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自転車で巡るウドンタニ二日目 ― ローカル感満載の寺院・市場・湖めぐり

タイのウドンタニ初日観光を終えた続きです。今回は二日目の様子をブログしたいと思います。

翌朝も晴れていました。雨降るよりは全然良いですが、この日も暑い日になりそうです。

ホテルは朝食がついていたので、会場に行ってみるとビュッフェタイプでした。どんな人が宿泊しているのかなと思って見ていたのですが、やはり観光客と言うよりはタイ人の方が圧倒的に多かったです。食事は私のような外国人でもクセがなく美味しく食べられるものばかりで、食べ易かったです。

朝食後は身支度して出発です。予定ではツアーに参加する予定だったのですが、前日にキャンセルとなってしまいました。以前も別の国で前日にツアーがキャンセルになった事があるのですが、これって顧客側の方が不利ですよね。と言うのも利用者側がキャンセルする為には数日前にしないといけないのですが、事業者側は前日に利用者に対してメール送信して後日返金しておしまいです。突然慣れない場所で前日にキャンセルの連絡を貰っても本当に困るので、この時以降は数日前に開催するかどうかを聞くことにしています。

前日にキャンセルになったので、夜にどうしようかネット検索して考えていたのですが、ホテルでは自転車のレンタルサービスをしているのに気が付いて、自転車を用いて街中を観光する事にしました。慣れない外国の街を自転車で行くので安全運転で進みます。

場所が分からないので、スマホのGoogle Mapを駆使しないと辿り着けません。自転車漕ぎながらスマホ画面を見ると危ないので、ある程度進んだら止めてGoogle Mapを見るような感じで進む事にしました。

最初にやって来たのが、ワット・マッチミマワートです。市内にあるお寺で車の通り沿いにあるのですが、敷地内に入ると静かな空間が広がります。そして維持管理がきちんとされているのか、とても綺麗な場所です。寺院を見学していると、どこからともなく地元民が来ては、熱心に祈りを捧げていました。老若男女入れ替わり立ち替わり来ていたので、そのような生活習慣なのでしょうね。

その横にあるのが、バン・フアイ市場です。なんとも言えないローカル感が漂う雰囲気です。よく言えば歴史を感じる、悪く言えばボロボロな感じでしょうか。それでも地方の市場だとこんなもんなのかもしれません。

最初の予定では、何か冷たい飲み物でも売っていればなと思っていたのですが、本当に地元の方の為の場所でした。私のような外国人が歩いていても声掛けされる事も無かったです。

ここでは食料品が中心で、衣類等も売っていましたが、特に欲しい訳でも無いですし、自転車での観光が始まったばかりで、荷物にもなるので結局見て回るだけとなりました。それでも現地の様子や雰囲気が分かるので見ているだけでも案外楽しいものです。

次の場所への移動途中で小さな湖があったので休憩兼ねて景色を見ていました。ホテルから歩いて来るには遠くて現実的では無いのですが、自転車だと行動範囲が広がるので良いですね。都度配車アプリを使っていたらお金が勿体無いので、自転車を借りれて良かったなと思いました。

暫くは湖に沿った形で遊歩道を進みます。タイで自転車に乗ったのは初めてのような気がしますが、道が凸凹しているので結構自転車で通る場所をよく見ながら進む必要があります。この手の綺麗な道であれば、多少遠回りでも結果的には早く進みます。車の心配もないですしね。

途中では踏切がなっていて線路横で待っていると、ウドンタニ駅へ向かって走行する列車を見る事が出来ました。前日にウドンタニ駅へ行った時には運行本数が非常に少なかったので、凄い偶然ですが、列車を見れて良かったです。寝台列車と言う感じでは無いので、恐らくラオス国境近くのノーンカーイから来たウドンタニ行きの列車だと思われます。どんな列車旅なのか、本数が少ないだけに、経験する事が出来ると面白いかもしれませんね。

