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(北海道のローカル線旅)道南いさりび鉄道(上り)乗車記・函館駅→木古内駅

北海道の道南・函館駅に到着した続きです。

約24時間後には函館空港から帰京しますのでその間の弾丸旅となります。

当日は午後から雨の予報で東京とはやはり異なる肌寒さでした。一枚羽織るのを持って来たのですがもう少し厚手でも良かったと思う程です。

前回函館に来た際には大沼公園を皮切りに函館市内も函館山や五稜郭、そして湯の山温泉も回って主だった所を見ていた為に、今度は別の事を経験して見たいなと言う事で、道南いさりび鉄道に乗車してローカル線旅をして見る事にしました。

この道南いさりび鉄道ですが、元はJR江差線として運行されて2016年の北海道新幹線開業時にJRから経営分離されて第三セクター鉄道になりました。

元々はJRなので運行的には函館駅を発着してますが、この路線の起点はお隣の五稜郭駅です。一日乗車券の利用がお得なので私は事前にネットで購入しましたが、函館駅で当日購入したい場合には、一番近い所では駅出た所のホテルフロントで購入する必要があります。列車本数が少ないのでギリギリの時間になっても対応出来るように私は事前に購入しました。

もう一つの注意点は道南いさりび鉄道は先程の通り起点が五稜郭駅なので函館駅と五稜郭駅間はJR区間です。一日乗車券を購入してもその区間は別で切符購入する必要があります。

少し時間があったので駅舎2階から駅全体を見て見ました。昔は長いホームに目一杯列車が止まっていたのかと思いますが、駅舎はともかくホームは昔の名残を感じます。

私が乗車する道南いさりび鉄道のワンマン列車が予想外に一番手前のホームに入線して来ました。思ったより降りてくるお客さんがいたのとそれに入れ替わるような形で乗車して行くお客さんもいました。乗車するお客さんが思ったよりいたので私もホームに入る事にします。

こちらの列車で終点の木古内駅まで向かいます。木古内駅は新幹線の駅がある駅と言う程度しか知識ありませんがどんな感じの駅なのでしょうかね。

函館山が見える進行方向向かって左側は全て先着のお客さんがいました。仕方ないので同じ左側のロングシートに座ります。普通に座ると海や函館山の景色が背中になるので90度近く体を進行方向側に向いて座りましたが、幸い終点までこのロングシートに別のお客さんが座って混雑するような形にはならず良かったです。

出発待ちでたまたま自販機の広告が目につきました。初めて見ましたが北海道バージョンと言う事何ですかね?

別の気動車が函館駅に入線した後に入れ替わる感じでいよいよ出発です。函館駅はホームが長く左側には車庫もあります。ゆっくりした感じで気動車は進んで行きました。

最初の停車駅は五稜郭駅です。ここまではJR区間でいよいよここから分岐して道南いさりび鉄道線内に入ります。

分岐して道南いさりび鉄道線内に入って暫くは住宅街を抜けるような感じで走行します。函館湾をぐるっと周るような感じで走行するのでこの辺りからは既に函館山が遠くに見える感じになります。

五稜郭駅から終点の木古内駅まで無人駅です。ワンマン列車なので運転手さんが運転のみならず切符のやりとりも全て対応となります。皆さん手馴れているのか切符のやりとりで駅で大幅に停車していると言うのがなく絶対人数が多い訳では無いので運転手さんも当たり前のように業務をこなされてます。そしてもう一つ思ったのはこの辺りは駅間が思ったより短い事です。市街地と言う事で利便性を考慮しているのかなと思います。「北海道のローカル線」と言うと一駅間が凄く長いと言うイメージがありますが、5分も無い駅間です。

函館山が見えましたが、函館山が見えると言う事を差し引いても左側の方が景色が全般的に良いと思いました。

主要駅の一つである上磯駅に到着です。函館駅からこの駅までは比較的本数があるのですがここから先の本数が激減します。この列車はこの駅止まりで函館駅に向かう折り返し列車となります。

上磯駅を出発して暫くすると右側に高速道路も見えました。右側の車窓も所々で良い景色を眺める事が出来ます。

上磯駅を過ぎると列車運行本数が極端に少なくなるのが分かるような気がしました。風景がガラッと変わってそれまで市街地の中を通り抜けていた景色からこのような家が少ない風光明媚な景色を見ながらの事前に想像していたローカル線旅が味わえます。この辺りになると家も少ないので必然的に駅の間も長くなってました。

海沿いを走行しますが途中では数カ所トンネルもありました。

トンネルを抜けると渡島当別駅です。この近くに観光名所のトラピスト修道院があるのでそれをモチーフにしたような雰囲気の駅ですね。駅舎は立派ですがこちらも無人駅です。本数が1時間に一本でもせめてあれば途中下車も考えましたが、この列車のあとは約3時間後なので諦めてこのまま乗車します。

途中からは完全に海沿いを走行します。手前に見えるのは国道228号でして松前や江差等まで続いてます。列車から見ても景色良さそうな道路で、いつかは道南の先まで運転して見たいなと思える道路です。

そして当日は曇天でしたが、それがまた冬がもう直ぐそこと言う感じの北海道の雰囲気的にマッチしていたように思えました。列車から出ると寒かったですけどねw。

途中の泉沢駅では函館行きの下り列車とすれ違いました。

車内の様子はこんな感じです。もうここまで来ると皆さん終点の木古内駅まで乗車だと思います。結局函館駅から左側のボックスシートに座っていたお客さんは全員終点までの乗車でした。

そして木古内駅に近くなると右側には北海道新幹線の線路がいつの間にか見えてました。同じく左側には家が増えてきて街中っぽい雰囲気になってきまして駅が近いんだなと言うのが分かります。

列車が木古内駅に到着し一日乗車券を見せて降ります。

木古内駅のホームはこんな感じです。新幹線駅舎とは反対側に線路が複数見えますが、これは青函トンネルに続く線路です。この後貨物列車を見ましたが道南いさりび鉄道線内から木古内駅に入る際に分岐して青函トンネルに続いている感じです。最終的には新幹線の線路と合流してトンネルに入ると思います。

帰りの時刻表をチェックです。約1時間後の12時51分に乗車する事にしてこれから駅周辺を見て周る事にします。せめて13時台に列車があると食事含めて余裕を持って観光出来たのになぁ、、、と思ったのですが仕方ないですね。来た列車はここでそれまで待機しているようです。運転手さんも恐らく休憩ですね。

道南いさりび鉄道の駅は無人駅ですが新幹線駅は勿論有人です。流石に駅舎は立派ですね。

と言う事で次の折り返し列車まで駅周辺を散策して見ますがその様子は次回でと。

一連の様子は長いですが動画にもしてますので、北海道のローカル線旅の雰囲気を少しでも感じて頂ければ幸いです。

 

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