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【乗車記】弘南鉄道大鰐線の休止前に。中央弘前〜大鰐駅の車窓とレトロな駅舎を記録

青森駅から特急つがるで弘前駅にやってきて、弘前城を見学した続きです。

弘前城から市内を歩いて、弘南鉄道大鰐線の中央弘前駅にやって来ました。今回この路線に乗車する為に青森県にやって来ました。2028年3月末で休止になることが決まりました。その先は復活する事がなく事実上の廃線となるのは明白です。コロナ禍前に乗車した事があるのですが、改めて色々記録しておこうと思い、やって来た次第です。休止になるのはまだかなり先ですが、休止近くになると人も増えてくるので、来れる時にという感じです。

駅に到着して暫くすると列車が入線して来ました。直ぐには改札とはならないので駅を見学します。

中央弘前駅です。以前に来た時と変わらないレトロな感じでしたが、違うのは休止までのカウントダウンが案内されていた事です。この駅舎も休止になるまでは最低限のメンテナンスをしながらその時を待つという感じになるのではと思います。カメラを構えている同じ目的と思われる観光客も数人いました。同じ事を考えているんだなと感じました。

JR弘前駅の方が中心部から少し離れている感じで、弘前市の中心部にこの駅は近いのですが、肝心の弘前市中心部が人が少なくなり廃れてしまって、その影響をそのまま受けた感じとなりました。地方は車社会が当たり前になり時代の流れと言えばそれまでですが、変わらない駅舎を見ると残酷な気もします。

出発まで駅舎内の様子を見学しました。改札口は昭和の頃のような感じです。出発時間が近くなるまでホームには入れないので、駅舎内で待つ形になります。色々と目に焼き付けながら映像に収めるようにしました。

大鰐駅までの切符を購入して駅で待っていたのですが、目についたポスターを見ると日帰り温泉とセットになっているお得な切符を販売していました。往復はしませんが、片道利用でも日帰り温泉とお買い物券を合わせると若干ですがお得だったので、大鰐駅到着後は日帰り温泉に行く事に決めて、窓口で切符をこちらのパスに差額を支払って変えて頂きました。大鰐駅到着後にJRでそのまま移動するよりは、大鰐駅で少しでもお金を使うことが出来ます。

改札が始まりホームに入りました。2両編成でお客さんの数から見ても急がなくても余裕で座れます。この駅には戻ってくる予定が無かったので、ホームの様子を見学しながら映像に残すようにしました。屋根を見ても年季というかかなり時代を感じます。

車内には扇風機がありました。このような車両も今となっては逆になかなか見ることが出来ません。車内には自転車持参で乗車している人がいました。海外でも見かけますが、地方だと降りた駅から歩ける範囲にお店や目的地があるとは限らないので、自転車だと行動範囲が広がります。休止が決まる前に学生だけではなく、沿線の大人も自転車を活用してもっと乗車してあげる事が出来なかったのかなと思います。ずっと自動車に乗れる訳では無いので、後々困るとは思うのですが、、。

定刻になりゆっくりと中央弘前駅を出発しました。この日はウィークエンドという事もあり学生達はいませんでしたが、私のような観光客も含めて地元客の乗車がありました。

弘前市内の住宅街を縫うように列車は進みます。保線状態なのか、車両なのか、その両方なのかは分かりませんが、乗車中は揺れが大きく、窓の音も凄く大きくて、満身創痍と言う感じに受けました。これはコロナ禍前に乗車した時も同じような記憶があり、休止まで最低限の安全は確保しつつ、ギリギリの状態でいくのかなと思われます。

最初の停車駅は弘高下駅です。駅名となっている青森県立弘前高等学校までは、この駅から徒歩10分との事です。

続いての停車駅は弘前学院大前駅です。弘前学院大学までは徒歩4分との事です。

その後もゆっくりと住宅街を縫うように進みます。沿線には家が多くて人口はいるようなので、弘前中心部へ行く事が少なくなったと言う事でしょうか。幹線道路沿いの駐車場の広いお店に地域の人は行くのだと思いますが、弘前市の中心部を活性化させるなり、役所機能を歩いて行けるようにしたりと、通勤や役所利用を電車で利用し易いような事をするとか、何か策は無かったのかなと感じます。もっとも外部の人が勝手に思うだけであり、地元の人がそっぽを向いてしまった事についてとやかく言うべきでは無いのかもしれません。