踏切渡って暫くすると、セブンイレブンがあったので早めに休憩する事にしました。海外ではいつ休憩出来るか分からないので、本当に喉がカラカラになってから休憩しようと思っても、直ぐにお店が見つけられるかどうかは未知数です。この時はまだ体力や喉の渇きに余裕がありましたが、早め早めの休憩は個人的には鉄則と思ってそのように行動しています。

アイスクリームと炭酸飲料で体がリフレッシュしたような気分になりました。

休憩後に更に進むと、大きな道路に出ました。街の外を通っているようで、この道を進むとどこへ行くのかなと考えてしまいました。雰囲気的にはラオス方面、反対はバンコク方面となるのでしょうか。バンコクだとバイクが多かったり、車の台数が多かったり、道が狭かったりしますが、ウドンタニならレンタカーで運転出来るかもと思ってしまいますが、タイ語が分からないので、調子に乗ってレンタカーを借りるとろくな事が無さそうなので、今回のように自転車で留めておくのが無難なのかもしれません。

道路を渡って更に自転車でずっと漕いで進んで、やって来たのがワット・バーン・ノーンブーと言う地元のお寺です。大仏があると言う事でやって来ました。思ったより大きくて立派な大仏を見る事が出来たのですが、敷地内には私だけで閑散としていました。最初は敷地内に入って良いのかなと思ったくらいです。とても良いところだったのですが、中心部から遠いのがネックなのでしょうかね。自転車だと漕ぎ続けて来る事が出来ましたが、観光客だと他にはタクシー利用するくらいになるので、ハードルが高そうです。その意味では今回自転車で移動していたので、行動範囲が広くなり、ギリギリここも来る事が出来たと言う感じです。

大仏の直ぐ裏手にあるのが、ノーン・ナー・ラム湖です。Google Map見て湖があったので来て見たのですが、地元の何も手がついてない湖です。イメージ的には昔の日本の原風景と言う感じでしょうか。とても静かな湖でしたが、日を遮るのが無いのでとても暑かったです。

次の場所はウドンタニ駅の近くという事もあり、駅が見えてくると先程見た車両が駅に停車していました。機関車が入れ替わっていたので、ノーンカーイへこの後行くのでしょうか。旅行者が利用する可能性はありますが、それ以外だと運行本数が少ないので、どんな人がどんな目的で利用するのか気になりました。仮に本当にノーンカーイへ行くとしたらウドンタニには当日中に戻れないので、事実上は片道切符になります。

駅の裏側にあるノーンブアのティーカッパ公園です。この辺りに幾つか観光スポットがあるので来て見ました。

敷地内にはタイらしい派手な廟もあり、更に奥に進むと、忠考園と言う中国風の庭園がありました。昔から中国と深い繋がりがあったのでしょうね。そのままの流れで進むと、公園内にある湖に出ました。

この公園はとても綺麗に整備されていて、地元民が走っていたり歩いていたり、木陰で休んでいたりしていました。歩いてとなると大変ですが、自転車だと軽く1周して見るのも良さそうな雰囲気です。

という事で時間的にも余裕があるので、湖の周りを1周して見る事にしました。歩いてだと日差しが強いので行く気がしないのですが、自転車だと風を切る形になるので、暑い中でも少し涼しさを感じます。

自転車だとあっという間に1周終わってしまいそうという時に、ワット・アートスラ・ウィハーンと言う地元の寺院を見かけたので立ち寄って見ました。日本人からするとタイの寺院は入口からとてもユニークな感じがします。サクッと敷地内の像を見学しました。

そして次にやって来たのが、タイ・中国文化センターです。こちらは無料で入れるので見学してみる事にしました。

中は本当に中国そのもののような感じでした。お土産屋さんもあり観光客向けの施設です。

ウドンタニの歴史や中国との繋がりを説明する展示もありました。漢字と英語表記で何となく記載している事が分かるようなものもあれば、意味が分かりにくい箇所もあったので、その時はChatGPTを使って理解に努めました。AIが便利に使えるようになり観光する時にも非常に役に立っています。もう使わない観光は考えられないくらいです。

