函館駅から二つの函館本線の支線を通って森駅にやって来た続きです。
森駅近くのセブンイレブンで「いかめし」を購入して意気揚々と森駅へ戻りました。今はネットでも都内でも探せば買えるかも知れませんが、やはり森駅まで行って「いかめし」を買わないのは心残りになるので、その意味では無事に購入する事が出来て良かったです。
この後は森駅から特急北斗3号に乗車して札幌駅へ向かいます!森駅からの乗車もポツポツいましたし、その中には私と同じように普通列車で森駅まで来た方もいました。
森駅を出発です。特急北斗号は以前にこの後の5号で新函館北斗駅から南千歳駅まで乗車経験がありその時の様子をブログしていますので合わせてご覧下さい。乗車経験無くてもGoogle Map等で函館本線を見ると進行方向右側に内浦湾の景色が見えそうな事が想像出来ます。今回も無事に右側の指定席を確保する事が出来て良かったです。車内は殆どの席が埋まっていて私の横は外国人女性でして車内には他にも外国人の方が結構いました。
コンビニで温めてくれたので乗車して早めにいかめしを美味しく食べました。横の外国人の方には匂いが伝わったかどうかは分かりませんが、視線は感じましたw。内浦湾の景色を見ながら特急列車の車内で食べる「いかめし」は本当に美味しかったです。とても良い朝食となりました。
少し話は逸れますが、JR北海道の特急は距離が長い列車が多くありますが、車内には自販機も無いですし停車時間も僅かなのでホームに出て何か買うような事も出来ません。私はいかめしの他にも少しのスナックや飲み物を合わせて購入しましたが、特に飲料水は確保して乗車した方が良いです。冬は乾燥して喉も渇きます。
この日は曇っていて遠くは見通せませんでしたが、やはりこの辺りは右側の席を確保した方が景色の見応えがあります。
八雲駅に到着です。私が乗車した車両にはお客さんの出入りは無かったです。降りた事が無いのでどのような町か気になります。
その後は内浦湾を少し離れた所を走行します。北海道らしいどこまでも続くような草原が広がりますが実際にはこの先に内浦湾があります。横に国道が通っていて所々では並走していましたが、ドライバーも特に冬は大変だろうなと思います。しかし私自身は気候の良い時に愛車で北海道をいつかドライブして見たいなという思いがあります。毎日仕事で運転は大変でしょうけど、観光で初めてドライブするのなら運転も楽しいのかなと思うのでいつかは、、。
途中ではローカル駅を通過する様子を見ましたが、北海道らしい周りに人が居なさそうな所でも駅があります。観光視線では旅情を感じますが民間会社としては厳しいですよね、、。
車内は皆さん大きな声で喋るような人は皆無で景色見たりスマホ見たり本を読んだりと思い思いに過ごされているようでした。
長万部駅に到着です。以前にこの駅で降りて食事して宿泊した事を思い出し懐かしく感じました。その時は雨が降っていてとても肌寒い日で危うく食事難民になりかけたので今でも良く覚えています。その時の様子はブログしてますので宜しければこちらをご覧下さい。
特急に乗車していると殆ど意識しませんが、ここから今まで利用した函館本線は、通称「山線」と言われていてニセコ、倶知安、余市や小樽を通って札幌駅に行きます。そしてそのまま旭川駅までが函館本線となりますが、この列車は室蘭本線に入ります。車内放送はそれを意識するような形で案内はしません。
長万部から先は山岳地帯になりトンネル区間が多くなります。通過する静狩駅は木造の古い駅で長万部の町自体が小さいのでお隣の駅に来ただけで景色が一変します。
更にトンネルとトンネルに挟まれた秘境駅として有名な小幌駅を通過しました。いつまで維持して頂けるのかは分かりませんが、見れるうちに見ておいた方が良いのは間違い無いでしょうね。
小幌駅の前後はトンネルでトンネルを抜けても人が住むような箇所はなく険しい区間を走行していましたが、少しずつ家が見えて豊浦駅を通過した辺りでは町の様子を見る事が出来ました。
そして洞爺駅に到着です。洞爺湖で宿泊した方々なのか外国人もホームで待っていました。一度も洞爺湖へは行った事が無いので、JRか車かは別としていつかは観光して見たい所です。
洞爺駅を過ぎてから暫くは内浦湾から離れた箇所を走行します。
次の停車駅は伊達紋別駅です。この駅も全く未知数でどんな町か興味津々です。特急が停車するだけあってこの辺りでは大きな町に見えました。
