在来線で敦賀駅から福井駅までやって来た続きです。
福井駅にやって来ました。福井と言えばやはり恐竜が思い浮かびます。以前に県立の恐竜博物館に行った事もありまして、なかなかの展示内容に子供でなくても大人でも十分楽しめる施設だと感じていました。この駅に来たのは初めてではないですが、以前は新幹線がなかった時代に来ていまして、小松空港を起点にバス、若しくは一旦小松駅までバスで行ってから在来線でと言うルートでした。
この後は越美北線に乗車して、九頭竜湖駅まで往復しようと思っていたのですが、残念ながら乗車予定の列車は運休となっていました。結局この後は終日運休になっていたようです。今回は乗車出来ませんでしたが、いつか完乗しに、またチャレンジしたいなと思っています。
予定していた内容が出来なくなったので、駅でこの後どのように時間を過ごすか考えてしまいました。恐竜博物館も考えたのですが、以前に行った事があるので、行った事が無いような場所に行ければなと思って、スマホで検索して考えていたのですが、結局お隣の越前たけふ駅まで行ってみる事にしました。
と言う事で新幹線ホームに行って、各駅に停車する、つるぎ号に乗車して行きます。全車指定のかがやきはともかく、つるぎ号は富山と敦賀間の、昔で言う特急在来線特急の代わりに相当すると思うので、自由席をもう少し設置して欲しいと思ったのですが、時代の流れなのでしょうか。12両編成で1号車と2号車のみでした。お隣の駅に行くので当然自由席を利用します。
えちぜん鉄道を見ながら福井駅を出発です。この後は越前たけふ駅、敦賀駅のみなので自由席でも座る事が出来ました。座れない事はないはずと思っていたのですが、通路側になるかなと思っていたので、窓側に座れたのはラッキーでした。
福井駅を出発して少しずつ家が少なくなり、北陸地方らしい景色に変わって行きます。途中ではトンネル区間もありました。
福井駅から10分足らずで、越前たけふ駅に到着です。かがやき号が通過出来るよう、中央には通過線がありました。
駅の東側は駐車場しかありませんでした。恐らく地元の方がここまで車で来てから、新幹線に乗車する形なのでしょうね。ネットで調べたら無料との事なので、殆ど満車のような状態だったんですね。自宅から車で新幹線駅まで来て、新幹線に乗車して目的地まで行けるのは、ある意味首都圏から新幹線に乗車するより楽だと思います。通勤時間帯ならラッシュですし、荷物が多ければ駅の乗り換えでも大変です。
改札口は新幹線が来ない時間帯はとても閑散としていました。在来線駅がある訳では無いので、仕方ないのかもしれません。
駅の西口側にも多くの車が停まっていました。気がつく範囲では、路線バスのようなものは駅前ロータリーには来てないようです。と言う事は歩いて来て新幹線を利用する人は殆ど皆無と言う事なんでしょうね。実際に駅の周りも家がある感じでは無いようでした。
駅横に道の駅がありましたので、見学して見ました。この辺りの名物は越前蟹ですが、妥当な価格なのかどうかは私にはよく分かりませんが、どんな人がここまで来て買うのかなと思って見ていました。買うとしたら個人というよりお店の人関係でしょうか。それでもこの辺りでこの値段という事は、東京だとこれが倍近い価格になるのでしょうね。私には高嶺の花です、、。
道の駅でスイーツを購入して、2階の休憩スペースのような場所で美味しく食べていました。大人の甘さ&美味しさという感じで、とても美味しいスイーツでした。
駅に戻る前にアプリで運行状況をチェックすると30分以上の遅れとなっていました。駅で待っていても仕方ないので道の駅で暫く待っている事にしました。アプリで簡単に手元で確認出来るので便利な世の中になりましたね。
アプリの情報の通り、30分以上の遅れで新幹線がやって来ました。この後は福井駅まで戻ります。駅員さんに聞いたところ、つるぎは大阪、若しくは名古屋からの在来線特急との接続を重視していて、この時は在来線特急の方で遅れが出ていたので、その接続を待った為に遅れていたようです。逆にかがやきは在来線特急との接続を考慮せず、定刻通り出発しているとの事でした。同じ新幹線でも、役割によって色々と対応が分かれるんだなと思いました。
12両編成中、自由席は2両だけなので、2号車に入りましたが、窓側は全て埋まっていましたが通路側には座る事が出来ました。
10分掛からず、福井駅に戻って来ました。在来線の福井駅横に新幹線ホームがあるのは利便性が高いのですが、反対側にはえちぜん鉄道があり、スペースの関係で2つのホームのみとなっていました。これはもう仕方ないですね。
その後は在来線ホームに移動して、折り返しの敦賀行きの普通電車に乗車します。敦賀駅から来たのですが戻る形になります。
