ジョホールバル観光の続きです。
今回はマレーシア南部のジョホールバルから、首都クアラルンプール(KL)を目指す陸路旅!ラーキン・セントラル(Larkin Sentral)から高速バスに乗り込み、クアラルンプールを目指します。
今回の計画時にジョホールバルからクアラルンプールまで列車が繋がったという情報を知って、予約しようと思ったのですが、本数が少なく満席で予約出来ませんでした。代替えとして今回バスで移動となりました。
出発前の優雅な朝食から一転、バスターミナルの意外なシステムや出発からの大幅遅延に翻弄されつつも、車窓に広がる大自然を堪能したハプニング満載の移動日をブログします!
1. 朝のジョホールバル散策と絶品カヤトースト
長時間のバス移動に備え、朝早く起きて朝食を食べに街へ繰り出します。早朝の爽やかな空気の中、川沿いの静かな遊歩道をのんびり歩いて目的地へ向かいました。

訪れたのは事前にネットで調べて行こうと決めていたカフェ「KOPILOCO」。レトロで洗練されたグリーン調の外観が印象的です。

注文はメニューに書かれている番号を紙に書いて店員さんに渡すシステム。写真付きのメニューだった事もあり非常に楽に注文することが出来ました。
ここでいただいたのは、冷たいアイスコーヒー(Kopi)とサクサクのカヤトースト!以前にシンガポールで何度か食べたことがありそれを思い出しました。甘くて香ばしいカヤバターの風味が絶品でした。時間が経つにつれて店内がお客さんで混雑してきたので、早めに入店できて大正解。長時間のバス移動でお腹を壊さないよう、軽めの朝食で済ませました。

朝食後は宿泊していた「シトラス ホテル ジョホール バル」に戻り、荷物をまとめてチェックアウト。調べてみるとバスターミナルは駅周辺にはなく、かなり離れた場所にあります。歩ける距離ではないので、ここからバスターミナルまではGrabを利用します。

無事にGrabを手配出来て合流する事が出来ました。配車したGrabの車窓からは、昨日まで訪問していた巨大ショッピングモール「ジョホールバル シティ スクエア」が見えました。これでジョホールバルともお別れだなと思いながら流れる景色を見ていました。ラーキン・セントラルまでは約15〜20分ほどのドライブです。
2. 巨大ターミナル「ラーキン・セントラル」探索と発券の罠

バスの出発予定は10:25ですが、予約した時のメールを見ると「出発1時間前の到着推奨」とのことだったので早めに行動。無事にラーキン・セントラル(Larkin Sentral)へ到着しました。

ターミナル内は吹き抜けの構造になっており、多くの売店やベンチ、案内板が立ち並ぶ活気ある空間です。
まずはネットで事前予約していたチケットの発券へ。自動券売機(CTS)が多く設置されており、親切なガイドスタッフさんが予約情報を見て操作を手伝ってくれたため、予約番号を入力するだけでスムーズに紙のチケットを発行できました。

バスターミナル内には両替所、お土産屋さん、食事処があり旅行者には困らないようになっています。ここでもこれから先を考えて食事しないように見るだけにしておきました。そしてチケット売り場もあり当日でもチケットが買えるようですが、座席が空いているかどうかも分かりませんし、どんなバスかも判断つきにくいと思うので、旅行者は事前にネット予約しておく方が間違いないと思いました。因みに今回は3列シートの一人用座席があるバスをネットで手配していましたが、それもネットだから出来る訳であり、窓口は色々な意味でリスキーだと思います。

奥には地元の人々が通う巨大な市場があり、新鮮な魚や野菜がたくさん並んでいて見ごたえがありました!この辺りはバス利用者ではなく地元の人が買い物に来ていました。バスターミナル周辺は車がやけに多かったのですが、ここを利用する人もいたのかもしれないなと思いました。

発券したチケットに記載のゲートがある場所に来ました。誰でもバスの待合室に行けるようではなく、チケットのQRコードを改札機にかざして待合エリア(Boarding Area)へ入場します。
待合室内の案内板ですが、何故か「Arrival(到着)」の案内しか出ず、自分の乗るバスがどこから出発するのか待合室で確認できない不親切な構造でした。入場前に乗り場番号をたまたま覚えておいて本当に救われました。なぜこれから乗車するチケットを見せて中に入った先で、到着のバスしか表示しないのか今でも意味が分かりません。最初は自分の乗車するバスが無くて焦ったのですが、よく見ると「Arrival」になっていて気がついた感じでした。
3. 2時間近くの遅延と自由すぎるバス乗車

