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(旅行記)大雪の北海道滝川市内から札幌駅へ移動。そして札幌ラーメン食べて新千歳空港へ!

大雪の北海道滝川市で宿泊した続きです。

翌朝ですが真っ先に窓のカーテンを開けて外の様子を見ると大雪でどんよりとした天候になってました。この様子だとJRは動かないだろうなと容易に思えましたが諦めては帰れなくなるのでまずはJR北海道のHPを直ぐにチェックします。

新幹線以外は全て大幅な遅延若しくは運転見合わせの状態です。

元々の予定では滝川駅から深川駅まで北上して2023年3月末で留萌駅と石狩沼田駅間が廃止になる留萌線に乗車して留萌駅まで行って帰って来て深川駅から札幌駅まで特急列車で戻ろうと言う想定でした。留萌線は終日運休で前日乗車した根室本線も同じく終日運休です。この大雪の中で滝川市内を観光と言う訳にも行かないので札幌駅までまずは行きたいのですが、この時点で11時まで運転を見合わせと言う事で困りました。仮に11時に運転が再開になったとしても滝川駅は途中駅なので列車が来るのはかなり後ですし、お客さんも多くいて乗車する事が出来るかも怪しいです。普通列車は終日運休と言う事でホテルを10時にチェックアウトして滝川駅でひたすら列車が来るのを待つしかないのかなと途方に暮れる状況でした。要は「詰んでいる」状態です、、。

そんな事を思っていた時にふとバスはあるのだろうかと思い検索して見ると、滝川と札幌間で高速バスがある事が分かりました。HPを見ると遅延や運休等の情報は無く単に更新されてないだけかもとも一瞬思いましたが少なくてもJR北海道の列車よりは期待出来そうです。

加えて札幌へ行くバスは滝川駅も勿論バス停がありますが、幸運にも宿泊しているホテルからは駅よりも近い所に始発のバス営業所がありました。始発ならバスが動いていれば乗れない事は基本無いと思います。これはもうバスに掛けるしか無いと言う事で一途の望みをバスに託す事にしました。

と言う事で札幌駅行きのバスの出発時刻に合わせてホテルをチェックアウトします。昨晩は大雪でホテルの全景が良く見えてませんでしたがとても大きい建物でした。短い滞在時間でしたがとても快適に過ごせて本当に助かりました。部屋に入っても暖かくしてくれてたので寒さを感じる事なくとても良かったと思いました。大変お世話になりました!

Google Map先生を頼りに駅とは反対方向に歩きます。歩道はまともに歩けるような気がしなかったので後ろから車が来ないか注意をしながら車道を歩いてました。積もっている雪の高さがとても高く壁のようになってました。途中では家の前で雪かきしている人はいましたが歩いて移動している人は皆無です。北国ではこんな中で生活をするのかと思いながら柔な私にはとても想像付かない世界です。

10分弱だったと思いますが中央バス滝川営業所に到着しました。この営業所からバスが出発しますが本当に出発するのかなと半信半疑のまま中へ入りました。

出発時刻までまだ少し時間があるので建物内に入って寒さを凌ぐようにしましたが、営業所内は人がいましたがお客さんは建物内にはいなくて、単にこの大雪なので移動する需要がないのかなと思いつつ、バスが動かなかったらどうしようと頭の中で考えてました。

出発時刻近くになっても営業所前にバスが来る様子もなく人もいないのでダメなのかなと思って建物出口から様子を見るとバスがいました!乗り場があの奥のようでして私が全く見えなかっただけのようでした。

慌ててバス近くに行くと多くの人が並んでました。皆さん寒い中で待っていたようで地元の人は違うなと思います。それにしてもこの大雪の中で下手をしたら滝川まで戻れない事もあり得そうな状況でどんな理由でこれからバスに乗車して札幌へ行くんだろうと思ってしまいました。それくらい多くの人がいました。全く人がいないと想像していたので本当に意外な展開です。私のように観光で来ているとは思えないので営業所まで自家用車で来ていると思われますがそれならバスで行くのではなく自家用車なら確実に滝川まで戻れるのではと思うので、どんな理由でこの悪天候の中で行くのか一人一人聞いてみたいくらい不思議です。お客さんの年齢層も様々でした。敢えて言えば若い人が多かったかなと言う印象です。

予想より多くの人がいましたが無事に座席に座れました。正直ホッとした瞬間です。大雪の滝川で行くところが無いような状況になるのかなと思ってましたがバスに気が付いて検索して見て本当に良かったです。これで何とか札幌駅まで行けると。札幌駅まで行けば何とでもなりそうですしね。

大雪の滝川市内を走行します。バスはこのような大雪でJRが止まるような状況でも普通に動くんですね。市内のバス停に寄りながら進みます。

暫くすると滝川駅に到着です。昨日はここからホテルまで寒さに震えつつ苦労しながら歩きましたがJRが動いてないせいか閑散としているように見えました。

乗車する人がいるのかなと思って見ていると滝川駅から数人乗車して来ました。JRが動いて無いのでここまで歩いてか車で送って貰って来ているお客さんだと思われます。皆さん帰りもバスが動いて帰れると思って札幌へ行くのでしょうかね?!私のような観光客っぽい人はいなかったので本当にどんな理由でこの天候の中、札幌へ行くのか聞きたいところでしたw。