次の停車駅は、聖愛中高前駅です。学校の名前がついている駅名が続きます。駅名となっている学校へはここから徒歩10分です。

千年駅、小栗山駅と進みます。中央弘前駅を出発して途中駅から乗車する人はいませんが、ポツポツとお客さんが降りる感じでした。

まだ弘前市内ですが、中心部から離れてりんご畑が見えるような景色に変わって来ました。

松木平駅に到着です。弘南鉄道のHPを見ると映画のロケでも使われた事があるようです。季節によって色々な景色が見れるのでしょうね。

津軽大沢駅で列車の行き違いとなりました。この駅の横には車両基地もありました。松木平駅とこの駅くらいがちょうど中間地点という感じです。中央弘前へ向かうお客さんは、どんな用事で行くのかなと思いながらすれ違う電車を見ていました。因みにこの路線は電化されています。

津軽平野南部の様子を見ながらの電車旅です。季節柄リンゴの収穫は終わってしまっていましたが、青森県らしい眺めを見る事が出来ました。

義塾高校前駅に到着です。再び学校名が付いた駅名です。東奥義塾高等学校へはここから徒歩5分との事です。これだけ沿線に学校が多いと平日朝は混雑してそうですが、やはり大人も通勤で乗車するようじゃないと永続的に運行するのは難しかったと言う感じでしょうか。

石川陸橋を渡り、奥羽本線と交差します。どちらも本数が少ないので、流石にここで列車が交差すると言うシーンは見れませんでした。

次の停車駅は石川駅です。この駅からでも東奥義塾高等学校へ歩いて行けるようです。そしてJRにも石川駅があり、この駅から約1.5キロ離れているとの事です。JRと棲み分けは出来ていたけど、車社会になったのと、人口が減って、利用客自体が減ってしまったという感じでしょうか。駅舎から昔は駅員さんがいた時期もあるようにも見えました。

石川駅を出発して暫くすると平川を渡ります。この日は穏やかな川の流れに見えました。

石川プール前駅に到着です。後ろの建物が温水プールになっていて、それ以外でも会議・会合などが行える多目的な施設になっているようです。そしてこの駅までが弘前市です。

弘前市から大鰐町に入って鯖石駅、宿川原駅と進みます。途中では自家用車にも抜かれながら、我関せずという感じで、のんびり進みます。市から町に変わったのもありますが、一段と長閑な駅周辺の景色となりました。

途中で渡った平川を見ながら終点の大鰐駅を目指します。とても良い景色を最後に見ることが出来ました。

約34分の乗車を経て終点の大鰐駅に到着です。中央弘前駅から途中駅で降りるお客さんは何人かいましたが、大半は終点までの乗車でした。

2028年3月の休止までまだ時間がありますが、東京に住んでいる人間にとってはそう簡単にここまで来れないので、また来るかもしれませんが、一旦は区切りを自分なりにつけて良かったです。弘前市内は結構住宅街を通るし、沿線には学校もあるので人が全くいない訳ではないと思うので、途中にも記載しましたが、地元の大人が乗車するように、駅中心のコンパクトシティ的な町作りが出来れば状況は違っていたのではと思わなくも無いですが、それは外からの視点なのかもしれません。地方路線の現実を改めて見たのかなと感じました。

休止に近くなるにつれて混雑してくるので、興味がある人は少しでも早く行ってゆっくり沿線の風景を楽しみながら乗車して欲しいですね。

ホームから直ぐの場所にあるのが大鰐駅の北口です。平日の特定時間においては駅員さんが業務するようです。駅前は何もありませんでした。

跨線橋を渡り、JRホーム側にあるのが南口です。こちらが町の中心側という感じです。JR駅が大鰐温泉駅でその横に弘南鉄道の大鰐駅がヒッソリとあります。レトロな建物、駅名の看板とフォントに寂しさというか哀愁を感じました。このままその時が来るまで時が止まったように過ぎていくのかと思います。寂しいですがしっかり見納めをしておきました。

今回の旅は弘南鉄道・大鰐線の乗車がメインだったので、残った時間は折角ここまで来たのでこの周辺で過ごそうと思いますが、その様子は次回で。

ここまでの様子を動画にしていますので、合わせてご覧下さい。

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