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(乗車記)三陸鉄道 釜石駅 → 盛駅

盛岡駅から快速はまゆり号に乗車して釜石駅に到着した続きです。

この日の宿泊先はこの釜石です。しかしまだ14時前後なので宿泊先へ行っても早すぎます。釜石駅周辺を観光しようかなとも思いましたがそれよりも三陸鉄道に乗車して見たいなと思ってました。折角この辺りまで来ている訳ですしね。

と言う事でここから三陸鉄道の南側の起点でもある盛駅まで乗車してみる事にしました。乗り継ぐ時間的にも丁度良い時間でダイヤが組まれてました。

こちらの列車に乗車します。当然のようにワンマンでの運転です。

ホームにはなぜかゴルゴ13のキャラがありました。2022年にポイ捨てをゼロにするラッピングされた列車が走行したようですがその時からの繋がりのようです。ネットを見ると作者の奥様が岩手県花巻市の出身で三陸鉄道への思い入れもありコラボが実現したとか。昔に行った北海道の道東・花咲線ではルパン三世を見ましたし鳥取ではゲゲゲの鬼太郎やコナン君も見ましたが地方の町おこしで色々な場所で一役買っているようです。

釜石駅近くにはイオンがあるようです。夜9時まで営業しているようなので夜に食事する場所が見つからなければここで何とかなるかなと見ていて思いました。イオンも釜石の町作りに一役買っているようです。東京では殆ど見ませんが地方に行くと本当に良く見ます。

車内はこんな感じで宮古へ行く列車の方がお客さんが多そうでした。私も海側の方の座席に座る事が出来て運が良かったです。来る前は混んでいるのかいないのか全く想像付かなかったので、このような状況も想定してましたし学生が多く乗車していると言う事も想定してました。

釜石駅を定刻で出発しました。これから盛駅までの三陸線旅です。景色をキョロキョロと見ているのは私ぐらいなものでしたw。

出発して直ぐに釜石の町並みとイオンを見る事が出来ました。直ぐ向こうに山や海が迫っているので巨大なモールとまでは行かないですがそれでも広そうなイオンです。改めて夜に食べるところに困れば行って見ようと思いました。地方ですと早く閉まったりネットの情報では営業時間でも閉まっている事があったりしますからね。その点でもイオンなら少なくても夜の9時までは間違いないです。

イオンを見て暫くするとトンネルに入りました。盛駅に行くまでにこの後もかなりのトンネルがありました。事前の予想ですと海近くを走行している写真等を見るので殆どの区間でそんな所を走行するのかなと思ってましたが実際は全然違ってました。トンネルの多さもそうですが一つのトンネルが長いのもありました。

トンネルを越えて新しめの町が見えてくると平田駅に到着です。ふりがなが無ければ間違いなく「ひらた」と言ってしまいそうです。駅周辺は道路も家も全体的に新しく大変な状況を経て今に至っているのかなと景色を見ていて感じました。

そして平田駅を出発です。更地になっていて海の前には堤防がありました。この後もこのような景色を何度も見ました。どんな感想を言えば良いのか見ていて色々と当時の状況等を想像してしまいましたが一歩一歩と着実に前を向こうとしている様子を随所にこの後も感じる事が出来ました。

景観の良い場所と言う事で吉浜湾を少し高いところから望む場所で列車はスピードを落として観光用に景色をゆっくり見させてくれました。地元の人は毎日なのでチラ見か見ない人が大半ですが私には有り難かったです。この日は大人しめの波で穏やかな感じでした。

と言う事で吉浜駅に到着です。この後も思いましたが乗り通すのも良いのですが色々な駅で降りて見て回るのも列車からでは見えない何かを感じる事が出来るのかもとも感じました。

トンネルを抜けては景色が見えると言う感じでして、そこで見える景色は一目で甚大な影響が当時はあったのかなと思わされる感じでした。色々と景色を見ていると考えさせられました。

三陸駅に来ました。この辺りも海に近い場所に駅がありました。

三陸駅を出発すると甫嶺駅、恋し浜駅と続きますがリアス式海岸の様子を見ながらの列車旅です。被害があったと思われる場所なので景色が良かったと言うと誤解されそうですが、リアス式海岸の様子を見る事が出来たのはこの辺りならではと思います。そしてまたこの辺りもトンネルが非常に多い区間でしてトンネルの合間に景色が見えると言っても言い過ぎではないくらいです。なかなか線路を安全に通すスペースがなくこのようになるのかなと思います。