電光掲示板で「On Time」と示されていた20番プラットフォームに行ってみたものの、バスは来ていませんでした。不安になりスタッフに確認すると「ここで待っていればいい」と言われ、周囲の乗客と一緒に待ちます。
出発予定時刻から約20分後に予約会社のバスが来ましたが、確認すると別の便とのこと。ただし私と同じように乗車を拒否された人がいて、声をかけると私と同じバス番号のチケットを持つ乗客でした。乗車がいつ出来るのかこの時点でまだ不明ですが、少なくても乗車したいバスを待っているのは「自分だけじゃない」と少し安心できました。
結構な時間をプラットフォーム付近で待っていたので、念の為トイレを探して行っておこうと思ったのですがトイレがありません。近くのスタッフに聞くと、トイレに行くには改札を一旦出る必要があるとのことでビックリです。一旦改札を出て、出発時間をとっくに過ぎたチケットのQRコードで入れなくなっても困るので、トイレに行けずこのまま途方もなく待つハメに……。

結局、隣の9番ホームにやってきた「ERA Travel」のバスになぜか案内されて乗車することに!私と同じバス番号の人も同じバスに誘導されました。バス車内にようやく入ってネット予約時に指定した座席に行こうと思ったのですが、車内には座席番号の表記がなく、他の乗客に聞くと「空いている席にどこでも座っていいよ」とのこと。マレーシアらしい大雑把さを実感します。

一人席を無事に確保して座ったもののバスは一向に出発せず、時計を見ると12:11!予定より約1時間40分遅れでようやく動き出しました。

バスはゆったりとした3列シートで座席の座り心地自体は快適。いつ出発するか分からない緊張感の中、トイレを我慢しながら待った甲斐がありました。まだトイレに直ぐ行きたくなる感じでは無かったのですが、車内にトイレはなくいつか休憩で停車するだろうと思いながら、トイレのことを考えないようにしました。考えると行きたくなりますしね。

出発して1時間近く経過した時に、スマホでGoogle Mapsを開いて確認すると、クアラルンプールの「TBSターミナル」までは約286km、通常で約4時間20分となっていました。先が思いやられますが、このまま乗車し続けるしかありません。
4. ずっと続く大自然の景色とサービスエリアでの休憩

市内走行中はノロノロ運転で焦りましたが、高速道路に入って郊外へ進むと車がスムーズに流れ始めました。

途中では日本の高速道路でいうところの、サービスエリア、パーキングエリア的な場所を通過しました。このような場所で道中のどこかで休憩するのかなと思いながら見ていました。

車窓からは、見渡す限りの広大な大自然の景色がどこまでも続いていました!

日本の感覚だと2時間くらいで休憩というイメージですが、淡々と運転し続けていていつになっても休憩しません。トイレはまだ我慢出来たのですが、まさかクアラルンプールまでこのままずっと進むのかと、途中では真剣に思ったのですが、出発から約4時間半が経過した頃、日本でいうパーキングエリア(サービスエリア)に到着して待望の休憩タイムとなりました。
こちらのバスですが、放送で何か説明(案内)するというのが全くなく、休憩の為の停車の時も何も説明が無かったです。

バスを降りる時に何分休憩するのかを聞くと、「15分休憩」と言われ、慌ててトイレに向かいましたが長蛇の列!女性の列が長くて乗り遅れることは無いのか、他人事ながら心配になった程です。

停車しているバスが多くて、バスから離れる前にナンバーをスマホで写しておいたのですが、似たようなバスがあり結果的には大正解でした。
トイレに行って直ぐに戻ったのですが、乗客が誰一人戻ってこない適当さもマレーシア流です。ドライバーも休んでいて直ぐに出発する雰囲気が無かったので、スナック菓子を購入しました。ご飯物を食べたい気もしましたが、お腹痛くなっても困るので安全第一です。体をストレッチして車内に入ったのですが、結局30分近くの休憩となりました。

