オーストラリア・パースでの続きです。前日にパース、フリーマントルの観光を終えて、今回は帰国する様子を順次ブログしていきたいと思います。

早朝にホテルをチェックアウトしました。今回宿泊したホテルはドミトリーは勿論理解していましたが、トイレやシャワーが部屋単位で共用だったのと、仕切りが全くないので明かりも付けられず、起きてからの準備も本当に大変でした。同じドミトリーでもよくチェックしておく必要があるんだなと感じました。今まで何度もドミトリーを利用していますが、一番厳しかったです。
それでも何とかスマホの目覚ましで起きて、スマホのライトをつけながら身支度したり、シーツや枕カバーを返さないといけないので、それらを片付けたりと非常に面倒でした。それでも何とかホテルを予定した時間にチェックアウト出来て、ホッとしたのが正直な感想です。
まずはパース駅まで歩いて移動します。あっという間の帰国でパースを満喫出来たのかと言われると微妙かもしれませんが、それでも美しい街並みを観光出来たので、良い経験になりました。

切符の買い方も帰る頃にはすっかり慣れていました。券売機でチケット購入する必要はありますが、それでもクレジットカードのタッチ決済で支払う事が出来るので、とても楽です。そもそも論ですが、滞在中に現金を使う事は余りありませんでした。

チケット購入してホームに入ります。行先表示を確認して飛行機マークのある電車に乗車します。事前に調べたところ空港へ行く電車は本数もあるので、駅に行って待っていれば乗車出来るとの事でしたので、実際に調べることなく駅に行ったのですが、運よく2分後に電車が来るようでラッキーでした。

パース駅を出発です。短い間でしたが、滞在したパースの街並みを見ながら空港に向かいます。

20分足らずでAirport Central駅に到着です。早朝から出発する人が多く乗車しているのかと思いきや、ビックリするくらい旅行者の乗客が少なかったです。この路線は「空港アクセス線」のような意味合いではないので、地元客の方が多かったです。

こちらはT1とT2へ行く駅です。駅降りて直結しているので案内に従って歩くだけです。間違いようがないくらいでしたが、行きはT3に到着して最寄駅までバスだったので、全く想定外で分からずでした。パースへは日本からだとANAが直行便で飛ばしているようですが、その場合には国際線ターミナルであるT1に到着するので、間違いなく電車駅まで行けると思います。私のようにオーストラリア国内線(カンタス航空)でパース到着となると、T3になりこうはなりませんので注意が必要です。乗車しているお客さんも少なかったので、駅から空港へ行くお客さんも当然少ないです。

国際線ターミナルに迷う事なく到着です。思ったよりコンパクトでした。出発の行き先表示があったのですが、1日でこれだけの数なので、コンパクトでありお客さんが少ないのも納得という感じでした。夜の9時35分にANAが成田へ向けて飛ばしているようです。

今回利用するのはキャセイパシフィック航空です。チェックインは自動チェックイン機で行います。並ぶ事なくスムーズに発券する事が出来ました。もっと混雑していると思っていたので、早めに来たのですが予想以上にサクサク進みました。キャセイパシフィック航空を利用するのは初めてなので、どんな感じなのかとても楽しみです。

出国も自動化ゲートでサクッと進んで制限エリア内に来ました。今回はCX184便で香港に行きます。行き先表示を見ると何故かインドネシアのバリ島へ行くフライトが多かったです。需要があるという事なんですね。

時間に余裕があったので空港の端から端まで見学してみました。待合スペースも小洒落ていて居心地良さそうな感じでした。電源もあるのでゆっくり待つ事が出来そうです。お店は多くはないですが、そもそも広くはないので、需要に合わせた数の店舗が入っているという感じでした。制限エリア内も結構閑散としていました。

ワンワールドのステータスがあるので、空港内のラウンジで朝食としました。早起きしてから何も食べていなかったので、食事しながら休めて良かったです。ラウンジも空いていたのでゆっくり寛ぐ事が出来ました。

空港の景色を見ながらゆっくり食事していると、キャセイパシフィック航空の飛行機が香港からやって来ました。これから到着して清掃等の準備をしてとなるので、パソコン広げてニュース見たりしてのんびりしていました。

搭乗開始前に搭乗口にやって来たのですが、既に搭乗が始まっていました。エコノミー側は全てのお客さんが既に並んでいたので、優先レーンから搭乗しました。

機内に入りました。使用機材はA350-900です。ディスプレイにUSBの口があり、足元にコンセントがありました。電源環境は完璧という感じで、スマホのバッテリーを気にする必要なくスマホを使えそうです。

各座席には枕とブランケットがありました。海外の航空会社だとやけに冷房が効いていて寒く感じる事があるので、これは嬉しいですね。この辺りはLCCではなくFSCのキャセイパシフィック航空的には、これくらいは当たり前と言われそうですね。

全員の搭乗が終わり、香港へ向けて飛行機が動き出しました。CAさんによると7時間15分程のフライト時間のようです。パースと香港は時差はなくイメージとしてはほぼ真上に北上する感じと言えそうです。時差はないですが、南半球から北半球になるので気候はガラッと変わるはずです。

そしてパース空港から離陸となりました。行きはキャンセルの為に急にフライトが変わって中央席になってしまったので景色が全く見えませんでした。夜だったのもあります。今回はバッチリ景色を見る事が出来ました。