伊達紋別駅を出発して暫くすると再び内浦湾の景色を見ながらの走行になります。この特急列車は運転席が高い場所にあるので、どんな景色を見て運転しているのか気になりました。やはりこの辺りになると運転手さんも気分も違うのでしょうかね、、。
工業地帯のような景色になって来ました。室蘭市に入って来ているようです。
東室蘭駅に近くなると、電化された室蘭駅からの室蘭本線の支線と合流となりました。特急北斗には関係はないですが、東室蘭駅から先は電化区間となります。
東室蘭駅に到着です。多くのお客さんが居ましたね。明らかに今まで過ぎたどの町よりも大きいんだなと分かります。
JR貨物の東室蘭駅を見ながらの列車旅です。この先の苫小牧もですが、本州から船が来て、港が近いので船積みされた後の貨物輸送には絶好の場所なんだなと思います。
登別駅に到着です。ホームに外国人が多く居ましたね。普段温泉に浸かると言う文化がない方々には登別に限らず温泉はどのように感じるものなのか気になります。登別温泉にはかなり以前にレンタカーで行って観光や日帰り温泉を経験しました。JRの駅から登別温泉までは遠いのでバスかタクシーになりますので事前に調べてからの観光をお勧めします。
登別駅を出発しても線形が良いのもあるとは思いますがスピードが出ていました。試しにアプリで測定すると120キロとなっていて、たまに国道を進む車と並走し抜き去りますが、この結果を見ると納得です。
白老駅に到着です。ウポポイの最寄駅と言う事でアイヌ語での案内もありました。
少し遠くに内浦湾や国道を見ながら疾走します。車はごぼう抜き状態でこの辺りは直線が続く区間と言う事もあり速度が出る区間となってます。それでいて揺れが少なく快適に乗車する事が出来ます。それにしても北海道を走行するトラックは年間どのくらいの距離を走るものなのか気になります。
苫小牧駅に近くなると、個人的には苫小牧の象徴とも思っている王子製紙の工場や煙突が見えました。
そして苫小牧駅に到着です。この駅には何回か来ていて宿泊もした事がありますし、フェリーで苫小牧港に上陸した事もあり個人的にはお馴染みの駅となってますw。
苫小牧駅を出発して暫くすると貨物駅を見る事が出来ます。更にその先では日高本線の線路が分岐して右へ進んで行きました。日高本線には以前に乗車した事がありますので宜しければこちらをご覧下さい。
苫小牧駅のお隣は沼ノ端駅です。長万部駅から通って来た室蘭本線はここから分岐して岩見沢駅へ行きます。特急北斗はこのまま千歳線に入り札幌駅を目指します。乗客は特にそれを意識するような事は全くありません。
苫小牧駅到着前からですが、完全に内浦湾とはお別れして内陸部を走行するので見える景色の様子も変わって来ました。
南千歳駅に近くなると非電化の線路が合流して来ました。この線路は石勝線です。石勝線の関連動画が幾つかありますので宜しければこちらをご覧下さい。
南千歳駅に到着です。この辺りまで来ると札幌まで特急に乗車しようとは普通ならないので、ホームには多くのお客さんがいたものの乗車してくるお客さんは殆どいませんでした。逆に車内の多くのお客さんがここで下車しました。
この辺りでは大きい千歳駅も特急は通過です。停車しても札幌まで遠くはないので需要も無さそうな感じもします。
特急列車や快速エアポートなど多くの列車・電車を見ました。明らかにこの辺りは需要が多く本数が多い区間なんだなと言う事が分かります。
北広島付近に来ると高台になっていて景色を見通す事が出来ました。森駅からの車窓の景色とは全く異なり大都市圏に特急北斗は入って来ました。
最後の停車駅は新札幌駅です。札幌駅へ行くのであればこのまま乗車ですが、ススキノならこの駅で降りて地下鉄乗車の方が楽かもしれません。
札幌駅に近くなると函館本線が下に見えました。長万部からニセコ等の「山線」を経て小樽や札幌駅を経て岩見沢駅や旭川駅方面の線路です。長万部駅から小樽駅までは非電化区間ですが、小樽駅から旭川駅までの函館本線は電化区間となっています。
豊平川を渡る頃には完全に函館本線と並走する形になりました。これ以降はこのまま札幌駅まで進みます。
そして札幌駅に到着です。結果的には途中でエゾシカ等の急停車も殆どなく時刻通りの運行となりました。特急北斗は北海道新幹線が出来ると廃止になると思われます。ご興味があれば乗車出来るうちに是非乗車して北海道の雄大な景色を見ながらの列車旅を楽しんで欲しいですね。
こちらの様子は動画にしてますので合わせてご覧下さい。