北海道の知床半島にある羅臼町の知床食堂で食事した続きです。
知床食堂のある道の駅駐車場から出発します。このまま女満別空港に戻るのはかなり早いと予想されてましたが、途中何が起きるか分かりませんし、道の駅があれば寄り道したりすれば案外適当な時間になりそうかなとこの時は漠然と思ってました。
知床峠から羅臼に来たので来た道を戻るのは少々つまらないかなと思いまして標津町方面をドライブして空港を目指す事にしました。何となくのイメージですが知床半島を周遊するような感じになります。道の駅で案内の人に聞くと「何も無いけど道は運転し易い」との事でしたが、結果としては正にその通りと言うか想像以上でした、、。
暫くは海沿いに集落があるような感じでしてこの辺ですとまだ先程までいた道の駅に比較的近い場所です。何度も言うようですが冬はどんな感じの生活になるのか私には想像出来ません。
そのような場所でもセイコーマートは有りました。北海道をドライブするとセイコーマートは良く見ますがそれも商売的に大丈夫なのかなと言うような場所にも店舗があります。そしてそのような場所でも24時間営業では無いですが夜遅くまで営業してます。物流の供給含め色々と大変だと思うのですが凄いなと単純に思います。
話はそれましたが、この先雰囲気的に暫くはお店があるような感じでは無いと予想されたので温くなったペットボトルだけでは不安な為、新しいのを購入しました。買える時に買わないとこの辺りではダメだと思ったのと、当日昼間は思ったより気温が上がり車内でも暑くて結構水分補給をしていた為です。この辺りで熱中症関連で気分が悪くなったりしたら詰みますからね。このお店はとても有難い存在です。
標津町方面に行くこの道は国道335号です。知床横断道路は冬季が通行止めとなると実質羅臼町に物を供給したり人が行き来するのはこの道しか有りません。路面自体は凸凹してましたが正にライフラインと言える道だと思います。
海沿いを走行する場所も多く有れば
少し海から離れる所もありますが、家が無くなると人の住むような場所ではなく大自然の中をひたすらドライブとなります。夜だと本当に真っ暗で延々と道が続く感じなのでしょうね。昼間でも冬季なら雪があるので細心の注意を払いながら延々と運転し続ける必要があります。先程のセイコーマートの例もそうですが仕事で毎日のように行き来している人もいると思うので本当に過酷な環境のように思えます。
ある程度のスピードで前の車の後ろで運転していても追い抜く車はいます。私は急ぐ旅では無いですし空港まで長丁場ですのでひたすらペースを守って運転すればいずれは到着すると言う気持ちでマイペースで運転し続けました。
羅臼町からずっと運転して来た国道335号をここで右折して道道1145号に入り斜里町方面に向かいます。
この辺りでは全く人が営んでいる様子は無く事前にセイコーマートで飲料水を購入していて良かったと心底思いました。車内は冷房を効かせてましたが日が当たって車内でドライブしていても水分補給は必須の状況でしたので随時早めに水分補給をしました。この辺りで例えば水分補給したい&自販機やコンビニで飲料水を買いたい!となっても買えないですからね。お金持っていても何も出来ませんので北海道をドライブする方は飲料水を確保して置く事は意識して欲しいですね。
この辺りを運転している時には景色は良いなとは思いつつ、どこまで道が続くんだろうと言う感じでした。前後に車が全くなくたまにすれ違う車がある状況です。
ずっと運転し続けていると信号が見えてその横に郵便局があり、更に自販機がありましたのでここでも新しく冷たい飲料水を購入して確保するようにしました。この辺りに来るまでも既に長時間運転してましたが暫くは本当に店があるような雰囲気は無かった為です。それにしても民営化されたとはいえ凄い辺鄙な場所に郵便局もあるものです。従業員の方はこの辺りの方なのかとか仕事中の食事はどうしているのかとか色々と気になってしまいました。
急ぐ車も相変わらずあります。どれ位目的地まで時間が変わるのか定かではありませんがこの辺りではその気持ちも少し分かるような気がしました。ずっと目標の場所が近くなっているのか分からないまま運転してますからね。
ひたすら集中力を切らさず運転を続けます。ドライブし始めてた午前中は「北海道らしい良い景色だなぁ、、、」とか思っていたものですが、流石にドライブ後半になって来ると早く辿り着かないかなとも思ってしまいます。このような道が続くのは北海道ならではで勿論予想はしていたのですが、このような道を長時間毎日行き来するような方は本当に凄いなと感心します。
漸く斜里町に入って来て超久しぶりに信号で止まりました。東京で運転している時には信号の数は多くて嫌だなと思うのですが、この時はむしろ信号を有り難くさえ感じましたw。こんな感情は初めてかなw、、。
暫くは斜里町近くを走行して久しぶりにお店や家を見て人の営みを感じる景色を見ながらのドライブです。何だか少しこの辺りではホッとしたのを覚えてます。気持ちの問題だと思うのですが人が来そうも無い道だと何かあったらどうしようとか考えてしまいますが、人が居れば何かあっても助けを求める事が出来るので気持ちに余裕が出来るのかなと思いました。