オーストラリア西部の景色を見ながらのフライトです。やはり街の周辺はとても緑が多いなという印象です。

一旦は海に出てそこから右へ旋回して北上するような感じでした。緑が多い街並みだなと景色見て感じました。

暫くは海岸線を見ながら北上していました。ある程度進むと家がなくなり手付かずの土地がずっと続いていました。

私の列は運よくお客さんが居ない状態でした。安定飛行に入るとCAさんがやってきて通路側の席に毛布をかけて座れないようにブロックしてくれていました。恐らく他のお客さんが移動して座らないようにという事なのだと思います。このような事をしているのは、ここだけだったので、ステータスのある顧客向けに対応してくれた可能性が高いです。フライト中ずっと自由に通路に出入りする事が出来たし、何よりお客さんが横にいないだけで快適性が全然違うんだなと感じました。このような対応をして貰ったのは初めてかもしれません。勿論空席状況にもよるとは思うので、なかなかこのような事は普通は起きないとは思います。

いつの間にか海から少し内陸部に入って来ましたが、それでも人の気配がない手付かずの土地が続いていました。

そして最初の食事(軽食)が配られました。サンドウィッチでした。私はラウンジで事前に食事していたので、これで充分でしたが、もしラウンジで食事していなかったら少し物足りなさを感じるのかもしれません。味は美味しかったです。これとは別にペットボトルの水も配られました。機内は乾燥しているのでありがたいですね。

食事していて、いつの間にか地上は砂漠の景色になりました。パースを離陸してからずっと手付かずの土地を見ている感じでして、オーストラリアの国土の広さを肌で実感しました。

食事が終わり、まったりとした時間になります。眠くはなかったので、予め用意したスマホのコンテンツを見て私は過ごしていました。

いつの間にかオーストラリアを過ぎて海上に出ていました。

途中ではドリンクとスナックが配られました。適度な間隔で機内サービスをしてくれています。座席のブロックもですが、きめ細かい対応をしているなと思いました。

途中で思い出したかのようにフライトマップを見てみました。マレーシア上空付近を飛行しているようでした。地図上では真上に北上するような感じになっています。

マレーシア上空を過ぎて、フィリピンの西側の海上付近をフライト中に機内食が配られました。香港到着まで2時間前後と言った時間帯でした。チキンを選択して美味しく頂きました。アイスも同時に配られたので、甘党の私としては嬉しい反面、溶けたらどうしようと思っていたのですが、配られた時にはカチカチの硬さだったのでゆっくり食事し終えた後に、アイスを食べてもちょうど良い感じで食べれました。スティックタイプのアイスが機内食で出たのは、余り記憶にありません。

食事後はトイレに行きつつ、ストレッチして足や体を伸ばしていました。後方座席と言う事もあり、所々で空席がありましたが、毛布が掛かってブロックされているのは私の横の座席だけだった感じでした。

放送があり着陸態勢との事で窓を見ると既にかなり高度が下がっていて島々が見えていました。久しぶりに陸地を見ました。

暫くすると突然人口密度の多い街並みが見えて来ました。香港の近くという事はマカオ辺りになるのでしょうか?!それにしても高層マンション、ビルが密集しているのが凄すぎます。土地が広いパースとは全く対照的な景色です。

島と島を結ぶ橋がありドライブするのも楽しいだろうなと思いながら景色を見ていました。

そして香港国際空港に着陸となりました。
今回初めてキャセイパシフィック航空を利用しましたが、とてもサービスが行き届いていて凄く良かったと感じました。座席も横に人がいなかったのもありますが、快適だったし、食事も美味しかったです。機内の空調もちょうど良い感じで、ブランケットの出番は無かったです。通路側の座席もブロックしてくれて通路への行き来も気兼ねなく出来たのもあり、体を伸ばすことも出来ました。いう事なしのフライトだったと思います。
香港到着して疲れは殆ど感じなかったのですが、時差はなく移動したとはいえ、南半球から北半球に来たので飛行機から降りて直ぐに服装の調整をしました。急な気候の変化に体調悪くする事がないように気をつけています。

最終目的地は勿論日本で、チケットも日本までパースで発券していますが、トランスファーが非常に長いので今回は一旦入国します。

イミグレーションを通過して、e-Channelを今回登録しました。パスポートが2年前に切り替わっていて、以前も登録していてサクッと出入国出来て便利だった事もあり、今回パスポートが新しくなってから初めての香港だったので、登録した次第です。パスポートは10年で作っているのでこのパスポートがある間は自動化ゲートを利用する事が出来ます。
香港は以前の香港とは異なり、中国色が強くなって来ているのは正直残念なのですが、今回のようにトランスファーで短期間入国する事も考えられるし、観光する可能性もあるので登録だけしても無駄にはならないかなと思っています。このe-Channelは航空会社のステータスがあると作る事が出来ます。私は今回ANAのSFCで取得しました。これで次回以降出入国の際にサクッと行けそうです。

久しぶりに香港にやって来ました。民主化がかなり後退してどうなっているのかなという感じでしたが、少なくても空港内は以前と変わりがないような感じがしました。
この後は日本行きのフライトの時間まで香港で過ごす事になりますが、その様子は次回で。ここまでの様子を動画にしていますので合わせてご覧下さい。