タイガーエアで成田国際空港から高雄国際空港に到着した続きです。

到着した高雄国際空港は以前にも来た事があるのですが、全くその時と同じような雰囲気がして、少し懐かしささえ感じました。

空港ビルを出てMRTに乗車します。高雄国際空港は街中にあり、空港の周りはぎっしりと家々があります。ここに来ると福岡空港を思い出すのですが、福岡空港から博多駅まで電車で直ぐですが、同じように高雄国際空港から高雄駅までは15分前後と短い距離で移動する事が出来てしまいます。電車の雰囲気も似ているような気がします。

高雄駅には乗り換えなく到着するので、非常に分かりやすいと思います。

MRTの駅から地上に出て来ました。地上は台湾鉄道の駅ですが、この独特なデザインはよく覚えています。前回行った時には周辺で工事していて物々しい感じがしましたが、この時は綺麗に整備されていて、静かな雰囲気でした。

高雄駅から少し歩いて、事前にリサーチしていたお店まで歩きます。駅前も余り変わってないなと思いながらGoogle Map見て歩き進めていました。

お目当ての「許記蒸餃」さんに到着です。高雄駅から徒歩圏内で美味しそうなお店を事前にネットで探してやって来ました。

メニューを見たら現地語だけでした。以前に来た時も行ったお店で英語メニューが無かったなとここで思い出しました。Google Lensで大まかな意味を確認して指差して注文をしました。

今もそうですが、この頃は何かを調べる際にAIを普通に使っていました。待っている間に、調べ物をと思ってChatGPTにアクセスすると、使えませんでした。Google Geminiも同様に使えず、MicrosoftのCopilotは使えました。この後の移動中にサポートへメールで質問したら、サポート外と直ぐに回答が来ました。台湾でさえまだAIについてアクセス制限をしているんだなと思いましたね。当時はアクセス出来なかったのですが、今はどうなのでしょう。
因みにこの後に高雄駅に戻った際に、WiFiにアクセスして試したら問題なくAIアプリを使うことが出来ました。従って事前に日本で購入したesimの制限のようで国的に制限をしているようでは無かったです。移動中の調べ物で使いたかったので、esimで使えれば良かったのですが、仕方ないのでこの後は、MSのCopilotを中心に調べ物とかをする感じになりました。

そうこうしているうちに注文した蒸し餃子とスープがやって来ました。お値段は170台湾ドルでした。量が思っていたより多過ぎてびっくりと言う感じでしたが、なんとかマイペースで食べ続けて食べ終える事が出来ました。美味しかったのですが、最後の方は結構キツくて両方とも小さいサイズで良かった感じでした。海外だと小さめにした方が無難なのは分かっていたのですが、この時はすっかり忘れて普通サイズで注文してしまいました。海外では気をつけて注文しないといけませんね。
量が多かったので、結構長い時間店内にいたのですが、地元民が入れ替わり立ち替わり来ていて、人気あるお店なんだなと思いました。高雄駅から近いので、是非ご興味あれば食べてみて下さい。サイズは小さいのをお勧めします。

食事後は駅に戻る途中のお店で、ミルクティーをテイクアウトしながら高雄駅まで戻りました。お値段は50台湾ドルでしたが、持っていたクレジットカードが使えず、台湾発行のクレジットカードのみと言われてしまいました。小規模のお店だと日本のカードが使えない場合があるので現金はやはり持っていたほうが確実です。この時は交通系のイージーカードで支払う事が出来ました。

高雄駅に戻り待合室で少し待ってから、台湾鉄道に乗車して目的地まで移動します。列車番号146番の新自強号に乗車します。台湾鉄道の新自強号はJRで言えば特急電車に相当するものと理解しています。今まで何度か利用しているのですが、当日に来た電車のチケットを取ろうにもなかなか取れません。事前に日本から高雄国際空港に到着して、高雄駅に移動して食事してという感じで、イメージしながら予約する列車を決めて事前にチケットを確保しておきました。万が一タイガーエアが大幅に遅れるようなら、アプリから変更やキャンセルは出来るので、17時25分発なら大丈夫だろうという感じで予約をしていました。結果高雄駅で少し待ちましたが予定通りにホームにいる事が出来て一安心です。

定刻で予約した新自強号が入線して来ました。この車両は何度か利用していて雰囲気は既に分かっています。

台湾鉄道のアプリでQRコードのチケットに記載の座席に座りました。「窓側」と言う指定しか出来なかったので、進行方向どちらかなと言う感じでしたが、左側の席でした。

以前も感じましたが、USBの口や電源コンセントがあるのが非常に助かります。この時はLCC利用でしたので、飛行機内に電源がない事もあり、スマホやカメラのバッテリーが結構消費していました。電源が各座席前にあるので、気兼ねなく使う事が出来ます。

定刻通りに高雄駅を出発です。台湾西側の路線で北上します。以前は東側の線路で北上しましたが、今回乗車する区間は途中までは経験済みで、途中以降は未経験区間となりました。

