを得ないのかなと言う気がしました。ホテルから駅までも人を殆ど見なかったので絶対数が少ないのに加えて車社会なので仕方ないのでしょうね。その中でも岩沼駅経由で仙台駅まで通してくれているのでJR東日本も頑張って路線維持して運行しているなと言う気もします。

富岡駅から夜ノ森駅、大野駅と進みましたが以前には線路があったと思われる場所がありましたし、家があるエリアも当然ありましたが人を見る事もなく住んでいるのかも極端に言うと分からないような気さえするエリアも通りました。勿論更地のエリアも多くあり原発に近いエリアになって来るに連れて厳しい状況を窺い知る事が出来ます。それでもJR東日本は常磐線を良く復旧させたなとも感じました。

途中では線路が反対側にあったと思われる空間があり色々とJR東日本も復旧するのに大変だっただろうなと容易に想像する事が出来ます。

そして双葉駅で降りました。この駅も初めて来ました。ホームは以前に二つあったようですが反対側のホームには線路が剥がされていて今は一つのホームで運用されてましたが本数の少なさから考えると充分賄えると言う事ですね。他の人も数人降りてましたが観光客っぽい方や地元客っぽい方とそれぞれでした。

大震災前に駅舎は新しくなったようでヒッソリとこの駅もしてましたが綺麗な駅舎と駅前ロータリーでした。コミュニティーセンターが横にありましたが元々は旧駅舎だった建物を改装して運営しているようです。先に目的地まで行ってこの駅に戻って来た時に時間があれば寄るようにしたいと思いました。常磐線の本数が少ないので双葉駅から乗車する電車を決めてその時間までが観光して滞在する時間です。

目的地まで電車に接続するバスがありましたが自転車を無料でレンタルする事が出来たので暑かった日でしたが天気は良かったので自転車で移動する事にしました。自転車だと体力は必要ですがバス乗車より色々な意味で自由度が違いますからね。加えて町の様子を感じるのは自転車の方が良いと言うのもあります。

目的地まで道は比較的分かり易くしかも平坦なので必要以上に体力を消耗する事なく行く事が出来ました。途中で乗車しようと思ったバスに抜かされましたがチラ見するとバスに乗車している人もいました。このような環境下でも富岡でもそうでしたが公共交通機関が本数が少ないとはいえ動いてくれているのはとても親切だと思います。利用しなくて申し訳なかったですが、、。

目的地を一旦通り抜けて自転車で太平洋を見に行って見ました。以前は堤防が無かったのではと思われますが真新しい堤防の上から太平洋を見て見ました。人も周りにはいなくて静かな太平洋でしたがこれが一変して恐ろしい津波となって町を飲み込んだと思うと想像しただけで自然の怖さを感じます。当日は何事もなかったかのような静けさでしたけどね。

堤防の上からやって来た内陸側を見ると更地が広がってました。東日本大震災以前はどんな様子だったのかなと思いながら暫く景色を見ていました。

目的地に向かって戻る途中で遠くに時間が止まったと思われる建物を遠くに見ました。「あの時」以降からそのままなのでしょうか、、。パッと見た感じ建物近くには行けないような感じになってました。

双葉に来て見ようと思ったのはこちらの「東日本大震災・原子力災害伝承館」を見学したかったからです。このエリアに来たからにはやはりこの手の施設を見て自分なりに体感して考えて見たいと思った次第です。入館料600円を支払って中に入って見学しました。

館内は撮影が出来ないので映像は無いのですが津波で被災した地域の様子や復興の状況を実際に見ると当時の甚大な災害状況、その後の厳しい復興の道のりを知る事が出来ます。このエリアの方々が厳しい環境に向き合って来た状況を見学しているとやはり色々と考えてしまい一つ一つの内容を見入ってしまいます。ここの施設はやはり日本人なら一度は行ってご自身で体感し考えて頂きたい施設ではと思いました。今回のように電車でも行けますし勿論自家用車でも行けるので都合良い方法で是非行ってみて下さい。

見学途中に建物外部に出て景色を見て見ました。どんな思いで向き合って来たのかなと見学した内容を振り返りながら景色を見ていました。

伝承館の見学を終えてお隣の双葉町産業交流センターに行って建物内にあるお店で福島のB級グルメ「なみえ焼そば」を初めて食べました。浪江は正確に言うとお隣の町ですがエリア的にはこの辺りの名物と言って良いと思います。モチモチした食感の焼そばを美味しく頂きました。並盛にしましたが大盛でも良かったかなw、、。

一通りの考えていたアクティビティを終えて自転車で双葉駅まで戻って来ました。駅前に建物があったので何かと思ったら双葉町の町役場でした。この日はウィークエンドと言う事でお休みでしたが普段はJRで皆さん通勤しているのでしょうか。職員さんも色々な意味で大変だと思いますが諦めずに頑張って欲しいなと切に思います。

と言う事で予定していた電車に間に合うように双葉駅に戻って来ました。双葉の見学は短時間ではありましたが来る事が出来て本当に良かったなと思ってます。皆さんも是非行って見て下さい。この後の様子は次回で。

ここまでの様子は動画にしてますので合わせてご覧下さい。

 

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