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インド・デリー初体験!混沌と歴史が交差する街を一日歩いてみた

初めてインド・デリーにやって来た続きです。実質初日の観光の様子を今回はブログしたいと思います。

事前に予約したホテルの朝食は割高に感じたのと、早朝に出かける日があって食べられない事も予想されたので、食事なしのプランで予約していました。従って朝起きてホテル近くを歩いて朝食を食べれそうなお店を探したのですが、匂いや埃っぽさで朝から少したじろいでしまいました。このような状況下でお店があるのかなと思いながら、取り敢えず付近を散策兼ねて歩きます。食事出来なくても、コンビニのようなお店があれば、何かを購入して部屋で食べることが出来るので、入れそうなお店があればと言う感じです。

朝食に良さそうなカフェを見つけました。清潔感もありそうですし、更に先を歩いてもお店が見つかるかどうかも分かりません。選り好みをせず良さそうだと思ったお店に入りました。観光客は店内に皆無で、全く違う人種の日本人を店員さんがみて、少し驚いたようにも見えましたが、現地人に混じって気にせず空いている席に座りました。

初めてインドで食事するので、無難にフレンチトーストとミルクコーヒーを注文しました。どんなのが出てくるのかと、少しドキドキして待っていたのですが、思ったより普通な感じで、違和感もなく美味しく食事する事が出来ました。現地の方も食事している中で、周りは余り気にせずマイペースで食べていました。ひとまず無難に食べれて良かったというのが率直な感想です。

その近くにはコンビニのようなお店もあったので、見学兼ねて入って、アイスを購入して部屋で食後のデザートとしました。

部屋に戻って出かける準備をして初日の観光に出発です。最初の目的地までUberで移動です。ホテル前は狭いので、オートリキシャでも入れず少し通りに出て待ち合わせとなりましたが、無事に合流出来ました。車も選べたのですが、前日に多くのオートリキシャを見ていたので、街中はその方が良いのかなと思って選択したのですが、道がとても細いところを通っていたので結果的には大正解でした。

途中では牛が荷物を引っ張っている様子を見ました。この後の観光中でも牛を何度も街中で見る事になりました。今もインドではこうなのかと驚きましたね。デリーに来るまでは全く予想もしない光景です。

それと逆走しているオートリキシャが多かったのにも驚きました。一応道の端の方を走行はしているものの、そういう問題ではないだろうと言う感じです。自分がもし乗るオートリキシャが逆走するのなら嫌だなと率直に思いましたが、このドライバーさんはそのような事は無かったです。

一応は不安でしたので、Uberアプリで正しく進んでいるかはチェックしていました。Uberなので大丈夫だとは思っていたのですが、前日のオートリキシャの声かけの多さにうんざりしていて、何となく心配をしていましたが、やはり結果的にはUberが安心でしたね。注意点はインドではクレジットカードでの支払いが出来ませんでした。現金のみの支払いとなっているので、到着後に現金で支払う必要があります。細かくお釣りをくれるような文化では無いので、少し多めに支払って降りると言う感じになります。従って細かい紙幣は多く持っていた方が安心です。

途中では青空散髪の様子を見ました。走行する車が多くて、その大半の車がフォーンをあちこちで鳴らしていたり、埃っぽいような道路脇で、何も動じずに散髪している姿にびっくりです。正直私にとっては、Uberで街中の様子を見ているだけで、十分観光になっているくらい、日本では見ないような光景を至る所で見ました。

最初の目的地である「ジャマ・マスジッド」に到着です。ゲートの前は多くのオートリキシャがあったり、大勢の人がいたりして到着寸前は殆ど動けないような混雑ぶりでした。

「ジャマ・マスジッド」はインド最大級のモスクで、ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンによって建設され、1656年に完成しました。

観光客なのか現地の信者の方なのか分かりませんが、とても多くの人がいました。これから階段を登って入ろうとするだけでも、多くのインド人にガイドやUberの声掛けをされて、うんざりと言う感じです。日本人的にはインドの印象が悪くなるので、やめた方が良いと思うのですが何もそんな事は考えてないのでしょうね。いちいち断っても疲れるので、ひたすら無視し続けていました。