大雪の滝川市内を走行します。私には全く運転出来るとは思えないような天候の中を普通の速度で進んでバス停に寄りながら進んで行きます。北海道の人はこんな天候の中でも運転しているのは慣れとは言え凄いなと思います。レンタカー借りて私が運転したら安全にレンタカーを返せる自信はありません。

高速道路に入っても道の状況は同じでして窓も曇ってとても寒そうです。それでもこのバスは勿論ですが走っている自家用車も高速道路が雪道でも普通に速度を出して走っていて驚く事ばかりですw。慣れると出来るようになるのでしょうかね、、。こんな雪の状況だと線路やポイントも雪に覆われていてJRが止まるのも仕方ないと思えるような悪天候です。

途中ではトンネルを通過する事も幾つかありました。山を通り抜けているのかなと思います。

幾つかトンネルを抜けて進んでいくと徐々に晴れてきて天候が変わって来ました。意外な展開です。札幌と滝川は100キロも離れてないので真逆の天候になるとは全く思っても見なかったので驚くばかりです。

高速道路を札幌へ向けて進むにつれて晴れ間もそうですが雪の状況が変わって来ました。気がつくと高速道路上にも雪がなくなり積もっている雪の量も違う状況になって来ました。滝川では道路も木々にも多くの雪が積もってましたがこうも状況が変わるんですね、、。

高速道路を降りて札幌市内に入っても傾向は同じです。幹線道路上には雪がなく晴れていて滝川とは全く違う状況です。札幌市内は普通に観光出来そうな雰囲気です。滝川でこういう感じだと嬉しかったのですがこればかりは相手が自然なので仕方ないですね。

札幌駅到着前は時計台の横を通ります。滝川では観光どころでは無い状況でしたがそれが何だったのかと言いたくなるくらい普通に多くのお客さんが観光してました。滝川からバスに乗車した時にはこのような状況を全く想像してませんでした。

そして札幌駅のバスターミナルに何事もなく普通に到着です!何はともあれ無事に札幌に到着出来て本当に良かったです。バスに気が付かなければこの時間帯にまだ滝川駅内の待合室でじっとして列車が来るのを待ち続けていたのかも知れません。それを思うとゾッとしますし偶然とはいえバスに辿り着いたのが幸運だったと言うしかない感じでした。

バス車内で札幌駅近くで食事するお店を探してこちらの「ラーメン札幌一粒庵(いちりゅうあん)」さんに来ました。朝食を食べてなかったのでお腹が減っていて駅から近い所でこちらとなりました。少しでも早く食事したかったですしね。

注文したのはこちらの「元気のでるみそラーメン」にしました。食事して元気を出したかったので正にこの時の状況にピッタリな感じです。数人並んでましたが回転が良くそれ程待たずに入る事が出来ました。

そして出て来たのがこちらです。実際に食べて見た感想ですが濃厚な味噌スープに旨みが凄くあって美味しかったです。ニンニクは個人的にはそれ程気にならず程よい風味があって良かったです。麺はモチモチした食感で濃厚なスープとあってました。お腹が空いてたのと朝起きた時の絶望感からスタートしたので食べ終えて完全にここで生き返った感じになりましたし、正に元気が出るラーメンとなりました。身に染みましたねぇw、、。美味しかったです&ご馳走様でした!

食べ終わって札幌駅前に戻って来たのがお昼過ぎ。滝川市内とは全く違う状況で普通に観光する事が出来そうですが、天候が急変して東京へ戻れないような事があっても嫌ですし札幌なら今まで何度も来ていて色々と観光してます。必要ならまた来れば良いかなと言う事でこのまま空港に向かう事にしました。無理せず安全第一と言う事です。

と言う事で間引運転している快速エアポートに乗車し新千歳空港駅まで向かいます。札幌駅には多くの観光客がいましたが無事に席に座る事が出来ました。

定刻で新千歳空港駅に到着しそのまま空港に移動して来ました。予定より大幅に早く到着となりましたが旅をしていればこのような事はあります。留萌線に乗車する事が結果的に出来ませんでしたが仕方ないです。翌日のニュースを見ると旭川と札幌駅間は15時まで運転出来なかったようです。もしあの時にバスに気が付かず滝川駅に待ち続けていたらどうなっていたのかと思うとゾッとします。因みに留萌線はこの後1週間以上はずっと運休のままでしたw、、。何はともあれ今となってはこの前日に赤平駅で大幅に列車が止まった事、大雪の滝川市内を歩いた事もひっくるめて良い思い出です。この後の様子は次回で。

ここまでの様子は動画にもしてますので合わせてご覧下さい。

 

 

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