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(乗車記)JR久留里線 木更津駅 ⇆ 上総亀山駅

千葉県の房総半島を縦断する小湊鐵道で五井駅に到着した続きです。

JR五井駅に到着した時にはまだ明るい時間帯でしたので東京へは戻らずもう少し寄り道をしようと思い、内房線を南下する事にしました。

そして到着したのが木更津駅です。

木更津駅に来た目的は同じように房総半島の内陸を走るJR久留里線に乗車して見ようと思い来た次第です。こちらはいすみ鉄道&小湊鐵道で房総半島を縦断した時とは異なり、内陸部にある上総亀山駅で行き止まりですが18きっぷを利用出来るのでこの機会に一度完乗して見ようと言う事で来ました。2両編成のディーゼル列車でした。

時間になり木更津駅を出発し、暫くすると右に折れて内房線と別れ内陸部を走行します。

木更津駅からの数駅は街中と言う感じで家が普通にあるエリアです。駅自体は今まで乗車した内房線とは異なり単一ホームの寂しい感じでしたけど本数が少ないので仕方ないですね。

木更津駅から内陸側へ向かうので途中駅から乗車する人は殆どいません。降りる人は途中途中でいましたが私のように観光客と思われる人の方が主流と言う感じでした。

列車が進んで行くと少しずつ景色も変わって来ましたが、いすみ鉄道とか小湊鐵道と比べると家はまだ見えている印象です。

途中の横田駅で反対側からの行き違い列車と待ち合わせがありました。この駅は駅員さんがいましたね。全部の駅が無人駅と言う訳では無さそうです。時刻表を見ると久留里駅までは約1時間に一本走行しているので乗降者数が沿線でも多い所に絞って対応している感じなのでしょう。

そして横田駅を出発です。昔は長い編成があったようでホームが長かったです。地方のローカル線によくあるパターンです。昔はもっと多くの乗降者数があったのかと推測しますが、人口がどんどん減っているのをこのようなローカル線に乗車して昔の名残と思われる部分を見ると実感します。

淡々と駅に停まっては出発していよいよ終点の久留里駅と言う段階になりました。流石にこの辺りまで来るとかなりローカルな景色です。

そして乗車した列車の終点・久留里駅に到着です。どんな駅なのかなと思ってたのですが長閑な雰囲気が漂う昔ながらの雰囲気を持った駅でした。

駅舎はこんな感じで非常にコンパクトです。この久留里線はSuicaは使えませんので現金で切符を購入する必要があります。私は青春18きっぷで来てますので大丈夫ですが、もう現金で切符を購入する事もこのような地方に来ない限り無くなりました。財布は勿論持ち歩いてますが余り現金は入れてませんし、そもそも財布をカバンから取り出す事も少なくなりました。

駅前ロータリーです。見える範囲にはコンビニは有りませんでしたが、数分歩くとあるようです。この駅から木更津や千葉方面に通勤する人はどの程度いるのかふと気になりました。当然ですが木更津駅とは全然雰囲気は異なります。

次の列車まで時間が有るので予めリサーチしていた「手打ちそば処 藤美」さんまで歩いて来ました。駅から数分と言う感じです。この日はJR大原駅近くで定食を朝食べた後は何も食べて無かったので久留里駅に到着したら次の列車までの時間に食事する事が出来るようにしてたのですが、駅前は何も無かったので正解でしたね。地方に行くとやはり駅前は車社会と言う事もあり期待出来ない事が多いので困らないよう事前に目処は付ける必要があるのかなといつも思って調べるようにしてます。

メニューを見ると興味津々なものが多くあり迷ったのですが、当日は非常に暑かった事もあり「冷やしとろろそば」を注文しました。

そして出て来たのがこちらです。蕎麦の色艶が良いのと匂いがこれまた良かったです。見た目からしてこれは美味しそうだなと思って食べて見たのですが予想通りでした。喉越しも良くて美味しい蕎麦を充分堪能させて頂きました。正直期待以上の内容だと思いましたので、久留里駅まで行く事があれば是非食べに立ち寄って見て頂きたいですね。おススメです!