ここは有料の施設ですが、現地のインド人と外国人とでは値段が全然違います。海外では当たり前の事ですが、日本も何らかの税金を使って維持しているような箇所では、そのようにすべきだと個人的には思っています。

中に入っても多くの人がいました。流石に中に入ると声掛けはいないので、それだけでも気が休まります。ここでは日本人らしいグループも見ることが出来ました。

別費用を払って少し高い場所から見た光景です。ここでは25000人以上の信者を収容する事が出来るとの事でして、改めて大きい場所だなと思います。ここに来る際に費用を支払った人が上まで案内すると言って、ついて行っただけなのですが、頼んでも無いのに勝手に人の写真を撮ってチップを要求されました。ここでも嫌な思いをしたので、「ジャマ・マスジッド」に行かれる方は注意した方が良いです。

その後も広場を取り囲む建築物を見学しました。ムガル建築というそうでして、赤砂岩と白大理石を使用し豪華さと繊細さを兼ね備えていました。

観光地の敷地内に入ると、声をかけられる事は無いので、ゆっくりその後も敷地内を見学していました。

ジャマ・マスジッドの見学後は歩いて次の目的地にGoogle Mapを見ながら向かいます。道路も混雑していて、人も多いのでとてもUberで呼ぶような雰囲気では無いのと、歩けるのなら歩いて街を見てみようと思った次第です。道路は凸凹が多く決して綺麗とは言えない状況でした。色々な乗り物が目の前を横切ったり、すぐ横を通ったりもするので接触やスリなどにも注意をしながら歩いていました。暑さで体力もそうですが、注意力も同じ以上に必要な状況です。

次にやって来たのが、レッドフォートです。とても壮大な要塞で、1600年代のムガル帝国の栄華を象徴する歴史的建造物です。その卓越した建築美と歴史的意義から、2007年にユネスコの世界遺産に登録されました。

こちらも10倍以上の価格差があります。チケットを購入しようと思ったのですが、大行列でしてとても並ぶ気にはなれない状況でした。購入場所の近くにQRコードがあり、多くの人がそこからチケット購入するのを見て、私もネットで余り時間をかけずにチケットを取ることが出来ました。データ通信が出来るスマホは必須ですね、QRコードに気がついて良かったです。

チケットをスマホで見せて無事に中に入れました。敷地内への入口から見てビックリです。こちらは1600年代に作られたそうですが、その当時の建築技術でどうやってここまで精巧に作られたのかと知りたくなりましたね。人数も多く関与していたのでしょうね。

レッドフォートに行く事は事前に調べていたのですが、敷地内をどうやって観光しようかまでは考えていませんでした。予想以上の敷地の広さにどこをどう歩いて観光しようかという感じです。取り敢えず人が多くいそうな所へ行く事にしてみました。

説明を見ても分からない事は、ChatGPTを利用して理解してから改めて施設を見ると理解が深まります。敷地内では結構このような感じで、建物を見てまわっていました。便利な世の中になったなと思います。もう観光場所を大まかに決めれば、後は何とかなるような気さえします。

こちらは皇帝が使っていたと思われる、白大理石の王座がありました。レプリカのようですがこんな感じで座っていたのかと、想像するだけで歴史ロマンを感じます。

こちらはChatGPTによると、敷地内に安定的に水を供給する為の、運河施設とのことです。窪みがあって人が衣食住で利用するようには見えなかったのですが、昔の人は考えて作ったのでしょうね。

こちらは皇帝の私的な住まい(寝室や礼拝所)とされる場所との事です。仮にここで寝るとしても私には広すぎて、逆に違和感がありまくりになりそうです。先程の運河施設とは異なり、平らになっているので、明らかに人が利用していたのだと比較すると分かります。

昼間はとても暑くて、建物間の移動は日影があればそこを歩いていたのですが、大半は直射日光を浴びながらの移動でした。散策途中でカフェを見つけたので、小腹を満たす為のサンドイッチとコーラを購入して、休憩する事が出来ました。海外だと特に早め早めの休憩が必要だと思っていて、違和感を感じてからでは遅いと思っています。

