のと鉄道を完乗して、穴水駅までやって来た続きです。
この後は金沢駅を経て東京に戻るだけです。ここから金沢駅まで結構な時間が掛かりますが、それだけ能登半島が大きいという事だと思います。穴水駅は決して半島の先端と言う場所でもなく、この先には輪島市や珠洲市があります。コロナ禍前ですが、レンタカーでドライブした事がありますが、道は殆ど一本しかなく、時間もかかり遠いなと思ったのを覚えています。
穴水駅を出発です。お寿司食べて少しお買い物しただけの滞在でしたが、金沢駅までは意外と時間が掛かるので、東京に戻るとなると仕方ありません。今回はのと鉄道の完乗でしたので、またいつか能登半島を何らかの形で観光したいなと思っています。
七尾駅に到着です。行きに撮影や景色を見ていたので、帰りは何も考えずぼんやり景色を見ていたり、ウトウトしていたりして過ごしていました。因みにこの区間だけでも40分は掛かります。2024年に地震があって困難な時期を迎えていたと思いますが、それを考えると当たり前のように今は運行してくれている事に感謝ですね。いつまでもこの地域の交通を担って欲しいです。のと鉄道に乗車出来て良かったです。
七尾駅で金沢行きの電車を待っている時にこのような案内を見つけました。日露戦争後にロシアから持ち込まれた線路で、実際に七尾線で使われていたものとの事です。このような線路があった事を初めて知りました。とても興味深い歴史的遺構です。
折り返しの金沢行き普通列車が来ましたので乗車します。行きは特急能登かがり火で来ましたが、帰りは普通電車で各駅を見て行こうと思います。
七尾駅を出発です。今回七尾駅周辺では何も出来なかったので、次回来た時には周辺に何があるのか、美味しいものとか含めて見て回りたいですね。但し現実的には二次交通を考えると車となるのでしょうかね。
七尾駅から乗車するお客さんは勿論いましたが、座席は余裕で確保する事が出来ました。普通電車でも景色が見易いボックスシートになっているので、観光客としては有難いです。
のと鉄道の時には海が見える区間がありましたが、JR七尾線で、七尾駅から出発すると内陸部を走行するので、山を見ながらの景色となります。七尾駅近くはかなり家や建物が多い街中と言う感じがしましたが、暫く走行すると、長閑な景色に戻ります。
徳田駅に到着です。この駅までが七尾市になります。七尾駅から暫くは乗車するお客さんはいなくて淡々と進むのかと思ったのですが、徳田駅に限らずこの先の駅でもポツポツ乗車するお客さんは居ました。
能登二宮駅、良川駅、能登部駅、金丸駅と続きます。この駅はいずれも中能登町になっています。この辺りの駅を過ぎて行きながら、少しずつ日本海側の方へ線路は続いています。従って山が少しずつ遠くに見えるようになっています。どの駅でも僅かではありますが、乗車するお客さんは居ました。車で金沢まで出るとなると結構な時間が掛かるし、道路も能登半島を行き来出来るところが決まっているので、電車利用出来ればその方が楽で早い感じがします。
こう見ると能登半島は縦(南北)に長いのは勿論ですが、横(東西)も広いなと景色見ながら思います。そして地震の時に物資の輸送でも話が出ましたが、能登半島を行き来する道も決まっているので、どこでも道がある訳ではありません。
千路駅に到着です。駅の周りは家が多いなと思って確認すると、羽咋市に入っていました。
そして特急停車駅でもある羽咋駅に到着です。見えている列車は七尾行きの普通列車です。右側通行のような形で電車が行き違います。この駅で運転停車があり、暫くすると、この右側に特急電車が入線して来ました。普通七尾行きは特急を待っていたようです。一時的に3つのホームに電車が揃った形になりました。特急が停車するだけあってここから乗車のお客さんも多かったです。厳密には半分着てないですが、雰囲気的にはそれくらいの距離感ではあります。
南羽咋駅、敷浪駅と続きます。この辺りになってくると、日本海は見えませんが、かなり日本海に近い所を走行します。雪が多く見えたのですが、そのような影響もあるのでしょうか。
宝達駅に到着です。JR西日本の方が雪かきをされていました。このような維持管理を地道にされているからこそ、滑らず駅を利用出来る訳であり、感謝して電車を利用したいものです。
