琴電を全線完乗して琴電琴平駅に到着した続きです。
琴電琴平駅から少し歩いてJR琴平駅に来ました。行きに利用したサンライズはこの駅まで来てましたが、私は琴電を利用して琴平駅に夕方来た次第です。
琴平に到着して観光となると金刀比羅宮が誰しも思い浮かべますが、私は以前に行った事があって勿論二回目として行く事も考えましたが、少し変わったマニアックな場所に行って見たく琴平駅で切符を購入しました。
利用するのは16時14分発の伊野駅行きの普通列車に乗車します。これに乗り遅れたらアウトなので間に合って良かったです。逆に間に合わなければ金刀比羅宮に行っていたのかも知れません。
琴平駅のホームはこのような感じでサンライズがここまで来るだけあって電化されてます。
乗車する列車が来ました。この先は非電化区間なのでディーゼル列車です。一両でしたがお客さんは少なく余裕で席に座る事が出来ました。
そして琴平駅を出発します。
琴平駅を出発して暫くするとこのようにローカルな景色が広がって来ます。
最初の停車駅は「塩入」駅です。勿論無人駅です。
琴平駅の一つお隣の駅に来ただけですが反対側から列車の行き違いで観光列車が通過して行きました。JR四国には色々な列車があるのでタイミングを見て利用して見たいとは思いつつ出来てません。
次の駅は黒川駅です。この駅は片面のホームでした。高台にホームがあって車窓からですが景色良かったです。
お客さんは10人はいない感じでした。元々この区間は本数が少ないので利用客が少ない区間なのかなと思います。
どんどんと山に向かって行くような景色になりました。
そして次の駅・讃岐財田駅に到着です。この駅でも行き違いするので暫く停車するようです。気分転換にホームに出て見ました。
反対側から特急列車が通り過ぎて行きました。
この駅では数人降りて行きまして車内のお客さんは若干減ってました。
そして讃岐財田駅を出発です。目的はこの次の駅なので後ろに立って景色を見る事にしました。
次の駅までは駅の間隔が非常に長くて尚且つ今までと景色が急に変わり、線路の両側から木々に囲まれた場所をずっと進んでました。途中は長い長いトンネルも通過してまして今までとは急に様子が変わりました。道路も無いし家も見えないしで急に山間部に入って来た感じとなりました。
そして讃岐財田駅から何分走行していたのか覚えてませんがようやく目的の駅に来ました。
駅は走行して来た線路の横でしてスイッチバックとなってます。従って駅を通り過ぎる形で一旦ゆっくり通過します。
左側の線路が本線でして特急はそのまま通過しますが、普通列車は一旦こちらの待避線に入ってスイッチバックする形で駅のホームに入ります。
運転手さんと入れ替わる形で後ろに移動して来ました。待避線に入っているこの状態からこれからゆっくりホームに向かいます。
ゆっくりホームに入って漸く到着です。
降り立ったのは「坪尻駅」です。ホームに入ってから再び運転手さんがまた移動してから出発です。運転手さんも本当に行ったり来たり大変ですね。見る側はスイッチバックを経験出来たので貴重な経験にはなりましたが仕事で運転する側は非常に面倒で大変だろうなと。
次の駅に向けて出発する様子を見送りました。約10分後に帰りの列車が来るのでそれまでが見学する時間です。
駅舎の中はこんな感じです。阿波池田方面は12時33分、14時54分と私が乗車した16時51分の1日3本です。琴平駅方面は7時2分、8時29分、13時52分、そして私が乗車する17時1分が最後の列車となります。効率良く見学するにはこの列車しかないと言う事で実行して見た次第です。
駅舎です。昔は駅員さんがいたのでしょうかね?
駅前は何も無くなぜここに駅が作られたのか疑問しか感じない位置に坪尻駅はあります。
駅の反対側から全景を見て見ました。右に登るように線路がありますがそこから私は来てます。
駅近くには昔は商店だった?!家の面影がありましたが不気味で昔は営業していたのか、人が住んでいたのかとか気になる事が沢山出てくるような場所です。一応この道をずっと登って行くと道路に出る事が出来るようですが、勿論時間が無いのでここで引き返します。帰りの列車を逃したら本当の意味で終わってしまいますw。
列車が来るので早めに駅に戻ってホームを少し見て見ます。「Love Love Bench」とありましたがカップルがここに来るのでしょうか?!想像付かないのですがなぜこのような秘境駅にこのベンチなのか色々と突っ込みたくなります。
本当に秘境駅って言う感じで人の様子が全く無く、1時間程度次の列車まで時間があるようなら少し周りを歩いて探検して見たくなりますが、そのような間隔ではダイヤがなく、そうかと言ってここに数時間居るのは怖ささえ感じそうなので現実的にはこの工程で行って帰ってくるのが妥当な気がしました。
ホームで見学中に列車が入線して来ました。駅の踏切が鳴らないので気が付いたら駅の近くに来てました。この列車を乗り過ごすと東京に帰れないどころかこの駅から脱出も出来なくなるので時刻通りに来て一安心です。万が一この列車が運休とか大幅に遅れてかなりの時間待たされるとなると大変な事になりそうです。因みに自販機は勿論ありませんし、トイレも無かった感じなので注意が必要です。特に飲み物は本当に重要です。ここで数時間滞在して探索をして見ようと言うような事は正直積極的にお勧めしませんが、そのような事を計画するような人は飲み物はマストで多めに用意しておくのと、パンとかおにぎりとか直ぐに食べれるものがあると良いかも知れません。それでも本当に注意したほうが良いです。舐めたらダメです。
無事に帰りの列車に乗れて一安心です。基本的な事ですが忘れ物が無いか入念にチェックしてしまいました。例えばここでスマホ忘れたとかなったらアウトです。車でも駅には来れません。
帰りも運転手さんとは反対側に陣取ってスイッチバックする様子を見ました。待避線に入ってから滝がある事にも気が付きました。それにしても本当に人を寄せ付けないような場所にスイッチバックの駅があります。
待避線に入って運転手さんが再び運転台を変えましたので私も逆に移動して後ろに来ました。
短い時間でしたがスイッチバックの秘境駅・坪尻駅の見学を何とか予定通りに終える事が出来ました。改めて色々な意味で凄い駅でした。なかなかこのような経験は出来ないと思いますのでその意味では経験出来て良かったかなと思います。この駅はいつまで存続するのか良く分かりませんが正直いつどうなっても不思議ではないとも感じました。日本には色々な駅が有るんだなと思いますね。
トンネルを抜けて橋梁が有りましたが何気にこれも良く通したなと思います。長いトンネルがこの前後にあってこの橋梁で繋いでいるのですがこの路線自体も凄い所を通してます。
お隣の讃岐財田駅に到着すると特急が坪尻駅方面に向けて通過して行きました。坪尻駅で通過する様子を見たかったですが仕方ないですね。
加えて思ったのはこの駅は非常にローカルな無人駅ですが、坪尻駅が凄かっただけにやけに近代っぽく感じてしまいましたw。
帰りは行きよりも少ないお客さんでしたが目的達成後でしたので、ぼんやりと琴平駅まで車窓の景色見ながらゆっくりしてました。
予定通り琴平駅に戻って来ました。
これで予定していたアクティビティは終わりましたのでこの後は東京へ帰りますがその様子は次回で。
坪尻駅を散策したここまでの様子は動画にしてますので合わせてご覧下さい。