その後は建物内にある博物館を見学しました。少しクールダウンする意味もあります。こちらはジャリアーンワーラ・バーグの記念碑のレプリカです。ジャリアーンワーラ・バーグ事件は、インド近代史の中でも特に深い悲しみと憤りを呼び起こす事件であり、インド独立運動に大きな転機をもたらしました。この博物館内でも事件を再現した展示が設置され、視覚的に理解を深める場となっていました。

その他にも最初の独立運動の時の様子が展示されていたり、日本の戦争についても展示があり、最初はサクッと涼んだら出る予定でしたが、予定外に長く見学してしまいました。

こちらのレッドフォートですが、広すぎて見学するのに体力は必要ではありますが、色々な施設を見て回れてとても良かったです。そしてChatGPTを活用して理解が深まった上で見ると、見方もよりわかって良かったと思いました。

レッドフォートから出てすぐ横にチケット売り場を見ると、私が入った時ほどでは無いですが、多くの人が並んでいました。そしてその近くではこのようなQRコードがあるので、こちらからチケットを購入する事が出来ます。購入時は人が多くて撮影出来なかったのですが、帰りに撮影出来たので参考までに載せておきます。

その後は予定ではレッドフォート近くで何か飲み物なり軽く食事でもと思ったのですが、どこも人で溢れていて入れそうなお店が皆無でした。もうこの付近にいるのは諦めて、Uberで次の目的位置に移動しようと思ったのですが、アプリで簡単に繋がったものの、オートリキシャがとても多くて合流する事が出来ませんでした。交渉してオートリキシャに乗車するのは、かなり不安を感じたので、Google Mapで次の目的地までのルートを調べると、地下鉄を利用して行けなくもないので、予定変更して急遽地下鉄で移動する事にしました。

地下鉄はどんな感じかと思っていたのですが、ホームや電車内は思ったより綺麗でした。チケットは現金で窓口で購入ですが、かなりの少額とはいえお釣りを渡さないのには驚きです。言っても渡してくれないのは、金額の大小に関係なく公共交通機関としてどうかしています。良い人も多いとは思うのですが、旅行中は嫌な思いをする事が正直言って結構ありました。嫌なことをする人は何も考えてないと思うのですが、心象を悪くすると再び来ようと思わなくなるので、やめた方が良いのは間違い無いんですけどね。

話を元に戻すと、到着したのは「ラーマクリシュナ・アーシュラム・マールグ駅」です。ここから15分前後歩くようなので駅のホームでGoogle Mapで表示させて歩ける状態にしてから改札を出ました。駅を出てから立ち止まってGoogle Mapで調べようとすると、オートリキシャの声掛けがあるのが分かっていた為です。

駅を出てGoogle Mapを見ながら目的地を目指します。今回の旅行では結局バスを利用する事は無かったのですが、人が多くてちゃんと目的地付近で乗り降りする事が出来るのか自信が無かった為です。

15分前後淡々と歩き続けて到着したのが、ラクシュミーナーラヤン寺院です。ここも外国人価格となっていて中は撮影禁止でしたので、ロッカーにカメラを預けて見学したのですが、見学後にカメラを取り出して帰ろうとすると止められて何故かチップを求められました。本当にいちいち嫌になるような事をしてくるなという感じです。施設内は良い場所だと思ったのですが、印象がその部分に残っていて、良くなかったです。このブログを見た方にはここへ来るのはお勧めしないように記載しようと思います。

ラクシュミーナーラヤン寺院を出ると、案の定オートリキシャの声掛け攻勢があります。それらを無視して駅方面に暫く歩いて周りに人が居なくなったのを確認してからUberを呼びました。

そして無事に合流してやって来たのが、この日最後の目的地であるインド門です。道の関係で少し離れた場所で降りる事になりました。ここからインド門までゆっくり歩きます。この辺りは車やオートリキシャが入って来ないので安心です。