お店がある区間は少しでして「道の駅が無いな」と思いながらドライブし続けていると直ぐにまた大自然の中を運転すると言う感じになりました。斜里町の町から少し遠ざかるとこんな感じになりました。結局休憩をし損ねてドライブし続けました。この辺りに来るとどこをどう走っているのか良く分からず空港に到着する前にもう一箇所ぐらいはお店が集まっている通りが出て来るのかなと信じて運転し続けたのですが、、、
何もそのような場所になる事なく女満別空港に到着してしまいました、、。道の駅等で休む事なく運転し続けて来たのでかなり早くの空港着となりました。空港で長い時間を潰しても勿体無いので比較的近い場所で見学して少しでも面白そうな所を検索して探しました。
道は合っているのかなと思いながらナビを信じて砂利道を運転して到着したのは、、、
西女満別駅です。この駅は地理的には女満別空港の最寄り駅となりますが、「最寄り」の定義って難しいですねw。ここから5分、10分で行ける訳では無いので。勿論特急は止まらないので余程の人では無い限りここから歩いて空港に行こうとはなりません。特に冬は間違いないでしょうね。
駅舎内に時刻表と空港までの案内が有りました。この辺りには家が余り無さそうでしたが、WiKiを見ると5人前後のようです。北海道はこのような駅が多いのでこれから年々駅や線路自体が無くなって行くのかなと思います。
前回来た時には網走と北見の間を普通列車で乗車しましたのでこの駅も通ったはずですが、夕方で日が落ちていた事もあり正直余り記憶に残ってません。暫く駅に居ましたが人の気配は当然のように有りません。むしろ何か動物が出て来るかもとも思いました。
駅を見学後は次の場所に移動します。駅周辺を見る限りこの駅までの道はこの砂利道しか無い感じでした。利用人数踏まえもう整備するまでも無いと言う感じなのでしょう。
西女満別駅からドライブして国道に出て暫く行くと道の駅が漸く出て来ましたので取り敢えず入って見ます。
立ち寄ったのは「道の駅メルヘンの丘めまんべつ」です。何かお目当てがあるのではなく休憩兼ねて立ち寄って何か少し食べられればなと思ってたのですが食事処は終わっているようでしたので
ドライブ休憩の定番、ソフトクリームを食べてしばし休憩しました。思えば知床食堂から飲み物飲んだだけでしたので非常に美味しく感じたのを覚えてます。本当は空港までの途中でどこか道の駅があって食事なりソフトクリームが食べられたらと思ってたんですけど仕方ないです。
ソフトクリームを食べてリフレッシュした後は次の見学です。国道に戻って途中で左折して目的地を目指します。
立ち寄ったのは網走湖です。以前来た時には冬の時期で列車から網走湖を見たのですがその時は凍結していたのを覚えてます。この時は穏やかで綺麗な夕方の景色を見る事が出来ました。人もいないので何も考えずぼんやりと暫くの間、景色見てました。
暫くは網走湖と並行するような感じでドライブし、パーキングを見付けて別角度から見て見ます。
ここでも夕方の日が落ちる前の景色を見て癒されてました。
今回の相棒はダイハツTHOR(トール)です。知床半島縦断ドライブを安全にトラブルする事なく出来たので感謝です。知床半島縦断中は自分の車で運転したいなとも思いましたが、今考えると燃費も悪いし大自然の途中で故障とかしたら怖いので日本車で良かったのかなw、、。
もう少し時間に余裕があったので網走駅に行って見る事にしました。以前に来た時にはバスで網走駅から「博物館網走監獄」に来た事があったので懐かしい道だなと思いながら駅を目指します。
網走駅に来たのは良いものの見える範囲で駐車場が無く、流石に駐車場を近くで探す程までの余裕は無かったので車の中で駅を見るだけで止めて空港に戻る事にしました。
今度は網走湖を右に見ながら空港まで戻ります。夕方の時間帯ですが車は少なかったです。
このまま空港に戻るつもりでしたが国道をドライブ中に人が集まっているポイントがありましたので停車して何が有るのか見て見ました。立ち寄ったのは「メルヘンの丘」です。
カメラを構えている人もいて何を見ているのかなと思ってたのですが、、、
このような景色をここから見る事が出来ました。夕方の時間帯でしたので日が落ちて来るのが分かったので暫く居て雰囲気が変わるのを見ながら待ってました。こんな所で北海道らしい光景が最後の最後に見れるとは思わず偶然ですが立ち寄って良かったです。網走湖に行く時には気が付かなかったのでその後に夕方の時間に人が集まって来たのだと思います。
この後はガソリンを満タンにして空港近くのレンタカーで無事に返却をして弾丸の知床半島ドライブを無事に終わりました。
駆け足でしたが知床半島の大自然を快晴の中、ドライブ出来たのは貴重な経験でした。景色も良かったし食事も良かったしでとても良い思い出が出来ました。
ドライブしている様子を中心に一連の様子は動画に纏めてますので合わせてその様子をご覧下さい。