続いて自転車でやって来たのが、セントラルプラザと言うモールです。前日夜にこの前を通っていて来て見たのと、昼間は食欲がなく冷たい飲み物ばかり飲んでいたのですが、夕方近くになり少し食欲も出て来たので、ここに来れば何か食べる場所はあるだろうという思惑もありました。

ウドンタニはタイのローカル都市ですが、モール内には想像以上に日本のお店がありました。その中でも特に驚いたのが、北陸の8番らーめんでしょうか。東京でさえお店が無い北陸のチェーン店がウドンタニにあるのは面白いものです。タイ語で記載されてなければ、日本のモールにいるような感覚すら感じました。日本のお店が人気あるのでしょうね。

お店が多くて迷ったのですが、日本のお店は避けてパスタとクリームが入ったコーラを頂きました。味付けもクセがなく美味しく食事出来ました。涼しい店内で完全にリセット出来ました。

地方都市のモールってどんな感じなのかなと、食事後もモール内を散策していたのですが、購買意欲のあるお客さんが多かったです。そして明るい雰囲気でして活気もある印象でした。もっと地味な感じなのかなと思って入ったのですが、中は全然違っていました。

モールを出たら夕方になっていました。そして次にやって来たのが前日にも来たノーンプラジャック公園です。前日は午前中に来ていたので人が少なかったのですが、涼しくなった夕方の時間帯は前日が嘘のように多くの人がいました。

湖を周遊する形で多くの人が自転車で走っていたり、ランニングしていたり、歩いていたりとしていました。午後に湖の周りを自転車で周遊しましたが、多くの人がしているのを見ていると、私もして見たくなり、1周自転車で周遊して見ました。夕方の過ごしやすくなっている時間帯に自転車を漕ぎながら湖の景色を見ていたりすると、とても気持ち良い時間を過ごせます。多くの地元民がいて、憩いの場所として公園が愛されているようでした。

日が落ちて夜になってくると、ノーンプラジャック公園の近くで、ウドンタニ歩行者天国が行われていました。折角なので寄って見ていきます。この手のナイトマーケットはタイならではです。

多くの人がいましたね。物販や飲食出来るお店があったりと、とても賑わっていました。ここでも地元民が圧倒的に多かったのですが、所々では欧米系の観光客も見ました。

途中では多くの人が並んでいて、美味しそうだった事もあり、チキンケバブ風のラップサンドを一つ購入して見ました。見た目の通りの味でとても美味しかったです。これは並ぶ人が多くいるのも納得の味でした。私のような外国人でも違和感なく食べられるし、何より料金が安いので気軽に食べれるのが良いですよね。

ラップサンドを美味しく食べた後は喉が渇いたので、スイカのスムージーを飲みました。東南アジアで良くあるスムージーですが、暑い時には本当に美味しいですよね。日本でもこのような飲み物を気軽に購入出来ないものかと、いつも思ってしまいます。

音楽の聞こえる方に歩いて行くと、若者がパフォーマンスをしていました。地元の人たちだと思うのですが、何かに夢中になるって良いですよね。将来はウドンタニに居続けたいのか、バンコクに出たいのか分かりませんが、日本の地方都市と変わらない雰囲気を感じました。

その近くに前日昼間に行った、ラックムアンがライトアップされていました。昼間とは全然違う雰囲気で色鮮やかに像や寺院が見えたので、この感じの方がタイらしい雰囲気を感じやすいかなと思います。

この後は戻りながら自転車が置いてある場所まで戻って、ホテルに行って無事にこの日の自転車観光を終えました。

今回行った場所を歩いてとなると無理なくらいの距離感ですが、自転車を使う事で楽にかつ効率よくウドンタニの観光が出来たので、とても良かったです。正直そんなに有名な観光場所はないのですが、ある意味飾らないタイの街の雰囲気を感じるので、とても良かったと思いましたし、充実感は部屋に戻って感じていました。

ウドンタニへ行って観光する機会はなかなか無いとは思うのですが、自転車を借りれるのなら是非自転車観光を安全運転でして見て欲しいですね。

この日の様子は動画にしていますので、合わせてご覧下さい。

 

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