そして少し高台の場所にある恋し浜駅に到着です。

この駅は片面のシンプルな駅ですがここで数分停車と言う事で気分転換兼ねてホームに出て見ました。駅や駅の周りはひっそりとしてましてホームの前後はトンネルが見えてました。改めて様子を見るとトンネルで突き抜けるしか無いような場所ですね。時間までホームから海が見えてましたので深呼吸しながら佇んでました。

そして恋し浜駅を出発です。いよいよ盛駅まで後半に差し掛かって来ました。

続けて郷里駅に到着です。この区間もトンネルが非常に多かったのですが気が付くと海から少し離れた場所に来てました。それと同時に家が駅周辺に多くありました。今までとは駅周辺が違う雰囲気になってます。

郷里駅を出発してからは海が見えなくなり今までとは違い家が多く見えて来ました。人が安全に住めるエリアと言う事なのかと思います。

そして陸前赤崎駅に到着です。この駅の近くに堤防があってその先には海が見えましたがこの辺りは太平洋からかなり入り組んだ奥の所に駅があります。この次が終点の盛駅です。

盛駅に向かう時にもトンネルがありました。結局この区間は最初から最後まで多くのトンネルを越えて走行してました。

海に繋がる川を通過します。陸に囲まれているように見えますが太平洋から奥まった場所な為であり、実際は右前方が太平洋に繋がってます。

今はバス(BRT)で運行しているJR大湊線と合流しました。昔はここに線路があったのかと思いますが線路が無いと見慣れないせいか不思議な感じがしました。そのまま並行して進み終点の盛駅に到着です。

1時間弱の列車旅が終了しました。全く飽きずに過ごす事が出来て気が付いたらもう盛駅に到着していたと言う印象です。

この駅が終点なのでこの先はホームがありません。遠くに見える赤いバスが大船渡線(BRT)のバスです。当たり前ですが普通の路線バスでした。

大船渡線の「ホーム」です。線路が無いので駅のホームと言って良いのか分かりませんが、今まで乗車した三陸鉄道は当たり前ですが線路がありホームの左右で線路があったり無かったりで、他では見かける事が出来ない景色です。

三陸鉄道の盛駅はこじんまりとした駅で駅舎内は観光客用に色々なグッズも売ってました。地元の方も利用されるとは思いますがやはり観光に力を入れていると思うのでとても良い雰囲気の駅でした。

横にはJRの盛駅がありました。駅舎はこちらの方が大きいですね。何だか歴史も感じます。

JR側はみどりの窓口もありました。本当はここからBRTに乗車したい気がしましたが今回はこの後の都合で断念です。BRT乗車ってどんな感じなのでしょうかね。

丁度大船渡線のBRTが盛駅に来ました。それと同時に待機していたBRTがホームに「入線」して来ました。改めて線路があるのと無いので見比べると不思議な感じがします。お客さんも数人乗車して行きました。通勤時は分かりませんが少なくてもこの時間は路線バスの座席数で大丈夫そうな感じでした。

次の停車駅は田茂山駅です。ホームに線路がなくバスが走っているだけで駅名案内やみどりの窓口等は全く普通の駅のままです。勿論普通のバス停のようなものはありません。

乗車した切符を見せると駅カードを貰えると言う案内を見てJR駅のみどりの窓口で記念に頂きました。2023年から配布していて無くなり次第終了との事で運良く頂く事が出来てラッキーでした。今も家にちゃんとありますが改めて見ると良い思い出になります。

と言う事でこの後は来た路線を戻って釜石駅に向かいますがその様子は長くなったので別途改めて記載します。

この路線ですが思ったよりトンネルが多いのですがその間で見える太平洋の景色は素晴らしく良かったですし、それと同時に甚大な被害があったのかなと思わせる景色も見て厳しい現実も見た気がしました。色々と考えさせられる乗車でした。

一連の様子は動画にもしてますので合わせてご覧下さい。少しでも乗車した気分になって頂き何かを感じて頂ければなと思います。

 

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