四国ではない高松駅に到着です。いつの間にか少し高台を走行していたようで、駅から町を見下ろすような眺めとなっているホームでした。雪景色も北陸らしくて良いのですが、明け方や夕方なんかは更に良い景色になるんですかね。この辺りは、かほく市になります。
この辺りになると雪が降っていました。今回の北陸旅行では最初から最後まで天気の移り変わりが激しい天気でした。一応この辺りで帰りの北陸新幹線の運行状況をチェックしていたのですが、通常通りで一安心という感じでした。
横山駅、宇野気駅、能瀬駅、本津幡駅と進みます。この辺りになると各駅から乗車してくるお客さんがいて、2両編成の車内は立っている人も結構出てきていました。行きは特急電車を利用したので、わかりませんでしたが、七尾線の各駅は地元のお客さんが普通に利用している姿を見る事が出来ます。お客さんがいなくてガラガラなんていう事は全く無いです。
津幡駅に近くなるとIRいしかわ鉄道の線路と合流します。この辺りになると金沢までもう少しとなります。
線路のポイントをゆっくり切り替えながら、津幡駅に到着です。JR七尾線としてはこの津幡駅までとなります。この後はIRいしかわ鉄道線内を引き続き走行して金沢駅まで行きます。電車に乗車している限りでは、そのような事を意識する事は全くありません。
IRいしかわ鉄道に入って最初の停車駅は森本駅です。この駅から金沢市に入りました。駅も屋根があり近代化している感じになりました。
森本駅を過ぎると北陸新幹線の線路を見ながらラストスパートと言う感じにあります。そして急に雪が吹雪いて来ました。最後まで天気が目まぐるしく変わるなと言う感じです。
東金沢駅を過ぎるといよいよ次は終点の金沢駅です。駅近くになると車両基地が見えるのですが、停車している車両も少なく昔とは役割も違うんだなと思いました。昔は在来線特急や古くは寝台列車もあり、恐らく賑わっていた基地だと思います。
そして金沢駅に到着です。行きは1時間弱で金沢・七尾間を移動しましたが、帰りの七尾・金沢間は1時間半掛かりました。当たり前ですが、特急は早くて快適だなと普通電車に乗車して思いました。行きに利用した時には1時間弱の区間をどれだけ特急利用するお客さんが七尾までいるのかなと思いましたが、普通電車に乗車すると、改めて特急の価値が分かった気がします。その一方で、普通電車で各駅を見ているとJR七尾線の本質が見れたような気がします。乗車前はもっとガラガラのローカル線なのかなと思っていましたが、実際に乗車すると地元客の利用が各駅であり、能登半島の重要な公共交通としての役割があることが分かります。これからも沿線と共に七尾線が永続的に活躍していって欲しいなと思いました。行きと帰りで違う種別に乗車出来て良かったです。
この後は予約した北陸新幹線で東京に帰るだけなのですが、出発まで少し時間があります。と言うか雪で遅れる事も念の為想定して少し余裕のある時刻の新幹線を予約していました。最後に金沢ならではの食事をしてからと思い、8番らーめんと迷ってこちらのゴーゴーカレーを食べる事にしました。この反対側に8番らーめんがありどちらも入れそうだっただけに迷いました。今回の旅行中に鯖江で8番らーめんを食べたのもあります。
定番のロースカツカレーを注文しました。変わらない見た目にニンマリと言う感じです。ロースカツは熱々のサクサクでドロドロしたカレーとの相性がバッチリで美味しいですね。キャベツもカレーによく合います。穴水駅で寿司を食べていたので、小盛で注文したのですが、普通サイズでも余裕で食べれたなと途中から思ったのが唯一の後悔ポイントでした。
正直今は東京でもゴーゴーカレーは食べれますが、金沢で食べるのは気分も違います。東京に戻る前に金沢らしさを感じる食事が出来て良かったです。
その後は新幹線ホームに移動して、予約した新幹線に乗車して帰ります。この日は3連休の最終日と言う事もあり、満席の状態でした。しかも最速のかがやき号で停車駅は、富山、長野、大宮、上野と言う事で指定席を取るのも結構大変で通路側を何とか確保して最短で帰る事が出来、今回の北陸旅を無事に終えました。
今回の旅行で初めて新幹線で北陸に来ましたが、昔に小松空港を起点に金沢や福井を観光した時と比べて随分と手軽に行く事が出来るようになったんだなと実感しました。また機会を作って北陸地方に来て観光したいなと思います。
今回の様子を動画にしていますので、合わせてご覧下さい。