新左営駅に到着です。ここは以前にMRTで来ていましたが、台湾鉄道の駅は初めてです。この辺りはまだ高雄近郊区間なので、長距離列車である新自強号を利用するお客さんより、ローカル電車を利用するお客さんが多い感じで、ホームには多くの人がいましたが、そのままスルーする人が多い感じでしたが、この駅から私の横にはお客さんが来ました。

新左営駅を過ぎると、駅間はローカルな風景になります。私は進行方向左側でしたが、西向きの場所だったので夕日の景色がこの後も断続的にみながらの列車旅となりました。台湾の電車は日本統治時代に始まったので、左側通行となります。逆に戦後に道路が整備されて車が利用されるようになると、中国と同様に右側通行で始まり今に至っています。電車と車道は交わる訳ではないので、別々でも構わないと言う事のようです。

結構快適に進むなと思ってアプリでスピード測定をしてみると、120キロで進んでいました。日本の在来線特急と変わらないなと思いながら見ていました。アプリはどの程度正確なのかなと常日頃から思っていたのですが、車両ドア付近の上部にある電光掲示板でも120キロと示していて、アプリって正確なんだなと今まで使っていて初めて思いました。

新自強号は途中のローカル駅を次々と通過して北上します。通過する駅を見るたびに、どんな街なのかなと思いながら流れる景色を見ていました。

高雄に並んで南部の主要駅と言って良い、台南駅に到着です。以前はここまで来ていて駅周辺を一日観光していました。ホーム見ただけですが、変わりない雰囲気で懐かしいなと思いながら見ていました。多くのお客さんがこの駅で入れ替わりました。私の横のお客さんもここで降りました。それ程長くはない区間でも新自強号を利用する人が多いようで、どうりでなかなか長い区間を通しで取りにくくなるはずです。

台南を過ぎて引き続き北上します。この辺りからは未経験区間ですが、景色的には変わらない感じがしました。もう間も無く日が暮れようとしていました。

理由は不明ですが、嘉義駅に到着する手前で長時間停車してしまいました。停車している間に外は暗くなって撮影も出来なくなってしまいました。ここで約30分の遅れが発生する事になりました。列車が止まっている間も、スマホ見ていたり寝ていたり各自が各々過ごしていて、誰も騒ぐような人はいなくて、皆さん大人の対応だなと思いました。列車が動かないので静かな車内が続いていました。個人的には結果論ではありますが、高雄駅で列車に乗車する前に食事しておいて良かったです。

結局そこでの30分遅れのまま、目的地である彰化駅に到着して下車しました。この新自強号は台北の先までまだ進む長距離列車です。

彰化駅舎です。今回高雄から台湾入りして、どこを観光しようかなと思っていました。高雄や台南は既に観光していて、観光してない街へ行ってみようかなと言う事で、路線図見て嘉義駅か彰化駅のどちらかを選択となった時に、今回は彰化駅に深い理由はなく決めた感じです。駅前は迎えと思われる車が多くあり、少しカオスな感じになっていました。駅前の様子を見渡すとお店もありそうで食事するのも困らなさそうな感じではありました。

お腹は空いて無かったので、予約したホテルまでGoogle Map見ながら歩きます。少し歩くと台北とは違うローカルな感じがする街並みだと思いました。

駅から10分も掛からず、予約したホテルに到着です。彰化駅周辺では台北や高雄のように多くのホテルがあると言う訳ではないのですが、一番綺麗で評価が高そうなこちらを選びました。

こちらはドミトリーに近い共有タイプのホテルです。鍵を掛ける事は出来て扉を閉められますが、上部が筒抜けなので灯りや声は筒抜けのような感じです。部屋と言って良いのか分かりませんが、ベッドとハンガー、小さいテーブルがあるだけで、カプセルホテルと同様にここでは飲食禁止となっています。本当に寝るだけのスペースです。音や明かりが気になる人は、アイマスクや耳栓で対処する事が必要です。施設はとても綺麗で嫌な感じはありませんでした。

洗面、トイレ、シャワーも共用ですが、とても綺麗に維持管理されていて、滞在中嫌な経験をする事なく利用する事が出来ました。

インターネットは爆速で滞在中、快適にネット利用する事が出来ました。個人的にはネット利用が快適だとそれだけで多少の不便は許せます。

2階に共有スペースがあり、飲食やパソコン等はここでする形になります。電源もテーブルの近くにあり、滞在中はここで過ごす事が多く、眠くなったら自分のベッドに行く感じです。この後は荷物を整理してから近くのお店で飲み物を購入して、ここで明日の行程をパソコンでチェックしながら過ごしていました。ここまで長い移動でしたが、なんとか予定通りに来れて一安心といった感じです。
明日以降の様子は次回で。ここまでの様子を動画にしていますので合わせてご覧下さい。