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(乗車記)JR山口線 津和野駅→益田駅 普通列車の旅

2022年度の初運行となったSLやまぐち号を見た続きです。

食事して津和野駅に戻ると多くのお客さんがいて勿論帰りのSLやまぐち号に乗車と思われるお客さんです。私はSLには乗車せず普通列車で益田駅に向かい山口線を完乗する形で移動しました。

SLやまぐち号も準備万端と言う感じです。前から撮影しようと思ったのですがホームの端で丁度先頭と同じ位置でしたので横からの撮影となりました。恐らく私が乗車する普通列車が津和野を出るとスイッチバックしてホームに入ってくると思われる感じでした。それにしても駅舎が改装中と言う事で雨の寒い日で待つ場所が少ないのでお客さんは大変だったと思います。

そして私が乗車する普通列車が津和野駅に来ました。ホームにはお客さんが結構いましたが乗車する人は数人と言う感じでした。

と言う事で余裕で座席に座って津和野駅から出発です。結局津和野には約24時間いまして、前日の午後に来た時にはどこも開いてなくて何しに津和野に来たのか分からない状態でしたが、この日はSLが見れたのは勿論ですが美味しい食事も出来て観光も出来ましたし津和野に来た甲斐がありました。色々な意味で思い出になりました。

人のいないSL転車台や津和野川を過ぎて益田に向かいます。朝は雨が降ってませんでしたがこの時はまた結構降ってました。

津和野は小さい町です。少し津和野から離れただけで急に家が無くなり寂しい感じになります。

淡々と無人駅を停車しては出発します。車両にもお客さんが少なく途中駅で人が乗り降りするような雰囲気すらありません。これだとJRも厳しいだろうなと容易に思います。地方の首長は廃止の議論が出ると反射的に「重要なライフライン」とかなんとか言ってますが、そうだったらこのような乗車率にはなる訳がなく、本当にそう思うのなら地元の人が通勤で利用する事を促進すべきだと考えます。

終点の益田駅に近くなって来ると家が増えて山陰線の線路と合流すると終点の益田駅です。

益田駅に到着です。右側は鳥取行きの特急まつかぜ号です。この特急も2両編成でした。この駅も昔は長い編成の列車が来ていたのか、ホームが非常に長くて敷地も広い駅です。今は短い編成で本数も少ないのでホームやホーム横の敷地も持て余しているような感じです。昔は色々と賑わっていたのかなと言う事を思わされます。

山陰線の時刻表はこんな感じでして浜田・出雲市方面は本数がまだありますが、長門市方面は極端に減りますね。と言う事は特急が来る益田駅で人の流れも違うと言う事なのかも知れません。

山陰線で寂しいなと思ってもまだそれは可愛い方で乗車してきた山口線はもっと本数が少ないです。ここまで来ると維持する必要が有るのかなと言う感じがします。違う観点で言えば今回山口線を完乗して良かったかもとも思いました。この先どうなるのか色々な意味で不安な印象を受けました。

この後は山陰線でこの日の最後の目的地に移動しますが、まだ1時間半以上時間が有るので駅を出る事にしました。

益田駅の駅舎とロータリーです。駅から見える所でマクドナルドとかドトール等の休憩出来そうな場所が何か無いかなと淡い期待をしたのですが無惨にも打ち砕かれましたw、、。駅前では商売にならない=採算が取れない=人が少ないと言う構図なのかと思います。車が通る幹線道路に人が流れて車社会のローカル駅ではビジネスの圏外なのでしょうね。タクシーもこれだけ本数が少ないと駅で待つのも大変だろうなと感じます。

さて自分はどうしようと思いましてロータリーにある観光案内所に行って1時間半程度の時間を潰せる観光場所を聞いてみると「医光寺」を勧められまして、駅構内でぼんやり待っているよりは全然良いので行って見る事にしました。案内所の方は凄く親切で津和野の時とは段違いでした。一人一人の意識の違いでこうも印象が異なるのかと思います。誰でも分かるように案内をして頂き有難う御座いました。

そして駅ロータリーで少し待つと時刻通りにバスが来まして乗り込みます。終点まで乗車すれば良いようです。

バスは貸切状態でした。車内で街の様子を見てましたが歩いて居る人は皆無で列車やバスも車が運転出来ない高齢者と学生が中心と言う感じなのかも知れません。地方の公共交通機関の在り方をどうするべきか自分もいつかは車に乗車出来ない時が来るので考えてしまいます。

終点のバス停・医光寺に到着です。もっと観光地っぽいバス停の雰囲気なのかなと勝手に予想してましたが寂しい感じでした。

バス停から医光寺の入口は直ぐでした。この時には若干雨が弱くなってましたが他に観光に来ているお客さんはいませんでした。

こちらが「医光寺」のようです。

入口が分からなかったのですが向かって右側にありましてこちらから入るようです。拝観料が500円と言う事で正直割高かな、、、と思いましたが折角ここまで来てますので入る事にしました。意地に必要だと思いますし寄付感覚に近いように思うようにしました。

敷地内同様に中も観光客がいなくて独り占め状態でした。バスの時間を考えながら見学をさせて頂きました。

そしてバス停に戻って来ました。行きと比べると帰りの本数が極端に少なくて到着した時には焦りましたが帰れるバスがあって良かったです。

無事に益田駅に戻って来てまだ列車まで少し時間がありましたので駅前の道路に出て見ました。コンビニが見えただけでやはり入れそうなお店は無さそうでした。地方の駅前はこんな感じなのですかねぇ、、。

飛行機の音がして上を見るとANA機が見えました。この近くに萩・岩見空港が有るのでどうやらそこへ着陸する飛行機のようです。どの位の需要が有るのかなと気になります。

と言う事でこの日の最終目的地に向かう列車時刻になって来ました。その様子は次回で。

一連の様子は動画にしてますので合わせてご参考下さい。

 

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