スナックも変わり種を買わずに、見慣れた物を購入して間違ってもお腹痛くならないようにしました。飲料水はペットボトルに入れていたのが、まだ結構残っていたのでそれでクアラルンプールまで凌ぐつもりです。車内は予想通り涼しい感じだったので、トイレの心配も考慮して、飲料水をがぶ飲みしないようにしていました。
5. 途中の街「スレンバン」と夕暮れの都市部へ

再びバスは緑あふれる高速道路を走っていきます。青空と流れる雲の下、静かな風景が続いていきます。山々や開墾された広大な土地も見えました。

クアラルンプールまでまだかなりの距離が残っていますが、突然高速道路を降りて一般道を走行するようになりました。全くの予想外の展開です。Google Map見ると高速道路でもまだ1時間以上はあるので、まさかこのまま一般道を進み続けるとどうなるのかなと嫌な予感がしました。

一般道を走り続けて暫くするとバスが停車してドアが開きました。Google Mapで調べると「スレンバン(Seremban)」という街のバス停に停車したようです。ここで乗客が何人か下車していきました。私はジョホールバルから直行でクアラルンプールまで行くと思っていたので、意外な展開に嫌な予感がしていたのですが、考え過ぎだったようです(笑)。

スレンバンの街中は交通量が多くてノロノロ運転の場所が多かったです。このまま一般道をずっと行くのかと少し思ったくらい長い時間を走行していましたが、途中で高速道路に戻って一安心です。

再び高速道路に乗ると、夕暮れ時になるにつれて高層マンションが見え始め、徐々に都市部の景色へと変化していきます。

そして高速道路を降りて一般道に再び入ると、KTMの「スダン駅(Stesen Serdang)」の横を通過しました。電車の線路が見えてきたので、クアラルンプールはもう目前です!

すっかり日が暮れた頃、クアラルンプール近郊の美しい高層ビル群の灯りが見えてきました。ようやくクアラルンプールが近くなって来たんだなと、Google Mapや車窓からの景色を見て実感しました。
6. 夜のTBSターミナル到着とホテルチェックイン

車窓にKLIA Transitの駅が見え、見覚えのある建物が見えたときは本当に嬉しかったです。

こうして、クアラルンプールの巨大バスターミナル「TBSターミナル(Terminal Bersepadu Selatan)」に無事到着しました!
時計を確認すると時刻はなんと07:51 PM!10:25発・15時台到着の予定が、約2時間弱のバス待ちに加えて、乗車時間は約7時間半越えの超長距離&長時間移動となりました。元々15時台に予定していた観光はすべて取りやめとなりましたが、無事に着けて一安心です。

ホテル周辺にお店があるか分からなかったため、TBSターミナル内のフードコートで夕食を済ませることに。「Hong Kong Roasted」で温かい焼きチャーシューワンタン麺を美味しくいただきました。食後は「Tealive」で甘いタピオカミルクティーを購入し、喉を潤しました。

お腹を満たした後は、バスターミナル直結の駅からMRT(LRT)に乗車してホテルへ移動します。

予約したホテル最寄の「Chan Sow Lin駅」に到着!

駅から直結と記載されていたので、迷うことなく行けると思っていたのですが、降りる出口を間違えたようで、駅降りてからかなり迷いながらも、なんとか無事に今夜の宿「ibis Styles Kuala Lumpur Fraser Business Park」に到着しました。

アサインされたのは角部屋でした。部屋は非常に綺麗で広く、ゆったり過ごせる空間でした。(バスタオルはありましたがフェイスタオルはありませんでした)

部屋のWi-Fi速度を測定してみると、下り約9.82Mbpsと少々控えめな数値。明日の予定をネットでなんとか確認して休むことにしました。
【まとめ&動画誘導】
大幅な遅延やターミナルの不親切さに焦る瞬間もありましたが、同じバスを待つ乗客同士の連帯感や、車窓から眺める広大な景色など、陸路旅だからこそ味わえる貴重な体験がたくさん詰まった1日になりました。
ブログでは紹介しきれなかったリアルな動きや現地の空気感は、ぜひこちらの動画でチェックしてください!