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アイヌ文化と沿線の魅力を満喫!室蘭から白老への小旅行

室蘭市内で宿泊した続きです。

今回ルートインの「Grand」に宿泊しましたがとても良いホテルでした。私の勘違いでしたが、通常のルートインとは異なりOTA経由で予約した為に朝食は無料で付いてないようでして食事せずにチェックアウトとなりました。この日も早めにチェックアウトしたので良いと言えば良いのですが、次回どこかの「Grand」に宿泊した際には公式HPから無料朝食付きで宿泊して見たいなとも思いました。

どんよりした天気でしたが雨が降らず良かったです。東室蘭駅からそこそこ歩くので傘をさすのか、ささないのかでは大きな違いです。

この日の最初は苫小牧行きの普通電車に乗車します。前日に苫小牧駅から特急すずらんで来たので少し戻る形になります。この日はウィークエンドでしたので通勤・通学のお客さんはいませんでしたが、それでも思ったよりはお客さんが乗車していました。

東室蘭駅を出発です。車内はロングシートになっていて明るく綺麗な車内でした。

普通電車ですがお隣の国道を走っている車をごぼう抜き状態でした。駅から出発する際の加速も良いですし、走行中は線形も良い為なのかスピードも結構出ていました。

幌別駅に到着です。この辺りは既に登別市に入っています。外から来ると登別駅の方が市の中心と言うイメージがありますが、実際には市役所があり登別市の中心となるのはこの駅周辺のようです。

ホームに屋根付きの幌別駅からお隣の富浦駅になると屋根なしで質素なホームになっていました。駅周辺の様子を見ると駅周辺の人口が全然違う雰囲気なので仕方ないですね。

登別駅に到着です。特急北斗でこの駅に来た時には外国人観光客の乗り降りを多く見ましたが、普通電車となるとやはり全く見ませんでした。

登別駅を出発すると、虎杖浜駅、竹浦駅と続きます。この辺りは白老町となります。ポツポツと乗車して来るお客さんが居たようです。

竹浦駅を過ぎると内浦湾に比較的近い所を通ります。景色を窓から見ているのは私だけのようでして、明らかに乗車している他のお客さんは、普段頻繁に行き来している地元客と思われます。

北吉原駅に来ました。小さい建屋の待合室があるだけとなっていました。それでもこのような建物があるか無いかで冬の時期に電車を待つ人にとっては大袈裟に言えば死活問題となりそうなので簡易的とはいえ寒さを凌げるのはとても重要だと感じます。

北吉原駅の次の萩野駅では逆に平屋の広めな駅舎となってました。過去の経緯もあるとは思いますが、どちらも周りには家があるものの随分と駅の差はあるのが面白いところです。

降りる直前には先頭の様子を見て見ましたが、長い直線区間で踏切が少ないので必然的に普通電車でも速度がかなり出ていました。

白老駅に到着です。この駅で降りるのは初めてです。この普通電車に乗車するお客さんは余りいませんでしたが、特急北斗号を待つお客さんはいました。ここで普通電車は特急北斗号を先に行かせるようです。

白老駅にある跨線橋上に臨時改札と言うか出口がありそこから約10分前後歩いてやって来たのが「ウポポイ民族共生象徴空間」です。以前から特急北斗号でこの区間を乗車した際に車内放送で案内があったので行って見たいなと思ってましたが、漸く実現となりました。

全体の地図と入場料を確認して入口へ向かいます。朝の9時から営業ですが、丁度9時過ぎの到着となった為に混雑せずゆっくり施設内の見学が出来そうです。

入口に到着です。左側に券売機があり並ばずに入場券を購入する事が出来ました。

施設に入って直ぐに、デザイン性のある建物が見えました。「国立アイヌ民族博物館」だそうです。早速中に入って見学する事にします。

館内は動画が禁止されてますが撮影は可能でしたので見学しながら少し映像に残しておきました。アイヌの文化、民俗が所狭しと紹介されていて、個人的にはアイヌに関するこの様な展示を見るのが初めてだった事もあり、とても興味深く見学しました。とても綺麗でゆったりと作られているこちらの施設は日本最北の国立博物館となります。

国立博物館の2階からの景色です。見えている湖は「ポロト湖」でして「ポロト」はアイヌ語で「大きな沼」を意味するそうです。曇ってはいたものの新緑がとても綺麗で景色見るだけでも癒されていました。とても穏やかな湖です。

博物館の見学後は奥に進みます。広大な敷地ですがとても綺麗に整備されていてゆっくり景色見ながら歩いているだけでとても気持ち良い場所です。

途中の舞台ではアイヌの伝統芸能を見る事が出来ました。このような伝統は後世に伝え続けて欲しいなと感じます。歩き疲れた体の休憩兼ねて最後までじっくり見学させて頂きました。

奥にはアイヌの家屋が再現されている施設がありました。伝統的コタンは自然との共生と独特の工夫が反映されているそうです。コタンは、アイヌ語で「村」や「集落」という意味を持ち、伝統的な家屋(チセ)を指す場合もあるとの事です。屋根は独特な感じに見えましたが、雪対策でしょうか。

中に入って見学するとアイヌの暮らしや文化が説明&展示されていました。上部が高く、室内の上部空間がとても広くとられていて開放的な印象を持ちました。

伝統的コタンを見学後は敷地内の反対側まで歩いて散策しました。時折日差しが出る感じになり過ごし易く散策日和な日でした。朝の早めに行ったせいか敷地内にお客さんが少なくゆっくりと景色見ながら&深呼吸しながら散策しました。どこを歩いても綺麗に整備されていたのも印象に残り癒されましたね。

ウポポイはどんな所なのかと思い今回来て見ましたが、北海道らしい自然豊かな場所で色々とアイヌについて見学する事が出来て来て良かったです。とても良い施設なので是非行って見て下さい。

ウポポイの見学後は白老駅の南口に戻って来ました。有人駅でしてみどりの窓口もありました。次に乗車したい列車まで少し時間があるので白老駅近くで食事する事にしました。

検索して目的地を決めたので南口から歩きます。ウポポイのある北口とは異なり商業施設がある町中となってました。

駅から5分前後だったと思いますが、こちらの「キンペンカフェ」さんにやって来ました。どんなお店かなと思ってましたがオシャレで雰囲気が良さそうなお店です。

カフェなので軽食が中心かなと思ってましたが、色々なメニューがありこの時はチキンカレーを頂きました。ガッツリと食事する事が出来て良かったです。オープンした直後に入ったので直ぐに食べれたのも良かったです。食事中にどこからともなく他のお客さんも来まして、混雑するかなと少し思いましたが、一階はもとより二階にも食事するスペースがあるようで、次の列車の時刻を確認しながらゆっくり過ごす事が出来ました。

食事後は駅に戻る途中にあったコンビニに寄ってアイス休憩してから白老駅に戻りました。白老駅周辺で短い時間ではありましたが午前中の時間を良い感じで過ごす事が出来ました。この後は次の目的地に移動しますが、その様子は次回で。

ここまでの様子を動画にしてますので合わせてご覧下さい。

 

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