そして久留里駅まで戻ると私と同じ目的と思われるお客さんがホームで既に待ってました。この人達はどこで過ごしていたのかなと気になりました。

そして上総亀山行きの列車が来ました。途中の久留里駅まで来てこの先の終点上総亀山駅まで行かないのは勿体無いかなと思いまして右側の木更津行きに乗車せず更に奥に進み終着駅を目指しますが、同じ事を考えている人がいるんだなと思いながら苦笑いです。

JR久留里線はこの久留里駅までは1時間に一本程度の運行がされてますが、久留里駅から上総亀山駅までは極端に本数が少ないです。昼間は運転してなく朝と夕方が中心のダイヤです。と言う事で本数が少ない上総亀山駅に向けて久留里駅を出発です。

お隣の平山駅に到着です。当然のように降りる人はいないので直ぐに出発です。この日はウィークエンドと言う事もあってか車内は見た感じ殆ど観光客と言う雰囲気です。

久留里駅から先はいすみ鉄道や小湊鐵道のように山間を走行する非常にローカルな雰囲気になって来ました。木更津駅から久留里駅まではまだ家があって極端にローカルな感じはしませんでしたが、流石に久留里駅からは雰囲気が異なりますし、これなら本数も極端に少ないのも納得です。

車内はこのような感じで明らかに観光客の為の列車と化してましたw。私もその一人ですけどねw。逆に言うと青春18きっぷ以外の時期は本数が示しているように殆ど居ないのかなと容易に想像する事が出来ます。

終点の上総亀山駅に近くなると木々で覆われた中を走行するようになり左右の景色は見えなくなりました。車両に木々が当たる音が少し痛々しい気がしましたし、よくこのような所に線路を通しているなと言う感じで見てました。

そして久留里線の終点・上総亀山駅に遂に到着です!この路線にはいつか乗車して見たいなと思ってたのですが漸く叶いました。駅舎は勿論無人駅で券売機すら有りません。折り返しの時間を確認して周辺を少し見る事にします。

駅前は当然のように何もありません。ここまでの感じだと久留里駅からここまでは列車を運行する必要が有るのかなと言う気が正直します。バスじゃダメなのかなと。

駅から少し歩いて行き止まりの所まで来ました。上総亀山駅の周りには何も無いので当初からここを終点にするつもりはなく恐らく房総半島を縦断する計画はあったと予想してます。昔は状況が違ってたのは当然有るにせよ今となっては信じられない計画です。それにしてもローカル線の行き止まりは哀愁を感じますが私だけでしょうか、、。

駅周辺を少し見てから駅に戻って来ました。折り返しの列車で久留里駅まで戻り、接続する木更津行きに乗り換えて戻ります。

上総亀山駅に停車する列車です。次に来る事は恐らく無いのかなと思いましたので色々と目に焼き付けて置くようにしました。それにしても駅の周りには何もありませんでした、、。

そして上総亀山駅から出発して久留里駅まで戻ります。当然のように乗車しているお客さんは私と同じように折り返しの列車に乗車している感じで駅から新たに乗車するお客さんは居ませんでした。

そして久留里駅に戻って来ました。雰囲気的には青春18きっぷユーザーの為の久留里駅と上総亀山駅との往復と言う感じでしたw。JR東日本もこれだと厳しいかなと思います。いつも思うのですが青春18きっぷの利用客は駅の乗降者数にカウントされているのでしょうかね?この区間の切符を購入している訳では無いのでカウントされないような気がしますが、、。

接続の木更津行きの列車が来ました。高校生と思われる団体さんが乗車しましたがどんな目的で久留里駅まで来たのか気になりました。

木更津駅に到着した時には夕方6時過ぎで暗くなってました。以前から乗車して見たかった久留里線ですが完乗する事が出来たのは良かったものの、千葉県とはいえ房総半島の内陸側を走行するこの路線の利用客の少なさに厳しい地方の現実を見た気がしました。色々と考えてしまいますね。

この後は東京へ戻って房総半島縦断の青春18きっぷ旅が終わりました。いすみ鉄道、小湊鐵道、そしてこのJR久留里線と千葉県内で気になっていた路線を全て経験出来たこの日はとても充実していて良かったです。ご興味有れば是非色々利用して見て頂きたいですね。

一連の様子は動画にもしてますので合わせてご参考下さい。

 

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