ブログ 旅行

(乗車記)JR八戸線 久慈駅 → 八戸駅 絶景の連続は「五能線」だけじゃない!

三陸鉄道で釜石駅から久慈駅まで移動して来た続きです。この後は引き続きJR八戸線に乗車しますが今回はその様子をブログしようと思います。

久慈駅で降りてから本当はゆっくり三陸鉄道の様子を見ようと思ったのですがJR八戸線への乗り継ぎ時間にそれ程の余裕が無いのとそもそもJR八戸線でも海側の席に座れるのかな?と言うのもあってそそくさと駅構内を歩いて次の八戸線の列車へ向かいました。

八戸線は2両編成でして2両目は空いてました。ワンマンなので途中で降りる人は1両目で乗り降りするので人が集まり易いのだと思います。私は終点の八戸駅まで行くのでその点では問題なしです。久慈駅は始発駅なので座れない事は無いかなと思ってたのですが今回も海側に座れて良かったです。

座席を確保した後にホームに出ると八戸から来た列車が入線して来ました。これと入れ違いで私が乗車する列車が出発するようです。

終点なのでどれくらいの人が降りて来るのかなと思ってたら想像以上に多くのお客さんが降りて行きました。こんなにお客さんがいるのかと失礼ながら思いましたね。これだけの人が降りる町はどんな町なのかなと思ったのですが久慈駅で降りる余裕はありません。いつか町を歩いて見たいなと思いましたね。

と言う事でこちらが私が乗車する列車です。E130系と言うようですが綺麗な車両で快適そうです。キハ40系のような昔の気動車とは全然違います。風情は昔の気動車にありますが、何でもそうですが時代が進んでいるのでいつまでもノスタルジーに浸ってはダメなのでしょうね。

久慈駅を出発しました。車窓を見るとこの辺りでは大きい町のように見えました。単に三陸鉄道との乗り継ぎ駅と言う感じでも無さそうです。久慈駅まで三陸鉄道で既に3時間以上に渡って岩手県内を北上して来てますがまだここも岩手県です。地図で見てもそうですが実際に移動していても本当に広いなと思います。

1両目はそこそこ埋まっているようにも見えましたが2両目は空いてました。逆に言えば三陸鉄道と同様に1両編成だったら座れなかったかも知れません。車内は明るく窓も広いので開放的な感じがしましたし車内だけ見ていると電車と同じような雰囲気ですね。

最初の駅は陸中夏井駅です。地方のローカル線でたまに見るコンテナの車両を使った駅舎でした。この辺りはまだ家がありましたが久慈駅周辺と比較すると家が少なくなってました。

人の少ない間に後方からの様子を見て見ました。この辺りは海に近い所では無かったので海側は景色が見えなかったですが内陸側は家が多く見えました。少し小高い所を走行しているようでした。

八戸線の旅は始まったばかりです。この列車はJRのはずですがなぜか下には青い森鉄道の駅が表示されてました。

次は侍浜駅です。久慈駅から二駅程来ただけですが雪が結構残ってましたし駅の周りは家が少なくひっそりとしてました。

家が少なくなり山間部に入って来たなと思ったらトンネルも幾つか抜けて進むような感じになりましたが三陸鉄道の時程のトンネルの数は感じませんでした。

次は陸中中野駅です。トンネル区間が多かったのですが抜けてこの駅に到着する頃には日が差してました。三陸鉄道の時もそうですがトンネルの前後で天候が違うと言うのを結構感じます。

トンネルを抜けている際に恐らく海に近い方に来ていたのかと思いますが陸中中野駅から暫くは太平洋を見ながらの列車旅となりました。JRは日本海側の五能線のCMは良く見ますがその五能線の景色に引けを取らないと思うような景色です。このような景色を見ていると海側のボックスシートを確保する事が出来て本当に良かったなと思います。

続いて有家駅に到着です。有家駅の目の前も太平洋の景色が広がってました。

有家駅を過ぎても海岸線のギリギリの所を走行してましてこの辺りの区間はずっと見所と言う感じです。八戸線にもこんな区間があったのかと新しい発見をしました。なぜ五能線ばかり目立つのかな、、。

有家駅の次は陸中八木駅です。ご覧のようにこの駅でもホームから太平洋を見る事が出来ます。

陸中八木駅を過ぎても海岸線のギリギリの所を走行してました。この辺りでは景色が良いところの連続なので寝ている暇はありませんw。三陸鉄道の時と同様に海岸線が直線ではなく入り組んでいるのが分かります。

続いて宿戸駅に到着です。この駅に到着する時には少し内陸側に入って来てました。

玉川駅を経て次の種市駅に到着する頃には家が多くなって来て町の様子となって来ました。今までは海岸の近くを走行していて内陸側も家が無い訳では無かったのですが今までとは明らかに雰囲気が違ってました。

そして種市駅に到着です。このエリアでは大きい町のようです。この駅からお客さんも乗車して来ました。

種市駅を出発して暫くは町中を走行しますが町の規模としてはそれ程大きくは無いのか徐々に家が少なくなって来ます。

平内駅、角の浜駅と進んで行くにつれて少しずつ家が少なくなって来ます。そしてこの角の浜駅が岩手県内最後の駅となります。次の駅に到着するまでに県境はどこになるのかなと注視してたのですが良く分かりませんでした。

青森県内での最初の駅・階上駅に到着です。観光列車「東北エモーション」をここで初めて見ました。今まで海岸線の景色を見ていたのでさぞかし観光列車から見るのは楽しいだろうなと思いました。いつか機会を作って乗車して見たいですね。