福井駅を出発です。2両編成の車両はここでも結構なお客さんが乗車していました。ガラガラという感じは皆無で、多くの利用を見ることが出来ると、なんだか嬉しい感じがします。新幹線が出来て在来線特急がなくなってしまいましたが、沿線と共に発展していって欲しい路線です。
15分前後の乗車で鯖江駅に降りました。ここに来るのは初めてです。
鯖江と言えばやはり、めがねと言うのは有名ですよね。
約1キロ弱ですが、歩いて「めがねミュージアム」に行ってみる事にします。
鯖江駅の改札口の反対側から殆ど直線で進むような形ですが、「メガネストリート」と名付けられていて、地図が無くても分かるような感じになっていました。雪が残っていたので滑らないよう気をつけながら前に進みます。
そしてめがねミュージアムに到着です。高いビルですが、博物館やショップは1階のみとなっていました。
博物館、体験工房、ショップの3つで構成されているようです。体験工房はスキップとして、博物館の方が先に閉まるので博物館から見てみる事にしました。
鯖江では約95%ものメガネが作られているようです。そんなに高い比率だとは全く思いませんでした。やはり「めがねのまち」なだけはありますね。博物館内では昔のメガネの作り方を順番に説明していました。
日本では江戸自体から作り始められたとされているようです。博物館なだけあって勉強にもなります。
芸能人のメガネの展示も多くありました。メガネ一つとっても、タレントさんだとやはり色々な個性が出ますね。
レンズと言う意味ではカメラの展示もしていました。昔にハッセルブラッドやコンタックスのカメラに憧れていた時期があり、その当時を踏まえて懐かしく見ていました。
博物館は決して広い訳では無いですが、メガネを色々な視点で捉えて紹介されていて、とても面白かったと思いました。これが無料で見られるのは素晴らしいですね。是非鯖江に行ったら見学して欲しい博物館です。
博物館の見学後は、お隣のショップを見学しました。メガネ一つとっても色々とあるんだなと思いながら見ていました。ショップ内の色々なメガネを見ているだけでも、結構楽しいです。お客さんも数組来ていましたが、毎日使うものなので、やはり良いものをと考える人がいて当然だと思いますが、これだけ多いと何を基準に選べば良いか迷いそうでもあります。あれもこれもと悩んでいる時間が案外楽しいのかもしれませんね。
メガネミュージアム見学後は近くにあった、8番らーめんに来ました。この店舗に来たのは初めてですが、8番らーめん自体は久しぶりです。お店の目の前の道路は勿論国道8号です。
久しぶりの8番らーめんに笑みが出てしまいました。変わらない見た目だけではなく、実際に食べてみても以前に食べた味そのままで、とても美味しかったし、体も温まりましたね。こんなラーメンをいつでも食べられる北陸地方の方が羨ましいです。にんにく餃子も合わせて注文してお腹いっぱい美味しく食事する事が出来ました。店員さんの接客も非常に良かったです。
8番らーめんで食事後はスーパーに立ち寄って、飲料やデザート等を購入して、予約した「鯖江第一ホテル」にやって来ました。
フロントにお客さんがいたので、その横にある自動チェックイン機でサクッとチェックインを済ませる事が出来ました。
鯖江駅からは少し歩きますし、国道沿いなので車で来るお客さんが大半なのだと思いますが、今回私は大浴場があったのでこちらのホテルを選びました。
部屋はシングルルームで特に特徴がある訳ではありませんが、必要十分なベッドに、パソコン作業に必要なスペースがある机があり、私には十分な部屋でした。そして何より部屋を暖めておいてくれたのが嬉しかったです。当日は本当に寒かったので、そのような配慮をして頂けるのはとても印象に残ります。
風呂、洗面、トイレです。風呂は結局大浴場あるので、使いませんでした。普通のビジネスホテルのそれと同じです。
インターネットは爆速という程では無いですが、必要十分な速度で利用中も不安定な動きをする事なく、申し分なかったです。パソコンを持参しているのでネットが使えないと重い箱を持って来ているだけに過ぎないので、インターネットが安定して使えるのは本当に助かります。
ホテルの説明はテレビで確認するスタイル。とても見やすくて分かりやすかったです。
この後は大浴場へ行きましたが、タオルやアメニティーは大浴場に常備してある珍しいタイプです。部屋からタオルを持っていくスタイルだと、風呂から出た後に手を拭くタオルをどうしようとなるのですが、大浴場に部屋とは別にタオルを用意して貰えると、そのような心配がなく快適に過ごせます。
大浴場も人が少なかったので快適に過ごす事が出来ましたし、体も温まりましたね。とても寒い日だったので大浴場があるホテルを選んで良かったと思いました。
この後は翌日の行程をネットで確認しながら、スイーツを食べて部屋でまったりして鯖江での夜を過ごしました。
今回の様子は動画にもしていますので合わせてご覧下さい。