ここにも本当に多くの人が居ましたね。見た感じで観光客が多いと言うより、インド人が多いという感じです。市民の憩いの場所なのでしょうね。そして人口が多い国なんだなと言うのは否が応でも思い知らされます。

そしてインド門の前に到着です。インド門は「命を捧げた兵士たちへの静かな讃歌」であり、「独立インドの精神の礎」です。第一次世界大戦と第三次アフガン戦争で戦死した、インド陸軍の約7万名の兵士を追悼するために、イギリス統治下で1931年に建てられました。高さは42メートルです。日本は他国の統治下になっては無いので、この手の独立に関する建物は無いですが、東南アジアでは色々と見る事ができ、独立までの歴史を感じる事が出来ます。

インド門の奥には銅像があり、説明がなかったのでここでもChatGPTに聞いてみました。この銅像は、インド独立運動の英雄 スバス・チャンドラ・ボース(Subhas Chandra Bose)、通称「ネータージー(Netaji)」の記念像で、2022年9月8日にインドのナレンドラ・モディ首相によって正式に除幕されたとの事です。

日が落ちてくると、インドの国旗に因んでライトアップされました。夕方に来て正解でした。雰囲気が良くてとても綺麗でしたね。そして日が落ちてようやく過ごし易くなってきました。

インド門から予定ではUberでホテルに戻ろうと思ったのですが、捕まらず結局地下鉄駅まで歩いてしまいました。20分以上歩きましたが過ごし易い時間帯で良かったです。途中は信号がない道路を渡る必要があったのですが、交通量の多さから躊躇してしまい、現地の方が渡るタイミングと一緒に何とか道路を横断出来たという箇所もありました。振り返ると信号は幹線道路や主要交差点などわずかであまり見なかったです。歩行者信号はなかった記憶です。仮に信号を設置したとしても、クルマ・バイク・リキシャ・自転車・牛車・歩行者など、多様な交通手段が同時に交差するので、結果として、たとえ信号が設置されていても、無視されるのが日常茶飯事なのは目に見えているのでしょうね。

ホテルまでのルートを地下鉄駅からGoogle Mapで調べると、先程降りた「ラーマクリシュナ・アーシュラム・マールグ駅」が最寄駅となっていました。駅からの出口が反対方向と言う感じだったようで、全く土地勘がない場所を観光していたので、駅に降りた時には「さっき来た駅だ!」と思ってしまいましたね。

駅からホテルに向かって歩いて、食事する場所を探します。昼間は暑くて喉が渇き、お腹が空いた感じは余り無かったのですが、涼しくなってからお腹が空いてきました。相変わらずのカオスな道路をホテルに向かって歩いていたので、何か適当な店が無いか、半ば祈るような気持ちでお店を探していました。

ホテルに戻る道中で、色々な意味で入り易そうなお店がありましたので、迷わず入る事にしました。

何を注文しようか迷ったのですが、ここでも無難に炒飯とコーラを注文しました。インドに来てまで炒飯、、、と少しは思ったのですが、お腹壊したくはないという思いがこの時は勝りました。そして炒飯単品の他に何かおかずも注文しようと思ったのですが、そもそもどのくらいの大きさで来るのか分からないので、炒飯を待ってから追加注文を考えようとしたのですが、炒飯の量の多さにおかずを注文しなくて良かったと思いました。

私には量が多すぎる炒飯でしたが、味は普通に美味しく食べ易かったです。海外では無理せず「これだったら大丈夫だろうな」と思うものを食べるように多少は意識しています。明日帰国するという場合には少し別ではありますが。

この後は朝に行ったお店で飲み物やデザート類を少し購入して部屋に戻り、なんとか無事に観光を終えました。

細かいところで色々と嫌な事や予定外の事はありましたが、なんとなく予定していた通りに進んで一安心したのと同時に、多少なりとも度胸や耐久性が付いたのかも?!とも少し感じていて、初日の晩にデリーに到着した時に絶望感を感じていた時よりも、なんとかなるかなと言うような感じにも少し思えてきたのが、収穫という感じです。

次の日の様子はまた次回で。ここまでの様子を動画にしたので合わせてご覧下さい。

 

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