そして階上駅を出発しました。この辺りでは少し雪が残ってましたが青森県でも太平洋側なので少ないと思います。

階上駅の次は大蛇駅です。この辺りでは遠くに太平洋がチラチラ見えると言うような感じでした。

引き続き少し遠くに太平洋を見ながら列車は進んで金浜駅に到着です。

同じような太平洋との距離感を保ちながら次の大久喜駅に到着しました。この辺りの区間では家は見えるのですがお客さんの乗り降りは無かったようです。

大久喜駅を過ぎると少しずつ太平洋と再び近くなって来ました。

そして景勝地・種差海岸の最寄駅である種差海岸駅に到着です。オフシーズンと言う事もあってかヒッソリとしてましたが夏の観光シーズンだと様子がまた違うのかも知れません。駅前を見ていると「海岸」と言う感じはしませんが駅から少し東へ歩くと種差海岸があるようです。

種差海岸駅を過ぎると木々の向こうに太平洋と言う景色になりました。この辺りは恐らく種差海岸の一部なのだと思います。

次の陸奥白浜駅を過ぎると再び海岸の近い所を走行するようになりました。青森県内に入っても海岸が入り組んでいる様子が分かります。青森県内に入ると岩手県内の時とは異なり、少なくても感じる範囲では震災の影響を受けてないような景色に見えました。種差海岸へは車で行く人が圧倒的に多いと思うのですがJRで行くと素晴らしい景色が見えるので是非景色を堪能して欲しいなと感じます。

そのまま暫くすると蕪島を見る事が出来ました。今は火災があって新しくなったのですが私は古い時に一度行った事があるのでいつかまた蕪島へ行って見たいなと感じました。見える範囲ではオフシーズンと言う事もありお客さんも居なさそうに見えましたが、私も行くのなら空いている時に行きたいです。

蕪島を過ぎると徐々に工業地帯っぽくなって来ました。今までとは完全に雰囲気が違って来ました。

そして主要駅・鮫駅に到着です。蕪島を過ぎてこの駅まで来るとゴールが近くなって来たかなと言う気がします。

鮫駅を過ぎると「八戸鉱山」のオブジェ見たいな建物を遠くに見る事が出来ました。どうやら八戸キャニオンからあの場所まで物理的にコンベアが繋がっていて石灰石を運んでいるようです。遠くから見ても異様な感じに見えたので近くで見たり夜に見たらまた違った幻想的な感じに見えそうな気がします。ベルトコンベアのところは歩けるのかどうかは分かりませんが、八戸キャニオンからあの場所まで歩いて見たいなと思いましたw。

この後は海から離れて八戸の町中を進みます。

白銀駅では多くのお客さんが乗車して来て私のボックスシートにもお客さんが来るくらいでした。周りにこれだけ家があればそりゃお客さんが多くいるだろうなと思います。

その後は町中の狭い所を走行し続いて陸奥湊駅に到着です。この駅からも多くのお客さんが乗車して来ましたし、上り列車と行き違いで列車が来るのを待ってましたがこの列車からも多くのお客さんが下車して行きました。この辺りは既に八戸市内なので人が多いエリアです。

次の駅へ向かう最中に高架になりました。少し高い位置から見ても遠くまで家が密集しているのが分かります。

途中から線路が合流して来たなと思って見ていると線路は剥がされてました。昔は港に近い方へ「港駅」と言う事で支線があったようでその名残で残っているようです。今も青森県内では八戸は大きい町ですが昔はもっと賑わっていたと言う事なのでしょうか。

そして主要駅の本八戸駅に到着です。多くのお客さんが乗り降りしてました。終点の八戸駅は町の中心から離れていて実際はこちらの本八戸駅から近い所に色々とお店や行政も集まっているようです。外から来ると新幹線駅が町の中心かなと思ってしまうのですが、地方だとそれが違う事が結構あります。

本八戸駅を出る頃には車内は多くのお客さんとなってました。本八戸駅が町の中心なので少し空くのかなと思ってたのですが八戸駅からどうするのか気になってしまいました。八戸駅は昔に降りた事が有りますが駅の周りは余り賑わってないので青い森鉄道か新幹線に乗り換えするのだろうなと思います。渡っている川は馬淵川でとても大きい川でした。

次の駅に近くなると別の線路が現れました。八戸臨海鉄道線のようです。こちらはまだ使われているようですがどんな車両が行き来するのか気になりました。

そして長苗代駅に到着です。次は終点の八戸駅と言う所までようやく来ました。

八戸駅に近くなると八戸貨物駅が現れました。こんな機関車とコンテナが臨海鉄道で使われていると言う理解で良いのですかね?!

新幹線と青い森鉄道の線路と合流しました。八戸駅はもう少しです。

と言う感じで無事に八戸駅に到着しました。

JR八戸線ですが三陸鉄道や五能線とは異なり個人的には知名度低めで地味な路線の印象でしたが乗車してみるとそれらの路線に劣る事は決してない素晴らしい路線だったと感じました。車窓からの景色を見ていて飽きる事が無かったです。もっとJRは宣伝して認知して貰うような事をしても良いのではと思います。東北エモーションも活用して観光客の呼び込みを図りつつ、普段利用として地元客に愛される路線であって欲しいです。

釜石駅から三陸鉄道、久慈駅からJR八戸線と乗り継いで三陸海岸を堪能させて頂きましたが思ったより疲れてませんでした。それだけ見所もあって飽きなかった為と思われます。皆さんも是非ご興味あれば試して欲しいですね。ゆっくり景色を見るのならやはりオフシーズンがお勧めです。

この後は次の目的地に向けて移動しますがその様子は次回で。

一連の様子は動画にもしてますので乗車した気になって是非ご覧下さい。

 

-ブログ, 旅行

© 2024 695TFのブログ Powered by AFFINGER5